【30万円投資でおすすめ金融商品3つ】筆者の資産運用実績も公開

30万円の投資でおすすめの金融商品には、一体何があるのでしょうか?

まず結論ですが、投資初心者の方には、完全にお任せの資産運用ができるロボアドバイザーや、米国S&P500指数に連動する投資信託などを購入してインデックス投資をするのが無難でしょう。一方で、既に株式や投資信託などを購入したことがある方であれば、ソーシャルレンディングを利用し、分散投資を実施するのもおすすめです。

今回はおすすめの投資先についてや、そもそもの投資と資産運用の違いなども踏まえて初心者にもわかりやすくご紹介します。

そもそも投資と資産運用の違いとは?貯蓄と投資の違いとは?

まずはそもそも、投資と資産運用の違いについてもご紹介します。

まず、資産運用とは、自分が持っている資産を貯蓄・投資し、効率的に増やしていくことになります。簡単に図式すると、「資産運用=貯蓄+投資」ということになります。それでは、ここで言う「貯蓄」と「投資」とは何でしょうか?

貯蓄とは?

貯蓄とは、どこかにお金を貯めていくことです。イメージしやすいのは、銀行への預金です。

銀行にお金を預けて、銀行口座の預金残高を増やしていくような活動のことをさします。ですが、貯蓄の場合は資産が減ることが無い代わりに、大きく増えることもないという特徴があります。

現在では、メガバンクなどの大手銀行にお金を預けていても金利が0.001%しかつかない時代ですので、貯蓄以外の方法でお金を増やすことを考えるのが鉄板です。

投資とは?

一方、投資とは、お金を何かに投じてお金を増やすことです。

投資したお金(投資元本)が減るリスクはありますが、貯蓄と違って、資産が大きく増える可能性のある活動です。代表的な投資先としては、株式・債券・投資信託などの金融商品があります。

資産運用とはお金を貯めながらお金でお金を増やす活動

資産運用

ここで一度資産運用についてまとめますが、つまり資産運用とは「お金を貯めながら、お金でお金を増やしていく活動」になります。

一説では、1,000万円以上の金融資産がある場合は「資産運用」となり、1,000万円が貯まるまでは「資産形成」と区別することもあるようです。ですが、最近では数千円〜1万円程度の少額から始められる金融商品も続々と出てきているため、特段そのような区切りをする必要もないように思います。

これまでは、ある程度お金があった人達だけが意識する必要があった「資産運用」ですが、テクノロジーの発達によって、今では資産運用の門戸は多くの人々に開かれているのです。当サイトでは、会社員向けに貯金1000万円の投資戦略を解説した記事に加えて、投資金額別におすすめの資産運用法もご紹介していますので、よければ参考にしてみてください。

投資金額 詳細
200万円 200万円のおすすめ資産運用方法
300万円 300万円のおすすめ資産運用方法
500万円 500万円のおすすめ資産運用方法
500万円 500万円のおすすめポートフォリオ事例
1000万円 1000万円のおすすめ資産運用方法
1000万円 1000万円のおすすめポートフォリオ事例

資産運用初心者向けロボアドバイザーのウェルスナビ(WealthNavi)とは?

まず、30万円の投資で一番簡単なのは、コンピューターが自動でポートフォリをを決めてくれて、自動で運用してくれるロボアドバイザーのWealthNaviを利用する方法です。

WealthNavi(ウェルスナビ)は、ロボアドバイザーにおいてユーザー数・預かり資産ともにNo.1のサービスで、10万円から利用することができ、完全にお任せで自動で国際分散投資をしてくれます。

WealthNaviの場合は、最初に簡単な6つの質問(自分の年収や金融資産など)に答えるだけで、自分にあった資産運用プランを提案してくれます。

ウェルスナビの運用開始2ヶ月で+6%以上のリターン

WealthNaviは、2016年1月にサービスを開始して以来、ドル建てでも円建てでも、高い運用実績をあげています。

実際に筆者がリスク許容度を5に設定してウェルスナビで運用を開始したところ、開始2ヶ月で+6%以上のリターンとなっています。

ウェルスナビの手数料は長期割引があり

ウェルスナビは購入時の手数料がかからず運用手数料も年率1%のみと、一般的なアクティブ型の投資信託よりも信託報酬も安くなっています。

さらに、50万円以上の投資を行うと半年で0.01%ずつ、200万円以上なら0.02%ずつ手数料が最大0.90%まで割引される長期割の制度も組み込まれています。ウェルスナビは2018年8月には預かり資産総額が1,000億円を超え、2019年には1,700億円を超えています。

WealthNavi(ウェルスナビ)は10万円から資産運用が可能

WealthNaviの場合は、10万円から資産運用が可能です。

そのため、例えば最初から30万円を運用するのではなく、まずは20万円を入金して、その後の運用実績が良いようであれば、追加で10万円を入金することも可能です。また、WealthNaviはいつでも解約が可能ですので、お金が必要になったら出金すれば問題ありません。

筆者も実際に景気の先行きが不透明な際には2度出金を行なっています。具体的にウェルスナビで資産運用を始める手順としては、まずは口座開設をします。

その後、リスク許容度5段階のうち、自分に合った運用プランを選択します。その後にWealthNaviにインターネットバンキングからお金を入金します。

そうすると、あとは自動で資産運用や税金の計算を実施してくれますので、特に私たちがやることはありません。さらに自動積立投資の設定をしておけば、勝手に口座から引き落としてもらえます。

WealthNavi(ウェルスナビ)は土日でも入金が可能

WealthNaviは土日でも入金が可能ですので、週末からでも資産運用を始めることができます。

具体的には、三井住友銀行・みずほ銀行・三菱UFJ銀行・住信SBIネット銀行・ソニー銀行・イオン銀行などのインターネットバンキングサービスを利用していれば、即時にクイック入金が可能です。

例えば住信SBIネット銀行を利用して入金をする場合、下記のような画面が表示されます。

こうして振込する内容に問題がなければ、実際にお金を入金します。そうすると、最短で翌営業日からETFを購入してくれて、自動で資産運用を初めてくれます。

WealthNaviには証券会社と同じ体制が整っていますので、口座開設時に「源泉徴収ありの特定口座」を選択すれば、税金の計算も自動でやってくれますので、原則確定申告も不要です。

また、得られた利益に対しては、申告分離課税で一律20.315%しか税金がかかりません。ですので、株式や投資信託と同じように、WealthNaviは税金面でも優遇されている金融商品です。

既に投資に馴染みのある方にはソーシャルレンディング

一方で、既に株式や投資信託などに投資をしたことがある方には、ソーシャルレンディングがおすすめです。と言いますのも、株や投資信託などとは、異なる性質を持った金融商品だからです。

ソーシャルレンディングは、お金を借りたい人と貸したい人を結びつける金融仲介サービスです。そのため、私たち投資家からネット上でお金を集めて、お金を借りたい企業にお金を貸し付けます。

お金を借りたい企業については、ソーシャルレンディング業者がきちんと審査をしますので、誰でも借りられる訳ではありません。

そうして無事お金を借りた企業からお金が返済されれば、金利分が私たち投資家の収益となります。

ソーシャルレンディングは株式市場などの影響を受け辛い

また、ソーシャルレンディングの本質は、企業に貸したお金が無事返ってくるかどうかですので、日本経済や株式市場の動向に影響され辛いです。

現在日本には20近くのソーシャルレンディング業者が存在し、中には不動産担保を取得した上でお金を貸し付ける不動産特化型ソーシャルレンディングも存在します。

そのため、最悪貸し倒れが発生した際も、取得した不動産担保を売却することで、損失を限定的にできるようにリスクヘッジしている場合もあります。

例えば筆者も口座を開設しているソーシャルレンディング事業者には、上場企業が運営するOwnersBook(オーナーズブック)があります。

OwnersBookは1万円から投資が可能で実質利回り4%〜6%程度

ロードスターキャピタル株式会社が運営する『OwnersBook』は、実質利回りが4%〜6%(最高は14%以上)と高くなっており、2014年のサービス開始以来、貸し倒れも一度もありません。

全ての案件に不動産担保がついていますので、最悪貸し倒れが発生した場合、取得した不動産担保を売却することで、ある程度の損失が補填される可能性が高いです。

また、OwnersBookは1万円から投資が可能です。そのため、最初は少額から投資を初めて、徐々に資金を増やしていく利用者も多いようです。

OwnersBookは口座開設手数料や口座維持手数料などは無料ですので、実際に投資案件を確かめたい方は、まずは無料登録をされてみるのも良いでしょう。

貸付ファンド投資のfundsは実質利回り1.5%〜6%程度

2019年からは、主に上場企業への貸付ファンド投資の『funds』が新しく誕生しました。Funds(ファンズ)は、一言で言うと「貸付ファンドのオンラインマーケット」です。

投資家である私たち個人は、貸付ファンドを通じて、主に上場企業への「貸付け」に対して投資をすることができ、その利息をもとに分配金を得ることができます。

ファンドを組成して運営する企業については、Fundsを運営する株式会社クラウドポートの審査を通過した企業のみで構成されています。実際には貸出先は上場企業などが多くなっており、上場企業が借りたお金を返済できないと大問題になりますので、なんとかして返済することが想定されます。

従って、簡単に言うとFundsは、株式会社クラウドポートの企業の審査能力を信頼できるのであれば、投資をしても良いとの判断が可能になると言えます。

ただし、Fundsは案件公開後にあまりにも人気が殺到したため、案件募集後に先着順で投資を行う仕組みに加えて、事前の抽選形式も導入されました。Fundsも口座開設手数料や口座維持手数料はかかりませんので、まずは案件吟味のために無料登録されておくのがおすすめです。

30万円の投資でおすすめの3つの金融商品の比較表

サービス名 ジャンル 概要 公式サイト
WealthNavi ロボアドバイザー 国際分散投資 https://www.wealthnavi.com/
Ownersbook 不動産担保付きソーシャルレンディング 年利4〜6%程度 https://www.ownersbook.jp/
Funds 上場企業向け貸付ファンド投資 年利1.5〜6%程度 https://funds.jp/

以上になりますが、資産運用は実践を積めば積むほど、上手くなっていくものです。

若いうちから投資や資産運用に馴染んでおくことで、老後に初めて資産運用を初めて失敗する可能性を減らすことができます。老後に退職金をもらって初めて資産運用を始めた場合、それまでの経験値がありませんので、ころっとうまい話に騙されてしまう可能性すらあります。

ぜひ自分に合った投資先で、若いうちから資産運用を実践してみてください。当サイトでは他にもおすすめできるロボアドバイザーやソーシャルレンディングを紹介しておりますので、よければ参考にしてみてください。