貯金2000万円を資産運用して増やす方法4つ!性格別のおすすめ運用スタイル

資産運用

コツコツ貯金をして2000万円を貯めた方、相続でいきなり2000万円を手に入れた方など、2000万円の資産運用でお悩みの方には様々な方がいらっしゃると思います。

そこで今回は、筆者の経験も踏まえ、2000万円の資産運用で全くおすすめしない方法と、本当におすすめできる4つの方法をお伝えします。なお、2000万円のうち1000万円は貯金して1000万円を投資に回したい方は、1000万円の資産運用でおすすめの方法をご確認ください。

当サイトでは、実際の筆者の2000万円の資産運用ポートフォリオもご紹介していますので、併せて参考にしてみてください。

筆者の2000万円の資産運用検討時の体験談と不動産投資の失敗

株式投資

ちなみに、筆者の場合は2000万円で不動産投資を検討した時期があり、その際に中古マンション投資セミナーに参加しました。

ですが、そこでは実際に自分では投資をしたことも無さそうな不動産の営業マンにマンション投資を勧められ、そんな人に相談するだけ時間の無駄だったと思ったことがありました。

そんな営業マンの彼は「2000万円で一番簡単に儲かるのは株ですよ」と言っていましたが、本当に2000万円で株式投資を検討したことがある人であれば、そのような発言をすることは無いでしょう。

なぜなら、株式投資は簡単に儲かるものではないからです。そんなに簡単に儲かるのであれば、世の中の大半の人は株で億万長者になっています。

全くおすすめしない2000万円の資産運用の方法は金融機関への相談

銀行

他にも全くおすすめできない2000万円の資産運用の方法としては、銀行や証券会社へ相談しにいってしまうことが挙げられます。

何故ならば、金融マンの多くは数千万円規模の資産運用の相談に対して、全く親身になって話を聞いてくれないからです。彼らにとっては、あなたの金融資産が増えようが減ろうがどうでも良く、手数料収入が取れて、自分が上司や会社から評価されさえすれば良いのです。

また、メガバンクや大手証券会社の場合は、顧客に富裕層をたくさん抱えています。そのため、数千万円の資産運用よりも、億単位の資産運用をしてくれる顧客対応を優先しがちです。それは、その分金融機関が手数料をたくさんとれるからです。

金融マンは資産運用のプロではなく金融商品セールスのプロなので要注意

ポイント投資

そもそも、冒頭の不動産の営業マン自身が不動産投資のプロではないように、金融マンは資産運用のプロではなく、金融商品セールスのプロです。そのため、私たちが資産運用について知識もなく相談しにいってしまっては、投資信託を購入させられてしまうのが落ちです。

そして、適当に購入した投資信託でお金を稼ぐことができるのならば、今頃世の中には、金融機関に相談しにいったことでお金持ちになった人々が沢山溢れています。それではこのような前提を踏まえた上で、2000万円を資産運用する4つの方法をご紹介します。

貯金2000万円を資産運用する4つの方法

貯金2000万円を資産運用する4つの方法
  1. 全くリスクを取りたくない方向けの方法
  2. 自分で投資先を選んで資産を増やしたい方向けの方法
  3. 資産運用はプロに任せたい方向けの方法
  4. リスクを取って一発大きく当てたい方向けの方法

大前提として、万人にとって正解な資産運用の方法はありません。と言いますのも、人によって金融資産も、年齢も、仕事も、家族構成も違いますし、ギャンブル好きなのかコツコツ派なのか、性格もだいぶ違うからです。

従って、自分にあった資産運用を選ぶことが大切です。そこで今回は、性格タイプ別に2000万円の資産運用方法を4つほどご紹介します。

タイプ①:全くリスクを取りたくない方向けの運用方法

リスク

まず、とにかくリスクを取りたくないという方は、そのまま貯金を増やしていく、定期預金をする、個人向け国債で運用するのも一手です。ですが、そのまま何も考えずにお金を貯金していると、数年後に思ったよりもお金が貯まってない可能性があります。

コツコツ型は毎月の収入と支出を把握するのがポイント

ですので、まずはきちんと毎月の収入と支出を把握することが大切です。

毎月の収支を黒字にして、給料が上がったり貯金が増えたりしても、いきなりは生活水準を上げないことが重要です。生活水準をあげて身の丈以上の支出が伴うと、せっかく貯めた2000万円も、あっという間になくなるからです。

特別支出用の銀行口座を作って資産を別管理しておく

また、生きているからには、冠婚葬祭などで急な出費があったりもします。

ですので、そのような時のために特別支出用の銀行口座などを作って、資産を別管理しておくのも良いでしょう。そもそも、銀行にお金を預けている場合、万一その銀行が破綻した場合、預金保険法によって元本1,000万円までと破綻日までの利息しか保証されません。

そのため、すでに1000万円の貯金残高がある方で、大手銀行のみを使われている方などは、ネット銀行などのサービスの良い銀行を併用されるのも良いでしょう。

タイプ②:自分で投資先を選びたい方向けの運用方法

続いて、多少リスクを取ってでも自分で投資先を検討したい方であれば、資産運用の選択肢は広がります。

例えば、年利7%程度で良いのであれば、S&P500連動型のETFにコツコツと積立投資を行うのが良いでしょうし、それ以上のリターンを目指すのであれば、ソーシャルレンディングを利用するのも一手です。

ソーシャルレンディングとは、インターネット上でお金を借りたい人・企業と、お金を貸したい人・企業を結びつける、金融仲介サービスです。そのため投資家にとっては、お金を貸し出した企業からお金が無事返済されれば、金利収入がリターンとなります。一方でリスクは、貸出先の企業が倒産するリスクです。

しかしながら、当然ソーシャルレンディング業者が貸出先の審査をしますので、どんな企業でも簡単にお金を借りれる訳ではありません。また、最近では不動産担保が付いている案件も多数あります。

2000万円をソーシャルレンディングで運用した場合の投資収益シュミレーション

投資収益シュミレーション

実際に、ソーシャルレンディングサービスをみてみると、5ヶ月で8%もの利回りが享受できる投資案件がありました。

そこで2000万円でシュミレーションをしてみますと、税引後の収益は60万円弱になります。ですので、定期預金よりも利回りははるかに良いですし、ほぼ確実に資産が増えていくことがわかります。

また、ソーシャルレンディングは、一度投資を実行したらお金が返済されるまで、しばらくほったらかしでも良いため、株式投資のように株価の上げ下げに一喜一憂することもありません。実際に筆者も投資したソーシャルレンディング案件について気にすることは、ほぼありません。

ただし、先ほどもお伝えしたように、ソーシャルレンディングは利回りが高い分、貸出先の貸し倒れリスクなどの元本割れのリスクはあります。そのため、ソーシャルレンディングの中でも、どの案件に投資するか?を、きちんと見極めてから投資する必要があります。

しかし、実際の貸し倒れ率は、上場企業に貸付を行うファンズや、上場企業が運営する不動産特化型クラウドファンディングOwnersBookであれば、サービス開始から0%となっています。

年利1.5%〜6%程度の安定的な利回りを狙うならファンズ(Funds)が一番おすすめ

【公式サイト】https://funds.jp/

初心者には、上場企業向けのソーシャルレンディングである『ファンズ(Funds)』がお勧めできます。

投資家である私たち個人は、貸付ファンドを通じて、企業の「貸付け」に対して投資をすることができ、その利息をもとに分配金を得ることができます。例えば、実際にどんな案件があるのかと公式サイトを確認すると、東証一部上場企業や東証二部上場企業が募集するファンドに投資できることがわかります。

ファンド組成企業(上場企業など)のファンドへ投資

ファンドを組成して運営する企業については、Fundsを運営する株式会社クラウドポートの審査を通過した企業のみで構成されています。実際には上場企業が多くなっており、基本的には上場企業が返済できないと大問題になりますので、なんとかして返済することが想定されます。

したがって、簡単に言うとFundsは、株式会社クラウドポートの企業の審査能力を信頼できるのであれば、投資をしても良いとの判断が可能になると言えます。

Funds(ファンズ)の運営会社の株式会社クラウドポートの信頼性

Funds(ファンズ)の運営会社は、クラウドポートというソーシャルレンディングの比較サイトや、マネーの手帳という資産運用のサイトを運営していたクラウドポート株式会社です。2019年にはFunds(ファンズ)の運営に集中するということで、クラウドポートなどの比較サイトは、上場企業の株式会社ZUUに事業譲渡をしています。

Funds(ファンズ)の信頼性については、今のところ「第二種金融商品取引業 関東財務局長(金商)第3103号」という金融庁登録の部分と、経営メンバーやアドバイザー陣に優秀なメンバーが集まっている点などからしか判断ができかねます。しかしながら、経営メンバーやアドバイザー陣を公式サイト(https://funds.jp/about)で確認する次第では信頼性は高いと判断できます。

2020年にはメルカリとのファンドも提供を始めたりと、今後に期待できるベンチャー企業の一社と筆者は考えています。

初心者には不動産担保付きのOwnersBookがおすすめ

【公式サイト】https://www.ownersbook.jp/

続いて、不動産担保つきの案件が良い方には『OwnersBook』がおすすめです。Ownersbookは全ての貸し出し案件で不動産担保を取得して、その上で不動産会社に貸出を行います。

ですので、万一貸出先企業から返金されなかったとしても、取得した不動産担保を売却することで、損失を補填することも可能です。また、OwnersBookは東証マザーズ上場企業のロードスターキャピタル株式会社が運営しているため、会社としての信頼性も高いです。

ただし、このようにある程度リスクを抑えた仕組みであるため、OwnersBookの案件は募集開始すぐに埋まってしまうことが殆どです。ですので、OwnersBookで案件が出た時に投資を検討されたい方は、まずは事前に無料登録しておくのがおすすめです。

このような不動産投資クラウドファンディングは今では色々と種類がありますので、いくつか比較して無料登録されてみるのがおすすめです。

ソーシャルレンディングで年間10%の利回りを達成した場合

配当

もし仮に、ソーシャルレンディングで年間10%程度の高い利回りを達成し、そこで得られたお金を再投資に回すとします。そうすると複利効果で、数年〜数十年で以下のような金額が手に入ります。

年間10%の利回りを達成した場合
  • 年間10%の利回りを5年間:約3,200万円
  • 年間10%の利回りを10年間:約5,200万円
  • 年間10%の利回りを20年間:約1億3,500万円

もちろんこのように全て上手くいくと考えるのは楽観的ですし、年によっては数%程度しか増えない場合もあるかもしれません。

ですが、じっくりとコツコツ資産運用をする意欲のある方にとって、ソーシャルレンディングは、投資信託以外の資産運用のポートフォリオの一つとして最適と言えるでしょう。

銀行融資を借りられるのであれば不動産投資も一手

不動産投資

また、多少リスクをとって資産運用をするのであれば、不動産投資を利用する方法もあります。筆者はそこまで強く不動産投資をおすすめする訳ではありませんが、不動産投資は、本業が忙しい会社員や士業の方には適している資産運用です。

なぜなら、上場企業の会社員や公務員、医者や弁護士などの士業の場合、自営業者よりも銀行からお金を借りやすいからです。ですが、そうは言っても不動産投資について何も知らないまま始めてしまっては、最終的に思った金額で売却できずに、大きな損失を出してしまう可能性もあります。

そこで、不動産投資に関しても、まずは不動産投資の無料セミナーなどを利用して、最低限の基礎知識をつけられることをおすすめします。

タイプ③:資産運用はプロに任せたい方向けの運用方法

資産運用

続いて、仕事が忙しくて資産運用について学ぶ時間が無い方は、自らの判断で金融商品に投資するべきではないでしょう。つまり、資産運用は投資のプロに任せてしまう方が良いです。

自分が理解できた金融商品にだけ投資をする

もちろん誰かに任せるとしても、自分が理解できた金融商品、信頼できる資産運用会社にだけお金を投資をするというスタイルが大前提ではあります。

また、投資のプロに任せるに当たっても、きちんと投資対象先を理解した上で、少額投資からチャレンジするのが無難です。そして、投資に慣れてきたら段々と投資金額を増やしていくという具合に、資産運用には慎重に取り組んでいくのがおすすめです。

資産運用を金融のプロに任せる2つの方法

金融のプロに任せる方法
  1. コンピューターやAIに任せる(ロボアドバイザーなど)
  2. 長年金融業界で経験を積んだプロに任せる(独立系運用会社の投資投信など)

プロに任せる方法としては、具体的にはロボアドバイザーを利用するか?、独立系資産運用会社の投資信託を利用するか?、という2つの選択肢が挙げられます。まずはロボアドバイザーについてご紹介します。

ユーザー数No.1・預かり資産残高No.1のロボアドバイザー「ウェルスナビ」

ウェルスナビは、上場企業が運営するロボアドバイザーサービスです。

自動で米国株・日欧株・新興国株・米国債券・金・不動産・現金と幅広く国際分散投資をしてくれるため、一度資金を預けたら完全に放置で大丈夫です。リバランスなども自動で行ってくれるため、何もやることがありません。

手数料は年率1%程度かかりますが、実際に運用を開始すると、それ以上のリターンを得ることができています。今後何十年にわたる資産運用のシミュレーションも可能で、一度投資を始めたら本当にコツコツと毎月積立投資を行うだけです。

自分で個別のETFや株を選ぶ時間がない方には、ウェルスナビなどのロボアドバイザーはおすすめの資産運用方法です。

ウェルスナビに加えてLINEスマート投資やひふみワールドの併用もおすすめ

また、2019年からはLINEと提携してスマート投資(ワンコイン投資)もできるFOLIOに、筆者は口座開設をして資産運用をしています。

LINEの場合は500円から始めることができ、LINEPAYで決済できるため、クレジットカード引き落としでLINEポイントを貯めることができます。2020年4月末までは手数料も無料だったため、ウェルスナビよりお得に資産運用をすることができました。

また、ウェルスナビ一本だけでは不安な方には、独立系資産運用会社の投資信託である「ひふみ投信」もおすすめです。ひふみ投信は日本の投資信託の中では圧倒的なパフォーマンスを出しており、10年間で約5倍のリターンとなっています。

ひふみ投信のリターン

筆者はひふみワールドに1年間継続投資をして、実際に無事含み益がでています(年率114%程度)。

マイページ|レオスWEBシステム

それぞれウェルスナビもひふみ投信も年率1%程度の手数料で、長年の資産運用で大きく資産を築くことが可能ですので、完全におまかせ投資をしたい方にはおすすめの投資先です。

タイプ④:リスクを取って大きく当てたい方向けの運用方法

ハイリスクハイリターン

最後に、リスクをとって億万長者を目指したい方は、株式投資に挑戦されることをおすすめします。

株式投資であれば、毎年1年間で10倍以上値上がりする銘柄が必ず存在するからです。なお、ハイリスク・ハイリターンという観点ではFXなどもありますが、専業トレーダーになって短期トレードができる方以外には適していないでしょう。

なぜならば、多くの人は1日中PCの前に張り付いてもいられませんし、日々の値動きを意識しながら短期トレードをする時間もないからです。そのため短期トレードに取り組みたい方は、専業(本業)として取り組むべきでしょう。

株式投資は中長期での投資が可能だけれども…

一方、株式投資であれば、中長期での投資が可能です。きちんと投資対象を分析した上で資産をつぎ込めば、2,000万円の元本から数億円のリターンを生む可能性もあります。

しかしながら、株式投資についても何の知識もないまま始めてしまっては、株式市場に存在するプロ投資家のカモにされてしまうのがオチです。

ですので、基本的にはまずは株式投資について十分に学んでから始めるのがおすすめです。本などで独学で学んでも良いのですが、おすすめは株式投資スクールの利用です。

株式投資スクールの活用が一番おすすめ

株式投資スクールであれば、最初から成功者から直接効率よく学ぶことができます。

筆者は過去に総合マネースクールのファイナンシャルアカデミーが提供している、株式投資スクールの無料体験会に参加したことがあります。

ファイナンシャルアカデミーは2002年からサービスを提供しており、述べ50万人以上が利用した実績のあるスクールです。アドバイザーには元官僚の竹中平蔵氏なども参画しており、株式投資に限らず資産運用の初心者向けに毎週お金の教養講座という無料体験会を開催しています。

資産運用や投資に関心のある方は、まずはファイナンシャルアカデミーのお金の教養講座の無料体験会に参加されることをおすすめします。

特にしつこい勧誘などもなく金融商品を売りつけられることもありませんし、参加するだけで資産運用・不動産投資・株式投資・FXの基礎が一挙に学べますので、土日や平日夜に時間がある方は、実際に足を運んでみるのが一番おすすめです。