【ひふみ投信の口コミ】買い時はいつ?今後も期待できるため投資した感想

ポイント

筆者も口座を保有している、ひふみ投信の今後の見通しをお伝えします。

ひふみ投信は、R&Iファンド大賞という、優れた実績をもつ投資信託におくる賞において、最優秀ファンド賞を4年連続で受賞している投資信託です。結論としては今後も成長が期待できるため、筆者としては継続投資というスタンスです。

【2020年追記】筆者の運用成績も含み益で推移中(ひふみワールド含む)

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今の所筆者の投資運用成績もプラスで推移しています。ひふみ投信は主に日本の成長企業に投資をするアクティブ型(積極的な運用でハイリターンを狙いに行く)のファンドで、直近数年間のリターンが実際に20%を超えているため、人気が出ています。

2017年にはひふみ投信のファンドマネージャーである藤野英人氏が、カンブリア宮殿などのTVに出演したりと、運用者の顔が実際に見えることも、人気要因の一つと言えます。ただし、筆者としては今から投資するなら、世界株に投資を行うひふみワールドや、国際分散投資ができるロボアドバイザーのウェルスナビLINEスマート投資も組みわせた方が良いかとは考えています。

その理由は、ひふみ投信のファンドサイズが大きくなりすぎており、これまでと同じようなリターンを出せるか難しい局面に差し掛かっているからです。

これまでのひふみ投信の利回りやリターンは?

ひふみ投信

ひふみ投信の実際の利回りは、ヤフーファイナンスなどで確認することができます。このようにチャートをみた限りでも、ひふみ投信の基準価格は着実に上昇しており、純資産額も順調に増やしていることが分かります。

当然年によって差はありますけれど、年率20%以上のリターンというのは、間違っていないようです。ひふみ投信は2008年10月に始まった投資信託ですので、実際に「10月」を基準として過去の推移を確認してみます。

2008年からのひふみ投信の基準価格と純資産の推移

年月 基準価格(円) 純資産(百万円)
2008年10月 10,070 189
2009年10月 12,158 441
2010年10月 10,721 991
2011年10月 12,579 1,538
2012年10月 13,799 2,755
2013年10月 22,049 9,509
2014年10月 26,178 15,409
2015年10月 32,181 25,793
2016年10月 34,401 34,565
2017年9月 44,697 84,661
2018年9月 52,641 148,859
2019年9月 45,304 128,221

このような基準価格と純資産額の推移を確認すると、2008年から投資をしておけば、10年間で5倍以上のリターンを得られていたことが分かります。つまり、ひふみ投信が始まった2008年に1,000万円を預けておけば、今頃5,000万円程度の資産になっている訳です。

投資信託で得られた利益に対しては一律20.315%

また、投資信託で得られた利益に対しては、申告分離課税制度が適応されます。

そのため、得られた利益は他の給与所得として合算されて所得税がかかることはなく、一律20.315%の税金しかかかりません。ですので、売却すればおおよそ8割程度が手元に現金として残る計算です。

このような税制面の優遇があることも、ひふみ投信が人気な理由の一つとなっています。

ひふみ投信の手数料は年率1%程度

ひふみ投信の手数料は、預けたお金(純資産額)に対して年率1.0584%の信託報酬料と、年率0.0054%の監査費用のみとなっています。

購入時の手数料は無料、解約時の手数料(信託財産留保額)も無料です。ですので、100万円分を購入したら大体1年間に1万円ぐらいの手数料と考えて良いでしょう。

この手数料が安いのか高いのか?というと、一般的な投資信託は購入時に3%程度の購入手数料がかかったりしますので、それらと比較すると安いと言えます。

アクティブファンドの投資信託と比べると手数料は安い

ひふみ投信は「アクティブファンド」という、大きなリターンを得るために、積極的な運用をするスタイルの投資信託です。

アクティブファンドは、高いリターンを得られる可能性がある分、一般的にはその手数料は1.5%以上と高くなっています。従って、一般的な投資信託と比べても、ひふみ投信の手数料は安いとは言えます。

ひふみ投信は長期保有をすると手数料が更にお得になる

また、ひふみ投信は、長期保有者に向けて「資産形成応援団」というサービスを提供しています。

これは、5年以上の保有で資産残高の年率0.2%、10年以上の保有で年率0.4%を、応援金としてお返しするという制度です。そのため、長期保有のスタイルを嗜好する投資家にとっては、お得な手数料設計となっています。

LINEワンコイン投資(LINEスマート投資)であれば手数料が無料

ただし完全にお任せの資産運用が可能な、ロボアドバイザーのLINEワンコイン投資であれば2020年4月まで運用手数料が無料です。LINEワンコイン投資も得られた利益に対する税金は一律20.315%です。

ですので、このような手数料面だけを鑑みると現在はLINEスマート投資の方が一番お得です。LINEワンコイン投資はLINE PAY決済で投資ができるため、毎月の積立金額に応じてLINE PAY残高も付与されます。

筆者の場合は毎月10万円積立投資をしているため、付与率が2%となり、LINE PAY残高に毎月2000円ほどのお金が付与されます。お店での支払いや、友達への送金でも使えますので大変便利です。

さらに、冒頭でお伝えした様にひふみ投信はファンドサイズが大きくなりすぎていることから、今後もこれまでと同じ様なリターンが見込めるかどうかは不明です。

これから投資を始めようと考えている方は、2019年から新しく始まったLINEワンコイン投資などのロボアドバイザーの方が、国際分散投資ができて良いでしょう。

ひふみ投信の口コミや評判は良い?悪い?

ひふみ投信のリターン

以上のように、ひふみ投信は直近の成績を見ても利回りは20%を超えており、他の投資信託と比べた際に手数料も安いので、かなり高いパフォーマンスを発揮している投資信託と言えるでしょう。

そんなひふみ投信のネット上の口コミは、これだけのパフォーマンスを出していますので、基本的には良いものが多いです。

また、ひふみ投信は定期的に無料のセミナーも開催しています。

ですので、ひふみ投信の内容をしっかりと内容を理解したい方や、どんな人が運用しているのかを知りたい方は、一度ひふみ投信の公式サイトから、無料セミナーに参加してみても良いでしょう。

ひふみ投信代表の藤野氏の経歴や今後の信頼性は?

続いて、ひふみ投信を運営する「レオスキャピタルワークス株式会社」の代表取締役社長であり、最高投資責任者である「藤野 英人」氏の経歴を確認します。

野村投資顧問(現:野村アセットマネジメント)、ジャーディンフレミング(現:JPモルガン・アセット・マネジメント)、ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメントを経て2003年レオス・キャピタルワークス創業。CIO(最高運用責任者)に就任。2009年取締役就任後、2015年10月より現職。

中小型・成長株の運用経験が長く、ファンドマネージャーとして豊富なキャリアを持つ。東証アカデミーフェロー。

出典:かんたん・あんしん ひふみ投信

このように、藤野氏はずっと投資業界にてキャリアを積まれた方です。ですので、資産運用業界における金融のプロ中のプロとは言えるでしょう。

ちなみに藤野氏はテレビの『カンブリア宮殿』にも2017年2月に出ています。また、個人のFacebookなどのSNSも公開していますので、運用責任者が一体どんな人か気になる人は、SNSなども確認してみても良いでしょう。

ひふみ投信の買い時(購入に良いタイミング)や買い方

ひふみ投信の購入については、公式サイトからインターネット上で申し込みをすることで、簡単に購入が可能です。

なお、ひふみ投信の購入タイミングは、もちろん一時的に基準価格が下落した際に購入できればベストですが、中々そのタイミングぴったりの時に購入するのは難しいです。

ですので、初心者が購入する際に一番無難な方法は、積立投資です。例えば、合計30万円ほど購入したいのであれば、10万円ずつ3ヶ月に分けて購入するのも一手です。

特に、長期間での資産運用を検討されている方は、スポット的に購入するよりも、毎月コツコツ自分が利用している銀行口座から、数万円なり数十万円を積み立てて投資するのが良いでしょう。

常に投資信託の基準価格に気を配り、下落した時だけに購入するのも、実際は手間がかかって大変です。そのため長い目で見れば、コツコツと積み立てで投資をするのが一番お得になるでしょう。

ひふみ投信の利用が向いている人やおすすめな人の例

主婦の資産運用

以上を踏まえて、ひふみ投信の利用が向いている人は以下のような方になります。

ひふみ投信は資産運用をお任せしたい初心者向け

ひふみ投信が向いている人
  • 資産運用は金融のプロに任せたい方
  • どの投資信託を選べば良いか分からない方
  • 誰がどんな方針で運用するのかを知っておきたい方
  • これまで我流の投資や資産運用で失敗してきた方
  • 毎月銀行口座から勝手に積立投資をしてもらいたい方

ひふみ投信は、メガバンクや郵貯銀行などの各種銀行口座に対応しています。そのため、基本的には多くの人が日々利用している銀行口座から、直接ひふみ投信の投資信託へ自動で積立することができます。

ひふみ投信は1万円から未成年でも購入可能

また、ひふみ投信の積立額は1万円から可能で、未成年向けには「くるみ口座」という制度もあります。

投信信託は今では星の数ほどあります。どれを選んだら良いか分からない方や、これから資産運用を始めてみようという方は、一度ひふみ投信の利用を検討してみても良いのではないでしょうか。