述べ50万人以上が受講している、日本最大の総合マネースクールである、ファイナンシャルアカデミーグループ。
その代表である泉正人氏の「お金原論」を読みましたので、本書から投資哲学や資産運用に役立つ部分をご紹介します。本書の内容のご紹介と合わせて、まず著書の泉正人氏とは一体どのような方なのか?というところで、経歴や評判などもご紹介します。
ちなみに筆者は過去にファイナンシャルアカデミーの不動産投資スクールに30万円ほど払って参加しました。
当時はオフラインでの勉強会が主流ではありましたが、コロナ以降はオンラインが主流なようです。さらに今では月額3万円で、オンライン完結で不動産投資やお金に纏わる高度な知識を学べるIZUMI塾オンラインを受講できるようですので、かなり安くなった印象です。
ファイナンシャルアカデミーグループ代表の泉正人氏の経歴
ファイナンシャルアカデミーグループ代表。一般社団法人金融学習協会理事長。
日本初の商標登録サイトを立ち上げた後、自らの経験から金融経済教育の必要性を感じ、2002年にファイナンシャルアカデミーを創立、代表に就任。
出典:お金原論
本書においては、上記のような経歴が掲載されています。
また、2007年に出版された過去の泉氏の著書では、下記の経歴も紹介されています。
1974年、横浜市生まれ。中学卒業後、米国の高校(カリフォルニア)に単身留学。留学中に出会った美容師に憧れ、16歳で高校を中退。帰国して美容学校へ入学する。
その後、トップスタイリストを目指すが、美容師としての才能に限界を感じ、一転してビジネスでの独立を目指す。
23歳でITベンチャーへ就職。26歳で独立しITベンチャーを起業。
27歳でファイナンシャル教育を行う機関の必要性を感じ、日本ファイナンシャルアカデミー株式会社を設立し、たくさんの成功者を生み出している。そのほか、不動産のポータルサイトやインターネットカフェの経営など、事業家としても活躍。
また28歳のときに始めた不動産投資によって、3年間で15棟の不動産資産をもち、年間家賃収入2億円を得る。現在はそのノウハウを多くの人に伝えるため、自ら講演を行うカリスマ不動産投資家でもある。
出典:お金の脳トレ
こちらの泉正人氏の経歴を確認すると、一見起業家人生を歩んできた人物のように思われます。
また、生まれた家系でも、もともと事業を営まれていたようです。
著者の父親は国際弁理士として21年間事務所を経営してきたが、08年10月に会社を売却し、ハッピーリタイアを実現。
5年間にわたって父親の事業承継を二人三脚で支えてきた著者は、事業承継問題がこれから日本の大きな社会問題になるかもしれないことを痛感。
ただし、他の著書の経歴を確認すると、マサチューセッツ工科大学スローン経営大学院エグゼクティブコース(MITのMBA)を修了されており、神戸夙川学院大学客員教授などを勤めていたこともあるようです。
ファイナンシャルアカデミーグループ代表の泉正人氏の評判
実は、泉正人氏の評判はインターネット上にはあまり情報がありません。ですが、泉氏の著書を読むと、とてもロジカルな文体で書かれているところから、その人となりがぼんやりとは分かります。
簡単に印象をお伝えすると、ビジネスや投資を、実際のご自身の起業・経営・投資経験と、MBAで学ぶようなアカデミックなところの両輪から捉えている方、という人物のように思われました。
あまりメディアのインタビューなどには応じていないのかもしれませんが、ファイナンシャルアカデミーの公式サイトでメッセージは発信されています。
お金言論とは一体どのような本なのか?
お金言論には、30代で知っておきたい「お金の知性」の高め方という副題がついています。
しかしながら、本書の内容は30代の人に限らず20代の方でも40代の方でも、読んだら役に立つであろう、お金に関する内容がたくさん掲載されていると言えます。
特に、下記のようなお金の生活習慣病にかかっている方には、本書の内容は役に立つかもしれません。
お金の生活習慣病にかかっている方は要注意
- コンビニやスーパーでつい余計なものを買ってしまう
- 安いときにまとめ買いをしておく
- ストレス解消を言い訳に、衝動買いや飲み会がやめられない
- 宝くじを買う
- セールをしていたら「買わないと損」と思ってしまう
ついついこのような生活習慣を思い当たる節がある人も、実際のところは多いのではないでしょうか?
このような生活習慣がある場合、なかなか「お金」を貯めることができません。また、「お金」を貯めることができなければ、お金を投資して、お金でお金を稼ぐこともできません。
そのため、まずは今一度「自分が何にいくら使っているのか?」を確認することが大切です。
お金については既に成功している人から学ぶ方が効率が良い
そしてもう一点大切なのは、お金については成功者から学んだ方が早いということです。
もし既にあなたが泉氏よりも経済的に成功しているのであれば、特に本書から学ぶことはないのかもしれませんし、何もファイナンシャルアカデミーから学ぶこともないでしょう。
しかしながら、これまでお金について真剣に学んだことがない人が、将来的に今よりもお金を上手に稼いだり、お金を上手に使うことができるようになるのでしょうか?
お金について学んだ人の方がお金の稼ぎ方も使い方も上手
おそらく、「お金」について学び、実際にお金に関する経験を積んできた人物の方が、お金の稼ぎ方やお金の使い方も上手になっていくでしょう。
つまり、お金について学んだ人と学んでない人の差は、今後どんどん開いていってしまうのです。本書の著者である泉正人氏は、「お金」について学べる総合マネースクールの「ファイナンシャルアカデミー」も経営しています。
これを期に、「お金」についてもう少し真剣に学んでみようかなと思った方は、一度ファイナンシャルアカデミーのお金の教養講座の無料体験会に、まずは参加されてみるのがおすすめです。
初心者には「お金の教養講座」の無料体験会がおすすめ
お金の教養講座の無料体験会は、東京・神奈川・愛知・大阪で毎週開催されており、筆者も実際に参加したことがありますが、特にしつこい勧誘などは一切ありませんでした。
また、特定の金融機関が主催している訳ではないため、完全に中立な情報提供をしてくれて、特定の金融商品を販売してくる訳でもありませんので、信頼性は高いと言えます。オンラインでも受講できますが、実際に受講を検討されている方はオフラインでの参加の方が色々聞けるのでおすすめです。
そもそもお金とは何か?
続いて、本書では「お金」の歴史や、そもそも「お金」とは一体何なのか?、というところも紐解いています。
お金は「道具」の一つでしかありませんが、実はこの問いにきちんと答えられる人は、意外と少ないのではないでしょうか?
本書では、お金は信用を見える化したものとしても紹介されています。そして、収入は信用を数値化したものであり、その信用はこれまでの過去の行いによって作られるとしています。
現在高い年収を得られている方は、基本的にはそれまで過去に頑張った結果として、高い年収を得られている訳です。そして本書では、この信用にも2種類があると述べられています。
人間的信用と経済的信用とは?
- 人間的信用:印象、継続力、人脈・交友関係
- 経済的信用:職業・肩書き、勤務先・学歴、与信
- 両者に重なる部分:言動、行動、結果
高学歴で大企業で働いているお偉いさんであっても、あまりにも人格が酷ければ、人間的信用は得られないでしょう。
一方、学歴や職歴がなかったとしても、他部分での努力や、人脈や交友関係を駆使して、言動や行動によって圧倒的な結果を残せば、周りの人は認めざるを得なくなったりもします。
インターネットやSNSの台頭が信用の概念を変える
そして、これまでの時代は「学歴」や「職業」、「肩書き」などによって、簡単に世間から信用が得られた時代でした。
しかしながら、これだけインターネットやSNSが普及した現代においては、その人のこれまでの過去の行いや評判も、インターネットやSNSによって見える化され出しているのです。
2017年には、はあちゅう氏による著名クリエイターの告発がインターネット上で話題になりましたが、今後はどんどん悪事が隠せない世の中になっていくことでしょう。
仮想通貨の保有量がその人の信用となる可能性
そして、近年台頭している「仮想通貨」にも、実はそのような信用機能が付与されていくとも考えられています。お金に色はないとはよく言われますが、現在「法定通貨」である日本円の紙幣自体に、色はありません。
例えば、その日本円が詐欺や盗難などによって誰かに盗まれた1万円であったとしても、犯罪者はその盗んだ1万円を使って、何か商品やサービスを購入できるのです。
これは法定通貨の場合は、その価値を日本政府が保証していますので、例え不正に入手したお金であったも、信用や価値を持ってしまうのです。
ビットコインは全ての取引履歴が誰でも見える形で公開
しかしながら、仮想通貨ビットコインの場合は、全ての取引履歴がインターネット上に公開されており、世界中の誰もが見える形となっています。
そのため、仮にハッカーがビットコインを奪ったとしても、その取引履歴は世界中から監視されてしまうのです。将来的には、その人が保有している仮想通貨という資産は、不正無くして手に入れたものなのかどうか?も分かると思いますので、まさに信用の一つの形となっていくことでしょう。
以上のようなお金や資産運用の話に興味が出た方は、まずはファイナンシャルアカデミーのお金の教養講座の無料体験会、すでに不動産投資に関心のある方はIZUMI塾オンラインに参加されてみるのがおすすめです。