資産運用や投資に取り組みたいものの、土日だと投資や取引ができないことがあります。
例えば、投資信託にせよ株式投資にせよ、実際に購入するのは平日の市場が空いている時間でしかできません。また、FX(外国為替証拠金取引)であっても、24時間いつでもできる訳ではなく、実際は月曜日の早朝から土曜日の明け方までの間です。
そんな中、土日でもできる資産運用を6つほどご紹介します。筆者はすべてのサービスに口座開設をして実際に利用していますので、その感想も踏まえてお伝えします。
土日におすすめの主な資産運用・投資サービスの公式サイト一覧
種類 | サービス名 | 公式サイト |
上場企業向け貸付ファンド投資 | ファンズ(funds) | https://funds.jp/ |
新興国向けソーシャルレンディング | クラウドクレジット | https://crowdcredit.jp/ |
融資型クラウドファンディング | クラウドバンク | https://crowdbank.jp/ |
不動産担保型クラウドファンディング | OwnersBook | https://www.ownersbook.jp/ |
不動産担保型クラウドファンディング | ジョイントアルファ | https://join-to.jp/ |
不動産担保型クラウドファンディング | TECROWD | https://tecrowd.jp/ |
① 上場企業への貸付投資型クラウドファンディングのファンズがおすすめ
【公式サイト】https://funds.jp/
Funds(ファンズ)は、あらかじめ予定利回りと期間が決められた金融商品です。年利は1.5%〜6%程度の案件が多く、運用期間は半年〜1年程度です。
投資先は主に上場企業で、主に上場企業に貸し付けたお金が無事返済されれば、その分の利回りが私たちの収益となります。ファンズの良い点は、株式投資のように株式市場の動向を気にする必要がなく、ほったらかしの投資ができる点です。
Funds(ファンズ)の仕組み簡単で、投資家である私たち個人は、貸付ファンドを通じて、企業の「貸付け」に対して投資をすることができ、その利息をもとに分配金を得ることができます。
ファンドを組成して運営する企業については、Fundsを運営する株式会社クラウドポートの審査を通過した企業のみで構成されています。そして、借り手は実際には上場企業が多くなっています。
基本的に上場企業が返済できないと大問題になりますので、なんとかして返済することが想定されます。そのため、貸付先の投資リスクはあるものの、上場企業であればIR情報なども確認することができます。
ですので、通常のソーシャルレンディングよりもリスクが抑えられた金融商品になっているのです。ファンズは口座開設申請や資金の入金、投資の申し込みも土日でも行えますので、休日に資産運用を始めたい初心者の方にはおすすめです。
② クラウドクレジットなら自分の好きな時に新興国向け案件投資が可能
続いて、新興国向けソーシャルレンディングのクラウドクレジットです。ソーシャルレンディングとは、お金を貸したい人と借りたい人を結びつける金融仲介サービスです。
クラウドクレジットはペルーや東欧諸国などの案件を取り扱っているため、ファンズと比べて表面利回りは4〜13%と高くなっています。これまでに貸し倒れは一件もないため、企業としての余震判断能力は高いです。
上記は筆者のマイページですが、上記のように様々な案件が掲載されています。クラウドクレジットの経営陣には金融のプロフェッショナルが集っており、伊藤忠商事が出資していることもあり、企業としての信頼性も高い会社です。
冒頭のファンズよりは投資リスクが高くなりますが、その分リターンが見込めるのがクラウドクレジットです。様々な案件を取り扱っていますので、それぞれ無料登録して案件検討されてみるのもおすすめです。
③ 証券会社運営のクラウドバンクなら土日に入金して始めることが可能
【公式サイト】https://crowdbank.jp/
続いて『クラウドバンク』も土日に入金して投資を行うことができます。筆者の場合はクラウドバンクでは米国不動産のローンファンドに投資を行なっています。
『クラウドバンク』は、金融商品取引業第1種を取得している、証券会社の日本クラウド証券が提供する資産運用サービスです。基本的な仕組みはソーシャルレンディングや融資型クラウドファンディングと呼ばれるもので、インターネット上でお金を借りたい人と貸したい人をマッチングさせるサービスです。
投資家から集めたお金を企業に貸し出し、そのお金が無事返済されれば、その元本と利息分が私たち投資家に還元されます。クラウドバンクの場合は、1万円から再生エネルギーファンドや太陽光ファンド、米国不動産ローファンドなど、さまざまな案件に投資を行うことができます。
平均利回りは5.8%程度で期間も半年程度の短い案件も取り扱っており、通常の債券や定期預金などよりもはるかに高い利率で、運用期間も短いものが多いのが特徴です。
④ 上場企業が運営する不動産担保付きクラウドファンディング
【公式サイト】https://www.ownersbook.jp/
最後におすすめなのが、年利回り2〜6%程度を狙える、上場企業が運営する不動産担保付きのソーシャルレンディングです。上場企業のロードスターキャピタル株式会社が提供するは、不動産に特化したソーシャルレンディング(投資型クラウドファンディング)です。
OwnersBookの案件には貸付型案件とエクイティ型案件の2種類があります。貸付型案件の場合は、主に不動産投資会社に貸付を行うスキームになります。
不動産担保を取得した上で、不動産投資会社にお金を貸付、そのお金が無事に返済されると私たち投資家の利益となります。そのため、万が一お金を貸し出した先が倒産してしまっても、最悪不動産担保を売却することである程度の損失が補填できる仕組みです。
OwnersBookは、2014年のサービス開始から一度も貸し倒れがありません。また、運営企業のロードスターキャピタル株式会社は上場企業ですので、運営会社の信頼性も高いと言えます。
また、不動産担保クラウドファンディングは、OwnersBook以外にもさまざまな種類がありますので、興味がある方はおすすめ不動産クラウドファンディング比較ランキングをご参照ください。
⑤ ロボアドバイザーウェルスナビも土日に入金して始めることが可能
続いて『ウェルスナビ』は、ユーザー数が26万人以上・預かり資産残高2000億円以上のロボアドバイザーのNo.1サービス(2020年2月時点)で、土日に資金を入金して資産運用を始めることができます。
私たちユーザーは簡単な6つの質問に答えるだけで、ウェルスナビが最適な資産運用プランを提案してくれます。その後、私たちユーザーはプランを選択して銀行振込やネットバンクなどで資金を入金するだけで、そのプランに沿ってウェルスナビが自動で国際分散投資をしてくれます。
上記は筆者の資産運用の状況ですが、米国株・日欧株・新興国株・米国債券・金・不動産・現金に分散投資をしてくれて、投資先の資産のリバランスや税金の計算なども自動で行ってくれます。
そのため、ウェルスナビでは本当にほったらかしの資産運用が可能です。筆者も実際にウェルスナビで土日に資金を入金して資産運用始めてみましたが、本当に簡単で特にやることはありません。
一度資金を入金すればあとはあまり気にすることもありませんし、毎月自動で積立投資も可能です。
手数料も年間1%のみ(3,000万円以上の預かり残高の場合は0.5%)となっていますが、長期で資産運用を行うことで、50万円以上なら0.01%ずつ、200万円以上なら0.02%ずつ、最大0.90%まで手数料が割引になります。
株や投資信託は土日に注文をしておくことはできますが、購入することはできません。ウェルスナビであれば、資金を土日に入金しておけば、あとは自動で資産運用が最適なタイミングで始まります。とにかく手間がかからない資産運用を探されている方には、ウェルスナビなどのロボアドバイザーはおすすめです。
⑥ LINEスマート投資(ワンコイン投資)も土日に始めることが可能
『ワンコイン投資』も土日に始めることが可能な資産運用です。ワンコイン投資の場合は、LINE PAYからの引き落としが可能なため、クレジットカード決済が可能です。
LINE PAY決済をするごとにLINEのポイントが貯まりますので、よりお得な資産運用を実現できます。運用はロボアドバイザーのFOLIOと同じで、ポートフォリオは株式・債券・不動産・コモディティ・現金となっています。
筆者はFOLIOでも資産運用を行っていますが、ウェルスナビとそこまでの運用実績の違いはありません。
ワンコイン投資の良い点は、ウェルスナビよりも少額から始められる点と、クレジットカードからの引き落としが可能な点と、毎週や毎日など引き落としタイミングを分散することができる点です。さらに2020年4月30日までは手数料も無料ですので、コツコツと資産形成をしていきたい方にはおすすめです。
また、LINEワンコイン投資は、LINE Payマイカラーの対象になります。LINE Pay マイカラーとは、LINE Payの決済金額に応じてポイント還元率が変動するプログラムです(詳細は下記)。
- 《グリーン》支払い金額 : 10万円以上/月(付与率2%)
- 《ブルー》支払い金額 : 5万円~9万9,999円/月(付与率1%)
- 《レッド》支払い金額 : 1万円~4万9,999円/月(付与率0.8%)
- 《ホワイト》支払い金額 : 0円~9,999円/月(付与率0.5%)
ワンコイン投資サービスにおいてLINE Payから引き落とされた決済金額は、マイカラー判定の対象となります。そのため、LINEワンコイン投資を行うと、勝手にポイント還元率が高まるのです。
筆者は毎月10万円以上の積立を行なっていますので、それだけで毎月付与率2%で2000円がLINE PAY残高に反映されますので、通常の銀行預金をしているよりもはるかに高い利息のようなものをもらえます。
不動産投資も土日を活用して検討ができる資産運用の一つ
また、土日を活用して不動産投資に取り組むのも一手でしょう。不動産投資であれば、ゆっくり時間をかけて土日に物件を探したりすることもできます。
ただし、不動産投資を始めるにあたっても、何も知らないまま始めてしまっては、結果的に損をしてしまう可能性も高いです。そのため、まずは不動産投資に関する情報収拾が必要です。
そこで、無料の不動産投資セミナーが開催されていますので、それらを利用するのが賢明です。
上場企業のグローバルリンクマネジメントの不動産投資セミナー
例えば渋谷では、上場企業のグローバル・リンク・マネジメントが主催する無料の不動産投資セミナーもあります。筆者も申し込んだことがありますが、特にグローバルリンクマネジメントからはしつこい勧誘などはありませんでした。
実は筆者の場合は、以前に東京の新宿で未上場企業が運営している中古マンション投資セミナーに参加したのですが、その際には非常にしつこい勧誘を受けて不愉快な思いをしました。
そのため、知識ゼロから不動産投資を検討し始めたいという方は、まずは上場企業が運営しているような信頼性の高いセミナーに参加されるのがおすすめです。
土日に資産運用の無料セミナーに参加してみるのも一手
他にも土日に資産運用の無料セミナーを活用するのも一手です。
資産運用の無料セミナーを提供している有名な業者には、述べ50万人以上が受講した、総合マネースクールのファイナンシャルアカデミーがあります。ファイナンシャルアカデミーはアドバイザリーボードには、元官僚の竹中平蔵氏などが在籍していたりと信頼性は高いです。
筆者も実際にファイナンシャルアカデミーには無料体験会やスクールに通ったことがありますが、お金や資産運用についての基礎知識を学べます。
ファイナンシャルアカデミーの良い点は、完全に中立の立場でお金の知識を教えてくれる点です。
金融機関でもなく不動産投資会社などでもないため、特定の金融商品を売りつけられることもありませんし、しつこい勧誘などもありませんでした。生徒が知識を身につけて金銭的に成功することがスクール側のメリットにもなりますので、生徒とスクール側の目的が共通なのがメリットです。
ファイナンシャルアカデミーの「お金の教養講座」の無料体験会は、土日も含めて定期的に全国で開催されています。資産運用に関心のある方は、一度参加されてみてはいかがでしょうか。
仮想通貨での資産運用は365日24時間可能だがハイリスク投資
ちなみに、365日24時間いつでも投資できるのが、ビットコインなどの仮想通貨への投資です。仮想通貨は送金や決済(お店でのお支払いなど)に使えるだけでなく、投資や資産運用としての側面もあります。
近年では、新しい資産運用の一つとして、自分の全資産の1%程度は仮想通貨で運用する人々が増えてきています。仮想通貨は土日でも取引ができ、誰でも簡単に数百円程度の少額から始められます。
また、仮想通貨の購入は、証券会社ではなく、インターネット上の仮想通貨の取引所に口座を開設することで可能になります。実際に仮想通貨の取引所の口座開設は数日程度で完了しますので、株式投資や投資信託を始めるよりも、始めるまでの敷居がとても低いのです。
そのため、サラリーマンの副業として、仮想通貨への投資を始める人も増えてきています。筆者も仮想通貨はポートフォリオの一部として保有しています。仮想通貨は例えば不動産などの実物資産とは異なる性質の金融商品となりますので、リスク分散の一つとしては良いと考えているからです。
仮想通貨投資のメリット
- 誰でも簡単に始められる
- 少額からでも始められる
- いつからでも始められる
- 短期間で大きく稼げる
仮想通貨投資のメリットには、まず誰でも簡単に少額からいつからでも始められるという点が挙げられます。それ以外にも、短期間で大きく稼ぐことができるというメリットもあります。例えば、2009年に最初に誕生した仮想通貨が、ビットコインです。
そんなビットコインも、2017年の年初は11万円程度でした。しかし、年末から2018年1月にかけて200万円以上の値をつけました。ビットコインだけでも10倍以上の値上がりをしていますが、現在ではビットコイン以外の仮想通貨も多く誕生しています。
仮想通貨の種類 | 2017年1月1日 | 12月31日 | 年間リターン |
BTC | 117,353 | 1,570,001 | 13.3倍 |
ETH | 995.15 | 85,094 | 85.5倍 |
ETC | 175.08 | 3,010.3 | 17.1倍 |
LSK | 19.021 | 2,270.1 | 119.3倍 |
FCT | 346.78 | 5,260.4 | 15.1倍 |
XMR | 1,643.5 | 38,241 | 23.2倍 |
REP | 460.93 | 7,857.9 | 17.0倍 |
XRP | 0.777 | 232.99 | 299.8倍 |
ZEC | 5,742.4 | 54,656 | 9.5倍 |
XEM | 0.433 | 110.31 | 254.75倍 |
LTC | 531.61 | 25,683 | 48.3倍 |
DASH | 1,376.8 | 117,750 | 85.5倍 |
BCH | 32,825(8月14日) | 278,663 | 8.4倍 |
上記のように仮想通貨の種類によりますが、2017年一年間のリターンはその多くが10倍以上となりました。そのため、実際に2017年には仮想通貨に投資をしたことで億万長者となった日本人が続出しました。
仮想通貨投資のデメリットやリスク
- 元本保証ではない
- 完全に自己責任の世界
一方、仮想通貨投資にももちろんデメリットはあります。土日に取引ができるといっても、投資や資産運用の一種となりますので、もちろん完全に元本が保証されている訳ではありません。
仮想通貨市場も拡大傾向を続けていますが、未来永劫仮想通貨の価格が上がり続けるかどうかは、誰にも分かりません。また、仮想通貨の世界は、完全に自己責任の世界です。
例えば、仮想通貨をハッカーに盗まれてしまったり、仮想通貨を間違った送金先に誤送送金してしまったり、仮想通貨を取り出すパスワードを忘れてしまったりしても、誰も助けてはくれません。このような点は、仮想通貨投資のデメリットとは言えるでしょう。
以上になりますが、あまりリスクを取らずに資産運用を始めたいという方には、不動産投資クラウドファンディングやロボアドバイザーなどがおすすめです。