元本割れしない投資には何がある?定期預金・債券・国債・投信以外も検討

元本保証の金融商品

元本割れしない、元本保証がある投資には何があるのでしょうか?

一般的には、銀行の定期預金以外に、元本割れする可能性が低い金融商品には、例えば個人向け国債や貯蓄型の生命保険、公社債投資信託などが考えられます。

ですが、今回はそれ以外に考えられる元本保証の金融商品や、かなりリスクが限定的と言える投資先などを合わせてご紹介します。

裏技はクレジットカードのポイントでの元手0円の投資

実は最近は、クレジットカードを利用して貯まったポイントなどを用いて投資をすることができます。

そもそも貯まったポイントというのは、本来はお店などで現金払いをしていればなかったようなものですので、その分であれば投資に回しても良いかなと考えるのが自然でしょう。

インヴァストカードのポイント投資


【公式サイト】https://www.invastcard.com/

ポイントカードの代表的なものには、インヴァスト証券とJACCSが提携して提供する、初年度年会費無料のインヴァストカードがあります。

インヴァストカードであれば、クレジットカードを使って貯まったポイントで投資ができますので、もともとなかったようなお金で資産運用が可能になります。また、ポイントを現金にして積立投資を行いますので、ポイントを失効させるリスクもなくなります。

投資先は世界の「ETF」となっていて、インヴァスト証券のサービス「トライオートETF」口座で買い付けするため、少額から両替不要で購入が可能で、元本の為替リスクも排除されています。

初年度の年会費は無料、売買手数料も無料ですが、次年度以降は年会費1,250円+消費税がかかります。ただし、前年1回以上のカード利用で年会費は無料になりますので、ポイント投資をするのであれば基本的に年会費はかからない形となるでしょう。

楽天スーパーポイントでの投資


【公式サイト】https://www.rakuten-sec.co.jp/

また、有名な楽天スーパーポイントを用いて、楽天証券で投資をすることもできます。貯まったポイントで、簡単に投資信託の購入や積立ができるのです。

なお、楽天スーパーポイントを効率よく貯めるには、楽天市場などの楽天関連のサービスを利用することに加えて、楽天カードや楽天銀行を一緒に利用するのが一番効率が良いでしょう。

筆者も楽天スーパーポイントは貯めるようにしていますが、どうせ始めるのであれば、一式楽天で揃えてしまった方がお得です。楽天証券、楽天銀行、楽天カードなどは、どれも入会金や維持費などがかかるものではありません。

楽天銀行であればメガバンクなどよりは普通預金や定期預金の金利も高いですし、楽天証券であればポイントで投資ができますので、元本保証にこだわりたい方には楽天サービスの利用はおすすめです。

サービス名 公式サイト 筆者の口コミ
楽天カード https://www.rakuten-card.co.jp/ 口コミはこちら
楽天銀行 https://www.rakuten-bank.co.jp/ 口コミはこちら
楽天証券 https://www.rakuten-sec.co.jp/ 口コミはこちら

限定的なリスクを許容できるなら不動産担保付きソーシャルレンディング

続いて、限定的なリスクをある程度許容できるのであれば、おすすめは不動産担保付きのソーシャルレンディングです。

こちらは完全に元本保証ではありませんが、限りなくリスクが抑えられていると言えます。不動産担保付きソーシャルレンディング「OwnersBook」の運営会社のロードスターキャピタル株式会社は上場企業ですので、信頼性は高いと言えます。

ソーシャルレンディングは金融仲介サービス

そもそもソーシャルレンディングとは、お金を貸したい人と借りたい人をマッチングする、金融仲介サービスです。要は投資家である私たちからお金を集めて、ソーシャルレンディング事業者が貸出先の企業を審査して、問題がなさそうであればお金を貸し出します。

そうして、無事お金が返済されれば、貸出金利分が投資家である私たちの収益となります。本質的なリスクは貸したお金が返ってくるかどうかです。

この際に、不動産担保付きのソーシャルレンディングOwnersBookであれば、ソーシャルレンディング事業者がお金を貸し出す際に、不動産担保を取得する形になります。そうすると、万一貸出先の企業からお金が返済されなかったとしても、不動産担保を売却することで損失が補填できるのです。

ソーシャルレンディングは一度投資したらほったらかしでOK

ソーシャルレンディングであれば、一度投資をしたらしばらくほったらかしが可能なため、手間もほとんどかかりません。それに加えて、定期預金や債券などよりもはるかに利回りも高くなっています。

また、株式投資のように日々の相場動向に一喜一憂することもなく、世界経済の動向などに左右されることもほとんどありません。現在のポートフォリオが現金、投資信託、株などになっている方は、リスク分散の観点からソーシャルレンディングの利用を検討されるのも良いでしょう。

リスクが低い資産運用は大手ネット証券が発行する個人向け社債

続いて、元本保証とは言えませんが、一般的にリスクが低いと言われいてるのは、やはり個人向け社債と言えるでしょう。

現在の資産ポートフォリオが株などのリスク資産に偏っている方などは、マネックス債やSBI債などの優良ネット証券の個人向け社債の利用を検討されるのも良いでしょう。

個人向けマネックス債の利率や期間について

正式名称 マネックスグループ株式会社保証付 マネックスファイナンス株式会社 2022年1月11日満期 円建社債
発行体 マネックスファイナンス株式会社
格付け BBB(R&I)、BBB(JCR)
利率 年0.50%(税引前)/ 0.398%(税引後)
発行日 2019年1月10日
利払日 年1回(1月11日)
償還日 2022年1月11日
申込単位 額面10,000円
申込期間 2018年12月18日(火) ~ 2019年1月10日(木)14時
利金・償還金・
中途売却代金の受取通貨
円貨のみ

以前発行されたマネックスグループのマネックス債は、期間3年で年率0.5%(税引後0.398%)のものでした。定期預金は本当に少しリスクが高まりますが、基本的に償還されないリスクは低いでしょう。

なお、マネックス債の場合は1万円などの少額から、マネックス証券で購入することができます。なお、マネックス証券は米国個別株の銘柄が3,000種類以上あったりと、海外株式購入にも適しています。

個人向けSBI債の利率や期間について

商品名 SBIホールディングス株式会社 2020/7/20満期 円建社債(第37回SBI債)
発行体 SBIホールディングス株式会社
格付け BBB(R&I)
利率 年0.48%(税引前)/ 0.382%(税引後)
発行日 2018年7月19日
利払日 年2回 1/20および7/20 初回 : 2019/1/20
償還日 2020年7月20日
申込単位 額面10万円以上、10万円単位
発行額 200億円

続いて、SBI債については、以前に発行されたものはマネックス債よりも期間が短く、2年間で利率は0.48%(税引後0.382%)となっていました。

SBI債の場合は10万円以上で10万円単位で、SBI証券から申し込むことができます。SBI証券は口座数が430万以上もあるNo1ネット証券で、IPO取扱銘柄数が多いことなどが特徴です。

どうしても元本保証が良い方はネット銀行の定期預金の分散利用を

銀行

最後に、どうしても元本保証にこだわりたい方は、メガバンクなどよりも金利が高い、ネット銀行の定期預金を利用するのが良いでしょう。ただし、定期預金ですと基本的にはほとんどお金は増えませんので、資産運用というよりはいざという時の備えのための資金といった色が強くなります。

なお、預金保護法によって、銀行預金は元本1,000万円とその利息までしか保証されません。ですので、すでに金融資産が1,000万円以上ある方は、万一の時に備えて複数のネット銀行を利用されるのがおすすめです。

また、普通預金に関しては楽天証券と楽天銀行を連携させると、楽天銀行の普通預金金利は0.10%にまで上昇します。また、GMOあおぞらネット銀行とGMOクリック証券も連携させると、普通預金金利は0.11%にまで上昇します。

さらにイオン銀行は最上級のステージであれば0.15%にまで上昇しますので、ネット銀行の普通預金金利も、金額が大きければバカになりません。

普通預金金利が高いおすすめのネット銀行の公式サイト一覧

銀行名 普通預金金利(年) 最大金利に必要な口座 公式サイト
GMOあおぞらネット銀行 最大0.10% GMOクリック証券 https://gmo-aozora.com/
楽天銀行 最大0.10% 楽天証券 https://www.rakuten-bank.co.jp/
住信SBIネット銀行 最大0.01% https://www.netbk.co.jp/contents/
イオン銀行 最大0.15% イオンカードセレクト https://www.aeonbank.co.jp/
ジャパンネット銀行 最大0.015% https://www.japannetbank.co.jp/

おすすめのネット銀行はこちらの記事でもご紹介していますので、よければ参考にしてみてください。