楽天銀行は最悪?実際の利用者がメリット・デメリットを検討した口コミ

銀行口座

1,000万口座以上開設されている、大手ネット銀行の楽天銀行の口コミです。

ネット上には楽天銀行の評判が悪いとの口コミもありますが、実際に日々楽天銀行を利用している筆者としてはそんなでもないようには思っています。

ネット銀行である楽天銀行の特徴は?

楽天銀行はネット銀行のため、メガバンクのように実店舗で口座開設の手続きを踏むのではなく、インターネットからの申し込みと郵送手続きによって完了します。

例えば、現在楽天市場や楽天ブックス、楽天カードなどの楽天のサービスを利用しており、楽天ポイントを貯めている方にとっては便利なネット銀行と言えます。ちなみに日々筆者も楽天市場にはお世話になっています。

楽天証券と連携させると普通預金の金利が0.10%に増加

また、普通預金の金利もメガバンクよりも圧倒的に高く、楽天証券の口座を開設して楽天銀行と連携(マネーブリッジ)させれば、優遇金利0.10%を受けることも可能です。

筆者も楽天証券に口座を開設してこのマネーブリッジの機能を利用することで、楽天銀行では優遇金利0.10%を受けています。そのため、楽天銀行を使うのであれば楽天証券とセットがおすすめです。

楽天証券では楽天カード決済で投資信託の積立投資が可能

さらに筆者の場合は楽天証券で投資信託の積立投資をしています。年会費無料の楽天カードも合わせて発行して、楽天カードで毎月上限額の5万円を決済して、S&P500連動型の投資信託(emaxis slimシリーズ)の積み立てをしています。

楽天証券株式会社

これの何が良いかというと、楽天カードで決済をすることで、還元率1%で楽天ポイントがもらえる点です。毎月5万円ですと毎月500pt貯まり、年間で6,000pt貯まります。

さらに楽天証券では楽天ポイントを使って投資に回すことができますので、毎年得られた6,000ptをさらに再投資することもできるのです。

複利効果でさらに資産が増えていきますので、楽天銀行を作るならば楽天証券や楽天カードも合わせて作るのがお得なのです。

楽天銀行の手数料は安い?高い?

楽天銀行のATM手数料についてはセブン銀行やイオン銀行での出金が216円で、メガバンクなどでは270円かかります。ただし、入金については3万円以上の入金であれば手数料が無料です。

続いて、振込手数料については、楽天銀行同士なら無料です。また、24時間いつでもリアルタイムに送金する事ができ、FacebookやViberで振り込むこともできます。

他行への振込手数料は3万円未満が165円、3万円以上が258円になりますが、楽天銀行で給与を受け取ると翌月3回ほど振込手数料が無料になったりもします。

競合でもある大手ネット銀行の住信SBIネット銀行と比べると、ATM手数料や振込手数料の面でお得とは言えませんが、メガバンクなどの大手銀行と比べるとはるかに安いと言えるでしょう。

楽天銀行の主なメリットは?

楽天銀行のメリットには例えば下記が挙げられます。

楽天スーパーポイントが貯まる

楽天銀行のお客さま優遇プログラムである「ハッピープログラム」にエントリーすると、取引ごとに楽天スーパーポイントが貯まり、楽天スーパーポイントを振込手数料に利用できるようになります。

ハッピープログラムのステージに応じて優遇は異なりますが、ATM手数料が最大7回/月、振込み手数料が最大3回/月まで無料になったり、楽天スーパーポイントがお得にたまったりします。

振込手数料やATM手数料などが安い

また、楽天銀行同士であれば振込手数料が無料です。楽天銀行同士なら24時間振り込み可能ですので、深夜でも問題ありません。

加えて、ハッピープログラムにエントリーすることで、ATM手数料も1ヶ月に最大7回まで無料になりますので、メガバンクなどの大手銀行などと比べると手数料面では優位性があります。

銀行預金の金利がメガバンクよりも遥かに高い

メガバンクなどの大手銀行と比べると、普通預金の金利が高めに設定されています。メガバンクでは0.001%程度しか金利がつきませんが、楽天銀行であれば0.02%と20倍になっています。

さらに先ほどご紹介したように楽天証券に口座開設をして連携させるだけで、普通預金金利が0.10%と100倍にも上昇します。

営業の電話がない

さらに、三井住友銀行などのメガバンクに1000万円ほどを預けておくと、営業の電話がかかってきたりもします。以前筆者が住信SBIネット銀行から三井住友銀行に300万円ほど振込しただけで、電話がかかってきましたので、色々とメガバンクの営業はめんどくさいところはあります。

そもそも日本の法律上、1つの銀行の普通預金は元本とその利息までで1000万円までしか保護されません。ですので、資産はメガバンクだけでなく楽天銀行などのネット銀行に分散して保有しておくのがおすすめです。

楽天銀行の主なデメリットは?

デメリット

一方で、下記のようなデメリットも挙げられます。

楽天銀行のリアル店舗がない

まず、楽天銀行のようなネット銀行には、リアル店舗がありません。

メガバンクのような銀行の支店がないため相談はできないですし、キャッシュカードで現金を引き出す際にも、基本的にはコンビニATMや他行のATMを使用する事になります。

手数料などはハッピープログラムのステージ次第

また、どこのネット銀行でもそうですが、楽天銀行の場合もハッピープログラムのステージによって受けられる恩恵が異なります。

ですので、楽天銀行を頻繁に利用しなかったり、預かり資産残高が小さすぎたりすると、そこまで恩恵が受けられません。一つの目安として、給与振込口座に設定したり、預かり資産残高が100万円以上であれば、各種優遇を受けられます。

ですが、そうでない場合は普通預金金利などのメリットしかないとも言えるでしょう。

ネット銀行は利用目的に応じて使い分けるのが無難

普通預金金利重視ならGMOあおぞらネット銀行

例えば、普通預金金利を重視したいのであれば、証券コネクト口座で普通預金金利が0.11%まで上がるGMOあおぞらネット銀行を利用するのも良いでしょう。

GMOあおぞらネット銀行は、GMOあおぞらネット銀行単体で利用してもそこまでのメリットは得られませんが、GMOクリック証券と同時に口座開設をすることで、証券コネクト口座を利用できます。

GMOあおぞらネット銀行とGMOクリック証券を、楽天銀行と楽天証券のように連携させることで、普通預金金利が0.11%にまで上昇します。GMOクリック証券も、口座開設は無料で口座維持手数料はかかりません。

ですので、投資信託や株、外貨預金なども将来的に検討したい方は、GMOクリック証券とGMOあおぞらネット銀行の組み合わせを利用されるのも良いでしょう。

ヤフオクを利用しているならジャパンネット銀行が便利

他にも、現在ヤフオクやPayPayを利用している方は、お支払い口座に選べるジャパンネット銀行を利用する方が良いでしょう。

ジャパンネット銀行からヤフオクの代金を支払うと、最大で落札金額の2%がTポイントとして貯まります。さらにジャパンネット銀行であれば、Tポイントを現金に交換することができたりしますので、Tポイントをためている方にはお得です。

さらに、海外ATMで現地通貨を引き出すこともできますので、海外旅行をする方にも便利なネット銀行の一つです。

いずれにせよネット銀行は複数保有して、利用目的に応じて使い分けるのが無難です。日本の法律上、銀行預金は1,000万円とその利息までしか保証されません。

そのため、金融資産がそれなりに大きくなってきた場合は、複数の銀行に資産を分散して預けておいた方が賢明でしょう。万一銀行が倒産して資産がなくなってしまってからは遅いのです。

楽天銀行はどういう人におすすめか?

以上を踏まえて、楽天銀行は基本的に楽天スーパーポイントを貯めている方や、これから楽天スーパーポイントを貯めていきたい方には一番おすすめです。

もちろん一般的な銀行と比べて手数料や面でもメリットがありますので、まだネット銀行を保有していない方にも、最初のネット銀行としては王道と言えるでしょう。

また、楽天市場や楽天ブックスなどの楽天のサービスを利用していたり、楽天カードをすでに保有している方などにも当然おすすめです。

なお、楽天銀行には上述したように「マネーブリッジ」という優遇サービスがありますので、口座を開設するのであれば、楽天証券の口座と合わせて利用されるのが良いでしょう。

楽天銀行の申し込み(無料)からログインまでの流れ

楽天銀行のサービスを利用するまでの流れは、簡単3ステップで完了します。

楽天銀行の口座開設の申し込み

まず最初のステップは、口座開設の申し込みです。

PCもしくはスマホにて楽天銀行の公式サイトにアクセスし、口座開設のボタンをクリックします。楽天会員でも楽天会員以外でも可能です。

そうすると氏名や職業や住所など、個人データを入力するフォームが表示されますので、必要項目を入力していきます。

ちなみに申し込みフォームでは、カードの選択も可能です。楽天銀行のカードには複数の種類のありますので、自分が希望するカードも選びます。

また、楽天証券口座の申し込み欄もありますので、合わせて口座を開設することで、マネーブリッジを利用できるようになります。

本人確認書類の提出

続いて、本人確認です。本人確認の方法は複数あり、一番早いのは楽天の専用アプリです。

まずは運転免許証などの本人確認書類を撮影した画像データを作成しておきます。アプリを使用して楽天銀行に画像データを送信すれば本人確認は完了しますので、一番早くて簡単です。

他には、配達員に対する書類提示などもあります。本人限定郵便でカードを受け取れば、本人確認は完了します。

もしくは郵送も可能です。フォームによる申し込みが完了すると、返信用封筒を郵送してもらう事もできます。その封筒で本人確認書類を提出すれば、確認完了です。

マイページで初期設定を完了

そうして無事本人確認が完了すると、楽天銀行から郵送物が送られてきます。

その郵便物に書かれている仮パスワードなどを入力して、初期設定を済ませます。すると楽天銀行にログインできるようになりますので、それでサービスを利用できる状態になります。

以上になりますが、楽天銀行を作ろうと考えている方は、合わせて楽天カードや楽天証券も一緒に作られるのが一番おすすめです。