普通預金金利が高いおすすめのネット銀行を比較しながらご紹介します。ある程度の貯金が貯まったら、気になってくるのが普通預金の金利です。
筆者も1000万円ほどをメガバンクの三井住友銀行に放置して置いていたら、営業の電話がかかってきたり、「投資信託を買いませんか?」といったような勧誘が来てうんざりしたことがきっかけで、ネット銀行で普通預金金利が高いところを探し出しました。
結論からお伝えすると、ネット銀行単体で利用するのではなく、ネット証券との組み合わせで利用するのが一番金利がお得になりますので、実際に筆者が行なっている方法をご紹介します。
おすすめ①:GMOあおぞらネット銀行とGMOクリック証券の連携

まず一番おすすめできるのは、GMOあおぞらネット銀行です。
ネット証券のGMOクリック証券と連携するだけで、年間0.11%の普通預金金利を得ることができます。また、GMOあおぞらネット銀行にはそれ以外にも以下のようなメリットがあります。
- 証券コネクト口座の利用で普通預金金利が0.11%
- 預金口座から即時に支払えるVISAデビット付きキャッシュカード
- キャッシュバック率最大1.5%
- 海外ATMから現地通貨の引き出し可能
- ATMの入金手数料・残高照会が無料
- ATMの出金手数料月2回まで無料(以降108円 (税込) / 回)
- GMOあおぞらネット銀行口座への振込手数料が無料
- 他金融機関への振込手数料は月1件まで無料(以降154円 (税込) / 件)
- セキュリティサービスが充実
- 外貨普通預金の為替手数料が安い
デメリットは、今のところ引き出しがセブン銀行とイオン銀行しか使えない点です(2019年10月時点)。ただし、GMOインターネットグループは金融サービスに力を入れていますので、今後使える場所が増えていくことは予想されます。
これからネット銀行と合わせてネット証券も利用していきたいと考えている方には、一番おすすめできる組み合わせのサービスです。
筆者もこの恩恵を受けるために、GMOあおぞらネット銀行とGMOクリック証券はセットで口座開設をしています。GMOクリック証券も口座開設は無料で口座維持手数料はかかりませんので、特に使わなくても手数料はかかりませんし、投資信託や株、外貨預金なども将来的に検討したい方などには良いでしょう。
おすすめ②:楽天銀行と楽天証券の連携と楽天カードの発行
 楽天証券×楽天銀行でぐっと広がる資産運用の幅 ネット銀行は楽天銀行-530x238.png)
続いて、楽天銀行も楽天証券と連携させるだけで、普通預金金利が0.10%まで高くなります。
GMOあおぞらネット銀行よりも若干低いのは、明らかにGMOあおぞらネット銀行が意識しているからでしょう。楽天銀行の大きなメリットは、やはり楽天スーパーポイントです。
GMOあおぞらネット銀行は、デビット付きキャッシュカードで支払いをすることで、最大1.5%のキャッシュバックがもらえましたが、楽天の場合は楽天スーパーポイントが貯まる仕組みです。
筆者の場合は、楽天銀行、楽天証券、楽天カードの全てを保有し、楽天市場を利用することでお得にポイントを貯めるように心がけています。

特に、楽天カードからの引き落としで楽天証券で投資信託を購入すると、お得に楽天ポイントを貯めることができますし、その楽天ポイントを使って楽天証券で投資信託を購入することもできます。
定期的に楽天カードクレジット決済でインデックス型の投資信託に積立投資を行うことで、長期的な資産形成も可能になります。
おすすめ③:住信SBIネット銀行とSBI証券の連携

続いて、住信SBIネット銀行とSBI証券の組み合わせです。住信SBIネット銀行の普通預金金利は、円普通預金ですと0.001%ですが、SBIハイブリッド預金ですと0.01%にまで上がります。
円普通預金とSBIハイブリッド預金はアプリから簡単に振替を行うことでき、SBIハイブリッド預金から、SBI証券を通じて投資信託や株式投資に簡単に投資をすることができます。
筆者もSBI証券と住信SBIネット銀行は連携させてよく利用していますが、その他の面でも操作性やATM手数料、振込手数料の安さはピカイチです。単純に便利なネット銀行とネット証券を探している場合には一番おすすめできるのですが、普通預金金利やポイントの観点では現状そこまでです。
住信SBIネット銀行はミライノカードゴールドなどのクレジットカードも発行していますが、現状楽天カードの楽天スーパーポイントと比べると、サービス特典で見劣りしてしまう部分は多いです。
SBI証券よりも株式取引手数料が安いSBIネオモバイル証券

ただし、SBIグループの場合はSBIネオモバイル証券がお得です。SBIネオモバイル証券は、余ったTポイントを使って株式投資やロボアドバイザー投資ができるサービスです。
株も1株から購入することができるため、数十万円などの元手が不要で、500円程度からでも株を購入することができます。通常の株式取引手数料についても、国内株式約定代金合計額50万円までは月額220円で取引し放題です。

さらに毎月固定Tポイントを200ptほど自動でもらえますので、実質は20円で株の売買が可能です。さらに1万円からロボアドバイザー(WealthNavi for ネオモバ)を利用することもできますので、まずは少額から投資を始めたい方にはおすすめです。
おすすめ④:イオン銀行とイオンカードセレクト

続いて、イオン銀行です。イオン銀行は最大年率0.15%と非常に普通預金金利が高いのですが、ステージ毎に普通預金金利が上がる仕組みです。

例えば、インターネットバンキングに登録していたり、イオンカードセレクトの利用代金額などによってシルバーステージ、ゴールドステージ、プラチナステージへ上がる仕組みになっています。
イオン銀行の口座開設にはイオンカードセレクトの発行が必要で、イオンカードセレクトはキャッシュカードとクレジットカード、電子マネーのWAONが1枚になったカードです。

年会費無料のため筆者もこのイオンカードセレクトを保有していますが、デメリットとしては引き通し口座をイオン銀行にしか設定できない点です。
また、イオン銀行は普通預金金利が高いものの、ステージを上げる必要がありますし、ネット証券との連携がないのがマイナスポイントです。
もちろん普段イオン系列のスーパーなどをよく利用する方にとっては便利なので、ネット証券の利用などはあまり考えておらず、とにかく普通預金金利を高めたい方にはおすすめです。
おすすめ⑤:ジャパンネット銀行(ヤフオクユーザーに便利)

最後に、ジャパンネット銀行は、100万円以上の残高で0.015%の金利が付きます。
ジャパンネット銀行は、ヤフオク利用者にはとても便利な銀行です。ジャパンネット銀行からヤフオクの落札代金を支払うと、最大で落札金額の2%分のTポイントが貯まります。
他にも以下のような方におすすめです。
- ヤフオクを利用する方
- PayPay・LINE Pay・メルペイを利用する方
- VISAデビットカードを利用したい方
- キャッシュカードでお金を借りたい方
- ATMで毎回3万円以上の出金をする方(手数料が無料)
- 海外ATMで現金を出金したい方
- 宝くじ(ロト・ナンバーズ)を購入したい方
- 24時間365日お取引をしたい方
- 大事な資産を分散して管理したい方
ジャパンネット銀行もイオン銀行と同じようにネット証券の連携などがないため、基本的には大事な資産を分散して管理したい方や、ヤフオクをよく利用する方などにおすすめです。
普通預金金利が高いおすすめのネット銀行の公式サイト一覧
銀行名 | 普通預金金利(年) | 最大金利に必要な口座 | 公式サイト |
GMOあおぞらネット銀行 | 最大0.10% | GMOクリック証券 | https://gmo-aozora.com/ |
楽天銀行 | 最大0.10% | 楽天証券 | https://www.rakuten-bank.co.jp/ |
住信SBIネット銀行 | 最大0.01% | – | https://www.netbk.co.jp/contents/ |
イオン銀行 | 最大0.15% | イオンカードセレクト | https://www.aeonbank.co.jp/ |
ジャパンネット銀行 | 最大0.015% | – | https://www.japannetbank.co.jp/ |