ジャパンネット銀行は不便?ヤフオクでは便利だけど他にメリットはない?

筆者も口座を開設している、ジャパンネット銀行の口コミです。

ジャパンネット銀行は、ヤフオク利用者にはとても便利な銀行です。ジャパンネット銀行からヤフオクの落札代金を支払うと、最大で落札金額の2%分のTポイントが貯まります。

また、Yahoo!ウォレットの受取口座に設定しておくと、落札者がYahoo!かんたん決済で支払った落札代金を土曜・日曜・祝日・夜間でも受け取れるようになったりもします。

さらにPayPay、LINE Pay、メルペイに対応しており、簡単に残高のチャージが出来ます。そこで今回はそんなジャパンネット銀行の利用がおすすめな方や、他のネットバンクと比較した際のメリット・デメリットなどをご紹介します。

ジャパンネット銀行の利用がおすすめな方

結論からお伝えすると、ジャパンネット銀行の利用がおすすめな方は下記のような方です。

ジャパンネット銀行がおすすめな方の例
  • ヤフオクをよく利用する方
  • PayPay・LINE Pay・メルペイを利用する方
  • VISA加盟店でVISAデビットカードを利用したい方
  • ATMで毎回3万円以上の出金をする方(手数料無料)
  • 海外ATMで現金を出金したい方
  • 宝くじ(ロト・ナンバーズ)を購入したい方
  • 24時間365日お取引をしたい方
  • メガバンクよりも手数料が安く金利が高い銀行を利用したい方
  • 大事な資産を分散して管理したい方

以前はジャパンネット銀行は口座維持手数料がかかっていた時期もあり、あまり使い勝手の良くないネット銀行でした。

ですが現在は口座維持手数料も無料で、他のネットバンクと同じように利便性も高く、口座開設自体も簡単です。キャッシュカードとしてもデビットカードとしても使えますので、持っておいて損はないネットバンクの一つとは言えるでしょう。

ジャパンネット銀行を利用するメリット

ジャパンネット銀行を利用するメリットとしては、毎月最初の1回は入金も出金もATM手数料が無料で、2回目以降も3万円以上であれば何回でも0円な点が挙げられます。ちなみに15歳以上なら審査なしで誰でも作れます。

提携ATM入出金手数料が3万円以上なら無料

手数料に関しては、前月の預金平均残高(円普通預金、円定期預金)が3,000万円以上の場合は、提携ATM利用手数料・振込手数料がさらに優遇されます。

キャッシュカード一体型のVISAデビットカードがある

また、キャッシュカード一体型のVISAデビットカードを発行できますので、これ一枚持っておけばあらゆることが完結します。デビットカードとは、預金口座と紐付けられた決済用カードで、カードで決済すると代金が即時に銀行口座から引き落とされます。

海外の現地ATMで現地通貨を引き出せる

さらに、海外旅行に行った際も、現地のATMで現地通貨を引き出したりもできますし、VISA加盟店であればクレジットカードとしても利用できますので、一枚持っておけば便利です。

普通預金金利がメガバンクよりも断然高い(2019年10月時点)

ジャパンネット銀行の普通預金金利
  • 100万円未満:0.01%
  • 100万円以上:0.015%

最後に、ジャパンネット銀行はメガバンクよりも普通預金金利が高く、残高が100万円以上あれば普通預金金利が0.015%付きます。そのため一般的なメガバンクの普通預金金利0.001%に預けるより遥かにお得です。

証券口座連携で普通預金金利が0.11%まで高くなるGMOあおぞらネット銀行

ただし、ネット銀行の中ではGMOあおぞらネット銀行であれば、GMOクリック証券からGMOあおぞらネット銀行を開設し、証券コネクト口座を作ることで、普通預金金利が0.11%と破格の金利となっています。

例えば、ネット銀行ではイオン銀行なども普通預金金利は最大0.15%まで上がるものの、イオンカードを毎月いくら以上使わないとステージが上がらずに金利が高くならなかったりするという落とし穴があります。

一方、GMOあおぞらネット銀行であれば、単純にGMOクリック証券と連携させるだけで預金金利が高くなります。

さらにGMOあおぞらネット銀行のキャッシュカードもVISAのデビットカード付きですので、VISA加盟店でクレジットカードとして利用することができ、最大1.5%のキャッシュバックを得ることもできます。

ただし、いずれにせよ金利がこの水準では正直なところ資産はあまり増えませんので、真剣に資産運用を検討されている方は、ロボアドバイザーなどの別の金融商品を検討された方が良いでしょう。

基本的に銀行預金というのは運用目的ではなく、何か緊急時に対応できるように寝かしておくようなものですので、資産を増やしたい方は銀行預金ではない選択肢を検討するのが賢明です。

ジャパンネット銀行のデメリット

一方で、ジャパンネット銀行のデメリットには下記が挙げられます。

振込手数料が他のネットバンクよりは安くない

振込金額 ジャパンネット銀行の口座宛 他の金融機関宛
3万円未満(ネットバンク) 54円 172円
3万円以上(ネットバンク) 54円 270円
3万円未満 648円 1,296円
3万円以上 1,080円 1,728円

例えば、住信SBIネット銀行であれば、スマプロランクに応じて毎月最大15回まで振込手数料が無料になります。そのため、単純に振込手数料を比較してしまうと、他のネット銀行よりも優位性はあまりありません。

ジャパンネット銀行の定期預金金利も高くはない(2019年10月時点)

1ヶ月 3ヶ月 6ヶ月 1年 2年 3年 5年 7年 10年
100万円未満

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100万円以上

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ジャパンネット銀行の普通預金金利はメガバンクなどと比べると高いのですが、定期預金金利は特に高い訳ではありません。また、普通預金金利を重視するのであれば、ネット銀行ではGMOあおぞらネット銀行の証券コネクト口座を利用するのが良いでしょう。

ジャパンネット銀行の口コミや評判は良い?悪い?

以上になりますが、ネット上でもジャパンネット銀行の口コミは割と良いと言えるでしょう。特にトークンがあることで、安全性やセキュリティ面にも配慮されていることが分かります。

ちなみに、銀行が万一倒産した場合、1,000万円とその利息までしか保証されないことが預金保険法という法律で決まっています。そのため、筆者は基本的には様々な銀行を利用して分散で管理しています。

ただし、例えば三井住友銀行などは普通預金が1,000万円を越えると、投資信託の勧誘などの電話がかかってきたりしますので、ネットバンクの方がそのような煩わしい思いをしなくて良いというメリットもあります。

ジャパンネット銀行は利用しやすいネット銀行の一つですので、保有しておいて損はない銀行口座の一つとは言えるでしょう。