CAMPFIRE Angels(旧:GoAngel)を、日本初の株式投資型クラウドファンディングであるファンディーノ(FUNDINNO)と比較した口コミです。
なお、GoAngelの運営会社は、DANベンチャーキャピタル株式会社という会社です。会社概要を確認すると「金融商品取引業者(第一種少額電子募集取扱業者)関東財務局長(金商)第3000号」ときんと免許登録されていますので、特段怪しい会社ではないかと思われます。
2019年には購入型クラウドファンディングや、融資型クラウドファンディングを提供するCAMPFIREのグループに入り、新たな体制でサービスを再開しています。
株式投資型クラウドファンディングのGoAngelの特徴は?
GoAngelは2017年9月に新しく誕生した株式投資型クラウドファンディングサービスの一つで、運営会社のDANベンチャーキャピタルが様々な会社と提携している点が特徴です。
2017年9月には、食特化型クラウドファンディング「キッチンスターター」と提携したり、2019年1月には株式会社ミロク情報サービス(東証一部、銘柄コード9928)と資本業務提携しています。
ミロク情報サービスとの提携によって、株式投資型クラウドファンディング向け開示情報作成支援システムを共同開発したり、8,400事務所を数える同社のユーザー会計事務所向けに導入を進めるとのことでした。
GoAngelについては、2017年9月のサイト開設以降、これまでに7社の中小企業が合わせて1億円強の資本調達に成功している状況です。
一方、次にご紹介するファンディーノ(FUNDINNO)は、2018年末時点で40件以上の成約実績がありますので、プロジェクトの成約実績数ではファンディーノ(FUNDINNO)の方が多い状況です。
日本初のFUNDINNO(ファンディーノ)の特徴は?
【公式サイト】https://fundinno.com/
ファンディーノ(FUNDINNO)は、日本初の株式投資型クラウドファンディングであることに加えて、下記のような特徴があります。
取り扱いの案件数やこれまでの実績が豊富
まず、案件数が豊富です。毎月1件以上のペースで案件が増えていますので、投資家側からしても案件を見るのが楽しくなってきます。
2017年の4月24日に第一号案件が掲載され、2017年には14件、2018年には30件のプロジェクトが成約していますので、2019年のプロジェクトにも期待が持てると言えるでしょう。
なお、新しい案件はファンディーノに登録すればメールで通知を確認できますので、メールから案件の詳細を見て検討することができます。
会社や経営陣の信頼性が高い
続いて、会社や経営陣の信頼性が高いという点が挙げられます。
ファンディーノの公式サイトを確認すると、運営会社である日本クラウドキャピタルの代表2名は若いのですが、他の取締役には金融のプロフェッショナルなどが集まっています。
2017年7月には、西武しんきんキャピタル、事業会社2社およびエンジェル投資家を引受先とした第三者割当増資により、総額1億1580万100円の資金調達を実施しています。
日本クラウドキャピタルは若手と経験豊富のベテランぐ組み合ったベンチャー企業の一社で、日本クラウドキャピタル自体にも、今後が期待できると言えるでしょう。
GoAngelとファンディーノ(FUNDINNO)の手数料を比較
続いて、手数料など諸費用について比較すると、投資家の観点から考えると、ファンディーノ(FUNDINNO)の方が圧倒的にお得なことがわかります。
ファンディーノ(FUNDINNO)の公式サイトを確認すると、ファンディーノ(FUNDINNO)で資金調達をする企業に手数料がかかることはわかりますが、投資家には特にかからないことわかります。
具体的には公式サイトには下記のような記載があります。
ファンディーノ(FUNDINNO)の公式サイトを確認
株式投資型クラウドファンディング業務により募集株式の取得のお申込みをする場合は、株式の発行価格(購入対価)のみをお支払いただきます。募集株式取得のための手数料はかかりません。
公式サイト:https://fundinno.com/
購入代金をファンディーノ(FUNDINOO)に振り込む際の振込手数料は、私たち投資家負担ですが、それはどんなサービスを使ったとしてもかかるのが一般的です。
GoAngelの公式サイトを確認
一方で、GoAngelの公式サイトの事例を確認してみると、例えば2018年5月に募集が開始されたエレガント株式会社の場合は、下記のように申し込みの際には手数料がかかる形となっていました。
- 10株コース:55万4千円(50万円=10株(50万円)+手数料5万4千円(消費税込み))
- 5株コース:27万7千円(25万円=5株(25万円)+手数料2万7千円(消費税込み))
株式投資型クラウドファンディングは未上場企業への投資のため、当たれば何倍や何十倍といったハイリターンな投資になる可能性もありますが、この手数料水準は高いと言えるでしょう。
例えば、通常のネット証券で株式投資を行なった場合、手数料は50万円ぐらいまでであれば数百円程度ですみます。
それに対してGoAngelは5万円以上の手数料がかかりますので、この点は未上場企業に投資できるメリットに対する手数料と割り切れば良いのかもしれませんが、留意が必要です。
GoAngelとファンディーノ(FUNDINNO)を比較した結果
以上になりますが、基本的にはファンディーノ(FUNDINNO)の方が案件数も豊富ですし、手数料面でも今の所は有利と言えるでしょう。
ただし、そもそも取り扱いの案件がGoAngelとファンディーノ(FUNDINNO)では異なりますので、様々な案件から検討したい方は、両方に口座を開設しておいても良いでしょう。
ファンディーノ(FUNDINNO)の場合は毎月新しい案件が掲載されている状況ではありますが、そんなに毎月何件も案件がある訳ではありません。そのため、まずは口座を開設しておき、案件がでたタイミングで検討できるようにしておいた方が良いでしょう。
(追記)筆者も実際に株式会社nommocに2018年に投資し、2年で1.5倍以上の価格での買取機会がありました。筆者は今後の成長を見込んで投資を継続する判断を行いましたが、実際にExitの機会が徐々に出てきています。
ファンディーノ(FUNDINNO)の口座開設時の注意点と利用できない場合の対処法
なお、ファンディーノは基本的に満20才以上、投資経験1年以上、金融資産300万円以上の方しか登録審査に通過できないという噂もあります。
そのため、まだまだ投資経験がない方などは、ユニコーンなどの他の株式投資型クラウドファンディングをまずは利用されて、ある程度経験を積まれてから始めるのが良いでしょう。