オーナーズブックは安全でおすすめ?5年以上の利用者がメリットとデメリットを解説

最低投資額1万円からの不動産特化型クラウドファンディング(ソーシャルレンディング)、OwnersBook(オーナーズブック)の口コミです。

ネット上にはOwnersBookは「怪しい」「危険」との評判もありますが、筆者は2015年にOwnersBookに無料登録してからずっと利用しています。実際にOwnersBookの会員数は2018年には2万人を突破しており、取り扱い案件数も100件を超えています。

そこで、今回はこれまでのOwnersBookの案件実績を分析し、OwnersBookのメリットとデメリットをお伝えします。まずはOwnersBookの過去3年間の全案件を調査・分析した結果をご紹介します。

オーナーズブック(OwnersBook)の過去3年間の案件実績を分析

OwnersBookの実績

『オーナーズブック』は、2014年9月に案件募集が始まりましたので、2017年10月時点までの全73件の募集案件を、全てExcelの表にまとめて分析してみました。

そうすると、過去3年間デフォルト案件は一つもなかったことが分かります。

過去3年間デフォルト案件(貸し倒れ案件)は一つも無かった

続いて、Excelで黄色の背景になっているものは「期限前償還(早期償還)」された案件になります。

期限前償還というのは、自分が投資した不動産物件の「売却」が決まった場合などに、当初予定していたよりも早く、預けた資金が返ってくる場合などが該当します。

これに対して、期限きっちりに資金が返ってくる場合を、満期償還と言います。

2017年9月時点にて満期償還もしくは期限前償還されている案件は、全部で40件あります。そして、そのうち18件が期限前償還でした。

投資元本が返ってきた案件の約半分が当初より高い利回り

つまり、約半分の案件が、当初の予定よりも高い利回りで返ってきたということになります。

オーナーズブックの当初の予定利回りは、4%前後が多いです。ですが、すでに返済が完了している40件の平均利回りを算出すると、実際の確定利回りは6.95%に達していました。

オーナーズブックを運営するロードスターキャピタル株式会社は、業績も堅調に推移しており、堅実な経営をしていると言えるでしょう。ですが、堅実だからと言って決してリターンが低い訳ではなく、過去3年間でも高いパフォーマンスを発揮してきたサービスであることが分かります。

オーナーズブック(OwnersBook)に関する良い口コミや評判

続いて、オーナーズブック(OwnersBook)に関するポジティブな口コミとネガティブな口コミの両方を確認してみます。

オーナーズブック(OwnersBook)に関する悪い口コミや評判

インターネット上には、OwnersBookに関してはポジティブな口コミも、ネガティブな口コミも見受けられます。次に、実際に筆者の経験を踏まえたメリットとデメリットをまとめてご紹介します。

オーナーズブック(OwnersBook)を利用するメリット

OwnersBookのメリットの例
  1. これまで貸し倒れはゼロ(=実績がある)
  2. 過去3年間、実質的な平均利回りは約7%
  3. 1万円の少額から始められる
  4. 投資信託と異なり、取引手数料が無料
  5. 貸付型案件には不動産担保が付いており、安心感がある
  6. 上場企業が運営しており、信頼性が高い

このように過去3年間以上の実績から分かるように、リスクに対して得られるリターンが高く、手数料面でも優遇されている点が最大のメリットです。

また、運営会社のロードスターキャピタル株式会社には、代表の岩野氏を含めて、不動産投資のプロ集団が集まっています。実際にこのようなプロ集団が集まっていることもあり、ロードスターキャピタル株式会社は、創業からわずか4年で東証マザーズに上場しています。

2019年時点でもIRを確認する限り業績は好調に推移しています。ソーシャルレンディングを利用する上では会社の信頼性は非常に大切ですので、このような点でも『オーナーズブック』は優れています。

オーナーズブック(OwnersBook)を利用するデメリット

OwnersBookのデメリットの例
  1. 利益にかかる税金が申告分離課税ではない
  2. 早期償還されてしまうことがある(長期で運用したい人は再投資する必要がある)
  3. 案件数が限られており募集がすぐに埋まるため、投資できないことがある

利益にかかる税金が申告分離課税ではない

まず、利益にかかる税金が投資信託などと異なり、申告分離課税ではありません。そのため、給与所得などの他の所得と合算されて、そこに所得税の税率で税金がかかります。

投資信託であれば、一律20.315%の税金ですみますので、この点はオーナーズブックのみならず、ソーシャルレンディングの大きなデメリットと言えるでしょう。ただし、所得が900万円までは所得税の税率は23%ですので、高所得者以外はそこまで気にする必要はないとは言えます。

OwnersBookはよく吟味された案件のみを取り扱っている

最後の案件数が限られているというデメリットですが、こちらはオーナーズブック側がより慎重に精査した上で案件を掲載しているため、仕方ないとも言えます。

むしろ、案件が増えた一方で案件掲載の審査基準が緩くなってしまって、元本割れするような案件が出てきてしまう方が問題です。

また、「案件の募集がすぐ埋まる」というのは、それだけ多くの人が「堅い投資」だと考えていることの裏返しですので、そこまでのデメリットではないでしょう。

OwnersBookの案件に投資できない場合の簡単な対処法

メール設定

なお、この案件に関しては、OwnersBookへの無料登録の完了後、自分のマイページにて、「案件募集開始メール」の受信設定が可能です。マイページにログイン後、メール受信を「受け取る」に設定しておけば、案件募集を見逃すこともありません。

ですので、OwnersBookの利用を検討されている方は、まずはOwnersBookに無料登録をして、次回の案件募集を待ってみるのも良いかと思います。

オーナーズブック(OwnersBook)の口座開設方法(無料)

少額からの不動産投資クラウドファンディング『OwnersBook』

【公式サイト】https://www.ownersbook.jp/

それではここから、OwnersBookの口座開設方法をお伝えします。簡単ですので、一緒に見ていきましょう。まずは、OwnersBookの公式サイトへ移動します。

そうすると「会員登録をする(無料)」ボタンがありますので、メールアドレスかFacebook、もしくはYahoo! JAPAN IDで登録をします。

登録するとメールアドレスに「仮会員登録完了メール」が送られてきます。

会員登録完了メールのURLをクリックし「投資家申請」を行う

OwnersBookからの確認メール

その後、メールに記載のURLをクリックした後、ログイン後のトップページの「投資家申請」をクリックします。そこで、氏名や住所などの必要事項を入力します。

本人確認書類の提出後にはがきを受け取る

その後、運転免許証などの「本人確認資料」を提出をすれば、投資家申請は完了します。

投資家申請後、OwnersBook側での審査が完了次第、登録した住所に簡易書留で「ハガキ」が郵送されてきます。そちらのハガキを受領した事をOwnersBook側で確認ができ次第、口座開設完了です。

オーナーズブック(OwnersBook)の口座への入金方法

続いて、OwnersBookの案件に投資するためには、実際にOwnersBookの口座に入金をして、投資準備をする必要があります。

入金するためには、マイページログイン後の「入金する」ボタンを押すと、上記の画面が表示されます。

人それぞれ入金口座は違いますので、必ず登録時の「本人名義」で口座に振込する必要がありますので注意してください。

こちらの投資口座に振込が完了すると、下記の口座情報に残高情報が反映されます。

オーナーズブックの口座情報

その後、気に入った投資案件を選んで投資すれば、OwnersBookへの投資は完了します。

資産運用では異なる性質の金融商品でポートフォリオを組むのが鉄則

以上になりますが、オーナーズブックは上場企業が運営していることもあり業者としての信頼性も高く、運用手数料などもかかりません。

資産運用においては、投資信託や株式投資のみなど、何か一つの領域に特化していると、その市場が崩れた時に大きな損失を出してしまうため危険です。

そこで、資産運用のポートフォリオの一つとして不動産特化型ソーシャルレンディングのOwnersBookを加えてみるのも、リスク分散となるでしょう。

オーナーズブック(OwnersBook)の口座開設がおすすめな方

OwnersBookの口座開設がおすすめな方
  1. 不動産投資に関心のある方
  2. 資産運用のポートフォリオを増やしたい方
  3. あらかじめ運用期間と利回りが決まった金融商品に投資をしたい方
  4. ほったらかしの投資をしたい方
  5. 日々の株価変動に一喜一憂したくない方

上記のように不動産やソーシャルレンディングに興味のある方は、一度OwnersBookに無料の口座開設をして、新しい案件を吟味してみてはいかがでしょうか。