不動産担保ありソーシャルレンディングおすすめ6社比較ランキング

不動産投資

ソーシャルレンディング(投資型・融資型クラウドファンディング)には色々と種類がありますが、リスクが抑えられているのは、やはり不動産担保付きのソーシャルレンディングです。

なぜなら、貸し出したお金が万が一返済されなかったとしても、取得した不動産物件を売却することで、損失をある程度は補填できるからです。ソーシャルレンディングに投資した金額が少額なら諦めがつくかもしれませんが、それなりに大きな金額を投資する場合には、なんだかんだ元本がなくなってしまうとかなり痛手です。

そこで今回は、実際に筆者が無料登録して継続して利用しており、事業者的にも信頼できておすすめできる不動産担保付きのソーシャルレンディング業者を厳選して5社ほどご紹介します。

おすすめの不動産担保付きソーシャルレンディング事業者6社を比較

サービス名 不動産担保 平均利回り 案件の種類 運営会社の特徴 公式サイト
CRE funding 全案件 約2.5〜4% 倉庫物件 上場企業のグループ会社 https://cre.fuel-onlinefund.jp/
OwnersBook 全案件 約2〜6% 不動産物件 上場企業 https://www.ownersbook.jp/
LENDEX 大部分 約10%あり 不動産物件 未上場企業 https://lendex.jp/
CrowdBank 一部 約5.8% 再生エネルギー・海外等もあり 未上場企業(証券会社) https://crowdbank.jp/
Alternabank 一部 約7.37% 仮想通貨マイニング・エネルギー等もあり 上場企業の子会社 https://samurai-crowd.com/
SBI Social Lending 一部 約3.2〜10% 再生エネルギー・海外等もあり 上場企業の子会社 https://www.sbi-sociallending.jp/

簡単にまとめると上記となりますが、以下でそれぞれのサービスの詳細やメリットとデメリット、口コミをご紹介していきます。

1. 上場企業グループ会社のCRE FUNDING

CRE Funding
【公式サイト】https://cre.fuel-onlinefund.jp/

CRE Fundingは、新しく始まった物流不動産に特化したクラウドファンディングです。東証一部上場のCREグループの物流不動産ファンドに、1万円から投資ができます。

こちらのファンドは簡単にお伝えすると、倉庫に投資するようなイメージです。FUEL株式会社と株式会社シーアールイーが提供する投資型クラウドファンディングで、株式会社シーアールイーは東証一部上場企業のため、かなり信頼性は高いサービスと言えるでしょう。

金融・不動産等の専門家による審査・モニタリングを行うことで、これまでプロしか扱えなかった金融商品を、一般の投資家である私たちも、安心して投資できるようになりました。実際に公式サイトで経営メンバーや会社に集まっているメンバーの経歴を確認してみても、今後の成長に期待できる会社だと感じました。

2. 上場企業運営のオーナーズブック(OwnersBook)

クラウドファンディングで不動産投資「OwnersBook」 ソーシャルレンディング・クラウドファンディングで不動産投資 OwnersBook

【公式サイト】https://www.ownersbook.jp/

まずは東証マザーズ上場企業のロードスターキャピタル株式会社が運営する、日本初の不動産特化型ソーシャルレンディングである『オーナーズブック(OwnersBook)』です。

オーナーズブックは1万円から投資が可能で、年利回り2〜6%程度を狙える案件が掲載されており、20代〜60代まで幅広い年齢に利用されているサービスです。

上記のようにオーナーズブック公式サイトで発表されているデータによると、60代以上はリピーターも多いことがわかります。つまり、一度投資に成功したら安定して使う人が多いということです。2014年のサービス開始からオーナーズブックは全ての案件で満額成立しており、貸し倒れはこれまで1件も発生していませんので、非常に安心感があります。

また、20代〜50代の女性会員も増えているようで、例えばこれまで定期預金のみしか利用していなかった方でも、1万円などの少額から投資できることもあって、実際に利用されているようです。

普段本業が忙しい方や、値動きの激しい金融商品はちょっと合わないと思っている方には、オーナーズブックは適した資産運用手段の一つと言えるでしょう。

他にも、資産運用のポートフォリオが日本円や日本株、投資信託のみとなっているような方にも、分散投資の一環として適しています。筆者もこの観点からオーナーズブックは利用しています。

オーナーズブックのメリットとデメリットを比較

オーナーズブックのメリット①:業績が良く経営陣や運営会社の信頼性が高い

運営会社のロードスターキャピタル株式会社は、不動産の自己運用・仲介・コンサルティング等を行っている総合不動産会社です。2017年に東証マザーズ上場を果たしていますので一定の信頼が置けます。

運営会社のロードスターキャピタル株式会社には、投資銀行・投資ファンド・アセットマネジメント会社等でキャリアを積んできた、不動産実務のプロフェッショナルが集っていることに加えて、サービスのシステム開発が内製化されているため、セキュリティ面でも強みがあります。

また、会社が上場しているため財務状況も適宜開示されています。筆者はロードスターキャピタルの上場前からOwnersBookのサービスを利用していますが、創業以来ずっと黒字経営を続けています(詳細:https://www.ownersbook.jp/about/index/)。このようなPLやBSを踏まえた業績面でも、OwnersBookの業者としての信頼性は高いと言えるでしょう。

オーナーズブックのメリット②:利回り4~6%の案件に1万円からの少額投資が可能

オーナーズブックであれば全案件に1万円から投資が可能です。そのため、まずは小さく始めてみたい方にも適しています。投資案件は全て不動産のプロが厳選した不動産担保付の案件にも関わらず、利回り(年換算)は4%~6%が中心と、定期預金よりはるかに高い利回りとなっています。

手数料に関しては、案件に投資をする際に事前に資金を入金する必要があるため、その際に発生する銀行振込の手数料と、満期後に資金を出勤する300円に出金手数料がかかります。

オーナーズブックのデメリット:案件募集が開始するとすぐ埋まってしまう

オーナーズブックのデメリットをあげるとすると、案件募集が開始するとすぐ埋まってしまうことです。そのため今後利用を検討されている方は、口座開設手数料や口座維持手数料は無料ですので、まずは公式サイトから無料登録されるのがおすすめです。

(参考情報)オーナーズブックの口コミや評判

3. 東急リバプルと提携しているLENDEX(レンデックス)

続いて、案件の大部分に担保が設定されており、かつ高い利回りのソーシャルレンディングを探しているのであれば『LENDEX』がおすすめです。

LENDEXのメリット①:東急リバプルの査定価格の80%を上限にファンドを組成

LENDEXは大手企業の東急リバブルと提携しており、国内向け不動産ローンファンドについては査定書を入手した上でファンドを組成しています。

具体的には、 LENDEXが独自で査定価格を出した上で、大手国内不動産会社である東急リバプルの査定価格の80%を上限にファンドを組成します。

これによって、さらに貸し出しのリスクを抑えることに加えて、資金を貸し出した先の事業者が万一返済ができない場合であっても、担保権を行使することで損失額を補填する仕組みになっています。

LENDEXのメリット②:案件が1年以内で利回りが10%超える短期案件が中心

LENDEXの特徴としては、公式サイトの案件を確認すると、1年以内の短期案件が中心で、数万円単位から投資ができることがわかります。案件の中には、5ヶ月や6ヶ月の運用期間で利回りが10%を超える案件も存在しています。LENDEXの運営会社は未上場企業にはなりますが、きちんと貸金業や第2種金融商品取引業を取得している企業ですので、信頼性は高い会社です。

LENDEXのデメリット:案件募集が開始するとすぐ埋まってしまう

LENDEXのデメリットをあげるとすると、OwnersBookと同じく案件募集が開始するとすぐ埋まってしまうことです。

LENDEXもOwnersBookと同じように口座開設や口座維持手数料は無料で、LENDEXの場合は出金手数料も無料です。そのため、手数料面や利回りの面ではOwnersBookよりも優位性のあるサービスと言えるでしょう。

(参考情報)LENDEXの口コミや評判

4. 証券会社が運営するクラウドバンク(一部案件のみ)

Crowd Bank<クラウドバンク>をはじめよう!

【公式サイト】https://crowdbank.jp/

続いて、唯一「証券会社」が運営する融資型クラウドファンディング(ソーシャルレンディング)が、『クラウドバンク』です。クラウドバンクは定期的にTVCMも放映しているぐらいメジャーなクラウドファンディングで、平均利回りは5.8%程度を狙える資産運用が可能です。

クラウドバンクのメリット①:様々な案件に分散投資が可能

クラウドバンクは「不動産担保付き」のソーシャルレンディングのみならず、「海外投資」や「再生可能エネルギー」など、さまざまなテーマのファンドに1万円から投資が可能です。そのため、不動産担保付きのみならず、幅広い案件を吟味したい方におすすめです。

クラウドバンクは取り扱いの案件数も豊富なことから、国内でもシェアNO.1の融資型クラウドファンディング(ソーシャルレンディング)とも言われています。

クラウドバンクのメリット②:海外案件に米ドルで投資が可能

クラウドバンクファンド第3542号|ソーシャルレンディング (1)

また、海外案件に米ドルで投資が可能で、そのまま米ドルで分配金/償還金を受けとって、自分の米ドル銀行口座に出金することなどもできます。そのため、米ドルという、日本円以外に資産を分散して保有できたりするメリットもあります。

筆者も実際に米ドル建てカリフォルニア不動産ローンファンドに投資を行なってもいます。不動産担保つきの案件をメインで利用しつつも、様々な案件にリスク分散をしたい方にはおすすめです。

クラウドバンクのデメリット:投資案件の吟味が必要

クラウドバンクは案件数も豊富なため、どの投資案件に投資をすべきか吟味が必要です。オーナーズブックであれば不動産物件しかありませんので、募集が開始された案件に投資をしていけば良いのですが、クラウドバンクは太陽光など様々な案件があります。

クラウドバンクの口コミや評判

筆者もクラウドバンクは利用していますが、様々な案件があり使い勝手のよいサービスだと感じています。

5. 上場企業の子会社が運営するSAMURAI(一部案件のみ)

【公式サイト】https://samurai-crowd.com/

続いて、上場企業の子会社が運営するソーシャルレンディングが「SAMURAI証券」です。SAMURAI証券の特徴は、第一種/第二種金融商品取引業登録の登録がある点です。

さらに、他のソーシャルレンディング事業者と比べて、仮想通貨マイニングファンドやスリランカ預金ファンドなど、独特の案件を取り扱っている点が特徴的です。

一部の案件で不動産担保付きの不動産物件に投資するソーシャルレンディングを提供しており、リスク分散の観点で利用するのも良いかと思われます。

6. 大企業運営のSBIソーシャルレンディング(一部案件のみ)

SBI証券や住信SBIネット銀行など、インターネット金融事業を展開するSBIグループが運営するソーシャルレンディングが『SBIソーシャルレンディング』です。ソーシャルレンディング事業者の中では、唯一総合金融グループが運営していますので、その事業者の信頼性はかなり高いと言えるでしょう。

SBIソーシャルレンディングも、クラウドバンクと同じように様々な案件があり、1万円程度から分散して少額投資が可能です。不動産だけでなくIoTや再生可能エネルギー関連ファンド、カンボジア実習生ファンドなどの種類が様々です。

3年などの長期スパンでの案件だけでなく、中には数ヶ月などの短期の商品もあります。色々と投資案件を検討したい方や、金融機関運営の安心感が欲しい方、すでにSBIの何かしらのサービスを利用しており馴染みのある方などには向いています。

>>おすすめのソーシャルレンディング比較へ