クラウドバンクは危険で怪しい?リスクやデメリット・メリットを比較

クラウドバンクは証券会社が提供する融資型クラウドファンディング(ソーシャルレンディング)の一つです。

実は筆者は東京国際フォーラムで開催されていたクラウドバンクのセミナーに3年ほど前に参加したことがあるのですが、当時はまだまだクラウドファンディングがメジャーではありませんでした。

当時はクラウドバンクが行政処分を受ける、以前の社長の大前和徳氏がプレゼンを行なっていたことを思い出します。

その後筆者も信頼できる業者だと感じてクラウドバンクに登録したのですが、今回はそんな筆者の経験も踏まえ、クラウドバンクのリスクやデメリット、メリットなどをご紹介します。

クラウドバンク(CrowdBank)の危険性やリスク、デメリットは?


【公式サイト】https://crowdbank.jp/

クラウドバンクの危険性やリスクは、主に下記2点に集約されます。

  • 案件の貸し倒れリスクがある点
  • 金融庁から2回行政処分を受けた点

まず、案件の貸し倒れに関してですが、こちらはクラウドバンクだけでなく、どのソーシャルレンディング事業者を利用するとしても起こりうるリスクです。

但し、クラウドバンクには「遅延」はありましたが、2013年12月からサービスを開始してこれまでの貸し倒れ件数は「0」ですので、与信判断能力は高い業者であると言えます。

続いて「行政処分」に関してですが、クラウドバンクは2015年7月3日と、2017年6月9日に2回ほど処分を受けています。

クラウドバンクの行政処分に関する筆者の見解

まず1回目の行政処分は、「顧客と会社の資金の分別管理ができていなかった」ために行政処分を受けました。これによって代表取締役は交代し、同年に営業担当取締役と財務経理担当取締役も交代しましたので、経営体制は変わったと言えるでしょう。

続いて2回目の行政処分は、「HP上の広告が事実と異なっていた」ために行政処分を受けました。こちらも現在はすでに業務改善報告書を提出しています。

クラウドバンクを利用する際には以上のようなリスクやデメリットを認識する必要がありますが、そもそもなぜ他のソーシャルレンディング業者は目立った「行政処分」を受けていないにも関わらず、クラウドバンクだけが2回も受けたのでしょうか?

クラウドバンク(CrowdBank)だけがなぜ行政処分を受けたのか?


【公式サイト】https://crowdbank.jp/

一番大きな理由として考えられるのは、クラウドバンクは日本で唯一「証券会社」が運営している融資型クラウドファンディング(ソーシャルレンディング)であり、他の事業者よりも金融庁の監視が圧倒的に厳しいからです。

通常のソーシャルレンディング業者の場合、「第二種金融商品取引業者」と「貸金業」の免許を取得すれば事業を開始することができます。ですが、クラウドバンクは取得のハードルが高い「第一種金融商品取引業」の免許を取得しています。

なぜかと言うと、クラウドバンクは「みどり証券株式会社」という証券会社を買収して生まれた会社だからです。

証券会社を経営するハードルの高さが信頼性に繋がる

当然ですが、ソーシャルレンディング業者よりも「証券会社」を設立して運営する方がハードルは高いです。例えば、野村証券や大和証券といった大手証券会社などと同じレベルで、クラウドバンクは内部管理体制を構築する必要があると言えば、イメージがつきますでしょうか。

このようなハードルの高い基準を、ベンチャー企業のクラウドバンクはクリアする必要があったため、経営して成果を出すのは大変だったことが読み取れます。ですが、逆にいうとそのような困難を乗り換えて今がありますので、その点ではかなり信頼性は高い業者だと言えるでしょう。

クラウドバンク(CrowdBank)のメリットやポジティブな口コミ

それではここまでクラウドバンクのネガティブな面をお伝えしてきましたが、クラウドバンクへの累計応募額は200億円以上と伸びています。

ですので、クラウドバンクを良いと思って実際に利用しているユーザーは筆者の他にも存在しますので、ネット上の口コミをいくつか確認してみます。

クラウドバンクのサービス面でのメリットを分かりやすくするために、伊藤忠商事が出資するソーシャルレンディング事業者の「クラウドクレジット」と比較してみます。

クラウドバンクとクラウドクレジットの比較

クラウドバンク クラウドクレジット
案件の種類 風力発電、太陽光発電、不動産など多様 新興国への海外投資がメイン
平均利回り 約6.78% 約10%
運用期間 2ヶ月〜1年程度 7ヶ月〜3年程度
最低投資額 1万円 1万円
手数料 0円 0円
ユーザー数 1万人以上 7千人以上
累計応募額 約200億円 40億円以上
不動産担保 一部あり 無し
サービス開始日 2013年12月 2013年6月
公式サイト https://crowdbank.jp/ https://crowdcredit.jp/

上記の表から読み取れるクラウドバンクのメリットは主に下記です。

クラウドバンクのメリット
  • 案件の種類が多い
  • 運用期間が短い案件が多い
  • ユーザー数が多い
  • 累計応募額が多い

上記のメリットを鑑みると、平均利回りはクラウドクレジットと比べて劣りますが、様々な案件に分散投資をしたい方や、運用期間が短い案件が良い方などには適していると言えるでしょう。

一方で、高い利回りを求めたい方などは、クラウドクレジットを利用された方が良いでしょう。

クラウドバンク(CrowdBank)に関する総合的な考察

以上になりますが、ソーシャルレンディングは事業者を分散し、案件にも分散投資をすることで、貸し倒れリスクや事業者の倒産リスクをヘッジすることが可能になる金融商品です。

これからソーシャルレンディングを始めようとされている方や、すでに別の事業者の口座を持っている方も、ポートフォリオの一つとしてクラウドバンクを利用されてみても良いでしょう。

クラウドバンク(CrowdBank)の口座開設方法(無料)

クラウドバンクの口座開設は簡単です。まずはこちらからクラウドバンクの公式サイトに移動し、その後「口座開設はこちら(無料)」ボタンをクリックします。

そうすると「口座開設のお申し込み(仮申し込み)」ページに飛びますので、メールアドレスなどの各種必要事項を入力します。

そうすると、登録したメールアドレス宛にクラウドバンクからメールが届きます。

メールに記載のURLをクリックして「本申し込み」にすすみます。

本人確認書類のアップロード

「本申し込み」で住所や氏名などの個人情報を入力後、運転免許証などの「本人確認書類」をアップロードすると申請は完了です。

マイナンバーの登録

そうすると通常2営業日以内に、登録したメールアドレス宛に、クラウドバンクから「マイナンバー登録の案内メール」が届きます。

こちらのメールに記載されているURLにアクセスしてマイナンバーを登録します。

クラウドバンクからのハガキの受け取り

その後、1週間以内ぐらいで登録した住所に、クラウドバンクから口座開設完了の旨が記載された「ハガキ」が届きます。

そちらのハガキを受け取ったことをクラウドバンク側が確認すれば、口座開設は完了です。