クラウドバンクとファンズを比較!融資型と貸付型クラウドファンディングはどっちがおすすめ?

クラウドバンク(CrowdBank)とファンズ(funds)の比較をご紹介します。

クラウドバンクは融資型クラウドファンディング(ソーシャルレンディング)であるのに対して、ファンズはファンド貸付型クラウドファンディングに分類されます。それぞれに特徴がありますので、この記事では両者の特徴を抑えつつ、利用がおすすめな方をご紹介します。

ちなみに両方とも口座開設手数料や口座維持手数料は無料で、取引手数料もかかりませんので、筆者は両方に口座開設を完了させています。両方に口座を保有しておくことで、良さそうな案件が出てきたらそちらに投資することができるからです。

クラウドバンク(CrowdBank)とは?融資型クラウドファンディングの特徴

【公式サイト】https://crowdbank.jp/

まず『クラウドバンク』は、金融庁に登録されたソーシャルレンディング事業者(融資型クラウドファンディング事業者)の一つです。ソーシャルレンディングとは金融仲介サービスのことで、簡単にお伝えすると、お金を貸したい人と借りたい人をマッチングするサービスです。

クラウドバンクは、日本クラウド証券株式会社と証券会社が運営しているサービスで、最低投資金額は1万円から投資することができ、平均運用利回りは6.99%、運用期間は数ヶ月〜数年と幅広い案件を取り扱っています。

クラウドバンクファンド第3542号|ソーシャルレンディング

米ドル建ての案件にも投資を行うことができることから、筆者はドル建てカリフォルニア不動産ローンファンドなどに投資を行っています。

クラウドバンク(CrowdBank)の仕組み

【公式サイト】https://crowdbank.jp/

クラウドバンクは、一般的なソーシャルレンディングのスキームです。基本的に私たち投資家は、クラウドバンクを仲介として、お金を借りたい企業に融資として貸し出すお金を投資します。

お金を貸した先の融資先が、無事に元本とその利息を返済することができれば、私たち投資家に金利分の収益が分配されます。日本国内にソーシャルレンディング業者はいくつかありますが、クラウドバンクは取り扱い案件の種類の豊富さが特徴です。

クラウドバンク(CrowdBank)のメリット

クラウドバンクのメリット
  • 1万円から投資可能
  • 平均利回り6.99%
  • 投資案件の種類が豊富
  • 累計応募総額750億円以上の実績(2019年12月時点)
  • 証券会社運営の信頼感(金融商品取引業第1種を取得済)

案件の種類の豊富さ以外にも、これまでに累計応募総額750億円以上の実績があったり、証券会社運営の信頼感などが挙げられます。また、1万円から投資が可能ですので、初心者でも気軽に始めることができます。

クラウドバンク(CrowdBank)のデメリット

クラウドバンクのデメリット
  • 過去に金融庁から行政処分あり

一方でデメリットとしては、過去に金融庁から行政処分があったことがあります。

ただし、これによって経営者が交代し、現在では新生クラウドバンクとして業務を再開しています。筆者としては過去にそのような指摘が金融庁から入り、きちんと経営体制を整えた点を評価して利用しています。

ファンズ(funds)とは?ファンド貸付型クラウドファンディングの特徴

【公式サイト】https://funds.jp/

ファンズ(Funds)』は、様々な企業が組成した貸付ファンドに投資ができるサービスです。

貸付ファンドとは、あらかじめ利回りと運用期間が予定された金融商品のことで、ファンズの利回りはだいたい1.5%〜6%程度、運用期間は大体1年未満のものが多い形となっています。特徴としては主に上場企業に貸付を行う、貸付ファンドに投資を行うことができる点です。

ファンズ(funds)の仕組み

fundsの仕組み

ファンズを利用した場合、投資家である私たちは、ファンドの組成企業に投資をします。

その後、ファンド組成企業が主に上場企業などの借り手にお金を貸し出します。そうして、そのお金を借りた上場企業などが無事にお金を返済すると、私たち投資家に利益が分配される仕組みです。

主に上場企業に貸付を行うため、投資家である私たちは、上場企業のIR情報をチェックすることもできたりします。その点では通常の中小企業に貸付を行うソーシャルレンディングよりも、かなりリスクが抑えられた投資商品と言えるでしょう。

ファンズ(funds)のメリット

ファンズのメリット
  • 貸出先が上場企業などの優良企業が多い
  • 平均利回り1.5〜6%程度
  • 1円単位で投資が可能
  • 手間がかからずほったらかしの投資が可能
  • 金融庁登録業者の安心感

ファンズのメリットを一言で言うと、限りなくリスクを抑えつつミドルリターンを提供してくれる投資商品である点です。と言いますのも、貸出先が主に上場企業になっているからです。

当然ながら、株式投資が成功した時などと比べると得られるリターンは低くなりますが、投資した後は完全にほったらかしでよく、それで定期預金などよりもはるかに資産が増えるのは嬉しいことです。

特にファンズは株式市場や景気動向などに影響を受けませんので、リスク分散には指摘です。さらに現状は投資できる案件数も少ないので選ぶ手間もありませんので、日々本業が忙しい方には向いている投資先です。

ファンズ(funds)のデメリット

ファンズのデメリット
  • 案件の種類が少ない
  • 募集開始すぐに投資案件が埋まってしまう

ファンズのデメリットとしては、2019年にスタートしたサービスということもあり、まだまだ案件数が多くない点です。そのため人気が殺到しすぎて、案件の募集が開始されるとすぐに埋まってしまうことも度々ありました。

そのため、途中から先着申し込みに加えて、IPO投資のような抽選申し込み形式も採用されましたが、全ての方が投資できるわけではありません。ですので、案件に投資したいと考えている方は、先に口座開設を完了させておくのがおすすめです。

そうしてファンズの案件募集のタイミングで、PC画面の前で準備するのが良いでしょう(途中から案件には抽選形式が導入されましたので、今では案件によってはそんなに急いで投資をする必要も無くなりました)。

クラウドバンク(CrowdBank)とファンズ(funds)の違いを比較

クラウドバンクとファンズは、上記のように投資商品としてのスキームも異なりますが、実際に取り扱っている募集案件も異なります。

クラウドバンクは太陽光発電ファンドや中小企業支援型ローンファンドなどを取り扱う

クラウドバンク』は、例えば上記のような太陽光発電ファンドなど、自然エネルギーの案件が目立ちます。

他にも、一般的なソーシャルレンディングと同じような中小企業支援型のファンドであったり、不動産担保型ローンファンド、海外への投資ファンドなども取り扱っています。このように様々な案件を取り扱っていることに加えて、平均利回りが6.99%以上と高い点が特徴です。

ファンズは貸出先のメインが上場企業

一方で、『ファンズ(Funds)』は、基本的には貸出先は上場企業がメインとなっています。

ファンズは上場企業の新しい資金調達手段としての位置付けでもあるため、借り手が上場企業がメインとなっています。これまで上場企業側の資金調達の手段は、株式発行や債券発行など、ある程度選択肢が限られていました。

しかしながら、ファンズが誕生したことで、上場企業側にとっても個人投資家からの新しい資金調達手段が誕生したのです。ファンズは一般のソーシャルレンディングと異なり、貸出先が上場企業の組成ファンドになっていますので、リスクが中小企業向け貸し出しよりは抑えられていると言えます。

ただし、その分利回りはクラウドバンクよりは低くなる傾向があると言えるでしょう。

クラウドバンク(CrowdBank)の口コミや評判

資産運用にクラウドバンク(CrowdBank)の口座開設がおすすめな方とは

【公式サイト】https://crowdbank.jp/

以上を踏まえると、クラウドバンクは、様々なソーシャルレンディング案件を吟味したい方や、ある程度の利回りが欲しい方向けのサービスです。

クラウドバンクはそもそもの掲載案件数が多いため、ファンズのようにすぐに募集が終わってしまうこともありませんので、色々と案件の吟味が可能です。

また、利回りも平均的なソーシャルレンディング案件よりも高くなっていますので、ファンズよりももう少しリスクをとって高いリターンを狙いたい方に適しています。

資産運用にファンズ(funds)の口座開設がおすすめな方とは

【公式サイト】https://funds.jp/

一方で、ファンズは、より手間をかけずにほったらかしの資産運用をしたい方や、より安定的なコツコツとした資産運用に取り組みたい方に向いています。

もちろん、ファンズが手がける投資案件であっても内容はきちんと吟味するべきですし、リスクがないわけではありません。ですが、貸出先のメインが上場企業という、より硬い投資案件からスタートすることができます。

また、1円単位の少額から投資を行うこともできますので、資産運用の初心者の方は、まずはファンズを少額から利用されるのが良いでしょう。