クラウドリアルティを比較!不動産特化型クラウドファンディングの評価

不動産に特化したクラウドファンディングであるクラウドリアルティの評判です。

不動産特化型の投資型クラウドファンディングには、クラウドリアルティ以外にもいくつかのサービスが存在します。今回は筆者が実際に登録している人気サービスと比較しつつご紹介します。

クラウドリアルティと他社の不動産投資クラウドファンディング比較

サービス名(公式HPへ) 想定利回り 運用期間 最低投資金額 詳細
クラウドリアルティ 4.5%〜10% 12〜60ヶ月 5万円
OwnersBook 4〜6% 3ヶ月〜3年 1万円 口コミへ
Jointoα 3〜5% 6〜12ヶ月 10万円 口コミへ
FANTAS funding 8〜10% 3〜12ヶ月 1万円 口コミへ
CREAL 4〜4.5% 6〜24ヶ月 1万円 口コミへ

上記が簡単な比較表になりますが、ここからはそれぞれの詳細をご紹介します。

上場企業運営のOwnersBook(オーナーズブック)

【公式サイト】https://www.ownersbook.jp/

OwnersBookは2014年からサービスを開始した老舗サービスで、上場企業のロードスターキャピタル株式会社が運営しています。

1万円から投資が可能で年利利回りは4〜6%程度が中心で、特徴としてはこれまで貸し倒れが起きたことがない点です。それだけ投資物件に関しては厳重に審査しており、OwnersBookの与信判断能力は極めて高いと言えるでしょう。

上場企業が運営するJointα(ジョイントアルファ)

不動産投資型クラウドファンディング - ジョイントアルファ[Jointo α]
【公式サイト】https://jointocrowd.jp/

続いて、Jointoαは、東証一部上場企業の穴吹興産が運営する不動産投資クラウドファンディングです。

CREALよりも保証額が大きく、物件の売却時に価格が30%下落しても保証してもらえます。ただし、CREALよりも運営歴は短いため、案件数はまだ少ない点がネックです。

また、最低投資額が10万円からですので、すこし敷居の高いサービスと言えるでしょう。

物件評価額20%下落まで安心のFANTAS funding

続いて、FANTAS fundingの場合は、OwnersBookとは少し異なる仕組みです。

FANTAS fundingの場合は、個人投資家から集めた資金に加えて、物件に対してFANTAS funding自身も投資を行います。その後、投資した不動産物件を売却する際に、万一価格下落が生じても、20%までは優先してFANTAS fundingが負担をしてくれます。

FANTAS fundingの仕組み

このような仕組みは、以前は東証一部上場企業の株式会社TATERUがTATERU FUNDINGとして提供していました。しかしながら株式会社TATERUは2018年に顧客の預金改ざん問題が発生し、その後はサービスを一時停止中としています。

筆者も実は株式会社TATERUのTATERU FUNDINGを通じて物件に投資をしていたのですが(すでに元本とその利息を回収済ですが)、今はTATERU FUNDINGを利用することができないため、FANTAS fundingにて投資を検討している次第です。

動画で物件詳細がわかるCREAL

最後のCREALは、FANTAS fundingとスキームが似ている不動産投資クラウドファンディングです。

CREALの場合も投資物件を売却する際に物件の価値が下がっていた場合、例えば20%まではCREALが優先して負担するなどのスキームが存在します。

CREALの良いところは物件の詳細を動画で確認できるところで、投資前に十分に吟味した上で投資が可能です。OwnersBookやFANTAS fundingと同じく、会員登録は無料で、口座維持手数料などもかかりません。

不動産投資クラウドファンディングに興味のある方は、CREALの利用を検討されてみるのも良いでしょう。なお、筆者はさまざまな案件から吟味して投資を実行したいため、これら3サービスには全て登録しています。

そうすると案件募集時にはメールがきますので、それを通じて投資を検討するといった流れです。

クラウドリアルティのメリットとデメリット

クラウドリアルティのメリットとしては、独自の投資物件を掲載している点や、案件の詳細情報が多い点などが挙げられます。そのため、さまざまな投資案件をみて、その詳細をきっちりと把握してから投資を決めたい方には良いサービスと思われます。

一方でデメリットとしては、最低投資金額が5万円からと、他の不動産投資クラウドファンディングと比べると若干敷居が高い点です。また、FANTAS fundingやCREALのように、売却時の物件価格が下落した時の優先出資のスキームなどはありません。

さらに、現状は案件実績数もそこまで豊富ではないため、これまでの多数の実績がある安心感が欲しい方は、上場企業が運営しており元本毀損実績がゼロのOwnersBookの方が良いでしょう。

クラウドリアルティの評判や口コミは良い?悪い?

クラウドリアルティにはメリットもデメリットもありますが、上記のように実際に利用している人がいるサービスです。

また、会社概要を確認しても、きちんと第二種金融商品取引業を取得している会社です。第二種金融商品取引業取得のためには金融庁登録が必要となりますので、信頼のおける会社と言えます。

運営会社クラウドリアルティの信頼性と今後の上場可能性について

会社名 株式会社クラウドリアルティ Crowd Realty, Inc.
事業内容 エクイティ・クラウドファンディング事業
金融業(第二種金融商品取引業 関東財務局長(金商) 第2963号)
不動産業(宅地建物取引業 東京都知事(1) 第98234号)
代表者 代表取締役 鬼頭 武嗣
設立 2014年12月
本社所在地 〒100-0004 東京都千代田区大手町一丁目6番1号大手町ビル2階 FINOLAB
主要株主 経営陣
カブドットコム証券株式会社
グローバル・ブレイン5号投資事業有限責任組合
新生企業投資株式会社
株式会社新生銀行
FinTechビジネスイノベーション投資事業有限責任組合
みずほ成長支援第2号投資事業有限責任組合
三菱地所株式会社
株式会社三菱UFJ銀行
三菱UFJキャピタル6号投資事業有限責任組合

主要株主には著名なベンチャーキャピタルや大手金融機関などが参画しており、今後クラウドリアルティ自体の上場もあるかもしれません。

なお、未上場企業への投資は通常はできませんが、株式投資型クラウドファンディングを利用すれば、一般個人でも投資が可能です。

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筆者もファンディーノで未上場企業へ投資済

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