tsumiki証券は、マルイグループが運営するネット証券の会社です。
筆者の結論からお伝えすると、既存のネット証券と比べて大きなメリットがなく、ポイント投資ではSBI証券や楽天証券には劣るかなという評価です。なぜなら、SBI証券であればTポイントから投資をすることができ、楽天証券では楽天ポイントから投資をすることができるからです。
ちなみに筆者では楽天証券で、年会費無料の楽天カードを使って、クレジットカード決済でS&P500連動のインデックス型の投資信託を毎月10万円ほど積立投資しています。
また、楽天キャッシュを使えば最大毎月15万円の自動積立投資ができますし、楽天ポイントからの投資も可能です。
一方で、tumiki証券ではエポスポイントで投資をすることができません。そんなデメリットがあるtumiki証券ではありますが、こちらの記事ではtsumiki証券の詳細やメリットとデメリット、口座開設前の注意点などをご紹介します。
tsumiki証券とは?メリットはつみたてNISA対象の投資信託を買える点
tsumiki証券は、4種類の投資信託を、エポスカードを使って積立投資ができるサービスです。エポスカードで投資信託を購入するため、エポスポイントが自動的に貯まっていきます。
また、投資の初心者にとっても最初から購入できる投資信託が決まっていますので、迷う必要がありません。具体的には以下の有望な投資信託を購入することができます。
- コモンズ30ファンド
- セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド
- セゾン資産形成の達人ファンド
- ひふみプラス
そして、全てがつみたてNISAの対象になります。ただし、これらの投資信託は実は公式サイトから購入した方がトータルの手数料は安くなります。
ですので、全ての投資信託に分散投資をするのではなく、どれか一つの投資信託を購入したい方は、個別に公式サイトから購入しても良いでしょう。ちなみに筆者の場合は、ひふみ投信とひふみワールドを公式サイトから直接購入して積立投資しています。
tsumiki証券のデメリットは?エポスポイントでポイント投資できない点
tsumiki証券の最大のデメリットは、エポスカードに貯まるエポスポイントで投資できない点です。また、そもそもエポスカードを保有していないといけません。
エポスカードは年会費無料のため保有していても特段のデメリットはありませんが、クレジットカードも合わせて発行するのが手間だと感じている方には向いていないでしょう。
tsumiki証券はエポスカードで投資信託を購入することができるサービスですが、エポスポイントを使って投資信託を投資することはできません。この点が楽天証券のポイント投資との大きな違いです。
但し、エポスカード自体は年会費無料で、丸井での買い物の際などには何かと便利なクレジットカードですので、持っておいて損はないクレジットカードとは言えるでしょう。
Tポイントで株式投資するならSBIネオモバイル証券がおすすめ
ポイント投資で投資信託を購入したい方は、Tポイントで投資信託が購入できるSBI証券や、楽天スーパーポイントで投資信託が購入できる楽天証券などを利用されるのが良いでしょう。
tumiki証券では選べる投資信託の商品も限られますし、日本株に投資をすることも、ロボアドバイザーに投資をすることも、IPO投資に参加することもできません。それらの全てを叶えることができるのが、SBIネオバモバイル証券です。
筆者も口座を開設して利用している『SBIネオモバイル証券』であれば、Tポイントで日本株やロボアドバイザーに投資が可能です。日本株には1株単位で投資ができるため、数百円から購入することができます。国内株式約定代金合計額50万円までは、月額220円で利用することができます。
(2023年追記)SBIネオモバイル証券は、SBI証券と統合されましたので、今はSBI証券を利用されるのがおすすめです。
SBIネオモバは国内株式約定代金合計額50万円までは月額220円
更に毎月固定Tポイント200ptがもらえますので、実質20円でサービス利用が可能です。筆者もこちらのサービスを利用して、複数銘柄に株式投資を行なっています。
また、SBIネオモバイル証券が提供するロボアドバイザー(WealthNavi for ネオモバ)は、資金を入金するだけで自動で国際分散投資してくれるサービスです。
1万円からのロボアドバイザーWealthNavi for ネオモバ
WealthNavi for ネオモバでは、完全にお任せの資産運用が可能で、資産ポートフォリオのリバランスや税金の最適化なども全部自動で行ってくれます。
筆者はウェルスナビの公式サイトから口座開設を行い、10万円の資産運用を実践していました。
年間手数料1%程度に対して2ヶ月で+6.8%以上の含み益となり、非常に運用パフォーマンスは高いことを実感しました。
ウェルスナビの公式サイトからの場合、通常は最低購入金額が10万円となっています。ですが、SBIネオモバイル証券であれば1万円から投資をすることができます。
更に、余ったTポイントを使って投資を始められることが大きなメリットといえるでしょう。少額の1万円からロボアドバイザーを使って国際分散投資をしてみたい方は、SBIネオモバイル証券の利用がおすすめです。
(2020年追記)SBIネオモバイル証券でひとかぶIPOが開始
さらに、2019年からは1株からIPO投資に参加することができる、ひとかぶIPOが開始しました。
これまでのIPO投資では、100株単位が基本となっていましたので、少なくとも数十万円の資金余力が必要でした。さらに、SBI証券はIPO投資の取り扱いが多いものの、資金量が大きい方から優先して抽選に当たる仕組みとなっていました。
ですが、SBIネオモバイル証券であれば、資金量に関係なく、少額の1株からIPO投資に参加することができますし、若い人が優遇されるような抽選形式も用意されています。今後もSBIネオモバイル証券には機能が追加されていくことが予想されますので、ポイント投資を始めたい方はまずはSBIネオモバイル証券から始めるのがおすすめです。
tsumiki証券の口コミや評判は良い?悪い?
お遊び程度でtsumiki証券でセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドを月3000円積み立て中。
一応クレジットカードで積み立てられるから、ポイント狙いでやってるんだけど手数料高い投資信託しか無いのが玉に瑕。 pic.twitter.com/XzYRW4vBN5— 恵比寿パヤパヤ系男子@岐阜暴威さん追悼 (@furaibou_dd) June 9, 2019
積立NISAは丸井グループの#tsumiki証券を活用中(2019年3月から開始)
2018年までは通常のNISAで個別銘柄に投資も、2019年からは積立NISAに変更。
ポイント還元率、商品数共に楽天証券の方が優れているが、丸井の株主でメインカードはエポスプラチナのため応援という意味で tsumiki証券を活用中 pic.twitter.com/BCkxEaWjdn— sprint0505 (@sprint0505) May 4, 2019
tsumiki証券の口コミを確認してみると、エポスカードで購入するためエポスポイントが貯まる点が良いという口コミが多いようでした。
ただし、つみたてNISAが使えると言えど購入できる投資信託が4種類しかない点などは、若干使い勝手が悪いようではあります。
tsumiki証券の始め方(まずは年会費無料のエポスカード発行から)
tsumiki証券を始めるには、まずはエポスカードが必要です。エポスカードは入会金も年会費も無料のクレジットカードになりますので、特に作って損があるクレジットカードではありません。
例えば、エポスカードには以下のようなメリットがあります。
- 年会費永年無料
- 即日発行可能
- レストランや施設など7,000店舗で優待あり
- マルイでのショッピングで年4回優待あり
- マルコとマルオの7日間はクレカ利用で10%OFF
- 海外旅行傷害保険あり
- スマホアプリあり
- Apple Payの利用が可能
- ショッピングご利用可能枠の一時的な増額サービスあり
- 国内ATMで手数料無料でキャッシングが可能
エポスカードを保有していると、マルイでのショッピングでの優待があったり、マルコとマルオの7日間はクレカ利用で割引になったりと、マルイで買い物をする際にお得な特典が多くついています。
丸井グループが提供する「tsumiki証券」の利用を検討中の方は、まずは年会費無料のエポスカードを作ってみるのが良いでしょう。