10年間で約5倍ものリターンを叩き出し、伝説的な投資信託となったひふみ投信を運営していたレオスキャピタルワークス株式会社は、2019年10月からひふみワールドという、世界株へ投資する投資信託の提供を始めました。
今回のひふみワールドは、信託報酬が若干高い(年率1.48%)ことから筆者としても購入は迷ったですが、最終的に投資してみようかなと思い直しました。
そこでこの記事では、改めて投資しようと思った理由を含めてご紹介します。また、投資開始から1年以上経った2021年1月時点の運用成績もご紹介します。
手数料は若干高いけどもひふみワールドに投資を決めた理由
【公式サイト】https://www.rheos.jp/
ひふみワールドに投資を決めた理由は、単純にレオスキャピタルワークスの藤野英人氏のファンだからです。
これまでに何冊か藤野氏の本を読んだり、日頃から藤野氏のSNS発信などを拝見させていただき、一定の金額をこの人になら預けても良いかなと思ったので投資したという、ただそれだけです。
このようにレオスキャピタルワークスを信じて資産を預ける訳ですから、投資に失敗してしまったら、それはそれで自分の見る目がなかったなと考えて諦めます。
長期で考えれば今後も世界経済は成長していく

ただし、基本的に長期で考えれば世界経済は成長していくわけですから、ひふみワールドも短期では下落したとしても長年保有しておけばプラスになるかなと、結構楽観的に考えています。
なので、ひふみワールドも以下のように毎月10万円ずつ自動引き落としを設定し、長期的にコツコツと積立投資で保有していくつもりです。米国S&P500に連動したETFなどに投資をした方が、もしかしたらリターンは高くなる可能性もありますが、いつまでも米国株のみに投資を行うのもリスクがあるかなと捉えています。
特に直近は米国株が市場から高く評価されすぎている嫌いもありますので、今のうちから世界への分散投資をしておきたいと思った次第です。また、ひふみワールドであれば、NISA口座の対象となり、得られた利益に税金がかからないようにできるため、税金面でかなりお得です。
ひふみワールドは毎月の積立投資も可能(5日引き落とし)

筆者の場合は、長期間での積立投資を利用して時間的も分散投資をすることで、より勝率を高めていきたいと考えています。
ちなみにひふみワールドの運用状況はひふみの公式サイトからログインしなくても、マネーフォワードなどの家計簿アプリを連携すれば、リアルタイムで確認することもできます。
もちろん運用の途中で世界経済が崩壊して金融危機になったりして何やってもダメという時期がきたら一度売却を検討するかもしれませんが、基本的には超長期投資を予定しています。
【2020年10月追記】年利+12.4%でひふみワールド推移中

2020年10月時点での評価損益は、+12.4%となっています。
筆者の場合は毎月10万円ずつ積立投資を行なっていたのですが、コロナショック時に積立金額を5万円に一度引き下げてしまったために、リターンが若干毎月積み立てた場合よりも少なくなってしまいました。信託報酬の年率1.48%を差し引いても、十分な含み益が出ていますので、筆者はこのまま継続的に積立投資を行おうと考えています。
(追記)2021年1月時点での評価損益は+66.3万円ととなりました。

ひふみ投信も10年で5倍以上の実績がありますので、筆者は今後もひふみワールドにも長期投資を行う予定です。
長期投資を行うことで信託報酬の手数料も安くなりますので、引き続き暴落時には追加投資で、長期のほったらかしの資産運用を継続する予定です。
ひふみワールド以外に投資するなら手数料の安いロボアドバイザーも一つの方法

なお、ひふみワールド以外に投資をするなら、ひふみワールドよりも手数料が安く、国際分散投資ができるロボアドバイザーの『LINEワンコイン投資』が分散投資としてかなりおすすめです。
LINEワンコイン投資は、米国上場のETFの中から厳選されて選定されたETFに投資をします。選定されたETFの保有比率の算出は、1990年にノーベル賞を受賞した平均分散法を使用しており、投資先のポートフォリオは、定期的にリバランスを行ってくれます。

筆者の場合のポートフォリオは、上記のように株式(米国株・先進国株・新興国株)・債券(米国債・新興国債・ハイイールド債)・不動産・コモディティ(金)・現金に分散投資されています。
特に債券の比率が50%以上と高くなっていますので、世界株に投資をするひふみワールドの分散投資の対象としては、相性が良いと筆者は考えています。
LINEワンコイン投資(LINEスマート投資)の手数料は無料(2020年4月末まで)

さらに、LINEワンコイン投資の場合は、通常は年率1%の手数料が2020年4月末までは完全無料です。資金を入金するだけで完全にお任せの資産運用ができることに加えて、手数料まで無料なのがお得なのです。
さらに毎月LINE PAYから引き落としで積立投資ができるため、LINE PAYの決済額に応じて、LINE PAY残高(現在はLINE PPOINT)が付与されます。筆者の場合は毎月10万円積立投資をしているため、LINE PAYのマイカラーステージが一番上となり、付与率が2%となっています。

そのため、単に投資をするだけで、毎月LINE POINTが2000Pずつ増えていきます。LINE POINTは全てLINE PAY残高に変更することができますので、実質10万円を預金して2000円の利息がついているようなものです。
通常の普通預金にお金を預けていても金利は0.001%程度ですので、単純にこれだけでもかなりお得なので、筆者はLINEワンコイン投資を利用しています。
ひふみワールドの評判は悪い?購入した人もいるようだけど…
ひふみワールド毎月1万円にします。コツコツ pic.twitter.com/PmseOmGtGQ
— ssuzaki (@ShougoSuzaki) September 26, 2019
ひふみワールドがあまり話題になっていないと思ったら、信託報酬が年率1.6280% (税込)だった。これでは、インデックス投資家は寄り付かないだろう。 pic.twitter.com/8oXjYQdg2G
— わかま屋 (@wakaya21) September 12, 2019
数日前に設定されたひふみワールド。あまり話題にならないと思ったら51億で静かな船出だったそうです。
信託報酬は税込で1.6%超えですよ…もはや資産運用とは言えないと思うのは私だけかなʕᵔᴥᵔ;ʔ
来月には報告書に組入銘柄の上位が出てくるでしょう。きっと【高度】な運用なんだろうねʕᵔᴥᵔ;ʔ pic.twitter.com/P569H64Yhu
— 投資家ダッフィー (@Dividend_Duffy) October 11, 2019
続いて、ひふみワールドのインターネット上やSNS上での口コミを確認してみると、やはり手数料が高いとのコメントが多いです。
筆者としてもインデックス投資の場合は許容しがたい手数料の高さだと感じていますが、日本唯一のアクティブ型投資信託の成功事例となるかもしれないということで、今回投資を決めました。
実際のところ自分で株式投資も行っていますが、ひふみ投信のように毎月年利20%程度のリターンを出すというのは、かなり難しいです。得られた利益を再投資することで複利的に資産は増えていきますし、とにかくほったらかしの投資ができる点がひふみワールドの良い点です。
インデックス投信を買うなら楽天証券での積立投資がおすすめ

なお、単純に安い手数料でそれなりのリターンを得たい場合は、無理してひふみワールドに投資する必要もないでしょう。
単純に投資信託の信託報酬の手数料の安さを鑑みると、楽天証券でemaxis slimシリーズの投資信託を購入してインデックス投資をするのが無難です。実際に筆者も楽天証券では、S&P500連動型の投資信託の積立投資をしています。
楽天カードのクレジット決済で投資信託を購入可能

楽天証券を使っている理由は、楽天カードのクレジット決済で投資信託を購入することができ、それによって楽天ポイントがたまるため、2重にお得だからです。
さらに楽天証券は貯まった楽天ポイントを使って投資信託を購入することができますので、単純に得られたポイントを使ってさらに追加投資ができ、複利効果が働くのです。
楽天銀行と楽天証券の連携で普通預金金利が0.1%に上昇
 楽天証券×楽天銀行でぐっと広がる資産運用の幅 ネット銀行は楽天銀行-530x238.png)
また、楽天銀行も楽天証券と連携するだけで、普通預金金利が0.1%にまで上昇します。なので楽天銀行、楽天証券、楽天カードの3点セットで利用することでかなりお得なのです。
年会費永遠無料の楽天カードをまだ保有されていない方は、まずは楽天カードを発行して、日頃のお買い物でポイントを貯めるところから始めるのが一番おすすめです。