ロードスターキャピタルの評判は?株価はどうなる?マザーズに上場したので入念に調査

不動産

ロードスターキャピタル株式会社が、2017年8月にマザーズに上場することが決まりました。

ロードスターキャピタル株式会社はオーナーズブック(OwnersBook)という「1万円から始められる不動産投資サービス(不動産特化型クラウドファンディングサービス)」を手がけている会社です。

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2017.10.10

収益面では基本的には自社の不動産投資事業で儲けている会社になりますが、今回はそんなロードスターキャピタル株式会社の評判や今後の将来性について分析してみました。

ロードスターキャピタル株式会社の概要や評判

まず、ロードスターキャピタル株式会社の会社概要です。

ロードスターキャピタル株式会社は2012年に設立され、現在資本金約5億円、従業員数30名程度のベンチャー企業でしたが、2017年8月には東証マザーズへの上場承認がおりました。

会社概要からも分かるように、きちんと第二種金融商品取引業などの免許登録も済ませており、この度上場承認もされた企業ですので、企業としての信頼性は高いと言えるでしょう。

なお、代表取締役社長は岩野達志氏、副社長は森田泰弘氏と、ともに不動産業界でのキャリアが長く、ロードスターキャピタル株式会社は、いわゆる不動産投資のプロが経営者をつとめています。

代表取締役社長 岩野達志氏の経歴

東京大学農学部卒。一般財団法人日本不動産研究所にてキャリアをスタートし、不動産鑑定業務に従事。

2000年よりゴールドマン・サックス・リアルティ・ジャパンにて自己投資・運用ファンドの不動産取得部門、2002年以降はアセットマネジメント部門。

2004年からロックポイントマネジメントジャパンLLC ディレクターとしてエクイティ500億円以上、案件総額3,000億円以上を実行、ロックポイントグループの日本における不動産投資業務をリード。

不動産鑑定士、宅地建物取引士。

出典:OwnersBook

代表取締役副社長 森田 泰弘氏の経歴

立命館大学産業社会学部卒。安田信託銀行(現:みずほ信託銀行)にてキャリアをスタート。

1996年より一般財団法人日本不動産研究所。2003年よりゴールドマン・サックス・リアルティ・ジャパン。

自己投資・運用ファンドの不動産取得部門を経て、2005年以降はアセットマネジメント部門。アジアマネジメントコミッティーメンバーとして、数千億円の投資案件の運用をリード。

不動産鑑定士、宅地建物取引士。

出典:OwnersBook

また、経営陣以外にも不動産業界での経験があるメンバーが揃っています。

また、社員にもきちんとストックオプションを発行しているようですので、上場後もまだ成長が続いていく会社のように見受けられます。

ロードスターキャピタル株式会社の財務内容と今後の見通し

財務内容

続いて財務内容ですが、2012年に設立されたロードスターキャピタル株式会社は、設立5年の2016年時点ですでに46億円もの売上があります。

なお、2017年は売上高が下がったように見えますが、こちらは半年分の売上高が計上されている形になります。

つまり、半年ですでに33億円もの売上がありますので、2017年にはさらなる成長が期待できる形となっています。なお、2016年度のロードスターキャピタルの売上構成は下記になります。

ロードスターキャピタルの売上構成
  • 不動産投資事業(つまりは不動産の売却益):約40億円
  • 不動産賃貸事業(つまりは家賃収入):約6億円
  • 不動産特化型クラウドファンディングサービス(OwnersBook):7百万円
  • その他:17百万円

こちらを確認すると、不動産の売却益が主であったことがわかります。

オーナーズブック(OwnersBook)の会員数も順調に推移中

OwnersBookの会員数
出典:OwnersBook

ここまで見て来ると「OwnersBook」の収益は他の事業と比べると高くないようには見受けられますが、有価証券報告書を読み解くと、2017年には半年で売上高が16百万円まで増加しております。

つまり、着実にOwnersBookの事業も成長しており、上記の通りOwnersBookの会員数も増加しています。

ですので、徐々にOwnersBookという不動産特化型クラウドファンディングサービス自体が、人気が出てきているということです。

また、今回の上場によって調達した資金はOwnersBookの広告宣伝費用にも利用されるようですので、今後さらにOwnersBookの利用者が増えることは確実でしょう。

中規模オフィスビルを狙った不動産投資戦略

不動産投資戦略

続いて、すでにこれまでの5年間でかなりの利益が出ているロードスターキャピタルの不動産投資事業について焦点をあててみます。

そすうると、その投資対象先は「中規模オフィスビル」ということがわかります。

これはまさに空いていた市場であり、そこに不動産投資のプロが集うロードスターキャピタルが、適切なタイミングでその市場に参入したと言えるでしょう。

そして、こうして自社の不動産投資事業で得た利益を、OwnersBookや人工知能(AI)で不動産を査定するサービスなどの新しいサービスに回していくことで、非常に良い循環を生んでいると思われます。

ロードスターキャピタル株式会社の経営リスク

不動産

ここまで確認してみたところ、かなり順調に見えるロードスターキャピタルですが、もちろん経営リスクはあります。

主なリスクとしては、代表者の突然の事故死などの経営者リスク、日本の不動産市場の景気低迷リスク、東京における大規模地震などの自然災害リスクあたりが挙げられるでしょう。

また、有価証券報告書にも記載されていますが、不動産投資事業の性質上「有利子負債(主に銀行からの借入金)」は大きくなりがちです。

そのため、その「借入金を今後もきちんと返せそうかどうか?」という部分は、今後も気をつけて確認しておいた方が良いでしょう。

そして最後に細かい点ですが、一点気になる点としては、中国大手SNSの「人人網」を運営するRenren, Inc.(ニューヨーク証券取引所に上場しています)が、ロードスターキャピタル株式会社の株式を46.47%も保有していた点です。

ロードスターキャピタル株式会社の株主構成

株主構成

ロードスターキャピタルは、大手企業の株式会社カカクコムから資金調達したというニュースは話題になりました。

ですが、実際見てみるとその株主持分は低く(投資時期が遅いため妥当かとは思います)、一方で中国大手企業のRenrenは46.47%も株式を保有していました。

ロードスターキャピタル株式会社の取締役には、RenrenのCOOであり、スタンフォード大学でMBAも取得している「ジェイムズ・ジェン・リウ」氏も参画していることから、今後ともロードスターキャピタル株式会社は、Renren, Inc.の動きに影響を受けることは間違いないでしょう。

この大手中国企業との繋がりは、日本の不動産投資市場を中国の投資家にアピールするためのコネクションとも見えなくもないです。

ですが、将来的にはもしかすると完全な中国企業となる可能性もあるかもしれません。

ロードスターキャピタル株式会社に関するまとめ


出典:OwnersBook

以上になりますが、ロードスターキャピタル株式会社は、当面は期待できる急成長中のベンチャー企業です。株式投資の対象先として検討しても良いかと思います。

また、運営サービス自体の評判も上々ですので、投資を検討するにせよ、一度OwnersBookの無料会員登録をしてみて、実際にサービスがどんな感じなのかを確認してみても良いのではないでしょうか。

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2017.10.10

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