上場企業のグループ会社であるプロパティーエージェントが、2020年から不動産投資クラウドファンディングの「リンプル(Rimple)」をスタートしました。早速筆者も無料口座開設して利用してみましたので、その口コミをご紹介します。
ちなみに2018年ぐらいから不動産仲介業者は、こぞって不動産投資クラウドファンディングに参入してきています。今回は他社の不動産投資クラウドファンディングと比較しつつ、リンプルのメリットとデメリット、利用がおすすめな方から口座開設方法までをご紹介します。
不動産投資クラウドファンディングのリンプル(Rimple)とは
【公式サイト】https://funding.propertyagent.co.jp/
Rimple(リンプル)は、上場企業のグループ会社であるプロパティエージェントが運営する、不動産投資クラウドファンディングです。
プロパティエージェントが自社開発した、都心に特化した高利回りの優良物件の案件を豊富に取り扱っている点が特徴です。1口1万円から投資をすることができ、投資した物件を売却する際に、万が一価格が下落していても、3割まではプロパティーエージェント側が負担してくれます。
そのため、投資家である私たちの元本毀損リスクは、かなり抑えられています。また、セゾンの永久不滅ポイントをリンプルコインに交換することができ、元手ゼロでのポイントからの投資も可能です。
運営会社のプロパティーエージェント株式会社の信頼性
プロパティーエージェントは、2004年の設立以来増収増益を続けている企業です。2020年2月時点の株価は横ばいで時価総額は80億円程度ですが、2019年度の売上高は200億円を超えています。2020年度は営業キャッシュフローも改善されており、堅実な経営を続けていると言えるでしょう。
筆者としては運営会社としては特段問題がないと感じましたが、PERも6倍程度と比較的市場からは厳しい目でみられている状況とも言えるでしょう。
不動産投資クラウドファンディングのリンプル(Rimple)のメリット
不動産投資クラウドファンディングのリンプルを利用するメリットを、改めてまとめてみます。
上場企業のグループ会社であるプロパティエージェントが運営している安心感がある
まずは運営企業の安心感があります。ちなみに、上場企業が運営している不動産投資クラウドファンディングには、穴吹興産のJointαがあります。ただし、Jointαは最低投資金額が10万円からです。一方で、Rimpleであれば1万円から投資ができます。
Jointαは地方物件などが多くなっていますが、Rimpleは東京の物件が中心となっています。東京近郊にお住いの方であれば、物件エリアのイメージがつくのがメリットと言えるでしょう。
セゾン永久不滅ポイントなどから投資ができる
また、セゾン永久不滅ポイントなど、何かしらで貯まったポイントを「リアルエステートコイン」と呼ばれるコインに交換することができます。
そしてこの「リアルエステートコイン」を使って、Rimpleでは投資を行うことができます。そのため、現金の元手がなくても、貯まったポイントから投資ができるのです。
投資した物件の価格が売却時に下落しても3割まで保証がある
さらに、Rimpleであれば物件の下落の3割まで保証してもらえます。そのためある程度の価格下落リスクが抑えられていると言えるでしょう。
なお、不動産投資クラウドファンディングによって、物件価格のいくらまで保証してくれるかは異なります。続いては主な不動産投資クラウドファンディングのサービスを比較します。
不動産投資クラウドファンディングの物件価格下落の保証割合を比較
サービス名(詳細) | 運営会社 | 利回り | 運用期間 | 最低投資額 | 保証下落率 | 投資先 | 公式サイト |
Rimple | 上場企業グループ会社 | 未定 | 未定 | 1万円 | 3割 | 東京 | https://funding.propertyagent.co.jp/ |
Jointα | 上場企業 | 3.6〜5% | 6〜12ヶ月 | 10万円 | 3割 | 地方あり | https://jointocrowd.jp/ |
SYLA FUNDING | 未上場企業 | 4%〜 | 3ヶ月〜 | 1万円 | 3割 | 東京近郊 | https://www.syla-funding.jp/ |
CREAL | 上場企業 | 3.5〜6% | 4〜24ヶ月 | 1万円 | 案件次第 | 東京 | https://creal.jp/ |
FANTAS funding | 未上場企業 | 8〜10% | 3〜12ヶ月 | 1万円 | 2〜3割 | 空き家等 | https://www.fantas-funding.com/ |
実際に主な不動産投資クラウドファンディングの、物件価格下落時の保証割合を比較すると多くのサービスで3割となっています。明確に3割となっているのはRimple、Jointα、SYLA FUNDINGです。
運営企業が東証プライム上場企業なのはJointαですが、SYLA FUNDINGも長年不動産業界で事業をやっている会社ですので、筆者としては信頼して早速第3号案件に申し込みを行って利用しています。
SYLA FUNDINGも人気のサービスですので、募集金額17百万円に対してすでに70百万円程度のお金が募集締め切り前に集まっていました。
不動産投資クラウドファンディングは必ず投資できるかわからないこともあり、これから不動産投資クラウドファンディングを利用することを検討されている方は、事前に複数の口座開設を行っていくつか案件に応募されてみるのがおすすめです。
不動産投資クラウドファンディングのリンプル(Rimple)のデメリット
続いて、リンプルのデメリットもご紹介します。
元本保証ではない
当然ながら、元本保証の金融商品ではありません。物件価格の下落リスクはある程度保証されていますのでかなり固い部類の投資先にはなりますが、不動産市況が悪くなった時などは、元本毀損リスクがあることは念頭においておく必要があるでしょう。
2020年に始まったサービスのため案件数がまだ少ない
さらに、案件数がまだ少ないです。ただし、だからこそ最初の方に申し込んでおけば応募に通りやすいと考えることもできます。
リンプル(Rimple)の口コミ
リンプルの口コミをSNSやネット上で確認してみると、良い口コミが多いことがわかります。
リンプル(Rimple)がおすすめな方
以上を踏まえると、リンプル(Rimple)は以下のよう方におすすめです。
- 不動産投資に関心のある方
- 不動産投資クラウドファンディングを行いたい方
- ポートフォリオに不動産を入れたい方
- コインやポイントで投資をすることに関心のある方
以上のような方は、リンプル(Rimple)の利用を検討されてみてはいかがでしょうか。
リンプル(Rimple)の無料口座開設方法
【公式サイト】https://funding.propertyagent.co.jp/
リンプルの口座開設方法は簡単ですので一緒にみていきましょう。
まずはこちらから公式サイトに移動します。その後、「会員登録」ボタンをクリックします。登録や口座開設は無料です。
そうすると、メールアドレス登録の画面に移ります。
メールアドレス登録
こちらでメールアドレスを入力して、「個人情報保護方針に同意する」にチェックをいれて、「登録して次へ」をクリックします。
個人情報入力
続いて、名前やパスワード、住所などの個人情報を入力していきます。その後、運転免許証の画像などの本人確認書類をアップロードします。
その後、各種規約等に同意をして、入力内容を確認して問題がなければ仮会員登録を完了させます。
そうすると、登録したメールアドレスに本登録手続きのメールが送信されます。
上記のメールが届きますので、「アカウントメール認証」部分をクリックして会員登録を完了させます。そうすると、会員登録完了の画面が表示されます。
本人確認ハガキの受け取りと認証コードの入力
そうすると、事務局側が登録内容を確認し、問題がなければ本人確認ハガキの郵送が行われます。
登録した住所に後日本人確認ハガキが届きますので、そちらに記載されている認証コードをマイページ上で入力します。そうすると口座開設は完了で、サービスを利用することができるようになります。