利回り3〜5%以上で運用するための投資先には、一体何があるのでしょうか?
一般的には投資信託や株の配当なども考えられますが、投資信託は購入時の手数料や信託報酬が高かったり、株式投資も株価急落のリスクがあるのが実情です。そ
こで今回は、そのような従来の金融商品以外で、初心者でも気軽に始められるおすすめの資産運用先を厳選して紹介します。
初心者におすすめは不動産担保付きソーシャルレンディング
まず、初心者にもおすすめの投資先としては、不動産担保付きのソーシャルレンディングがあげられます。
ソーシャルレンディングとは、金融仲介サービスとも言われ、お金を貸したい人と借りたい人のマッチングサービスです。ソーシャルレンディング事業者が私たち個人投資家からお金を集めて、企業にお金を貸し出し、金利分が収益となるビジネスモデルです。
ソーシャルレンディング事業者が貸出先を審査しますので、ソーシャルレンディング事業者の与信判断能力が非常に大切になってきます。また、その際に不動産担保を取得した上でお金を貸し出す場合もあり、それが不動産担保付きソーシャルレンディングです。
ソーシャルレンディングのメリット・デメリット
ソーシャルレンディングのメリットとデメリットを簡単にまとめると、以下になります。
- 利回りが高い
- 一度投資したらしばらくほったらかしで良い
- 株式市場などの影響を受けない
- 途中解約ができない
- 貸し倒れリスクがある
- 事業者の倒産リスクがある
ソーシャルレンディングは高い利回りが特徴的ですが、もちろん損失リスクもあり、ソーシャルレンディング事業者によっては破綻リスクや、資金の貸し倒れリスクがあります。
そのため、ソーシャルレンディングを利用する事業者の信頼性がとても大切です。
上場企業が運営するOwnersBookは年利回り4.0%〜6.0%中心
例えば、上場企業のロードスターキャピタル株式会社が提供する「オーナーズブック(OwnersBook)」であれば、2014年のサービス開始以来、一度も貸し倒れが起きていません。
オーナーズブックは登録は無料で、口座の維持手数料や案件への投資手数料などもかかりません。唯一資金を出金する際に300円ほど手数料がかかる程度です。
このような不動産担保付きソーシャルレンディングに興味が芽生えた方は、利用を検討されてみてはいかがでしょうか。
貸付ファンドのFunds(ファンズ)は予定利回り1.5%〜6.0%
続いて、ミドルリスク・ミドルリターンを狙うなら、貸付ファンドのFunds(ファンズ)を利用するのも一手です。Fundsは、個人投資家と資金を借りたい企業を結ぶ、貸付ファンドのオンラインマーケットです。
基本的に、個人投資家はファンド組成企業に投資を行い、ファンド組成企業が借り手の企業にお金を貸付けます。
【公式サイト】https://funds.jp/
無事その企業がお金を返済すれば、その返済原資をもとに私たち個人投資家は分配金を得ることができます。このファンド組成企業は、Fundsを運営するクラウドポート株式会社の審査を通過した企業のみで構成されています。
Funds(ファンズ)の具体的な案件は?
例えば、実際にどんな案件があるのかとFundsの公式サイトを確認すると、東証一部上場企業や東証二部上場企業、ベンチャーキャピタルから出資を受けているスタートアップなどが募集するファンドに、実際に投資できることがわかります。
また、Fundsのファンドは1円単位で少額から投資が可能で、ソーシャルレンディングと同じように、一度投資してしまえば、元本と利息が返済・分配されるまでに行うことは殆どありません。
もちろんノーリスクではありませんが、株価や為替のような日々の市場価格の変動が無いため、精神的にも安定して投資を行うことができルるため、コツコツと資産形成したい方に向いている投資と言えます。
更にリターンを追求するならロボアドバイザー投資の検討を
続いて、さらにリターンを追求するのであれば、資産運用を完全にお任せできる、ロボアドバイザーなどを利用するのも良いでしょう。
入金するだけで自動で国債分散投資してくれるウェルスナビ
まず、ウェルスナビであれば、無料の口座開設をして入金すれば、あとは完全にほったらかしで資産運用をしてくれます。最低投資額は10万円からで、海外ETF7種類で運用してくれます。
運用資産のリバランスや税金の最適化なども、全てウェルスナビ側で対応してくれるため、2016年のリリースからユーザー数は10万人以上に増え、預かり資産も1,200億円を突破しています。
ウェルスナビはリスク許容度を設定できる
【公式サイト】https://www.wealthnavi.com
ウェルスナビの特徴として、運用プランのリスク許容度を5段階から選択することができる点が挙げられます。そのため、リスクを最も取らないプランでの運用であれば、たとえ運用状況が芳しくない場合でも損失を限定的にすることができます。
2016年1月から開始していた場合、リスク許容度がもっとも高い場合、2018年12月末時点でのリターンは+10.8%(ドル建て)となっています。ただし、リスク許容度を低く抑えた場合でも+4.6%と、完全にお任せできる運用としてはまずまずの結果なのではないでしょうか。
ウェルスナビは、公式サイトから資産運用のシュミレーションを行うことができます。
ロボアドバイザー投資がどんなものかを知りたい方は、まずはウェルスナビに無料登録して、資産運用のシュミレーションを利用されてみるのも良いでしょう。
株式投資に取り組むなら貸株サービスの利回りも魅力的
続いて、株式投資に取り組む場合は、貸株サービスの利用を検討するのも良いでしょう。
株式投資はもちろんリスクもあるのですが、それなりの金額を保有するのであれば、配当収入も相応のものとなります。この配当収入を得ることができながら、株を貸すことで金利収入も得られるのが貸株サービスです。
貸株サービスで有名なネット証券は、GMOクリック証券です。SBI証券や楽天証券なども貸株サービスは提供していますが、高金利の株が多数あるのはGMOクリック証券です。
実際にGMOクリック証券の公式サイトで貸株サービスの金利5%を探してみると、かなりの数が該当することがわかります。中には18%などの非常に高金利の銘柄も存在します。
ただし、もちろん自分が投資したいと思った銘柄を購入しないと株式投資の意味がありませんので、筆者は下記3つのネット証券にはそれぞれに口座を開設して利用しています。
株式投資にも今後取り組もうと考えている方は、上記の3つの大手ネット証券会社は口座維持手数料もかかりませんので、口座を保有しておいて損はないかと思われます。
不動産投資に興味のある方はクラウドファンディングもおすすめ
他にも、不動産投資クラウドファンディングの利用なども挙げられます。
不動産投資クラウドファンディングは、1口1万円からオンライン上で不動産に投資し、賃貸または売却からの収益に基づいた配当金の分配を受けられるサービスです。
不動産投資のプロが厳選した物件に投資をすることができ、投資先の物件の詳細をネット上から細かく確認できる点が特徴です。
また、万一物件の売却時に評価額が下がってしまったとしても、20〜30%程度の価格の下落であれば、事業者側が優先して負担してくれる仕組みになっているサービスが多く、投資家である私たちの元本は保証されます。
具体的な案件としては、運用期間が数ヶ月〜数年で、利回りは4~5%程度が多いようですが、中には利回りが10%を超える案件もあります。不動産投資クラウドファンディングに興味が芽生えた方は、当サイトでおすすできる業者を下記にまとめましたので、参考にしてみてください。