200万円の資産運用でおすすめの投資先はどこなのでしょうか?
仮に1年間で2倍にすると考えた場合、おそらく投資先は株式投資や仮想通貨投資といったジャンルに限られます。さらに利益には税金がかかりますので、株式投資であれば20.315%の税金がかかるため手元に残るのは約8割です。
仮想通貨投資の場合は総合課税となりますので、給与所得に応じてさらに高い税金がかかる可能性も否めません。一方で、1年間で2倍ではなくコツコツと利回り数%〜10数%を何年も続けていくのであれば、資産運用戦略は大きく変わります。
今回は1年間で2倍を狙うパターンと、コツコツと資産形成をしていくのにおすすめの投資先をご紹介します。なお、投資の初心者の場合は株式投資より完全におまかせの資産運用がおすすめです。
資産運用の初心者が勉強せず投資するならロボアドバイザー
資産運用の初心者におすすめなのは、完全にお任せの資産運用のロボアドバイザーです。逆にあまりおすすめできない投資方法は、自分であれこれと投資信託を選んでしまう方法です。
投資信託は星の数ほど存在するので儲かる商品を選ぶのが難しい
と言いますのも、世の中には投資信託は星の数ほど存在しますので、当然ながら儲かる投資信託もあれば損する投資信託も存在します。そのような多数ある投資信託の中から確実に儲かる投資信託を選び出すのは、言ってしまえば天文学的な確率です。
もちろんハイリターンを狙うアクティブ型の投資信託ではなく、経済指標等に連動するインデックス型の投資信託であれば、安定的なリターンを得られる可能性はあります。ですがインデックス型の投資信託でさえも種類は豊富ですので、正しい投資信託を選ぶスキルが必要になってきます。
ロボアドバイザーは自分で商品を選ぶ必要がない
そこでおすすめなのが、そもそも1商品しかない世界経済の成長にのっかる国際分散投資ができるロボアドバイザーです。
ロボアドバイザーであれば、投資信託と同じように利益にかかる税金も申告分離課税で一律20.315%ですみます。また、最初から投資先は複数のETF(上場投資信託)に国際分散投資されていますので、利用する方もあれこれ考える手間も省けます。
ユーザー数・預かり資産残高No.1ならウェルスナビ(WealthNavi)
【公式サイト】https://www.wealthnavi.com/
そこでまずおすすめできるロボアドバイザーは、TVCMも放映している『ウェルスナビ』です。ウェルスナビのサービス開始から約3年9ヶ月のリターンは、公式サイトにも記載されていますがリスク許容度に応じて+14.4%〜+23.3%となっています(ドル建て)。
完全に放置でこれだけのリターンを得られていますので、自分であれこれ投資信託を選んで投資するよりも高いリターンとなっている可能性は高いでしょう。年間手数料は1%程度となりますので、十分手数料分も補えています。
ウェルスナビのポートフォリオ
ウェルスナビは本当に資金を入金するだけで、自動で国際分散投資をしてくれます。ポートフォリオは米国株・日欧株・新興国株・米国債券・金・不動産・現金に別れています。
筆者も実際にウェルスナビを使って資産運用をしていますが、開始2ヶ月で+6%以上の含み益を得ることもありました。
このようなロボアドバイザーを使うのは結構開始タイミングが大切で、一番良いのは米国株式市場などが大きく崩れてニュースになっている時などと考えられます。
ウェルスナビは土日でもインターネットバンキングから資金を入金できますので、そのタイミングで始めるのがおすすめです。
時間を分散して積立投資をすることでリスクを更に軽減
もしくはいきなり200万円を運用するのではなく、時間を分散して投資を行い、合計200万円になるまで入金する方法や積立投資をする方法もあります。
ちなみにウェルスナビなら50万円以上なら0.01%ずつ、200万円以上なら0.02%ずつ、長期の資産運用で最大年間0.9%まで手数料が下がります。ウェルスナビで資産運用をする場合は10万円からできますが、長期的なことを考えると50万円からコツコツ積立投資をされるのがお得です。
LINE PAYユーザーならLINEワンコイン投資(LINEスマート投資)
続いて、ウェルスナビと同じように完全にお任せのロボアドバイザー投資ができるLINEスマート投資(LINEワンコイン投資)です。
LINEワンコイン投資は2019年から新しく始まったサービスですが、ウェルスナビと同じように「株式・債券・不動産・コモディティ・現金」といった形で完全に分散投資ができます。
LINEワンコイン投資のポートフォリオ
資産の運用自体はLINEと提携している新しいオンライン証券のFOLIOがノーベル賞に基づき、独自のアルゴリズムを用いて行なっています。LINEスマート投資の良い点は、ウェルスナビとは異なり2020年4月まで手数料が無料な点です。
そこで、筆者の場合は毎月10万円を積立投資することを決めました。なぜ毎月10万円を積立投資するかというと、毎月10万円を越えるとLINE PAYボーナスの付与率が2%となるからです。
LINEスマート投資の引き落としはLINE PAYから行うことができるため、毎月10万円の引き落としがあると、LINE PAY残高に2,000円ほどキャッシュバックされるのです。これは言ってしまえば毎月2,000円の利息がつくようなものなので、銀行の普通預金の1,000倍ぐらいのリターンと言えます。
LINEスマート投資の積立額設定ページ
なお、LINEスマート投資の積立頻度は週7日、週5日、毎週などから500円〜3000円の範囲で選ぶことができます。
筆者は毎週水曜日に2.5万円の引き落としで設定をしていますが、更に時間を分散して積立投資をしたい場合は、例えば週7日で毎日1000円ずつ積立投資をしていくなどの方法もありうるでしょう。
LINEワンコイン投資は新しく始まった資産運用サービスですが、筆者としては今後にとても期待しているロボアドバイザーの一つです。
資産運用を勉強してハイリターンを狙うなら個別株への集中投資
上記はコツコツと長年かけて資産形成をしていきたい場合の選択肢ですが、1年間で2倍に増やしたいなどのハイリターンを狙うのであれば、個別株への集中投資がおすすめです。
特に日本の中小小型株であれば、毎年10倍以上に上昇している銘柄が存在しますので、うまく引き当てれば2倍のリターンは可能です。ちなみに筆者は2019年はくふうカンパニー【4399】という銘柄に投資を行うことで、2倍以上のリターンを得ることができました。
なぜくふうカンパニーに投資をしたかというと、クックパッドやカカクコムといったIT企業の時価総額を著しく上昇させた敏腕経営者が経営していたからです。なお、このような日本の個別株へ投資をするのであれば、手数料が安いSBIネオモバイル証券が一番おすすめです。
1年でハイリターンを狙うならSBIネオモバイル証券で個別株投資
『SBIネオモバイル証券』の場合は、通常のネット証券とは異なり月額220円とサービス利用料金が決まっています。月間の国内株式約定代金合計額50万円までは、毎月220円で取引し放題です。
更に毎月Tポイントが200pt分付与されますので、実質20円で国内株式の取引がし放題なのです。このSBIネオモバイル証券の手数料がどれだけお得なのかを、実際に通常のSBI証券の手数料と比較してみます。
SBI証券の国内株式の現物取引の手数料と比較
通常のSBI証券では、1注文の約定代金が10万円までで90円ほどかかります。
例えば、一月に2銘柄を10万円ずつ購入して、その2銘柄のうち1銘柄を売却した場合、90円×3=270円(税別)ほどかかることになります。これではすでに月額200円を超えていますので、SBIネオモバイル証券を利用した方が取引手数料がお得になります。
1万円からのロボアドバイザーWealthNavi for ネオモバ
さらにSBIネオモバイル証券は「WealthNavi for ネオモバ」というロボアドバイザーを提供しており、Tポイントからの投資も行うことができます。通常のウェルスナビは最低投資額は10万円からですが、ネオモバであれば1万円から投資が可能です。
ただし、通常のウェルスナビと同じような長期割の手数料割引はありません。そのため、まずはロボアドバイザーがどんな感じの商品なのかを少額から試したい方におすすめです。
株式投資を本気で学ぶならファイナンシャルアカデミー
最後に、株式投資を本格的に学びたい場合は、株式投資の無料セミナーに参加するのもおすすめです。筆者も以前に述べ50万人以上が参加した、総合マネースクールの『ファイナンシャルアカデミー』の講座を受講しました。
ファイナンシャルアカデミーの豪華アドバイザリーボード
ファイナンシャルアカデミーは特定の金融機関のグループに所属していないため、特定の金融商品に偏って知識を提供することもなく、完全に中立の立場でお金や資産運用の知識を提供してくれます。
また、アドバイザリーボードには元官僚の竹中平蔵氏などの各業界の著名人が参画しており、総合マネースクールとしての信頼性はかなり高いです。
筆者のファイナンシャルアカデミーの実際の受講履歴
筆者は実際にファイナンシャルアカデミーの無料体験会には3つほど参加しました。
不動産投資、株式投資・FX・外貨投資、お金の教養講座と一通りの無料体験会に参加し、その上で不動産投資スクールの受講を決めました。これから株式投資のみならずお金の勉強をして行きたいと考えている方には、お金の教養講座は一番おすすめです。
人生100年時代ですので、今のうちに自分へ投資をしてお金や資産運用の知識を身につけておくことが、結果的に一番ハイリターンになる可能性も高いでしょう。