【500万円のポートフォリオ事例】おすすめの資産運用先を初心者に紹介

500万円ポートフォリオ

500万円の貯金が貯まった時、その貯金をどのように資産運用するかは悩みますよね。

そこで今回は投資の初心者やこれから資産運用を始めたいという方に向けて、筆者が考える500万円のポートフォリオ事例をご紹介します。まず前提として、なるべく資産運用に時間を取られたくない場合、守りのインデックス投資を多めに配分するのが初心者にはおすすめです。

また、資産運用戦略は数年で500万円を倍の1,000万円にしたいと考える場合と、500万円を550万円程度に増やしたい場合とでは、大分異なります。しかしながら大切なのは資産運用先のポートフォリオ配分ですので、今回のおすすめの投資先を参考に、配分を検討されてみて下さい。

500万円のポートフォリオ事例(初心者におすすめの資産運用先)

500万円のポートフォリオ事例のイメージ
  1. 200万円:ロボアドバイザーのウェルスナビ(守り)
  2. 100万円:ロボアドバイザーのLINEスマート投資(守り)
  3. 50万円:投資型クラウドファンディング案件に分散投資(やや攻め)
  4. 50万円:不動産投資クラウドファンディング案件に分散投資(やや攻め)
  5. 100万円:株式投資(攻め)

具体的な金融商品のカテゴリと特性、サービス名と公式サイトは以下になります。

投資金額 カテゴリ 特性 サービス名 公式サイト
200万円 ロボアドバイザー 国際分散投資 ウェルスナビ https://www.wealthnavi.com/
100万円 ロボアドバイザー 国際分散投資 LINEワンコイン投資 https://line.folio-sec.com/onecoin
50万円 投資型クラウドファンディング 世界経済に影響されない ファンズ https://funds.jp/
クラウドクレジット https://crowdcredit.jp/
50万円 不動産投資クラウドファンディング 1万円からの不動産投資 FANTAS funding https://www.fantas-funding.com/
CREAL https://creal.jp/
100万円 株式投資 ハイリスク・ハイリターン SBIネオモバイル証券 https://www.sbineomobile.co.jp/

まず結論ですが、筆者の場合はほとんど何もしなくても良いように、6割の300万円程度はウェルスナビとLINEスマート投資という、完全にお任せのロボアドバイザーに資産運用をお任せします。これで一旦は守りの資産運用を固めます。

そして、残りの50万円で株式市場や世界経済の影響を受けづらい、投資型クラウドファンディングや不動産投資クラウドファンディングにさらに分散投資を行ってリスクを軽減しながら、10%程度の高い利回りを狙います。

最後に、残りの100万円でハイリターンを狙って、今後数年かけて保有したい日本の中小小型株を探し、そちらに集中投資することに時間を使います。それではそれぞれの詳細をご紹介します。

おすすめ①:インデックス投資&国際分散投資

まずは世界経済に連動するインデックス投資と国際分散投資が同時にできるロボアドバイザーを活用し、守りの資産運用を固めます。

おすすめ①:国際分散投資のウェルスナビ(WealthNavi)

まずはロボアドバイザーのウェルスナビです。

ウェルスナビは本当に資金を入金するだけで自動で国際分散投資をしてくれます。ポートフォリオは米国株・日欧株・新興国株・米国債券・金・不動産・現金に別れています。

筆者も実際にウェルスナビを使って資産運用をしていますが、開始2ヶ月で+6.6%以上の含み益を得ることもありました。

このようなロボアドバイザーを使うのは結構開始タイミングが大切で、一番良いのは米国株式市場などが大きく崩れてニュースになっている時などと考えられます。ウェルスナビは土日でも資金を入金できますので、そのタイミングで始めるのがおすすめです。

もしくはいきなり200万円を運用するのではなく、時間を分散して投資を行い、合計200万円になるまで入金する方法や積立投資をする方法もあります。

ちなみにウェルスナビなら50万円以上なら0.01%ずつ、200万円以上なら0.02%ずつ、長期の資産運用で最大年間0.9%まで手数料が下がります。ですので、ウェルスナビで資産運用をする場合は10万円からできますが、長期的なことを考えると50万円から資産運用を始めるのがお得です。

おすすめ①:国際分散投資のLINEスマート投資

続いて、ウェルスナビと同じように完全にお任せの投資ができるLINEスマート投資(LINEワンコイン投資)も活用します。LINEワンコイン投資の投資先も、ウェルスナビと同じように「株式・債券・不動産・コモディティ・現金」といった形で完全に分散されています。

運用はLINEと提携しているオンライン証券のFOLIOがノーベル賞に基づいたアルゴリズム運用を用いて行なっていますが、LINEスマート投資は2020年4月まで手数料が無料のためかなりお得です。

さらに筆者の場合は毎月10万円を積立投資することで、LINE PAYボーナスの付与率2%となり、毎月2,000円ほどLINE PAYに残高がキャッシュバックされています。

積立頻度は週7日、週5日、毎週などから500円〜3000円の範囲で選ぶことができますので、本当に分散投資をしたい場合は、例えば週7日で毎日1000円ずつ積立投資をしていくなどの方法もありうるでしょう。そうすると約3ヶ月ちょっとで100万円の投資が完了します。

おすすめ②:ミドルリターンを狙う投資型クラウドファンディング

続いて、ロボアドバイザーだけですと、どうしても株式市場に影響を受けてしまいますので、株式市場にほとんど影響を受けない投資型クラウドファンディングを活用します。

投資型クラウドファンディングの本質は、貸したお金が返ってくるかどうかですので、その点でリスクの観点が株式投資や投資信託などと大きく異なります。

おすすめ②:主に上場企業への貸付ファンド投資のファンズ

【公式サイト】https://funds.jp/

ファンズは、主に上場企業に貸付を行い、無事資金が返済されたらその分の利息が私たち投資家に分配される新しいオンラインマーケットです。年間利回りは1.5〜6%程度にはなりますが、個人向け国債や定期預金などよりはるかに高い利回りを受けとることができます。

fundsの仕組み

口座開設・口座維持・取引手数料などもかからず、1円単位で投資ができるため、サービス開始から一躍人気のサービスとなっています。現在では案件募集と開始に応募者が殺到してしまうため、先着順と抽選の2種類の応募方法が採択されています。

何れにせよロボアドバイザーなどとは異なるリスクの資産運用をポートフォリオに入れておきたい方は、ファンズには口座開設をされておくのがおすすめです。

おすすめ②:海外新興国投資のクラウドクレジット

【公式サイト】https://crowdcredit.jp/

続いて、投資型クラウドファンディングの中でも高い表面利回りが狙えるのが、クラウドクレジット です。クラウドクレジットは年率5.5%〜12.5%程度を狙うことができる、海外新興国向けのソーシャルレンディングです。

海外新興国の今後成長が見込まれるベンチャー企業に投資を行うためリスクは高まりますが、その分高いリターンを得られる仕組みとなっています。運営会社のクラウドクレジット株式会社には大手総合商社の伊藤忠商事なども投資を行っており、今後が期待されるベンチャー企業です。

おすすめ③:不動産投資クラウドファンディング

続いて、500万円ですと不動産投資は難しいですが、リスク分散の一環として不動産投資クラウドファンディングも活用します。

おすすめ③:FANTAS funding

FATANS fundingは1万円から始められる不動産投資クラウドファンディングで、私たち投資家からお金を集めて不動産物件に投資をしてくれるサービスです。

不動産投資クラウドファンディングの良い点は、万一投資した物件の評価額が売却時に20〜30%程度下落したとしても、先にFANTAS funding側が負担してくれる点です。

そのため、最悪売却損が発生しても、2~3割以上の下落がない限り私たち投資家の元本が守られる仕組みです。

非常にリスクが抑えられた不動産投資の仕組みとなっており、かつ利回りも8〜10%程度で運用期間も3カ月〜1年程度となっているため、筆者も不動産投資クラウドファンディングは積極的に活用しています。

おすすめ③:CREAL

同じく不動産投資クラウドファンディングとしては、CREALもおすすめできます。CREALの特徴は物件の詳細を動画で確認することができたり、法人口座の開設も可能な点が挙げられます。

ただし、CREALの場合は物件の評価額の下落の1割程度まで元本が守られる仕組みであったり、案件によって異なるようです。また、不動産投資クラウドファンディングに共通する事項として、基本的には中途解約ができないため、一定期間投資をしておいても困らないお金を投資するのが無難です。

おすすめ④:株式投資

【公式サイト】https://www.sbineomobile.co.jp/

最後に、守りの資産運用に400万円ほどは使いますが、残りの100万円を持って大きなリターンを狙うために株式投資にも資金を振り分けます。

使うネット証券はSBIネオモバイル証券です。SBIネオモバイル証券は取引手数料が安いことに加えて、Tポイントから投資ができるからです。月額220円で国内株式約定代金合計額50万円までが無料で、かつ毎月Tポイントが200ptほどもらうことができます。

SBIネオモバイル証券を使って、今後成長が見込まれるであろう中小小型株に数年間かけて集中投資をします。逆にそれ以外はやりません。

もしくは、今後期待ができそうな銘柄に分散投資をしておきます。SBIネオモバイル証券であれば1株単位で購入することができるため、500円〜数千円で1株を保有することができます。

そのため、今後上昇しそうな銘柄に分散投資をしておくこともできるのです。さらに余ったTポイントを有効活用することもできますので、すでにTポイントを保有されている方などには特におすすめです。

初心者の資産運用では絶対に手を出さない投資先とは

仮想通貨とFXの違い

筆者も以前は手っ取り早く儲かりそうという観点で、FXなどのハイリスク・ハイリターン投資に手を出すこともありましたが、今ではそのうようなことは絶対にしないでしょう。

世界一の投資家であるウォーレン・バフェットの右腕と呼ばれた人物に、チャーリー・マンガーという人物がいます。彼の著書で言われているのは「早く金持ちになろうという思想は危険である」という金言があります。

筆者も昔は若くして早くお金持ちになりたいという気持ちが強かったのですが、投資にせよ事業にせよ、「急がば回れ」という金言があるように、富裕層の仲間入りをするためにはコツコツと日々の積み重ねを大切にし、複利効果を使って徐々に資産を増やしていく姿勢も大切です。

たった1年では大富豪にはなれないかもしれませんが、複利効果によって徐々に資産を増やしていくことで、10年後はとても遠くに到達することができていることもあります。

何事も急がば回れの精神で、初心者はまずはコツコツとロボアドバイザーを使ってインデックス投資で、積立投資をして投資になれていくのがおすすめです。