【未上場株の買い方】非上場企業へ出資/投資したい方向けの購入方法

未上場株(非公開企業・非上場企業の株)の買い方についてご紹介します。

初心者の方にもわかりやすく、未上場株・未公開株を購入する方法、非上場企業・未上場企業に出資/投資する方法を、合計4つほど具体的にお伝えします。

今後の成長が期待されるベンチャー企業への出資/投資に関心のある方は、参考にしてみて下さい。

1. ファンディーノ(FUNDINNO)を利用する


【公式サイト】https://fundinno.com/

まず、一番メジャーで簡単なやり方は、株式投資型クラウドファンディングの『FUNDINNO(ファンディーノ)』を利用する方法です。

ファンディーノは1社50万円を限度として、未上場企業への投資が可能なサービスです。筆者もファンディーノには無料登録し、実際に「ノモック」という「移動を無料にする」ことを掲げるベンチャー企業に投資もしています。

ファンディーノは2016年に設立された、日本初の株式投資型クラウドファンディングのため、日本で一番投資案件の数が多い(2019年時点で60件以上)です。

ファンディーノに無料登録をしてメールマガジンを受け取る設定にしておくと、毎月新規案件のメールが届きますので、新しいベンチャー投資案件を見るのが楽しみになります。

ファンディーノの場合は、口座開設手数料や口座維持手数料、取引手数料が無料で、ネット上で契約から投資までが簡単に完了するため、複雑な契約手続きも不要です。

ファンディーノ(FUNDINNO)のメリット

ファンディーノのメリット
  1. ベンチャー企業の株主になれる
  2. エンジェル税制適用企業に投資すれば、節税対策が可能
  3. 株主優待を実施している企業に投資すれば、株主優待を受けることが可能
  4. 投資額が10万円(または12万5,000円)・25万円・50万円から選べる
  5. 口座開設手数料や取引手数料が無料(振込手数料はユーザー負担)
  6. 投資家同士での交流や情報交換も可能(口座開設完了後)
  7. 通常のエンジェル投資で必要な煩雑な契約手続きが不要
  8. ファンディーノが一次審査したベンチャー企業しか案件にならない
  9. 投資先がExitに成功すると大きな利益を得られる
  10. 利益にかかる税金は申告分離課税(一律20.315%)

そんなファンディーノの一番のメリットは、やはり一般の個人投資家がベンチャー企業の株主になれる点です(2019年にはファンディーノ型新株予約権も始まりました)。

そのため、場合によってはエンジェル税制適用企業に投資をして節税対策を行うことができたり、株主優待を受けることもできたりします。

ファンディーノ(FUNDINNO)のデメリット

ファンディーノのデメリット
  1. 投資先企業が失敗する可能性がある
  2. 上場企業の株式と異なり、すぐには売却出来ない
  3. 全ての案件にプロ投資家が入っている訳ではない
  4. 満20才以上で1年以上の投資経験と金融資産300万円以上が必要

一方でデメリットとしては、当然ながら投資先企業が失敗する可能性はありますし、一度投資をしてからExitするまで長期案件になる可能性は高い点です。

また、ファンディーノの場合は、全ての案件にプロ投資家(ベンチャーキャピタルなど)が入っている訳ではありません。もちろん、プロ投資家が入っていれば、確実にその企業が上手くいくという訳ではありません。

ただし、プロ投資家が入っていれば、上場はできなくても、人脈的な繋がりでM&Aがされやすいことは想定されます。ですので、ファンディーノは案件を多く選べる一方で、投資家である私たちの目利き力が重要になってくるサービスです。

そのため、投資経験1年以上、金融資産300万円以上、満20歳以上の方向けとなっています。これらの基準をクリアしているのであれば、口座開設は無料ですので、未上場企業への投資を検討している方には一番おすすめです。

2. ユニコーン(Unicorn)を利用する

【公式サイト】https://unicorn-cf.com/

ファンディーノ以外のサービスとしては、2019年に新しく誕生した株式投資型クラウドファンディングの『ユニコーン(Unicorn)』をおすすめします。

Unicornは5万円から投資ができる株式投資型クラウドファンディングで、金融資産も200万円以上の保有で利用することができる点が、ファンディーノとの違いです。

また、ユニコーンには百数十社の企業の上場をサポートしてきた投資銀行/証券出身のIPOのプロが多く在籍しており、ネットワーク、情報力、デューデリジェンス力、目利き力が強い点が特徴です。

会社概要を確認してみても、きちんと関東財務局に登録されており、日本証券業協会にも加入している信頼性の高い企業であることがわかります。

会社名 株式会社ユニコーン (Unicorn, Inc.)
代表者 安田 次郎
所在地 〒107-0051 東京都港区元赤坂1丁目7番18号 KIZUNA EAST
設立 2015/12/28
事業内容 株式投資型クラウドファンディングプラットフォームの運営
公式サイト https://unicorn-cf.com/
資本金 1億3,400万円(資本準備金含む)
登録番号 第一種少額電子募集取扱業者 関東財務局長(金商)第3110号
加入協会 日本証券業協会

未上場企業に投資をしたいものの、まずは少額の5万円程度から始めたい方はユニコーンを利用されるのが良いでしょう。

3. エメラダ・エクイティを利用する

続いての方法は、エメラダ・エクイティというサービスを利用する方法です。

(追記)2019年時点でエメラダ・エクイティは案件の更新が停止しており、AngelBankに事業譲渡されました。そのため、株式投資型クラウドファンディングは、『ファンディーノ』か『ユニコーン(Unicorn)』の利用をおすすめします。

エメラダ・エクイティは、すでにプロの投資家(ベンチャー・キャピタルやエンジェル投資家)が出資している企業に、個人投資家である私たちが、1社49万円まで投資できるサービスです。

こちらにも筆者は無料登録はしていますが、案件の募集があってから埋まるまでが早すぎることもあり、まだ実際に投資はできておりません。ですが、エメラダエクイティを利用すれば、ファンディーノと同じように煩雑な契約手続き無くして、ネット上で簡単に投資は可能です。

ファンディーノと異なりエメラダ型新株予約権を保有する

エメラダ・エクイティの場合はファンディーノとは異なり、投資家である私たちは、直接投資先の未上場企業の株を保有する訳ではありません。具体的には、エメラダ型新株予約権に投資をし、主にIPOやM&Aが実現した場合に、株式または金銭を受け取れます。

エメラダ型新株予約権は、一般的な新株予約権とは異なり、投資先企業のIPOが実現された場合か、発行から10年間が経過する最後の1ヵ月の間のみ権利を行使することができます。

もし10年ほど経ってもM&AもIPOされなかった場合は、そこで権利を行使して株式を取得し、後に投資先企業が上場した場合には、その株式を市場で売却できる形となっています。

(追記)2019年からファンディーノでも、ファンディーノ型新株予約権のサービスが始まりました(詳細はこちら)。

エメラダエクイティのメリット

エメラダエクイティのメリット
  1. プロ投資家に目利きされた未上場企業に、投資ができる
  2. インターネットから、簡単に投資できる
  3. 資金は分別管理(=エメラダ社が倒産しても保全される)

エメラダエクイティの一番のメリットは、すでにベンチャー・キャピタルやエンジェル投資家が出資している企業に投資ができる点でしょう。つまり、相乗り投資が可能となるのです。

また、投資先企業のサポート(投資先企業のPR、潜在顧客や人材の紹介、製品やサービスへのフィードバックの提供等)をする機会がありますので、そのような支援に関心のある方には適しています。

エメラダエクイティのデメリット・リスク

エメラダエクイティのデメリット
  1. 投資先企業がIPOできなかったり、M&Aされない可能性がある
  2. 投資先企業が成功するまで時間がかかる可能性がある
  3. 長期投資になる可能性が高い
  4. サービス開始が2017年からと、まだ実績が少ない

一方でデメリットとしては、結局投資先企業が上手くいかずにサービスが終了してしまったり、倒産してしまったりする可能性がある点です。

また、エメラダエクイティは2017年に始まったサービスのため、まだ案件の実績が少ないです。ですが、運営会社の経営メンバーを確認すると金融のプロフェッショナルが集っていますので、企業としての信頼性は高いでしょう。

ただし、現在は案件が止まっている状況ですので、株式投資型クラウドファンディングの利用を検討されている方は、ファンディーノかユニコーンを利用されるのが良いでしょう。

4. ネット証券でIPO株の申し込みをする

最後に、上場することが確定した未上場企業に投資をするためには、ネット証券からIPO株の申し込みをするという方法があります。こちらに参加するためには、まずIPO株の申し込み期間(ブックビルディング期間)に、IPO株の割り当てのある幹事証券会社に無料の口座開設をします。

そうするとIPOの申し込み画面がありますので、そちらから抽選に参加します。こちらは抽選になりますので、全ての人が購入できる訳でありません。運良く当選したら、購入期間に欲しい株数などを入力して登録しておくと、IPO株を手に入れることができます。

IPO投資はネット証券によっては完全に平等抽選制もある

IPO株の場合はネット証券によっては完全に平等に抽選制ですので、単純に様々なネット証券に口座を多く保有しているほど有利です。

ネット証券によってはとお伝えしたのは、例えば大手のSBI証券の場合はIPOの取り扱いも多いのですが、資金量が多い人ほど有利になっています。つまり、すでに多くの資金を保有しており、申し込み時に多くの株数を申し込めるほど当選確率が高くなったりする傾向があります。

楽天証券も同様の傾向があるため、大手のSBI証券や楽天証券はすでにそれなりの資産がある方にはおすすめなのですが、そうでない方はなかなか当選しづらかったりします。

一方で、例えばマネックス証券やGMOクリック証券の場合は100%平等な抽選制になりますので、まだあまり余剰資金がない方などにはおすすめです。

IPO投資では様々なネット証券に口座を保有している方が有利

このようにネット証券によって色々な特徴がありますので、基本的には複数のネット証券に口座開設をしておき、それぞれのネット証券で気になる銘柄に投資をする方法が一番効率的です。

下記に、筆者が実際に口座を開設しているおすすめのネット証券一覧をご紹介します。

IPO投資でおすすめの大手ネット証券の公式サイト一覧

証券会社
(公式HPへ)
口座数 IPO取扱数
(2018年)
抽選スタイル
SBI証券 約450万 86社 資金量が多いと有利(一部抽選)
マネックス証券 約180万 50社 100%完全平等抽選
楽天証券 約300万 11社 100%完全平等抽選(申込数上限あり)
ライブスター証券 3社 100%完全平等抽選(資金力影響)
GMOクリック証券 約40万 1社 100%完全平等抽選
DMM株 2019年開始 100%完全平等抽選

上述したようにSBI証券は資金量が多い(申し込みの株数が多い)と有利なのですが、IPO取扱件数が圧倒的に多いのも特徴です。

また、SBI証券はIPO投資に参加して外れてしまった場合、IPOチャレンジポイントをもらえます。次回以降にIPO投資にチャレンジする際にIPOチャレンジポイントを使うことで、IPO投資に当選しやすくなる仕組みがあります。

また、楽天証券ではNISA口座を活用してIPO投資に参加することはできませんが、SBI証券ではそれが可能です。完全抽選制ではないもののIPOの取扱い件数も多く、NISA口座も利用できる点がSBI証券の大きなメリットと言えるでしょう。

未上場企業(非上場企業)へ投資(出資)をする方法のまとめ

以上になりますが、未上場企業に確実に投資するためには、実際のところIPO株に申し込むよりも、ファンディーノやユニコーンなどの株式投資型クラウドファンディングを利用した方が確実です。

実際に筆者もSBI証券では過去に何度もIPO投資に申し込んでいるものの、なかなか当選しないのが現実です。なので当たればラッキーぐらいな感覚です。

一方で、ファンディーノであれば案件の募集が開始してすぐに申し込みを行えば、基本的に投資を行うことはできます。未公開株への投資はリスクも大きくなりますが、当たればリターンは非常に高くなる投資です。

実際に近年上場したUberの初期に250万円ほどを投資をした有名なエンジェル投資家のジェイソンカラニスは、250億円以上のリターンを手に入れています。ベンチャー企業への投資は社会貢献性も高いことに加えて、夢のある投資と言えるでしょう。

ベンチャー企業の成長を支援したい方や社会貢献性の高い投資をしたい方、景気に左右されずに長い目で投資をしたい方などは、まずはファンディーノの利用を検討されてみてはいかがでしょうか。