数千万円などの金額ではなく、数十万円などの金額でエンジェル投資をするにはどうしたら良いのでしょうか。エンジェル投資というと、一般的には一部の成功した起業家などが、数千万円や数億円もの資金を投資するようなイメージがあるかもしれません。
ですが、現代では株式投資型クラウドファンディング『FUNDINNO(ファンディーノ)』を利用すれば、一般人でも12万円程度からエンジェル投資をすることができるのです。
ただし、ファンディーノを利用するためには、満20歳以上で、投資経験1年以上、金融資産300万円以上のバックグランドは必要になります。そのため、まだ金融資産が300万円ほど無い方は、金融資産200万円以上あれば利用できて、1社5万円から投資できる『ユニコーン』の利用を検討されるのが良いでしょう。
株式投資型クラウドファンディングのファンディーノとは?
【公式サイト】https://fundinno.com/
株式投資型クラウドファンディングとは、非上場のベンチャー企業が、インターネットを通じて、多くの投資家から少額ずつ資金調達する、新しい資金調達手法の一つです。ベンチャー企業は1億円まで調達をすることができ、投資家は最大50万円を1社につき投資することができます。
『ファンディーノ』は日本初の株式投資型クラウドファンディングサービスで、きちんと事業の免許登録もされていますので、運営企業としての信頼性は高いです。

案件の取り扱い件数も日本一で、筆者も実際にファンディーノを通じて、2018年に株式会社ノモックの案件に投資を実行しました。この投資が成功するかどうかはまだわかりませんが、長い目で成長を見守ろうと考えています。
最初からある程度の審査がなされた企業の案件のみがファンディーノに掲載される

【公式サイト】https://fundinno.com/
ファンディーノで取り扱っている案件にはプロの投資家が投資をしている案件も多く、今後の成長性に期待ができるベンチャー企業となっています。
詐欺のような案件は最初からファンディーノに掲載されることがありませんので、あらかじめある程度の信頼性が保たれた案件に投資できるというメリットがあります。
また、ファンディーノでは満額成立している案件が多いですが、当然ながら人気のない案件は資金調達できずに終わりますので、募集も不成立となります。
ただし、逆に人気の案件は即座に募集が埋まってしまいますので、今後エンジェル投資を検討されたい方は、あらかじめファンディーノに無料登録されておくのがおすすめです。
無料登録をしてメールの配信設定をONにしておけば、毎月自動的に新しい案件がメールで送られてくるようになり、そこで投資判断を行うことができるようにもなります。
株式投資型クラウドファンディングを利用するメリット
【公式サイト】https://fundinno.com/
個人で投資先のベンチャー企業を見つけてエンジェル投資をする場合と比較して、株式投資型クラウドファンディングにはどのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか。
まず、株式投資型クラウドファンディングには下記のようなメリットがあげられます。
- 詐欺や騙される心配がない
- 面倒な契約手続きを業者が代行してくれる
- 毎月自動的に新しい案件を知ることができる
- 少額から投資ができる
- インターネットから簡単に投資ができる
一番大きいのは信頼性でしょう。
一定の信頼が置ける企業に少額から投資をすることができる
今ではエンジェル投資家と起業家のマッチングサイトなどもありますが、中には詐欺のような案件もあります。そのため、最初から一定の信頼が置ける投資先を選んだ方が無難かと、筆者は考えています。
もちろん個人的な紹介でのエンジェル投資の案件などであれば、エンジェル投資に踏み切るのも良いでしょう。しかしながら、特段つながりのない人にいきなり投資をするのは、リスクも高いです。
相手の身元があらかじめある程度わかり、審査にも通過しているということは、大きな安心材料となるでしょう。
中にはエンジェル税制適応案件もあり税金対策にも繋がる
また、ファンディーノではエンジェル税制適応案件なども取り扱っていますので、場合によっては節税対策などになるベンチャー投資の案件も存在する点がメリットと言えるでしょう。
株式投資型クラウドファンディングを利用するデメリット
一方で、株式投資型クラウドファンディングには下記のようなデメリットもあります。
- 投資元本がゼロになるリスクがある
- 50万円以上の投資ができない
- 直接投資先の社長と会って話すのは若干難しい
- 限られた情報で投資判断を下さないといけない
ベンチャー企業への投資は、当たれば大きなリターンを得られることで有名ですが、当然ながら投資したベンチャー企業がうまくいかなければ、投資元本はゼロになります。
これは株式投資型クラウドファンディングを利用しようが、直接エンジェル投資をしようが、基本的には変わらない部分です。もちろん契約内容の縛りによっては、投資資金を回収することもできるかもしれませんが、基本的にはハイリスク・ハイリターンの投資であることには代わりはありません。
このようなハイリスク・ハイリターンの投資ということもあって、株式投資型クラウドファンディングでは、投資家は1社50万円が限度となっており、ある意味投資家保護がなされているとは言えるでしょう。
また、株式投資型クラウドファンディングのサービスによっては、投資家側も手数料を払う必要があります。ちなみに、ファンディーノは取引手数料が無料で、口座開設手数料も無料のため、資金を振り込む際の振込手数料ぐらいしかかかりません。
これは通常のエンジェル投資を行う際にも、投資先に資金を振り込む際には手数料がかかるかと思いますので、特段代わりはないでしょう。
少額からエンジェル投資家になる方法に関するまとめ

以上になりますが、現代ではインターネットの発達により、一定の水準をクリアした投資家であれば、エンジェル投資家になることができるようになりました。
未上場企業への投資は、上場している会社への株式投資とは性質の異なるものとなります。基本的には長期目線の投資となりますし、あまり景気動向や株式市場の影響を受けない点も特徴です。
一度投資をすると日々の株価の上げ下げに一喜一憂する心配もありませんし、精神的にはある意味楽です。
筆者も通常のエンジェル投資と、ファンディーノを利用した投資の両方に取り組んだことがありますが、日々の生活で意識することはそれほど多くありません。長い目でみてベンチャー企業への成長支援などをされたい方は、ファンディーノの利用を検討されてみてはいかがでしょうか。