未公開株は儲かるのでしょうか?
未公開株への投資で実際に儲かって億万長者になった事例
未公開株への投資で億万長者になったり、莫大なリターンを得た事例は、世界中に多くあります。
自動車のシェアリングエコノミーサービスの「Uber」
例えば、「エンジェル投資家」という本を執筆したジェイソン・マッケイブ・カラカニス氏は、初期のUberに2万5000ドルを投資したことで、2018年には3億6000万ドルの評価額となりました。これによって一生使い切れないほどの富を手にしたともいえるでしょう。
世界中で使われているSNSの「Facebook」
他にも、「ゼロ・トゥ・ワン 君はゼロから何を生み出せるか」という本を執筆し、決済サービスの「ペイパル」の創業者として著名なピーター・ティール氏は、初期のFacebookに5500万円程度を出資したことで、IPO時には1,000億円以上の評価額となったようです。
これらは世界的にも有名な莫大なリターンを得た「エンジェル投資」の事例ですが、日本においても同じように未上場株への投資で大きなリターンを出している事例はあります。
フリマアプリの「メルカリ」
例えば、東証マザーズに上場しているユナイテッド株式会社は、初期のメルカリに3億円ほどの投資をしたことで、メルカリの新規株式公開(IPO)に伴って保有株の一部を売却し、120億円もの利益を計上しています。
米国や中国などの投資環境と比べると、日本にはまだまだ大きな成功事例は少ないかもしれませんが、当たればリターンが非常に大きいのが未公開株への投資の魅力です。
投資する際には詐欺案件もあるので投資時に注意が必要
しかし、未公開株へ投資をする際には、詐欺のような事例も非常に多いため、注意が必要です。
特に世の中には怪しい投資家と起業家のマッチングサイトなどもありますので、そのようなサイトはあまりおすすめできません。投資家側で登録したとしても、見ず知らずの起業家に投資をするのはかなりリスクがあります。
せっかく未上場企業へ応援も込めて投資をするのであれば、詐欺のような案件ではなく、しっかりとした企業に投資をしたいものです。そこで、一般の個人投資家が詐欺案件に合わずに未公開株へ投資する場合は、株式投資型クラウドファンディングを活用するのがおすすめです。
未上場株へ投資できる株式投資型クラウドファンディングとは?
【公式サイト】https://fundinno.com/
株式投資型クラウドファンディングとは、インターネットを通じて、1社50万円を上限として未上場会社に投資できるサービスです。インターネットを通じて投資ができますので、登録も簡単で、面倒な紙ベースでの契約手続きなども不要です。
そんな株式投資型クラウドファンディングには、取引量日本No.1のファンディーノ(FUNDINNO)というサービスがあります。ファンディーノは2016年に設立された、日本初の株式投資型クラウドファンディング事業者です。
株式投資型クラウドファンディング事業者は、金融商品取引業者として金融庁への登録が必要になります。そのため、そもそも一定の信頼がある業者しか登録をとり、事業を営むことができません。
株式投資型クラウドファンディングのメリット
株式投資型クラウドファンディングのメリットとしては、詐欺のような案件が掲載されないというメリットがあります。
あらかじめ株式投資型クラウドファンディング事業者は金融庁に登録される必要がありますので、そもそもの事業者の信頼性が担保されています。もちろん全てのベンチャー企業が成功するわけではありませんので、当然ながら儲かる投資もあれば損失が出てしまう投資もあるでしょう。
しかしながら、最初から一定の信頼のあるベンチャー企業に、インターネットから簡単に投資ができますので、この点は非常に便利と言えるでしょう。また、ファンディーノの場合は毎月新しい案件がサイトに掲載されますので、そちらから案件の内容を検討して、投資判断を下します。
投資金額は12.5万円〜50万円の幅で投資をすることができ、面倒な契約手続きなども全てインターネット上で完結します。口座開設手数料や口座維持手数料、取引手数料なども無料です。
株式投資型クラウドファンディングのデメリット
一方で、株式投資型クラウドファンディングのデメリットは、投資上限が50万円と決まっている点です。また、一度投資をしたらしばらくは換金できません。
なぜなら、基本的に未公開株を換金できるタイミングというのは、M&Aされた時や、IPOが行われた時です。特にIPOをベンチャー企業が達成するためにはそれなりに時間がかかるのが一般的ですので、長い目でみて長期投資をする必要があります。
株式投資型クラウドファンディングは利用できる人が限られている
さらに、株式投資型クラウドファンディングは利用できる人が限られています。株式投資型クラウドファンディングNo.1のファンディーノの場合は、下記のような方は利用することができません。
- 1年以上の、有価証券の売買等の投資経験がない方
- 金融資産を 300 万円以上保有されてない方
- 満 20 歳未満の方及び満 80 歳以上の方
- 投資資金の性格が生活費・借入金・使途確定金等の方
- ご本人様以外でお申込みをされる方
- 暴力団員、暴力団関係者あるいは総会屋等の反社会的勢力に該当される方
- 海外にお住まいの方、海外に居住地国を有する方等
- 米国市民(米国籍保有者)、グリーンカード保有者又は米国居住者の方
- 既に当サイトの投資家登録をされている方(重複登録は不可)
- 成年後見人制度に係る家庭裁判所の審判を受けた方等
- 外国政府等において重要な公的地位にある(あった)方及びその家族の方
- 法人の方
逆に、上記の方以外であればファンディーノの利用が可能ですので、未公開株へ安全に投資をしたい方は、ファンディーノの口座開設を検討されてみるのが良いでしょう。
詐欺案件に合わずに未公開株に安全に投資する方法のまとめ
以上になりますが、基本的には安全に未公開株に投資するには、株式投資型クラウドファンディングを利用するのがおすすめです。
今のところは1社50万円までしか投資ができませんが、今後株式投資型クラウドファンディングに対する規制が変わっていく可能性もあるでしょう。
また、日本ではファンディーノに案件が集まっており、他の事業者はほとんど案件がないような状況ですが、海外でも株式投資型クラウドファンディングの市場は拡大しており、今後日本でも株式投資型クラウドファンディングのプレイヤーが増えていくことは想定されます。
未公開株への投資が人気になって投資ができなくなる前に、今のうちからまずはファンディーノに無料の口座開設をしておき、気になった案件を検討したりするのがおすすめです。
コロナショックで株は買うべきだった?買い時を気にしなくて良い未上場株
ちなみに、コロナショックで株は買うべきだったのでしょうか?
結論からお伝えすると、イエスです。ただし、そうは言っても相場暴落時に買いから入るというのはなかなか勇気のいることですし、投資タイミングというのはいきなり初心者が見極められるものでもありません。
そのような投資タイミングを見極める必要がなく、株式市場の先行きが不透明な場合の投資先となるのが未上場株です。
コロナショックでは米国株も日本株も買うべきだった
米国株のZoomの株価は急上昇
コロナショックから、短期間で米国株式市場は大幅に回復しました。
中でもコロナによりオンラインミーティングが増えたことで、Zoomの株価は急上昇しました。コロナが騒がれ出したタイミングから投資をしていても、十分に含み益を得られたことでしょう。
他にも米国株式市場には大きく株価を戻したものや、株価が上場以来最高値をつけたものなどが多く存在し、投資タイミングによっては大きく利益を得られるチャンスがありました。ただし、このようなチャンスをものにするためには、あらかじめポジションをあまり持たずにしておき、暴落時に投資ができるように資金余力を残しておく必要があったとも言えるでしょう。
日本株のBASEも急上昇
続いて、日本株市場でも大きく株価が上昇した銘柄がいくつもありました。例えば、コロナショックによりオンラインでのショッピングが活発化し、EC系の事業を営む会社の株価は上昇していました。
BASEはECショップを簡単に作れるサービスを提供していますが、コロナショックにより、株価は急上昇しました。コロナショックから考えると、ECサイト需要が急増することは目に見えていました。
筆者の場合も楽天市場やAmazonなどを利用する率が高くなりましたので、このような需要の背景から考えると、BASEに投資をしておけばかなりの含み益を得られたことでしょう。しかし後からこのように考察をするのは簡単ですが、実際に当時の状況でこのようなコロナショックの恩恵に受ける株に投資ができたかというと、なかなか難しいところはあります。
ピンチをチャンスに変えることができるのは、常日頃からチャンスを探しておりアンテナを張り巡らしている投資家ですので、初心者がこのチャンスを掴むというのは難しかったとも言えます。そんな中、投資タイミングを気にしなくて良いのが未上場株です。
いつ買っても良いのが未上場株で個人投資家でも買えるのがファンディーノ
【公式サイト】https://fundinno.com/
未上場株であれば、利益が出るタイミングは株価の上昇時ではなく、基本的にはその会社が上場するかM&Aされるかです。
会社が上場するにはどんなに早くても3年程度の時間はかかりますし、会社が成功するかどうかは景気よりも経営陣であったり、市場であったり、ビジネスそのものによって決まるものですので、株式市場の影響をそこまで気にする必要もありません。
これまでは未上場企業への投資は一部の限られたエンジェル投資家しか参加できませんでしたが、今では株式投資型クラウドファンディングのファンディーノを通じて、1社50万円を上限として個人投資家も投資できるようになりました。投資経験1年以上、金融資産300万円以上、満20才以上の投資家であれば、投資に参加することができます。
筆者も実際にファンディーノを通じて未上場企業の株式会社nommocに投資を行っています。ファンディーノなどの株式投資型クラウドファンディングの場合は、通常の上場企業のように株式の投資タイミングを自分で選べる訳ではありません。
投資先の企業が資金調達を実施するときに、自分が今後その企業が成功すると思ったら投資をする形となります。その点は当面気にする必要がありますが、上場企業に投資をする際と同じく、景気の影響などをそこまで気にする必要はありません。
株式市場の先行きが不透明な時は債券に近い金融商品に投資をするのも一手
【公式サイト】https://funds.jp/
他にも、株式市場の先行きが不透明の場合は、あらかじめ運用機関と利回りが決まっている金融商品に投資をするというのも一つの方法です。ファンズは、主に上場企業向け貸付の投資ファンドに投資ができる金融商品です。
投資家である私たちは、ファンド組成企業に投資をします。そうして、ファンド組成企業は主に上場企業に貸付を行い、無事元本とその利息が返済されると、ファンド組成企業から分配される仕組みです。
ファンズの予定利回りは1.5%〜6%程度と、株式投資のように大きな利益が得られる訳ではありませんが、着実にコツコツと資産形成をしたい方には向いている投資です。これまでこのようなソーシャルレンディングの仕組みの場合は、貸付先が未上場企業に限定されていました。
ですが、ファンズの場合は貸付先が上場企業になっているため、株式投資と同じように公開情報をチェックすることができ、その是非を自分で考えることができます。ファンズも口座開設や取引手数料などは無料のサービスですので、株式投資以外の投資先を検討されている方は、合わせて口座を保有されておくのもおすすめです。