【米国株に100万円投資】SBI証券で手数料安くお得に購入する方法を初心者に解説

米国株

米国株に100万円投資をしようと考えた時、投資先候補の検討もそうですが、どの証券会社を使うべきか悩む方も多いかと思います。結論からお伝えすると、SBI証券住信SBIネット銀行の組み合わせが一番良いでしょう。

ただし、SBI証券では米国株購入方法時に日本円を利用することもできるのですが、その場合の為替スプレッドは25銭と割高です。10万円の購入で250円もかかってしまいますので、今回はこの為替スプレッドを節約しつつ、SBI証券で米国株をお得に購入する方法をお伝えします。

なお、筆者の場合は100万円をいきなり使うのではなく、10万円ずつ米国高配当株に毎月積立投資を行っています。こうすることで時間的にもリスクを分散させることができるのでおすすめです。

SBI証券で米国株に投資するなら住信SBIネット銀行の口座開設は必須

まず、住信SBIネット銀行の普通預金から外貨預金振替を利用することで、スプレッドを4銭にまで抑えることができます。そのため、住信SBIネット銀行を保有されていない方は、いますぐ口座開設された方が良いでしょう。

住信SBIネット銀行はスマプロランクに応じて、毎月最大15回までATM手数料が無料になったり、振込手数料が無料になったりと、手数料面で充実しているネット銀行です。普通預金金利に関しては、楽天証券と連携するだけで0.1%の普通預金金利を得られる楽天銀行に負けていますが、手数料面では優位性があります。

そのため、基本的に筆者は住信SBIネット銀行の外貨預金振替を行い、毎月定期的に米国高配当株に積立投資を行っています。また、住信SBIネット銀行では定期的に外貨預金の振替スプレッドキャンペーンを実施しています。

例えば、2019年ですと1/7〜3/29では、米ドルへの振替する際のスプレッドがなんと無料でした。このような期間を狙って定期的に米ドルへ振替ておくと、米国株投資を行う際の手数料を節約できます。

普通預金から振替した米ドルを使って米国株に投資をすることで、本来25銭かかる手数料がなくなります。

1万ドル以上の両替ならSBI証券のFXがさらにスプレッドが安い

上記のように米国株投資を行う際は、米ドルから直接投資することでスプレッドを節約することができることをお伝えしましたが、SBI証券のFXを利用するとさらにスプレッドを圧縮することができます。

と言いますのも、SBI証券の外国株取引では、SBI証券のFXサービス(SBI FX α)で買ったFXの建玉を「現引き」することで、SBI証券の外国株取引の余力に反映させることができるからです。

これによって0.5銭のスプレッドで、米国株の購入が可能となります。ただし、1万ドル(1ドル=108円で108万円)以上の資金が必要となります。具体的な手順は以下となります。

1. SBI証券でFXの口座を開設

まずは、SBI証券からFXの口座を開設します。そうすると「取引」ボタンができますので、そちらから取引が可能です。基本的にSBI証券に口座を開設しておけば、FXの口座は簡単に開設可能です。

2. SBI証券の総合口座からFX口座へ資金を振替

続いて、SBI証券からFXの口座へ資金を振替ておきます。ただし、その際には1万ドル以上の資金が必要になります。これはSBI証券のSBI FXの最低取引数量が1単位からになるからです。

こちらの1単位というのは、1万ドルとなっています。そのため、為替レートが108円の場合、日本円は108万円ほど最低でも必要になります。

ちなみにこの際にレバレッジコースが「レバレッジ25倍コース」になっている場合は、設定を「ローレバレッジ1倍コース」に、レバレッジ設定画面から変更しておきましょう。

3. SBI証券のFXで新規買い注文+現引き

こうしてドル円で新規買い注文を出し、現引きをすることで、米国株購入の余力に買えることができます。

また、現引きの場合はまるまる1万ドルが使えるわけではなく、だいたい2〜3割程度の資金を購入にあてることができます。そのため、100万円ほど米国株の購入に充てたい場合は、もっと大きな金額を投入して現引きをする必要があります。

初心者は少額から少しずつ米ドルに振替て投資をするのがおすすめ

ただしFXを使った方法はちょっと初心者には複雑で難しい部分もありますし、まずは住信SBIネット銀行からの外貨預金振替が簡単でおすすめです。

筆者の場合は毎週1000ドルずつコツコツと振替を行い、米国高配当株にコツコツと積立投資を行うことで、時間的にもリスクを分散しています。金額を分散することに加えて、時間を分散して米国株に投資することで、暴落リスクや高値掴みのリスクを減らすことができます。

このような投資を行うためにも、これから米国株投資を行いたい方は、まずは住信SBIネット銀行SBI証券に口座を開設されるのが良いでしょう。

SBI証券のFXとSBI FXトレードは別物

ちなみに、SBI証券のFXとSBI FXトレードは異なります。単純に外貨での収益を上げたい方は、外貨預金をするより、FXの方がスプレッドのみならず、税金面でもお得です。

FXであればどんなに利益がでても申告分離課税で一律20.315%の税金しかかかりませんが、外貨預金の場合は為替差益は雑所得に該当します。そのため、給与所得などの他の所得と合算され、所得税の税率がかかります。

最高で所得税45%と住民税が一律10%かかりますので、非常に大きく儲けた時に半分以上が税金で徴収されてしまうのです。

SBI FXトレードの良い口コミと悪い口コミ

上記のようにSBI FXトレードについては良い口コミも悪い口コミもありますが、スプレッドは米ドルで0.27銭と、業界最安値水準です。

先ほどご紹介したSBI証券のFXではスプレッドが0.5銭ですので、単純に外貨預金よりもお得に為替差益で利益を出したいと考えている方は、レバレッジを抑えてFXに取り組むのも一つの投資方法とは言えるでしょう。ただし、その分ハイリスクハイリターンの投資とはなりますので、まずは少額から利用されるのがおすすめです。