国内大手ネット証券といえば、口座開設数ベースでは、SBI証券、楽天証券が圧倒的で、次いでマネックス証券、松井証券の順番となっています。
ですが、時価総額ベースでは異なり、例えばマネックス証券の時価総額は1,000億円台で推移していますが、松井証券は3,000億円を突破しており、株式市場では松井証券の評価は高くなっています。
そこで今回はそんな松井証券の手数料を他の大手ネット証券などと比較しつつ、メリット・デメリット・利用が向いている方などをご紹介します。
松井証券の手数料は10万円までなら無料と安い
まず、松井証券の手数料に関して公式サイト(https://www.matsui.co.jp/)を参照すると、10万円までの株式取引手数料は無料となっています。
他のネット証券の手数料を確認してみると、基本的に10万円以下でも株式取引手数料は数十円はかかってしまいます。
出典:ライブスター証券
手数料が一番安いライブスター証券でも80円はかかってしまいますので、10万円以下で無料で株式投資をしてみたい方には、松井証券は一番向いているネット証券と言えるでしょう。
松井証券と他ネット証券とのサービス比較
しかしながら、松井証券には海外株式の取り扱いがなかったり、最近流行りのポイント投資などにも対応していません。
例えば、大手ネット証券のSBI証券ではTポイントから投資ができるようになったり、楽天証券では楽天ポイントから投資信託などにも投資ができるようになっています。
しかしながら、今のところ松井証券にはそのようなポイントを利用した投資のサービスはありません。また、サクソバンク証券のように外国株の取り扱いが豊富であったりする訳でもありません。
ですので、ネット証券はそれぞれの特徴に応じて使い分けるのが一番おすすめです。
松井証券の口コミや評判
バンクオブ 一応 短期分少し現物持ったまま
何度も何度もエントリーしては利食い出来てる。
私は、デイトレは松井証券の、「一日信用取引」というの使ってる。
これは、日計りは何度売買しようが何億円売買しようが、手数料は無料
デイトレにはすこぶる有利だと思う。— Zai (@skyJPuser) 2018年11月16日
札証とか福証の株、信用取引できるのって松井証券だけかな?
結構松井ってマニアックなサービスあるんだよなぁ
— シティ3号 (@plm98741256_3) 2018年11月16日
為替のチャンスが来たときできるようにSBIに移したいんだよなー
松井証券もできるけど為替はSBIのがよさそう— すーちゃん@正義の雨に裁かれろ! (@Osu_chanW) 2018年11月12日
ネット上の松井証券の口コミはポジティブなものが多いですが、FXなどの為替に取り組む場合は、SBIの方が良いという声がチラホラ見受けられました。
取り組む金融商品に応じてネット証券を使い分けた方が、ユーザーとしては賢い選択かと思いますので、筆者も様々なネット証券を使い分けて利用しています。
松井証券を利用するメリット
以上のような松井証券に対するポジティブ・ネガティブ双方の評判や口コミなども踏まえて、改めて松井証券のメリットをまとめますと、以下が挙げられます。
- NISAの手数料が恒久無料
- 10万円以下の取引手数料が無料
- 100円から投資信託の積立が可能
- IPOの取り扱いがある
- ロボアドバイザーの投信工房がある
やはり一番のメリットは株式投資手数料の安さですが、それ以外にも、例えば松井証券は独自でロボアドバイザーの投信工房を提供しています。
ロボアドバイザーとは、簡単にお伝えすると完全にお任せの資産運用です。一度口座にお金を入金しておけば、後は自動でコンピューターが売買してくれるサービスです。
ロボアドバイザーにも種類がありますが、完全にお任せできるロボアドバイザーであれば、資産のリバランスや税金計算もしてくれますので、殆ど気にする必要がありません。
国内のロボアドバイザーはウェルスナビが人気No.1
ただし、国内のロボアドバイザーに関しては、TVCMも実施しているWealthNavi(ウェルスナビ)がユーザー数、預かり資産ともにNo.1です。
ウェルスナビは手数料わずか1%で、自動で国際分散投資ができるサービスで、これまでの運用実績もきちんと公式サイトに掲載されています。
これまでの高い運用実績も確認できることに加えて、登録後は無料で何度でも今後の資産運用のシミュレーションも可能です。筆者も実際にウェルスナビで運用してみたところ、2ヶ月で6%以上のリターンを得ることができました。
実際に完全お任せのロボアドバイザーがどんなものか気になる方は、まずはどこかロボアドバイザーに無料登録して、資産運用のシミュレーションの利用を検討されてみるのもすすめです。
松井証券を利用するデメリット
一方で、松井証券を利用するデメリットは下記になります。
- 外国株の取り扱いがない
- ポイント投資のサービスがない
冒頭でもお伝えしましたが、松井証券は外国株の取り扱いがありません。そのため米国の個別株などに投資したい場合は、米国株の取り扱いが6,000種類以上あり、中国株や欧州株も取り扱いつつ、手数料も安いサクソバンク証券を利用された方が良いでしょう。
松井証券の口座開設方法(無料)は簡単
ここからは松井証券の口座開設方法をお伝えします。松井証券はネット証券ですので、口座開設は簡単です。
まずはこちらから松井証券の公式サイトに移動します。そうしますと「口座開設はこちら」のボタンがありますので、そちらをクリックします。
次に、「オンラインで申込む」と「申込書を取り寄せる」の2つのボタンがありますので、どちらかを選択して進めていきます。
オンラインで申込む方が簡単なのでおすすめ
基本的にはオンラインで申込むを選択した方が早く終わりますのでおすすめです。
その後、個人情報の入力、職業・内部者情報の入力、お取引情報の入力などを行い、入力情報の確認を行い、マイナンバーカードなどのアップロードが完了すれば、申込手続きが完了します。
マイナンバーカードもオンラインでの提出が簡単
審査に必要なマイナンバーカードなどの提出は、オンライン上のアップロード機能を利用すれば、ネットで完結しますので、非常に簡単です。
その後、審査が完了すると、本人限定郵便で口座開設の書類が送られてきます。そうして書類を受け取って、再度サイトにログインすると取引が可能となります。
松井証券に関する評価のまとめ
以上になりますが、松井証券はまだまだ改善余地のあるサービスではありますが、10万円以下の株式取引手数料が無料な部分についてメリットがあることは確かです。
また、IPO銘柄の取り扱いもありますので、IPO投資に参加したい方は、保有しておいて損はないオンライン証券会社の一つではあります。
少額から株式投資にチャレンジしたい方やIPO申し込みの候補を増やしたい方などは、まずはインターネットから松井証券に口座開設を検討されてみてはいかがでしょうか。