投信工房の評判・口コミは?ウェルスナビと比較したメリット・デメリットを紹介

松井証券のロボアドバイザー「投信工房」の口コミです。

投信工房のデメリット・メリットを踏まえて、ウェルスナビ(WelathNavi)などの大手他社ロボアドバイザーと比較しつつ評判をご紹介します。

松井証券の投信工房のデメリットは売買を自分で行う必要がある点

松井証券の投信工房の一番のデメリットは、売買タイミングを自分で判断する必要がある点です。そのため、ロボアドバイザーと言えども、完全にお任せの資産運用でOKなウェルスナビ(WealthNavi)とは異なります。

ウェルスナビ(WealthNavi)なら完全にお任せの運用でOK

ユーザー数・預かり資産数No.1の『ウェルスナビ』の場合は、入金すれば自動で国際分散投資をしてくれて、資産のリバランスも自動でやってくれます。

また、ウェルスナビ(WealthNavi)の場合は、DeTAX機能(自動税金最適化)が付いていたりもしますので、資産運用を開始するとほとんどやることはありません。

そのためポートフォリオのリバランスなどの売買も完全にお任せしたい方は、預かり資産No.1のロボアドバイザーである、ウェルスナビ(WealthNavi)を利用された方が良いでしょう。

ウェルスナビ(WealthNavi)なら6つの質問に答えるだけ

ウェルスナビ(WealthNavi)の場合は、最初に簡単な6つの質問に答えるだけで、資産運用プランを提案してもらえます。プランの変更も可能で、毎月の積立額などの調整も可能です。

ウェルスナビに口座を開設して資金を入金するだけで、あとは自動で国際分散投資(米国株・日欧株・新興国株・米国債券・金・不動産・現金に投資)をしてもらえますので、特段ユーザーである私たち側でやることはありません。

ウェルスナビ5週目2

また、公式サイトから今後の資産運用のシュミレーションが可能になっていますので、 興味のある方はまずはウェルスナビなどのロボアドバイザーに登録して、マイページから無料診断されてみるのが良いでしょう。

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松井証券の投信工房のメリットは手数料の安さ(一部追記あり)

資産運用

ただし、投信工房が悪い商品かというと、そんなことはありません。投信工房のメリットとしては、下記が挙げられます。

投信工房のメリット
  1. 手数料が安い
  2. NISAに対応している
  3. スマホアプリがある
  4. 相談できるフリーコールがある

投信工房は預けた金額に対して、年率0.392%しか手数料がかかりません。この手数料の安さは、業界最低水準と言えるでしょう。

また、NISAにも対応しており、スマホアプリもありますので利便性も高いです。ただし、手数料が安いからといって必ずしもリターンが高いわけではありません。さらに、松井証券の投信工房の場合は、LINEと提携したオンライン証券のFOLIO(フォリオ)のように、テーマ投資もロボアドバイザー投資もできるような形にはなっていません。

FOLIOではテーマ投資もおまかせ投資も可能

FOLIOでは、完全お任せのロボアドバイザー投資に加えて、自分で「VR」や「京都」などのテーマを選んで、投資を行うこともできます。

テーマは厳選された有望企業10社から構成されており、1万円程度から投資が可能で、現在は80種類以上のテーマが提供されています。テーマ投資の取引手数料は0.5%となっていますので、この点だけを比較すると松井証券よりも高いようには感じます。

ですが、仮に数年程度保有するつもりで投資をするのであれば、FOLIOで購入して当面売買しないのであれば、逆に取引手数料面でもお得になります。また、今ではFOLIOはLINEと提携してLINEワンコイン投資のサービスも提供しています。

LINEワンコイン投資は手数料が無料(2020年4月末まで)

LINEワンコイン投資は2020年4月末まで手数料が無料ですので、この点では圧倒的にお得です。さらに投資金額に応じてLINE PAY残高にボーナスが付与されますので、筆者は毎月10万円積立投資を行っています。

これによって毎月LINE PAY残高に付与率2%で2000円が付与されますので、ダブルでお得になっています。実際のところ毎月2%の普通預金金利がつくようなものですので、メガバンクの普通預金(金利0.01%)に預けることに比べると何百倍もお得です。

投資先は米国株・先進国株・新興国株・債券などに分散投資をされており、ウェルスナビよりも債券の比率が高いため割と守りの資産運用を行なってくれる印象です。

ロボアドバイザーへの少額投資はメリットではない

なお、時折投信工房のメリットとして、少額(100円)から投資が可能と説明されているサイトを見かけます。ですが、正直なところ100円を資産運用しても、あなたの資産は全く増えないでしょう。

なぜなら、たとえ年率10%のリターンを出したとしても、1年で10円しか増えないからです。それであれば、多少職場で残業でもしておいた方が良いです。

少額から投資ができることは、実はメリットのように見えて、特段メリットではないのです。そのため、基本的に資産運用をするのであれば、WealthNaviやFOLIOの10万円のように、ある程度まとまった金額から始める方がおすすめです。

ロボアドバイザーを利用する目的は少額投資をすることではなく、あなたの資産を増やすことです。ですので、一度資産運用をすると決めたのであれば、最低でも10万円以上のまとまった金額を運用した方が、実りあるものとなります。

この点において、筆者も口座を開設しているWealthNaviの場合は、最低投資額は10万円以上からとなっていますので、理にかなっています。

投信工房の最低投資額・手数料をウェルスナビなどの他社ロボアドバイザーと比較

会社名 サービス名 最低投資額 手数料
松井証券 投信工房 100円 年率0.392%〜
お金のデザイン THEO 10万円 3000万円まで:年率1.0%
3000万円超の部分:年率0.5%
(LINEは2020年4月末まで無料)
ウェルスナビ WealthNavi 10万円
LINE LINEワンコイン投資 500円

続いて、投信工房の最低投資額・手数料を、他の他社ロボアドバイザーと比較してみます。こうして確認してみると、確かに年率0.392%は安い手数料です。しかしながら、手数料が安いからといって、リターンが高くなるとは限りません。

大切なのは、手数料をケチる事ではなく、あなたの資産を増やす事です。残念ながら松井証券の投信工房は、公式サイトにリターンを掲載しておりません。一方で、預かり資産・ユーザー数No.1のウェルスナビ(WealthNavi)であれば、きちんと公式サイトに運用実績を掲載しています。

ロボアドバイザーで資産運用する前に運用実績の確認は大切

WealthNaviの場合は、円建てに加えてドル建てでも運用が可能です。ドル建ての場合はさらにリターンが高く、リスク許容度を低くしておいたとしても+9%、リスク許容度を高くした場合は+26%のリターンとなっています。

また、WealthNaviの場合は、事前に簡単な6つの質問に答える事で、あなたの資産運用のシュミレーションが無料で可能です。実際にWealthNaviで運用した場合の想定リターンが気になる方は、まずは公式サイトの無料診断機能を一度利用されてみるのが、一番良いでしょう。

続いて、松井証券の投信工房のポジティブな口コミとネガティブな口コミを、それぞれいくつか確認してみます。

松井証券の投信工房のポジティブな口コミや評判

松井証券の投信工房のネガティブな口コミや評判

などなど、インターネット上でもポジティブな口コミとネガティブな口コミの両方を確認することができます。これらを踏まえて、投信工房の利用が向いている人は下記のような方です。

松井証券の投信工房の利用がおすすめな人

投信工房の利用がおすすめな人
  1. 株式投資なども検討しており松井証券に口座を開設したい方
  2. 100円などの少額から利用してみたい方

上記のような方は、松井証券に口座開設(無料)して、ロボアドバイザー「投信工房」の利用を検討されてみても良いでしょう。上記以外の方は、基本的にロボアドバイザーに関しては、他社のロボアドバイザーがおすすめです。

投資金額に対するリターンを重視する方や、一度お金を預けたら完全にお任せの資産運用ができるロボアドバイザーを希望される方は、他のロボアドバイザーを利用された方が良いかと思われます。

それぞれ口座開設は非常にスムーズで、マイナンバーカードなどの本人確認書類を提出後、後日自宅に届くハガキなどの郵送物を受け取れば口座開設は完了します。その後は資金を入金するだけで、自動で国際分散投資を行なってくれますので、日々仕事が忙しい方にはおすすめできるサービスです。

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