SMBCロボアドバイザーの口コミをご紹介しまう。
ロボアドバイザーには、SMBCロボアドバイザーだけでなく、2019年10月時点でユーザー数23万人以上のウェルスナビなど、いくつかの他社ロボアドバイザーが存在します。今回はそんな他社比較を通じてSMBCロボアドバイザーのメリットやデメリットをご紹介し、SMBCロボアドバイザーの利用がおすすめな方をお伝えします。
SMBCロボアドバイザーのメリット・デメリット
SMBCロボアドバイザーは、13個の質問に答えることで、世界各国の債券、株式、不動産投資信託(REIT)等へ分散投資する、ベーシックな5つのファンドを提案してもらえるサービスです。
こうして提案された「三井住友・資産最適化ファンド」の5つのファンドへの投資を通じて、効率的に世界分散投資を行うことができるのが、SMBCロボアドバイザーの特徴です。
SMBCロボアドバイザーのメリットとデメリットを簡単にまとめますと、以下となります。
- 三井住友銀行の安心感がある
- 無料診断機能が高性能
- NISA口座での取引が可能
- ポートフォリオが三井住友銀行の投資信託のみ
- 自分で運用しないといけない
- リターンがそこまで高くない
SMBCロボアドバイザーは、三井住友銀行のブランドや安心感があるものの、実は完全にお任せの資産運用ができるロボアドバイザーではありません。
SMBCロボアドバイザーは投資判断の参考情報を提供するだけ
SMBCロボアドバイザーは、ほったらかしの資産運用ができるウェルスナビ(WealthNavi)などのロボアドバイザーと違って、投資判断の参考情報を提供してくれるだけです。そのため、結局のところ自分で投資信託を選択しないといけませんし、資産のリバランスなどの運用は自分でやらないといけません。
ですので、ロボアドバイザーにお金を入金して、あとは完全にお任せで資産運用をしてもらいたい方や、ほったらかしの資産運用をしたい方には、SMBCロボアドバイザーは向いていません。一方、ウェルスナビなどのロボアドバイザーであれば、お金を入金するだけで、あとは自動で国際分散投資を行ってもらえます。
ウェルスナビであれば完全にお任せの資産運用
税金の計算や資産のリバランスなども完全にお任せできますので、ほったらかしの資産運用には適しています。米国株・日欧株・新興国債券・米国債券・金・不動産・現金に分散投資をしてくれて、定期的にリバランスも行ってくれます。
ウェルスナビであれば長期割もあり
さらに、ウェルスナビは年率1%程度の手数料ですが、50万円以上なら0.01%ずつ、200万円以上なら0.02%ずつ手数料が割引される長期割の仕組みがあります。最大0.90%まで手数料が削減されるのもメリットです。
SMBCロボアドバイザーとウェルスナビの運用実績を比較
また、SMBCロボアドバイザーの運用実績を確認してみると、公式サイトには設定来の基準価格の推移が掲載されています。
SMBCロボアドバイザー騰落率
- 安定重視型:+1.1%
- やや安定型:+3.0%
- バランス型:+4.6%
- やや成長型:+5.8%
- 成長重視型:+7.2%
一方で、ウェルスナビの2016年1月から2018年5月までのリスク許容度別リターンを、公式サイトで確認してみます。
ウェルスナビの運用実績
- リスク許容度1:+5%
- リスク許容度2:+10%
- リスク許容度3:+14%
- リスク許容度4:+18%
- リスク許容度5:+21%
上記は円建ての運用実績ですが、ドル建ての場合は+9%〜+26%となっています。
SMBCロボアドバイザーも2017年末時点ではリターンが出ているようですが、それ以来の運用成績は掲載されていません。一方、ウェルスナビ(WealthNavi)であれば、きちんと公式サイトに運用実績が定期的に掲載されています。
運用実績の詳細はこちら:https://www.wealthnavi.com/performance
そのため、定期的に運用実績を公開してくれるロボアドバイザーを利用されたい方は、ウェルスナビを利用された方が良いでしょう。また、ウェルスナビの場合は、公式サイトに無料登録してからマイページで資産運用のシミュレーションが可能です。
実際に将来的にどの程度のリターンが得られるのかを確認したい方は、まずは無料登録をしてシミュレーションされてみるのがおすすめです。
SMBCロボアドバイザーの最低投資額・手数料を他社と比較
会社名 | サービス名 | 最低投資額 | 手数料 |
三井住友銀行 | SMBCロボアドバイザー | 1万円 | 年率0.9904%程度 |
お金のデザイン | THEO | 1万円 | 年率1.0%(3000万円まで) 年率0.5%(3000万円超の部分) |
ウェルスナビ | ウェルスナビ | 10万円 | 年率1.0%(3000万円まで) 年率0.5%(3000万円超の部分) |
LINE | LINEワンコイン投資 | 500円 | 年率1.0%(3000万円まで) 年率0.5%(3000万円超の部分) ※2020年4月末まで無料 |
続いて、SMBCロボアドバイザーを大手ロボアドバイザーと比較してみると、手数料や最低投資額はあまり他社のロボアドバイザーと変わりはありません。こうなってくると重要なのは、先ほどご紹介したロボアドバイザーの運用実績です。
もちろん、数千円からロボアドバイザーに取り組みたいという方であれば、LINEスマート投資が適していますが、一番大切なのは、預けた資産がきちんと増えるのか?というところです。
そのため、実際に預けた場合のシミュレーションを、まずはそれぞれの公式サイトで行ってみて、一番自分にとって良さそうなのに登録するというのも一手です。
SMBCロボアドバイザーの利用が向いている人
以上になりますが、SMBCロボアドバイザーの利用が向いている人は下記のような方です。
- 三井住友銀行という安心感が欲しい方
- 三井住友銀行のヘビーユーザーの方
- SMBCのバランスファンドを購入したい方
つまり、すでに三井住友銀行に口座を保有している方で、三井住友銀行の投資信託を購入したいのであれば、利用しても良いのかと思われます。
一方で、大手企業の安心感が欲しいという方であれば、LINEのロボアドバイザーを検討されてみるのも一手です。三井住友銀行のように、ポートフォリオがSMBCのバランスファンドに限られるということもありませんので、幅広い投資対象から最適な資産運用をしたい方は、LINEスマート投資を一度検討されてみてはいかがでしょうか。