WealthNavi for TOKYU POINTの評判は?公式との違いや注意点を解説

自動で国際分散投資ができるロボアドバイザーのウェルスナビ(WealthNavi)には、WealthNavi for TOKYU POINTというサービスが存在します。

筆者の場合、ウェルスナビは長期の資産運用だと手数料が安くなるため、WealthNaviの公式サイトから口座開設して資産運用を行なっていますが、それぞれ利用がおすすめな方は異なります。

公式のWealthNaiviとWealthNavi for TOKYU POINTは何が違うかというと、WealthNaviで資産運用ができることに加えて、TOKYU POINTがもらえます。

TOKYU POINTは全国の東急グループや加盟店で使うことができます。ただし、WealthNavi for TOKYU POINTにはデメリットもありますので注意が必要です。

今回はそんなWealthNavi for TOKYU POINTのサービスの特徴やメリット・デメリット、公式サイトから口座開設ができるWealthNaviとの違いなどについてご紹介します。

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公式サイトのWealthNavi(ウェルスナビ)から資産運用を実践中

冒頭でお伝えしたように、筆者の場合はウェルスナビの公式サイトから口座開設(無料)を行い、資産運用を行っています。

ウェルスナビは口座開設をして入金をしておけば、あとは完全に自動で国際分散投資をしてくれます。年間手数料は1%程度です(長期での運用で0.9%まで割引されます)が、手数料が安い部類のアクティブ型の投資信託よりもさらに年間の手数料は安くなっています。

例えば、2019年9月には、10年間で約5倍ものリターンを出したひふみ投信が新しく「ひふみワールド」のリリースを行いました。ひふみワールドは世界株に分散投資をするアクティブ型投資信託ですが、年間の手数料は1.66%程度となっています。

ひふみ投信もひふみワールドも通常のアクティブ型投資信託よりも安い手数料となっていますが、ウェルスナビはそれよりも安い手数料で国際分散投資が可能です。

ただし、株式投資のようにハイリスクな分ハイリターンが狙える金融商品ではないため、老後や将来に向けてコツコツと資産形成をしていきたい方におすすめの投資商品です。具体的な収益シミュレーションについては、公式サイトで口座開設したらマイページ上から可能です。

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WealthNavi for TOKYU POINTとは?

WealthNavi for TOKYU POINTの特徴は、資産運用でTOKYU POINTが貯まっていく点です。

WealthNavi for TOKYU POINTの資産運用の開始で400ポイントもらうことができ、10万円以上の資産運用の場合、資産評価額1万円につき毎月1ポイント付与されます。

毎月TOKYU POINTが100ポイント貯まる

さらに毎月100ポイントほどもらえますので、1年累計で最低でも1,600ポイントはポイントが貯まります。そのため、より多くの資金を投資する人お得なポイント体系となっています。

長期割(手数料割引)を利用できない

ただし、WealthNavi for TOKYU POINTの場合は、WealthNavi公式にあるような長期割という手数料割引を利用することができません。

WealthNaviを公式サイトから口座開設した場合、50万円以上の運用で0.01%ずつ、200万円以上の運用で0.02%ずつ、最大0.90%まで手数料を割引できます。

一方、今の所はWealthNavi for TOKYU POINTにはこのような手数料の割引はありません。ですので、より安い手数料で長期的に資産形成をしたい方は、WealthNaviの公式サイトから口座開設される方が良いでしょう。

WealthNavi for ネオモバなら1万円から資産運用が可能

また、2019年にはWealthNavi for ネオモバという、WealthNaviをSBIネオモバイル証券で利用できるサービスが始まりました。こちらであれば、最低購入金額が1万円からとなっています。

WealthNavi for TOKYU POINTの場合は最低購入金額が10万円からとなっていますので、まずは少額からロボアドバイザーを利用したい人には、WealthNavi for ネオモバの方が適しています。

ただし、筆者の個人的な意見としては、そもそもロボアドバイザーで資産運用を行うのであれば、10万円ぐらいは運用しないと、どんなに利回りが良くてもなかなか資産は増えません。

ある程度まとまった金額を積立投資することで、将来の資産形成にいかすことができるのです。SBIネオモバイル証券自体は、Tポイントで株式投資ができたり、数百円などの少額から株式が購入できたりと、非常に良いサービスなのです。

ですが、コツコツと資産形成をしていきたい方にとっては、あえてそこでWealthNavi for ネオモバを使わなくてもよいかなというようには感じています。ただし、そうは言ってもまずは1万円などの少額からロボアドバイザーを始めたい方は利用を検討されてみても良いでしょう。

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マイルを貯めるならWealthNavi for ANAやJALもおすすめ

他にも、WealthNaviにはWealthNavi for ANAWealthNavi for JALというマイルが貯まるサービスがあります。これらもマイルを貯めている人にはおすすめできるものの、長期的な資産形成で手数料を抑えたい方には向いていません。

ポイントを取るか手数料割引を取るかという部分かとは思われますが、もう一つの観点としては、やはり公式のWealthNaviの方が機能のアップデートなども早いという側面があります。何かしら新しい機能やサービスをリリースする場合、当然ながらまずそれが反映されるのは公式です。

その後に提携先のWealthNavi for 〜のシリーズに機能のアップデートなどが受け継がれていくのが通常かとは思いますので、より早くそのような恩恵を受けたい方には公式がおすすめです。

WealthNavi(ウェルスナビ)を利用するメリットとデメリット比較

資産運用

最後に、ウェルスナビを利用するメリットとデメリットを改めてまとめてご紹介します。

ウェルスナビのメリット
  • マイナンバーカードで口座開設が簡単
  • 簡単に国際分散投資が可能
  • 資金を入金するだけで資産運用が可能
  • これまでにも高い運用実績がある
  • どんなに利益が出ても20.315%の税率(申告分離課税)
  • アクティブ型投資信託よりも安い手数料(年間1%)
  • 源泉徴収ありの特定口座に対応(面倒な確定申告が原則不要)
ウェルスナビのデメリット
  • 元本保証ではない
  • NISAの利用ができない
  • (株式投資よりも)ハイリターンではない

デメリットで元本保証ではないというのは、一般的な金融商品と同じです。また、証券会社のNISA口座のような利用の仕方はできません。さらに、株式投資のように、短期間で資産を2倍や3倍にできる可能性のある投資先ではありませんので、基本的にコツコツと長期的に資産形成をしたい方向けの金融商品です。

ただし、ウェルスナビには申告分離課税が適応されます。ですので、たとえウェルスナビでどんなに利益が出ても、一律20.315%の税率で済みます。例えば仮想通貨などですと、得られた利益は給与所得などと合算され、一律所得税の税率がかかってしまいます。

そのようなメリットとデメリットも踏まえて、ウェルスナビなどのロボアドバイザーは利用されるのが良いでしょう。

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