ロボアドバイザーTHEO+docomoの口コミです。ロボアドバイザーの「THEO(テオ)」と「THEO+docomo」では、特に運用方法自体には違いはありません。
しかし、THEO+docomoでは運用額に応じてdポイントがもらえたり、dカードのお釣りを自動的に積立投資に回せたり、dアカウントを持っていたら簡単にログインができたりします。そのため、すでにdocomoユーザーなのであれば、通常の「THEO」よりも「THEO+docomo」を利用された方がお得ではあります。
ただし、ウェルスナビなどの他のロボアドバイザーと比較するとデメリットもありますので、今回はそのような違いも含めてお伝えします。
ロボアドバイザーのTHEO(テオ)とは?
THEOは、日本初の独自開発のロボアドバイザーによる個人向け投資一任運用サービスです。こういうと難しいですが、要は完全にお任せできる資産運用ということです。
ロボアドバイザーは2種類に分かれる
ロボアドバイザーには大きく2種類あります。
THEOは、資産運用のプランを提案してくれて、入金するだけで資産運用が始まるパターンです。もう一つは、銀行系のロボアドバイザーなどで、おすすめの投資信託などを提案してくれるのですが、最終的にどれにするかは自分で決めるものです。
THEOであれば、年齢や金融資産額に基づき、世界の約6,000種類のETF(上場投資信託)の中から、最適な組み合わせを提案・運用してくれます。そのため一度投資をしたら完全にほったらかしの資産運用が可能です。
THEOは1万円からスマホだけで手続きが完了
また、THEOの特徴として、1万円からスマホで始められることが挙げられます。運用報酬も1%(年率・税抜き)と、ウェルスナビやフォリオなどの他社ロボアドバイザーと同水準となっています。
通常のアクティブ型投資信託の場合、購入時に3%程度のコストがかかりますので、それらと比べると低コストではじめられます。さらに、預かり資産が3,000万円以上となった場合、手数料が半額の0.5%となりますので、大きな金額を運用する場合はお得と言えるでしょう。
THEOと他社ロボアドバイザーの違いは?ウェルスナビと比較
先ほどもお伝えしたようにTHEOは1万円から始められる点が、他社のロボアドバイザーとの大きな違いです。
また、THEOの場合は最大30種類以上のETFを組み合わせて231通りの中から、最適なポートフォリオを提案してもらえます。このような提案パターンの多さがTHEOのロボアドバイザーの特徴です。
ユーザー数&預かり資産No.1のウェルスナビとは?
WealthNaviの運用スタイルはFOLIOとは近いですが、THEOとは若干異なります。
海外ETF7種類を用いて、合計5パターンから資産運用プランを提案してくれます。最初に6つの質問に答えると、ウェルスナビが自動で最適な資産運用プランを提案してくれます。
具体的にはこちらはリスク許容度に応じて5つに別れており、当然リスク許容度が大きいほど、資産運用が成功した時にリターンも大きくなる設計となっています。筆者の場合は一番リスク許容度が高い運用プランで運用しています。
ウェルスナビはTHEOよりも圧倒的にユーザー数が多い
運用プランにもよりますが、2016年のサービス開始から、THEOよりも総じてリターンが高い傾向にあることから、利用者ユーザー数も2020年3月時点で28万人以上と、THEOの5万人程度よりもはるかに多くなっています。
また、預かり資産残高も2020年3月時点で2,300億円を超えており、THEOの300億円よりもはるかに高く、その人気度がわかる結果となっています。ウェルスナビの場合は実際の運用実績が公式サイトにも掲載されていますので、一度どんなものか確認されてみるのも良いでしょう。
LINEと提携したテーマ投資・ロボアドバイザー投資のFOLIOとTHEOの比較
FOLIOは、THEOとは異なり、ロボアドバイザーサービスに加えて、テーマ投資も提供しています。テーマ投資では、VRや渋谷などのテーマに1万円程度から投資をすることができます。
テーマは運用のプロによって厳選された10社から構成されており、個別の銘柄に投資するのが苦手な方には向いています。要は、今後伸びる市場や業界に投資をするイメージです。FOLIOの場合はロボアドバイザーとテーマ投資の2種類が利用できますので、自分でも投資先をちょっと選んでみたい方にはおすすめです。
なお、2019年からはLINEスマート投資という名称で、FOLIOの運用実績を利用したロボアドバイザーが誕生しました。筆者もLINEスマート投資は積立金額に応じてLINEポイントがもらえるため利用しています。
具体的には毎月10万円以上の積立投資で付与率2%となりますので、2000ptのLINEポイントが付与されます。さらに2020年4月までは運用手数料が無料のため圧倒的にお得です。
開始から今の所順調に資産は積立投資で増えていますので、当面は運用を継続する予定です。
THEO+docomoでdポイントが貯まる仕組みとは?
THEO+docomoでは、運用するだけでdポイントが貯まります。THEOで運用を開始し、投資一任運用報酬(手数料)の徴収が行われると、2ヶ月以内にポイントをもらうことができます。
具体的な進呈ポイント数は、投資一任報酬の計算対象となる月末の預り資産額をもとに算出し、小数点以下のポイントは切り上げとなります。
なお、預り資産額が3,000万円を超えた分については、預り資産1万円につき、0.75ポイント(ドコモ回線を利用していない方は0.5ポイント)となります。
色々と細かいルールがありますが、このような形で投資をしながらポイントをもらうことができる点が、THEO+docomoの大きなメリットと言えるでしょう。
THEO+docomoの利用がおすすめな人は?
公式サイトにも記載されているように、THEOは20〜40代の利用者がメインとなっています。
ほとんどが投資初心者で、まずは少額から資産運用を始めたい方に向いているロボアドバイザーです。また、THEO+docomoを利用するのであれば、当然docomoユーザーの方がおすすめです。一方で、特にdocomoユーザーではなく、10万円などのもう少し大きな金額から始められるという方は、逆にいうとTHEOよりもWealthNaviの利用を検討されるのも良いでしょう。
THEOのデメリットとしては、やはりそこまで大きなリターンが得られたという実績がないところでしょう。もちろんコツコツと長期的に資産形成する上では良いのですが、もう少し運用実績やリターンを求めるのであれば、他のロボアドバイザーの利用も検討された方が良いかと思います。
THEO+docomoの無料口座開設の流れと必要書類について
THEOの口座開設は、ウェブ上から簡単に可能です。まずはこちらの公式サイトにアクセスします。次に、[無料でTHEOを体験]から進み、無料診断の後、メールアドレスを登録します。その後、案内にしたがって申込画面に進みます。
THEO+DOCOMOの口座開設に必要な書類
口座開設に必要な書類は以下になります。
- マイナンバー確認書類(マイナンバーカード、通知カード、マイナンバー記載住民票など)
- 本人確認書類(運転免許証、パスポート、健康保険証など)
書類の種類によって、必要な書類数や組み合わせは異なりますが、基本的にマイナンバーカード+運転免許証orパスポートがあれば、すぐに申し込むことができます。
具体的な口座開設のお申込みは、以下の6つのステップになります。
THEO+DOCOMOの口座開設の申し込みステップ
- お客さま情報の入力
- THEO口座 種別選択
- 個人情報保護方針の確認
- 入力内容の確認
- 本人確認書類の登録
- 契約書類等の確認・同意
順に進んでいき、本人確認書類の登録の際には、お手持ちの本人確認書類をスマホで撮影し、画像をアップロードすることで提出が完了します。
THEOなどの新しい金融サービスは、スマホで簡単に口座開設が可能です。従来のネット証券などでは口座開設にかなり時間がかかっていましたが、だいぶユーザー側の負担が軽減されてきているとは言えるでしょう。
これからロボアドバイザーなどの資産運用を初めてみようかなと検討されている方は、まずはTHEOに口座開設をされてみてはいかがでしょうか。