FOLIOのテーマ投資が近年人気になってきていますが、テーマ投資のデメリットやメリットは何でしょうか。
筆者もテーマ投資ができる新しいオンライン証券のフォリオに口座開設はしていますが、今回は新ためてそのデメリットとメリットを検討し、口コミなども合わせてご紹介します。
FOLIOテーマ投資のデメリット
【公式サイト】https://ai.folio-sec.com/
FOLIOテーマ投資のデメリットには、以下があります。
運営会社の銘柄選定能力に依存
まずテーマ投資は、運営会社の銘柄選定能力に依存するという点でしょう。テーマはだいたい10個程度の個別銘柄から構成されます。
「VR」などがテーマの場合、それにまつわる個別の株式銘柄が選択されます。この銘柄選定がダメな場合、そもそも利益を上げることが難しいです。儲かる投資信託もあれば、損する投資信託もあるように、投資信託内のポートフォリオというのは非常に重要です。
結局自分で投資先を選ばないといけない
テーマ投資と言えども、自分で投資するテーマ自体は選ばなければなりません。ならず、かつ投資タイミングも自分で決めなければいけません。
フォリオの場合はテーマが数十種類ありますので、もちろん儲かるものもあれば、損するものもあるでしょう。そのため、今後成長するであろう市場を見極められる人などには良いのかもしれませんが、若干自分で選ぶのは難しいところがあります。
また、購入タイミングによっては儲かっても、違うタイミングでは損をしてしまうこともあります。そのため、テーマ投資は実は儲かる投資信託を選ぶのと同じぐらい、正直なところ難しい側面があります。
FOLIOおまかせ投資(ロボアドバイザー)を併用するのも一手
【公式サイト】https://ai.folio-sec.com/
ただし、フォリオの場合は、テーマ投資だけでなく、完全にお任せの資産運用ができるロボアドバイザー投資も提供しています。
運用報酬料が年率1.08%(運用資産に組み入れられたETFの時価評価額3,000万円超の部分は年率0.54%)かかりますが、ノーベル賞を受賞した「現代ポートフォリオ理論」に改良を加えたアルゴリズムで、資産運用してくれます。
ロボアドバイザー投資であれば、資金を入金すればあとは自動で国際分散投資(株式・債券・不動産・コモディティ・現金)をしてくれますので、売買タイミングを考える必要もなく、税金計算などの手間もかかりません。
「自分で投資先を選ぶのも大変だし、資産のリバランスをするのもめんどくさい…」と感じた方は、フォリオのロボアドバイザー投資を利用されるのが良いでしょう。
実際に筆者はフォリオのおまかせ投資を使って運用して、開始1ヶ月で4%程度のリターンを得ることができました。
今から始めるならLINEワンコイン投資(LINEスマート投資)がおすすめ
ちなみに、今から始めるならLINEワンコイン投資もおすすめです。
筆者の場合は当初はFOLIOおまかせ投資を使っていましたが、今はLINEワンコイン投資に切り替えています。と言いますのも、LINEワンコイン投資であれば、FOLIOと同じ資産運用の内容で、2020年4月30日まで手数料が無料だからです。
また、週7日・週5日・毎週といった形で積立投資ができるため、より時間的に分散した長期投資が可能です。さらに毎月10万円以上積立投資をすることで、LINE PAY残高に2%の還元があります。
そのため毎月10万円以上投資をすると、自動的に2000円がLINE PAY残高に付与されます。単純に定期預金に預けていても年率0.02%つけば良い方ですが、LINEスマート投資であれが月利2%と100倍のリターンが得られるのでお得なのです。
FOLIOテーマ投資のメリット
FOLIOのテーマ投資には当然メリットもあります。
市場や業界に投資したい人にはおすすめ
テーマ投資は、個別銘柄のことはよくわからなくても、今後伸びそうな市場や業界についてはなんとなくわかる場合などは、適している投資先でしょう。
個別銘柄の分析をする場合には、当然業界のことも考える必要はあるものの、企業の業績やビジネスモデルなど、ファンダメンタル分析を行うためには、より詳細な分析が必要になってきます。
さらには、デイトレードなどの短期での取引をしようとした場合は、チャート分析やテクニカル分析なども学ぶ必要があるでしょう。そのような負荷のかかる作業がないのが、テーマ投資の良いところです。
取引手数料が0.5%と安い
また、FOLIOの場合は取引手数料が0.5%と安いです。通常の投資信託では、購入時の手数料や売却時の手数料だけでなく、信託報酬と呼ばれる運用時の手数料がかかります。
アクティブ型の投資信託と呼ばれる、高いパフォーマンスを上げることを目的とした投資信託の場合は、購入時だけで3%〜4%程度の高い手数料を取られてしまうことがあります。
購入時点ですでに手数料分の大きなマイナススタートになってしまいますので、正直あまりおすすめできるものではありませんが、FOLIOにはそのような手数料がありませんので、この点に関しては投資信託よりもはるかにお得です。
FOLIOテーマ投資の口コミや評判まとめ
フォリオっていう証券会社のテーマ投資も気になってる。やってる人いる?でも結局ミニ株買うのには変わらないしSBIで良い気もするけど
— めるるん (@minadxdx) 2018年4月25日
#フォリオ 簡単にテーマ投資ができて、手数料もそこそこ、アプリも悪くないから良いと思う。
あえて言うならリバランスを提示しすぎかな。買って1ヵ月、しかもマイナスでリバランスって…
フォリオが取り込みたいのは投資初心者なのに、その層に”やさしくない”のはどうかな? pic.twitter.com/LX5C4l5vot— とりぷる (@Triple173) 2019年3月22日
ロボアド始める前に投資信託やってたけど、商品多いから選ぶの大変。
最近多いテーマ投資も当たり外れあるように見受けられるし….
そう意味だとロボアドは、ざっくりと良い感じにしてくれるから楽だよね。
謎の信頼ある(笑)— カラスグチ@スイング修行中 (@karasu_pliers) 2019年3月2日
などなど、テーマ投資には若干ネガティブな口コミも見受けられます。共通するのは投資の初心者で選ぶのが難しいと感じている方にとっては、ロボアドバイザー投資の方が向いているというような意見でした。
ただし、上述したようにフォリオはロボアドバイザー投資も提供していますので、自分の投資経験レベルに応じて使い分けるのが良いでしょう。
FOLIOテーマ投資がおすすめな方
以上を踏まえて、テーマ投資がおすすめな方は下記のような方です。
- 今後伸びる業界や市場を考えたい方
- ロボアドバイザーだとつまらないと感じてしまう方
- 自分で投資先を選びたい方
- 短期で比較的高いリターンを得たい方
テーマ投資の場合は、投資領域によってはマイナスになってしまう場合もありますが、大きなリターンを得られる可能性もあります。逆に、テーマ投資よりもロボアドバイザー投資をおすすめするのは下記のような方です。
ロボアドバイザー投資がおすすめな方
- 資産運用は完全にお任せしたい方
- 国際分散投資をしたい方
- 自分で投資先を選ぶのがめんどくさい方
- コツコツと長期的な資産形成をしたい方
テーマ投資にせよおまかせ投資にせよ、フォリオであれば利益が出た時も申告分離課税となりますので、一律20.315%の税金ですみます。
FOLIOはLINEと提携している新しいオンライン証券ですので、口座開設時に「特定口座(源泉徴収あり)」の口座を選んでおけば、自動で税金計算もしてくれますし、原則確定申告は不要となります。完全にお任せの資産運用が良い方は、ロボアドバイザー投資の利用がおすすめです。