【ウェルスナビと楽ラップを徹底比較】両方併用はあり?

投資検討女性

ロボアドバイザーのウェルスナビと楽ラップの比較をしつつ、両方併用はありなのか?という疑問にお答えする記事です。

実は両方とも一度資金を入金すれば、あとは完全にほったらかしの国際分散投資が可能ですので、本業が忙しい方などにとってはとても便利な資産運用です。

結論としては全然「あり」なのですが、筆者の場合はウェルスナビとLINEスマート投資(ワンコイン投資)を併用していますので、その実績や併用理由も合わせてご紹介します。

人気のロボアドバイザーの最低投資額や手数料などの特徴を比較

提供会社 サービス(公式HP) 最低投資額 手数料
LINE LINEワンコイン投資 500円 2020年4月末まで無料
年率1.0%(税抜):3,000万円まで
年率0.5%(税抜):3,000万円超の部分
お金のデザイン THEO 1万円 年率1.0%(税抜):3,000万円まで
年率0.5%(税抜):3,000万円超の部分
SBIネオモバイル証券 WealthNavi for ネオモバ 1万円 年率1.0%(税抜):3,000万円まで
年率0.5%(税抜):3,000万円超の部分
楽天証券 楽ラップ 10万円 年率0.702%:固定報酬型
年率0.594%+運用益の5.4%:成功報酬型
SBI証券(仲介) ウェルスナビ 10万円 年率1.0%(税抜):3,000万円まで
年率0.5%(税抜):3,000万円超の部分
ウェルスナビ ウェルスナビ 10万円 年率1.0%(税抜):3,000万円まで
年率0.5%(税抜):3,000万円超の部分

上記を鑑みると、2020年4月末まではLINEワンコイン投資が一番手数料面ではお得になりました。そのため筆者もLINEワンコイン投資(LINEスマート投資)を利用していました。

さらにLINEワンコイン投資の場合は、月額10万円以上の利用でLINE PAY残高付与率が2%になります。そのため、筆者の場合は毎月10万円の積立投資を行なっていますので、毎月LINE PAY残高が2000円増えます。

通常の普通預金金利で考えると、10万円を普通預金していても金利で資産は増えません。楽天証券と楽天銀行を連携して使ったとしても、普通預金金利は0.1%です。これではLINE PAYボーナスの1/20です。

このような背景もあって、筆者の場合はウェルスナビに加えてLINEワンコイン投資を利用していました。但し、今現在はそのような状況ではありませんので、基本的に利用するロボアドバイザーは絞っています。

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LINEスマート投資(ワンコイン投資)の運用実績は2ヶ月で+1.48%

実際のLINEワンコイン投資の運用実績は、2ヶ月で+1.48%の含み益とまずまずの運用実績です。LINEワンコイン投資の投資先は、実際のところウェルスナビなどの他のロボアドバイザーとあまり変わりません。

細かい違いはあるにせよ、株式(米国株・先進国株・新興国株)・債券(米国債券・新興国債券・ハイイールド債)・不動産・コモディティ(金)・現金などに分散投資をする仕組みとなっています。

LINEスマート投資は毎週の自動積立投資設定が可能

毎週の引き落としを設定することができ、筆者の場合は毎週2.5万円で毎月10万円程度を積立投資しています。普段使っているLINEアプリから簡単に運用状況を確認することができますので、とてもお手軽です。

通常のウェルスナビは銀行振込やインターネットバンキングで入金を行う必要がありますが、LINEスマート投資であれば銀行口座からの自動引き落としが可能です。これまでは銀行口座からの自動引き落としでポイントなどは貯まりませんでしたが、LINEであればLINE PAY残高ボーナスが付与されるのです。

最大付与率2%のLINEマイカラー制度

LINE PAYにはマイカラー制度があり、毎月10万円以上の決済で基本付与率が2%にまであがります。

LINEスマート投資で自動積立投資設定を毎月10万円以上にしておくことで、この付与率を2%に維持しておくことができるのです。筆者の場合は10万円以上の積立投資を行なっていますが、LINEワンコイン投資は毎週500円などの少額から積立投資をすることも可能です。

LINE上でもいくらまでお金を貯めるのかの目標設定も簡単に行えますので、気軽さという観点ではピカイチです。さらにLINE PAYを普段利用しているのであれば、お店での決済や友人への送金などでも利用することができますので、もろもろLINEで煩雑な作業をすませることができます。

なお、LINE家計簿とも連携させることで、家計簿アプリのマネーフォワードのような機能を使うこともできるため、本当にLINEアプリで全てを完結させることができる世界が到来しつつあると言えるでしょう。

楽ラップの運用実績は公式サイトから確認可能

楽天証券の楽ラップサービスの運用実績は、公式サイトから簡単に確認が可能です。マンスリーレポートが出ていますので、そちらで確認すると、当初運用開始以来のリターンは35.4%と高いです。

投資先(アセットクラス)については、国内株式・外国株式・国内債券・外国債券・REIT・現金等に分散投資をされています。

LINEスマート投資やウェルスナビとの大きな違いは、金が投資先に入っているかどうかなどが挙げられます。また、楽天証券の楽ラップの固定報酬型の場合、手数料は若干他のロボアドより安いです。

ただし、それに応じたリターンが得られるかどうかはきちんと見極める必要があります。特に2018年からの運用パフォーマンスはあまり芳しくないように見受けられますので、始めるタイミングが特に大切なようには感じられます。

筆者の場合は、これまでの運用パフォーマンスを鑑み、楽ラップよりも若干手数料は高くなりますが、ウェルスナビの方を利用しています。

WealthNavi(ウェルスナビ)の運用実績は2ヶ月で+6.6%

ウェルスナビの運用実績に関しては、筆者の場合は開始2ヶ月で+6.6%以上のリターンと、まずまずの運用実績でした。ウェルスナビはLINEスマート投資と同じように、米国株・日欧株・新興国株・米国債券・金・不動産・現金などに分散投資をしています。

また、楽ラップなどでもそうですが、ウェルスナビの場合も5段階のリスク許容度から運用プランを選択することができます。筆者の場合は一番リスク許容度を高いプランで資産運用を行なっているため、ロボアドバイザーでの資産運用の中ではハイリスク・ハイリターンになっています。

ただし、通常の日本株への個別の株式投資と比較すると、世界の金融アセットに国際分散投資を行なっていますので、すでにだいぶリスクはヘッジされています。さらに、ウェルスナビの場合は長期の資産運用で手数料が割引になります。

50万円以上なら0.01%ずつ、200万円以上なら0.02%ずつ、最大0.90%まで手数料が割引されますので、THEOなどのロボアドバイザーよりも長期的には手数料は安くなるでしょう。さらにウェルスナビは定期的にTVCMも放映しており、2019年10月末時点で預かり資産残高は1800億円を超えています。

投資の初心者がこれからの資産運用で何をするべきか検討しているのであれば、まずはウェルスナビなどから資産運用を初めてみても良いのではないかと思われます。

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