FOLIOおまかせ投資で、10万円を1ヶ月運用してみた結果を公開します。
FOLIOおまかせ投資の1ヶ月の運用実績は+3.92%でした
【公式サイト】https://ai.folio-sec.com/
FOLIOおまかせ投資には運用プランが5種類ありますが、筆者の場合は「チャレンジ運用プラン」を選択し、2019年6/3〜6/30の一ヶ月間ほど運用を行いました。
運用中のポートフォリオの内訳は、株式、債券、不動産、コモディティ、現金となっており、株式が70%以上を占める形となっています。
その結果、月利+3.92%の結果となりましたので、年利0.02%程度の定期預金よりもはるかに良い利回りとなりました。通常の株式投資であれば、1ヶ月で株価が2倍になったりする可能性もありますが、その分逆に1/2になってしまうリスクもあります。
一方で、FOLIOのおまかせ投資のようなロボアドバイザーであれば、完全にほったらかしで株価などをきにすることもなく、手軽に資産運用を行うことができます。なお、FOLIOの場合は、選択した運用プランによっても運用結果は異なります。
FOLIOの運用プランの種類と選び方
【公式サイト】https://ai.folio-sec.com/
FOLIOの運用プランは全部で5種類あります。筆者が今回選択した「チャレンジ運用プラン」が一番ハイリスク・ハイリターンの資産運用になり、積極運用、バランス運用、堅実運用、安定運用と、リスクレベルが下がっていきます。
筆者の場合、ロボアドバイザー自体がそもそもリスク分散されているものという認識のため、運用プランは「チャレンジ運用プラン(リスクレベル5)」などの攻めの資産運用プランでも良いかなと考えて選択しています。
より安定的に運用していきたい場合は「安定運用(リスクレベル1)」を選択しても良いかもしれませんが、その分リターンも低くなってしまう点は認識しておきましょう。
フォリオとLINEワンコイン投資(LINEスマート投資)の比較
ちなみに筆者の場合は一時期はFOLIOおまかせ投資から、LINEワンコイン投資に切り替えていました。と言いますのも、LINEワンコイン投資であれば、FOLIOと同じ資産運用の内容で、2020年4月30日まで手数料が無料だったからです。
また、週7日・週5日・毎週といった形で積立投資ができるため、より分散した長期投資が可能です。さらに毎月10万円以上積立投資をすることで、LINE PAY残高に2%の還元があります。そのため毎月10万円以上投資をすると、自動的に2000円が付与されます。
単純に定期預金に預けていても年率0.02%つけば良い方ですが、LINEスマート投資であれば月利2%と100倍のリターンが得られます。そのため、一時的にはLINEスマート投資を利用していました。
FOLIOとWealthNaviの運用実績を比較
また、FOLIOのおまかせ投資でも一ヶ月で十分リターンが出たのですが、同時期に始めたロボアドバイザーのウェルスナビではさらにリターンが高くなりました。実際、FOLIOおまかせ投資の成績が+3.92%であったのに対して、WealthNaviでは+5.02%となりました。
WealthNaviはユーザー数No.1のロボアドバイザーで、預かり資産残高も1,500億円を超えています。そんなWealthNaviのポートフォリオは以下のようになっています。
ウェルスナビもリスク許容度に応じて5段階から選択することができ、筆者の場合は一番ハイリスク・ハイリターンで資産運用を行なっています。
若干フォリオの「チャレンジ運用プラン」のポートフォリオとは異なりますが、フォリオと同じように不動産の成績は若干悪かったです。ただし、米国株や日欧株、金などが好調に推移し、結果としてフォリオのチャレンジ運用プランよりも高いパフォーマンスを発揮していました。
今回の資産運用結果のみで一概に判断するのは時期尚早ではありますが、より高いパフォーマンスを求めて資産運用を行い方は、FOLIOに加えてウェルスナビなどの他のロボアドバイザーの利用も検討されてみるのも良いでしょう。
FOLIOおまかせ投資の特徴やアセットクラスの内訳
アセットクラス | 説明 | |
---|---|---|
株式 | 米国株 | ・米国の経済成長によるリターン獲得が期待 ・インフレへの対応も期待 |
先進国株 (米国除き) |
・先進国(主に日本と欧州)の経済成長によるリターン獲得が期待 ・インフレへの対応も期待 |
|
新興国株 | ・新興国の経済成長によるリターン獲得が期待 ・インフレへの対応も期待 |
|
債券 | 米国債 | ・株に比べると安定した価格推移が期待 |
新興国債 | ・株に比べると安定した価格推移が期待 ・新興国の方が先進国より金利が高い傾向があり、高いリターンが期待 |
|
ハイイールド債 | ・株に比べると安定した価格推移が期待 ・国債よりも高いリターンが期待 |
|
コモディティ | 金 | ・代表的な実物資産 ・インフレへの対応や、株や債券といった金融資産との分散効果が期待 |
不動産 | 不動産 | ・代表的な実物資産 ・インフレへの対応や、株や債券といった金融資産との分散効果が期待 |
フォリオのおまかせ投資は、プロの投資家だけが使っていた分散投資による資産運用を、誰にでも実現できるように開発されたサービスです。投資対象のETFの保有比率は、1990年にノーベル賞を受賞した平均分散法を使用して算出されています。
また、おまかせ投資は自動でリバランスをしてくれますので、自分で考える必要がありません。原則、以下のいずれかの条件が満たされた場合に、ポートフォリオの配分比率を最適な状態に戻すように調整を行ってくれます。
- 6ヶ月間リバランスが行われていない場合
- 保有ポートフォリオと最適ポートフォリオの配分比率を銘柄ごとに比較し、5%以上乖離している銘柄が存在した場合
最低でも半年に一度は自動でリバランスを行なってくれて、急激な相場変動などによって最適ポートフォリオからの乖離が大きくなった場合は、臨時でリバランスを実行してくれます。これによって資産運用のパフォーマンス向上や、リスク分散がなされています。
FOLIO(フォリオ)おまかせ投資の解約方法(売却方法)
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フォリオおまかせ投資で資産運用を行い、現金に換金する際の売却方法はとても簡単です。まずは売却画面で売却金額を指定します。
次に、あらかじめ決めておいた「取引コード」を入力し、最後に「注文を確定する」をクリックすると、売却が可能です。なお、売却の注文が通った後でも、一定期間はキャンセルが可能です。
注文の取引が成立した後に、売却が完了となり、日本円を出金できるようになります。現金化は3営業日後になりますので、すぐに資金が必要な場合はあらかじめ余裕を持って売却するのが良いでしょう。
FOLIO(フォリオ)の口座開設(無料)方法
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FOLIOの口座開設方法は簡単です。まずはFOLIOの公式サイトに移動し、そこから「無料でアカウント開設」ボタンをクリックします。
その後、メールアドレスとパスワード、もしくはLINEで登録ができきます。口座開設には、マイナンバー記載カードと本人確認書類が必要となります。本人確認書類は、下記のいずれかで可能ですので、あらかじめ写真を取得しておくと便利でしょう。
本人確認書類の例
-
- マイナンバー(個人番号カード)
- マイナンバー(通知カード)+ 運転免許証 or パスポート
- マイナンバー(通知カード)+ 保険証 or 住民票 or 年金手帳(いずれか2つ)
いずれの書類も、「氏名」「現住所」「生年月日」が記載されていることを確認の上、以下の期限内のものの提出が必要です。
- 運転免許証、個人番号カード、パスポート:有効期限内
- 住民票:発行から6ヶ月以内
- 保険証:有効期限があるものについては有効期限内
口座開設自体は簡単ですので、手元に本人確認書類をおいて口座開設に進むとスムーズでしょう。
アカウント登録完了後は口座開設へ
アカウント登録が完了すると、登録したメールアドレスにメールが届きますので、そちらをクリックして、口座開設手続きへ進みます。
口座開設のお申し込みではプロフィール、連絡先などを入力します。その後、本人確認書類の写真のアップロードを行います。
FOLIOウェルカムレターを受け取る
全てが完了すると、FOLIOウェルカムレターに関するメールがFOLIOから届きますので、そちらを確認します。2〜3営業日後にFOLIOからウェルカムレターが届きますので、そちらを受け取りましょう。
取引設定も完了させておく
なお、FOLIOにアカウント登録が完了すると、マイページの左メニューから「取引設定」が可能になります。年収や出金先口座の情報などを入力する箇所がありますので、それらを入力しておくと良いでしょう。
FOLIOの口座開設には手数料がかからず、口座の維持手数料も無料ですので、FOLIOに興味のある方は、まずはネットから口座開設をしてみてはいかがでしょうか。