積立FXは儲かるの?外貨預金との違いやメリット・デメリットを徹底検証

日本円だけで資産を保有していると、インフレ時に大きな損失を出す可能性があります。

そのため、例えば米国株やS&P500のインデックスファンドに投資をしたり、外貨に資産を分散して保有することで、そのようなリスクを低減することができます。

そこで今回は、外貨建て資産を保有したいと考えた時に、外貨預金よりも税金面などで色々とお得な積立FXについてご紹介します。

外貨預金の落とし穴とは?意外と知られていないデメリット

米ドルなどの外貨を資産として保有しようと考えた時、通常の外貨預金でも良いように感じられるかもしれませんが、実は外貨預金には落とし穴があります。

手数料が高い

まず、基本的に外貨預金は両替手数料が高いです。みなさんも海外旅行に行く際、両替しようとした時に高いと感じたことはありませんか?

ネット銀行であればメガバンクなどと比べて手数料は安くなっているものの、大きな金額を外貨で保有しようとすればするほど、その分手数料もかかります。

税金が高い

次に、外貨預金では為替差益が出た時には、その利益は雑所得に該当してしまうため、総合課税が適応されます。総合課税の場合、給与所得などの他の所得と合算されて課税されます。

そのため、利益が出ればでるほど税率も高くなり、例えば所得が4,000万円を超えた場合、45%の所得税がかかります。さらにこれに加えて一律10%の住民税がかかりますので、最高55%と利益が税金でもってかれてしまうのです。

そこで、この税金を20.315%まで抑えての、なおかつリスクを抑えた資産運用ができるのが積立FXなのです。

SBIFXトレードの積立FXの6つのメリット

積立FXとは、外国為替保証金(FX)取引の仕組みを利用して、FXのメリットを活かした、新しい外貨積立サービスです。投資経験がない初心者の方でも、簡単に始められるのが特徴です。

運営会社はFXを提供するSBIFXトレード株式会社のため、信頼性も高いと言えるでしょう。

積み立て金額は1ドル(100円から)OK

まず、積み立て金額は1ドルから可能ですので、どんなものか試しに利用したい方にもおすすめできます。

預け入れた資産の100%が保証されている

また、預けた日本円は信託会社に保管されます。そのため、万一SBIFXトレード株式会社が破綻したとしても、預けたお金が失われることがないようになっています。

手数料が圧倒的に安い


また、手数料も通常の外貨預金よりもはるかに安くなっています。

レバレッジ1倍が可能

さらに、積立FXはレバレッジ1倍から設定が可能です。

FXというと、どうしてもハイリスク・ハイリターンのように感じてしまいますが、レバレッジ1倍で運用するのであれば、通常の現物取引と比べて極端にリスクが高くなる訳ではありません。そのため、外貨預金の初心者にも利用しやすくなっています。

税金が申告分離課税のため20.315%

通常のFXもそうですが、積立FXは申告分離課税が適応されます。そのため、利益が大きくなればなるほどお得になります。

なお、本来は申告分離課税の税率は一律20%(所得税15%・住民税5%)ですが、2013年1月1日から2037年12月31日までの25年間については、所得税額に対し2.1%の「復興特別所得税」が課されます。

そのため同期間の税率は「一律20.315%」(所得税15%+復興特別所得税0.315%(15%×2.1%)+住民税5%)となっています。

株や投資信託と損益通算が可能

また、積立FXであれば、株や投資信託の損失などと損益通算も可能です。外貨預金は上述したように雑所得に該当するため、利益が出ても損失が出ても、株や投資信託などと損益通算はできません。

したがって、万一積立FXで損失が出たとしても、他の利益でカバーできる可能性もあります。

SBIFXトレードの積立FXのデメリットとは?

一方で、SBIFXトレードの積立FXにも、デメリットはあります。

売りから入れない(ショートできない)

まず、FXという名前がついているものの、ショートができません。そのため、価格が下がっていく時、例えば円高ドル安が進んだ時などには、利益を出すことができません。

また、レバレッジが最大3倍となっていますので、もっと大きなレバレッジに取り組みたい人には適してません。

そのため、価格が下がった時にも利益を出したい方や、大きなレバレッジで取引をしたい方などは、積立FXではなく、通常のSBIFXトレードを利用された方が良いでしょう。

選択できる通貨ペアが多くなく、スマホアプリも今の所ない

積立FXは通貨ペアが9種類です。通常の外貨預金と比べたら遜色ないですが、FXと比べたら多くはありません。

さらに、スマホアプリがありません。ただし、通常のSBIFXトレードにはアプリがありますので、今後新しくリリースされる可能性はあります。

SBIFXトレードの積立FXの口座開設(無料)の方法

積立FXの口座開設は簡単ですので一緒に見て行きましょう。なお、口座開設には運転免許証やパスポートなどの本人確認書類と、マイナンバーカードが必要になります。ただし、口座開設に手数料などはかかりませんので安心です。

まずは積立FXの公式サイトに移動します。その後、「無料口座開設はこちら」のボタンをクリックします。各種確認事項を承諾し、個人情報などの必要情報を入力します。

入力内容に問題がなければ、そのまま送信します。口座開設手続き完了後、本人確認のため、登録した住所宛に転送不要の簡易書留郵便にて書面が送付されてます。

そちらを受け取ると、ログインIDやPWがわかりますので、そちらを元に公式サイトからログインすることで利用できるようになります。

外貨預金やFXについてもっと詳しく学びたいという方へ

外貨預金

最後に、もしまだ外貨投資に関して知識があまりない方は、焦って資産運用を始めるのではなく、まずは大手マネースクールに通われて、外貨投資に関する基礎知識をつけても良いでしょう。

例えば、大手のマネースクールには、2002年創業で、述べ50万人以上が受講した総合マネースクールの「ファイナンシャルアカデミー」があります。

ファイナンシャルアカデミーは、様々な投資や資産運用に関する講座を提供していますが、その中で外貨投資・FXスクールも提供しています。

ファイナンシャルアカデミーの無料体験会の活用がおすすめ

また、外貨投資・FXスクールに関しては、毎週東京と大阪で「無料体験会」も開催されています。筆者も実際に無料体験会を受講しましたが、外貨投資に関する基礎知識を教えてらもらえるセミナーでした。

ファイナンシャルアカデミーは、特定の金融機関が運営しているわけではないので、完全に中立の情報提供してくれる点が特徴です。また、しつこい勧誘も一切ありません。

完全に中立の情報提供でしつこい勧誘などもなし

通常の金融機関のセミナーの場合、どうしても運営側の最終ゴールは金融商品の販売になりますが、ファイナンシャルアカデミーの場合はそのようなケースがありませんので安心です。

ファイナンシャルアカデミー側からしても、受講者にはしっかりとお金の知識を身につけてもらって、受講後に活躍して宣伝してもらった方が、スクール側としてもメリットが大きいのです。

資産運用の選択肢として外貨投資を検討されている方は、まずは一度「無料体験会」に参加して、基礎知識をつけてから、外貨投資の実際の運用を検討されてみてはいかがでしょうか?