2020年4月の米国株中心での1000万円の資産運用開始から約16ヶ月が経ち、今では約4000万円ほどの資産となりました。
筆者の今現在のポートフォリオを紹介しつつ、貯金4000万円のおすすめの資産運用先を併せてご紹介します。
筆者の4000万円の資産運用ポートフォリオ(時価評価)
- 現預金:約800万円
- 世界株投資(ひふみワールド):約580万円
- 米国株投資(ETF・個別銘柄):約1,360万円
- 米国株投資(投資信託):約200万円
- 日本株投資(個別銘柄):約970万円
- ビットコイン:約250万円
- 未上場株投資:約100万円
上記で合計約4,000万円の資産となっています。
現預金は今後株式市場が暴落したり、投資したい銘柄が何かしらの出来事で暴落したチャンスの時に、追加投資をしていく予定です。
米国株ETFについては、米国株市場にまるっと投資ができる「VTI」に加えて、情報技術セクターに特化した「VGT」に、より多く集中投資しておこうと判断しました。
4000万円の資産運用シミュレーションと投資方針
筆者の考えでは、株式市場はコロナ収束後は一旦落ち着くと考えています。過去のスペイン風邪後市場が暴落していったのと同じように、今バブルのように上がっている株式市場もひとまず落ち着く可能性が高いと考えています。
一方で、ビットコインはまた2年後ぐらいから盛り上がると考えているため、2021年は株式市場で資産を増やしていき、来年ぐらいから徐々にビットコインに資産を振り分けようと考えています。
ざっくりと世界株投資は毎年10%ずつ、米国株投資は毎年20%ずつ、日本株投資は短期売買で資産を2倍、3倍と大きく増やしていく予定です。日本株については、オリンピック後に下落する可能性が高いと思っていたのですが、まだコロナが長引きそうなので、日本株上昇余地は来年ぐらいまであると判断しました。
世界株投資(ひふみワールド)の実績と今後の投資戦略
世界株投資については、引き続きひふみワールドに積立投資をしています。毎月10万円ずつ積立投資をしていることで順調に増えています。
ひふみワールドのリターンはVTIと同じぐらいと想定していますが、仮に米国株市場が不調な時であっても、世界株に投資しているひふみワールドに投資をしていれば、ある程度リスク分散となるのではと考えました。
ひふみワールドのような世界株への投資は、米国株個別銘柄への集中投資と比べて、高いパフォーマンスは見込めません。ですが、いつの時代でも一定のパフォーマンスを出すことが期待できるため、10%程度はポートフォリオに組み込むことにしています。
ちなみに筆者の場合は、ひふみワールドはNISA口座を利用しているため、税金面では利益確定時に優遇されています。同じようにNISAで世界株への投資を検討している方には、ひふみワールドはお勧めできる投資信託です。
4000万円を国際分散投資するならウェルスナビもおすすめ
【公式サイト】https://www.wealthnavi.com/
ちなみに、国際分散投資を行って、リスクを抑えながら安定的に資産運用をしていきたい方には、ロボアドバイザー「ウェルスナビ」がおすすめです。
ウェルスナビであれば、米国株ETFの「VTI」、日欧株ETFの「VEA」、その他債券や金、不動産などにも自動で国際分散投資をしてくれて、リバランスも完全に自動で行ってくれます。このように投資先が見事に分散されていますので、仮に米国株市場が暴落しても、大きな損失を得ずに安定的な運用が可能になります。
実際にコロナショックの時に一時的に下がったものの、すぐに回復してまた高いパフォーマンスを上げています。ウェルスナビは手数料1%で完全にお任せの資産運用が実現しますので、ほったらかしの資産運用が良い方、投資初心者の方、投資に時間をかけたくない方にはおすすめです。
ウェルスナビの場合は口座開設をして資金を入金し、あとは自動積立設定するだけなので、手間がかかりません。今後10年や20年などの積立長期投資のシミュレーションもできますので、将来的に増える資産の額が明確になります。
今のうちから将来の蓄えを安定的に作りたい方は、まずは口座開設されてシミュレーションされてみるのがおすすめです。
筆者の場合はウェルスナビの株式に500万円ほど投資
ちなみに筆者の場合は、今後も成長が見込まれる「ウェルスナビ」の株式に投資を行いました。
ウェルスナビは2020年に東証マザーズに上場しましたが、ハイテクグロース株で、既にPSRベースで割高感はあったものの、ユーザーの預かり資産が積み上がるごとに着実に成長する企業であるため、今回投資を行いました。実際に7月14日は預かり資産5000億円を突破と、順調に成長しています。
ウェルスナビは、すでに時価総額が2000億円近くなっていますが、長い目で見たらまだまだ時価総額は大きくなり、1兆円を超えるのは時間の問題のベンチャー企業と捉えていますので、超長期保有を検討しています。
特にウェルスナビが良いのは、日本の個人金融資産2000兆円をターゲットに捉えている点です。世界的に見てもこの日本の個人金融資産は大きなマーケットですので、今後ますます伸びる可能性があり、将来的には時価総額1兆円を超える可能性は高いでしょう。
米国株ETFの運用実績と今後の投資戦略
続いて、筆者の米国株ETFポートフォリオは、以前はVOOなども保有していましたが、今ではVTIとVGTに集中投資することにしました。VOOをやめたのは、VOOの代替として楽天証券でemaxis slim S&P500連動をクレジットカード決済で積み立てることにしたからです。
楽天証券であれば楽天ポイントでの投資ができるため、こちらは完全に楽天ポイントを使って都度購入したり、楽天カードでの積立投資を行うことで改めて当面放置しようと考えています。
ちなみに、このような米国株式市場に連動する優良ETFへの投資については、米国株や日本株の個別銘柄などが大きく上昇した際に利益確定し、それらの資金を振り分けていく形で増やしていこうと考えています。
米国株式市場に連動するETFは、短期で急激な上昇は見込めません。ですが、安定的に高い年間リターンを出していますので、長期では資産形成に役立つと考え、引き続き一定の金額を積立投資していく予定です。
米国株・中国株の個別銘柄の運用実績と今後の投資戦略
続いて、米国成長株については主にGOOGLやINTUITなどの個別銘柄に分散投資を行っています。適宜銘柄は組み替えを行っており、直近ではTWTR、AFRMなどは全て売却しました。
基本的には有名どころの米国優良株に積立投資を行い、リスクをとって投資をしているハイテク銘柄については、大きく値上がりしたら利益確定し、米国株ETFに追加投資をしていく方針です。
アフターコロナのフェーズでも、引き続きGOOGLなどはハイパフォーマンスになるだろうと想定し、継続保有を予定しています。米国個別株については、短期ではETFよりも高いパフォーマンスを上げることがあります。
そのため、一定のリスクをとって投資を行い、高くなりすぎた銘柄は売却して利益確定をし、別の銘柄やETFに再投資を行う戦略で継続していこうと考えています。
また、中国株については、全て売却することにしました。あまり米国株との分散にならないとの判断からです。
未上場株の運用実績と今後の投資戦略
【公式サイト】https://fundinno.com/
最後に、100万円程度は未上場株に投資を行っています。未上場株の場合は、投資した金額が30倍、50倍、100倍以上に増えることを期待して投資を行っています。
未上場企業へ投資している理由は、投資先によってはエンジェル税制という節税対策が可能ですし、得られた利益は申告分離課税で一律20.315%しか税金がかかりませんので、当たれば大きく資産を増やすことができるからです。
未上場企業投資の場合、日々の株価に一喜一憂する必要がありませんし、その企業自体が成功するかだけを気にすれば良いので、投資タイミングも気にする必要がないです。
筆者の場合は、TVCMも行っている株式投資型クラウドファンディングのファンディーノ(https://fundinno.com/)を利用して、株式会社ノモックに投資を行っています。
筆者の未上場株の投資先と運用実績
【公式サイト】https://fundinno.com/
投資先であった株式会社ノモックは、2020年には保有株式を売却する機会があったのですが、筆者はさらなる成長を信じて売却を選択せず、そのまま保有しています。
これまで未上場企業への投資は一部のエンジェル投資家しか参戦できませんでしたが、株式投資型クラウドファンディングのファンディーノが誕生したことで、多くの個人投資家も簡単に参戦できる投資となりました。
ファンディーノは日本で一番エンジェル投資の案件を取り扱っており、2021年時点で累計約50億円以上の調達を成功させています。すでにM&Aされた案件の実績もありますので、ここの案件からメルカリのようなユニコーンが出る可能性もあります。
ファンディーノは、金融資産300万円以上、投資経験1年以上の投資家であれば、口座開設が可能です。未上場企業への投資で大きなリターンを狙いたい方や、エンジェル税制などの節税対策を行いたい方は、まずは口座開設されるのがおすすめです。
ファンディーノでは、毎月新しい案件が掲載されてメールで連絡をもらえます。ですので、未来のメルカリになるかもしれない未上場企業の案件を吟味して投資を行いたい方や、節税対策に利用したい方は、口座開設されておくのがおすすめです。
株価の変動を気にするのが嫌な方は年率6%の利回りを狙えるファンズがおすすめ
【公式サイト】https://funds.jp/
ちなみに、「株式などのボラティリティが高い投資先は不安、かと言って債券だと利回りが低すぎる…」と感じている方には、安定的な利回りが見込める「ファンズ(funds)」がおすすめです。
ファンズは、予め運用期間と利回りが決まっており、安定して年率1.5〜6%程度のリターンを狙うことができる金融商品です。株式や債券とも異なる性質の金融商品のため、資産ポートフォリオを分散させることができます。
リスクを抑えた投資が可能なファンズのファンド商品
ファンズ(funds)は、主に上場企業向けの貸付ファンドに投資を行う金融商品で、過去には餃子の王将ファンドなどの有名企業のファンドも取り扱っています。
ファンズ(funds)はリスクが抑えられている割に利回りも一定程度あり、運用期間も1年未満の案件が多いのが特徴です。但し、利益に対する課税は総合課税のため、申告分離課税が適応される株式や投資信託との損益通算は行うことができません。
しかし、そうは言っても所得が1800万円以上の高額納税者でない限り、あまりこの税率については気にする必要はないです。
メルカリなど上場企業向けの貸付ファンド投資の案件が多数
2020年には、フリマアプリのメルカリと連携した投資商品を提供しており、案件募集開始と同時に即売り切れするほど大人気でした。
ファンズの仕組みで優れているのは、上場企業向けの貸付ファンドという点です。上場企業が借りたお金を返せないといった事態が発生することは、基本的にありえません。
また、投資先が上場企業であればIRなどの情報もホームページ上に公開されています。ですので、投資の安全性を自ら確認でき、その上で投資を行うことができます。
日々の株価に一喜一憂することもなく、精神的な安定を得て、投資元本の安全性を確保した上で安定的な利回りを得たい方は、ファンズを利用されてみるのがおすすめです。