2020年4月の米国株中心での1000万円の資産運用開始から13ヶ月が経ち、2020年〜2021年現在まで市場が好況なこともあり、今では約3500万円ほどの資産となりました。
なお、当初は米国株中心に資産運用を行っていましたが、今は世界情勢などを鑑み、米国個別株や米国株ETF以外に、世界株に投資する投資信託、中国株、仮想通貨(主にビットコイン)、未上場株なども保有しています。
具体的なポートフォリオは以下になりますが、筆者の資産ポートフォリオが貯金3500万円をどのように投資すべきか悩んでいる方にとって多少の参考になれば幸いです。
貯金3500万円の資産運用ポートフォリオ(時価評価)
- 世界株投資(ひふみワールド):約420万円(12%)
- 米国株投資(ETF・個別銘柄):約900万円(27%)
- 中国株投資(個別銘柄):約60万円(1%)
- 日本株投資(個別銘柄):約200万円(6%)
- 未上場株投資:約100万円(3%)
- 仮想通貨投資:約1800万円(53%)
上記で合計約3,500万円の資産となっています。
上記以外に保有している現預金については、基本的には生活防衛資金や日々の生活に利用しています。但し、今後も毎月の給与収入は引き続き積立投資に回す予定です。
ポートフォリオの割合としては、ビットコイン価格の上昇につき、仮想通貨投資の割合が大きく占める形となりました。ですが、ビットコインについては今後は追加投資は行わない予定で、単にこのまま長期保有を継続していきます。
理由は簡単で、ビットコインは長い年月をかけて価値が高まっていくと想定しているからです。また、ビットコインの利益を確定すると雑所得に該当してしまい、所得税の税率がかかってしまうからです(所得税は最大45%の税率がかかります)。
株式投資や投資信託とは異なり、ビットコインは税金面では全く優遇されていません。株式投資や投資信託であれば、利益に対して一律20.315%しか課税されませんが、仮想通貨は最大55%もの税金がかかってしまうのです。
ですので、ビットコインも当面利益確定はせずに放置しておこうと考えています。
世界株投資(ひふみワールド)の実績と今後の投資戦略
まず、世界株投資については、ひふみワールドが発売された当初に大きく購入したお陰で、遂に1.5年で100万円以上の含み益となりました。
発売開始後は、コツコツと毎月10万円ずつNISA口座で積立投資をしています。ひふみワールドの良い点は、自動積立投資ができるのでとにかく気にしなくて良いところです。
ひふみワールドに投資をしていれば、日々の株価変動なども気になりませんし、5〜10年ぐらいは利益確定するつもりがありませんので、このまま放置して積立しようと考えています。
ひふみワールドのような世界株への投資は、米国株個別銘柄への集中投資と比べて高いパフォーマンスは見込めません。但し、いつの時代でも一定のパフォーマンスを出すことが期待できるため、10%程度は資産運用のポートフォリオに組み込むことにしています。
世界株に投資を行う「ひふみワールド」のパフォーマンスはこれまでも好調で、今後も高いリターンをあげる投資信託だと筆者は考えています。毎年+12%ぐらいのリターンを見込み、大体今後5年で1200万円程度までひふみワールド単体で資産が増えると考えています。
ひふみワールドは、これから米国株だけでなく世界株への投資も検討している方には、最もお勧めできる投資信託です。
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なお、世界経済へ国際分散投資を行って、当面資産は放置したいという方には、全自動の資産運用が可能なロボアドバイザーのウェルスナビもおすすめできます。
ウェルスナビであれば、米国株ETFの「VTI」や日欧株ETFの「VEA」、その他債券や金、不動産に自動で国際分散投資をしてくれて、リバランスも完全自動で行ってくれます。
手数料1%で完全にお任せの資産運用が実現しますので、本当にほったらかしの資産運用が良い方や、投資の初心者の方、投資に時間をかけたくない方にはおすすめです。
ウェルスナビの場合は無料口座開設をして資金を入金し、あとは自動積立設定するだけで良いので、本当に手間がかかりません。今後10年や20年などのシミュレーションができますので、気になる方はまずは口座開設されてみるのがおすすめです。
米国株ETFの運用実績と今後の投資戦略
続いて、筆者の場合は米国株・米国株ETF・中国株(BABA)への投資はSBI証券を利用しています。
SBI証券を利用している理由は、住信SBIネット銀行で円預金からドル預金に変えることができ、そのままドルで米国株やETFに投資ができるからです。定期的に外貨預金積立を使って日本円からドルに両替しています。
米国株ETFの具体的なポートフォリオは以下の通りです。
- VGT(テクノロジーセクター特化型)
- VOO(S&P連動型)
- SPYD・HDV・VYM(高配当型)
米国株ETFは、引き続きS&P連動型のVOOや米国テクノロジーセクター連動型のVGT、高配当ETFのSPYD・HDV・VYM等に定期的に積立投資を行う予定です。
VOOではなくウェルスナビのようにVTIに投資をしても良いかもしれないのですが、個人的にS&P500連動型のVOOの方が、米国株市場にまるっと投資を行うVTIよりも安心感があるのでそうしています。S&P500の銘柄はパフォーマンスに応じて組み替えされますので、VTIよりもパフォーマンスが優れる可能性が高いとの判断です。
但し、この辺りはもはや好みの問題かと思いますし、ハイテク株セクターへの投資はVGTではなくQQQに投資をする選択もあるでしょう。ETFへの投資については、引き続き米国株や日本株の個別銘柄、短期保有の仮想通貨などが大きく上昇した際に利益確定し、それらの資金を振り分けていく形で増やしていこうと考えています。
米国株ETFは短期で急激な上昇は見込めませんが、確実に長期では資産形成に役立ちますので、一定の金額を積立投資していく予定です。
米国株の個別銘柄の運用実績と今後の投資戦略
- BRK
- JNJ
- AXP
- GOOGL
- FB
- UBER
- INTU
- SQ
- PLTR
- AFRM 他
続いて、米国成長株については主に上記の個別銘柄などに分散投資を行っています。基本的には有名どころの米国優良株に、引き続き積立投資をしていく方針です。
2020年はSaaS銘柄に集中投資をしていましたが、2021年以降は徐々にアフターコロナ銘柄にシフトをした方が良いと考え、UBERを組み入れるなど、含み益が出ている銘柄を利益確定してポートフォリオを再構成しました。
アフターコロナのフェーズでも、引き続きGOOGLやFBなどのGAFAM銘柄はハイパフォーマンスなので、継続保有を予定しています。また、直近では上場時から株価がかなり下がっていたAFRMに大きく投資しました。
まだAFRMの株価は下がる可能性はありますが、ピーク時の1/2ぐらいの時価総額にはなっており、まずまず妥当な水準にはなっていると判断しています。また、AFRMのような後払い決済サービスは、今後世界中に広がっていく可能性が高いので、これから長期保有を予定しています。
少なくともオーストラリアのAfterpayと同等の時価総額にはなると判断しています。このように個別銘柄については、適宜世界情勢なども鑑みながら、コツコツと投資を継続していく予定です。
個別銘柄はこのようなメンテナンスは必要となるものの、ETFよりも高いパフォーマンスを上げることもありますので、米国個別株については一定のリスクをとって積立投資を継続していこうと考えています。
中国株の運用実績と今後の投資戦略
続いて、中国株は今のところBABAにのみ投資をしています。BABAは直近アントフィナンシャルの上場延期により株価が下落しましたが、中長期的には再び上昇するだろうと考えていますので心配はしていません。
但し、中国株は米国株と異なり、政府の規制による不透明性が高いので、大きな金額は投資しにくいのが実情です。また、アリババだけでなくテンセントにも投資をしようか検討中ではありますので、テンセント株が大きく値下がりした時などに追加投資をする可能性はあります。
中国株については米国株値下がり時のリスクヘッジとして投資をしていますが、引き続きポートフォリオに占める割合は低くし、ほぼ気にならないぐらいの金額のみを長期投資する予定です。世界的に中国経済が強くなり、中国企業のパフォーマンスが米国企業よりも高くなりそうであれば、徐々にポートフォリオの割合を高めていくことはあるでしょう。
日本株の運用実績と今後の投資戦略
続いて、日本株については、今保有しているぐらいの金額以上には元本を追加投資する予定はありません。
これだけ日本株が上昇している直近5年間のパフォーマンスを比較しても、TOPIXは米国S&P500に負けていますので、今後ともこの形成が逆転することはなさそうだと考えているからです。
日本株については、基本的には中小小型株に投資を行い、当たればラッキーぐらいに捉えて投資をしようかなと考えています。日本株は基本的にグローバル市場で戦って勝てる銘柄がほぼ存在していないため、あまり長期で保有するのも得策ではないように考えています。
筆者の場合はあまり今後も日本株セクターに積極的に投資をしていこうという気は今のところなく、引き続き米国株に資金を大きく入れていこうと考えています。日本の中小小型株は、当たれば短期で大きく値上がりするのですが、その銘柄を当てるのが難しいとの判断です。
ですので、焦ってリスクの高い日本の中小小型株で短期での大きな値上がりは狙わず、米国市場の優良株に長期で大きな投資を行い、高いリターンを数年かけてじっくり得るという戦略で今後も投資を行っていきます。
未上場株の運用実績と今後の投資戦略
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最後に、筆者は百万円程度は未上場株に投資を行っています。未上場株の場合は、投資した金額が50倍や100倍などに増えることを期待して投資を行っています。
未上場企業への投資は、投資先によってはエンジェル税制という節税対策が可能ですし、何よりも得られた利益は申告分離課税で一律20.315%しか税金がかかりませんので、当たれば大きく資産を増やすことができるのです。
未上場企業への投資の場合、日々の株価に一喜一憂する必要がありませんし、本質的にはその企業自体が成功するかどうかだけを気にしていれば良いので、投資するタイミングも気にする必要はないです。
筆者の場合は、株式投資型クラウドファンディングのファンディーノ(https://fundinno.com/)を利用して、未上場企業の株式会社ノモックなどに投資を行っています。
筆者の未上場株の投資先と運用実績
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実はノモックは、2020年にはExitする機会があったのですが、筆者はさらなる成長を信じてExitは選択せずにそのまま継続保有しています。
なお、これまで未上場企業への投資は一部のエンジェル投資家しか参戦できませんでしたが、株式投資型クラウドファンディングのファンディーノが誕生したことで、多くの個人投資家も簡単に参戦できる投資となりました。
ファンディーノは日本で一番エンジェル投資の案件を取り扱っており、2021年4月時点で累計約52億円の調達を成功させています。すでにExit実績もありますので、ここの投資案件から未来のメルカリのようなユニコーンが出てくる可能性もあります。
ファンディーノは、金融資産300万円以上、投資経験1年以上の投資家であれば、無料登録が可能です。未上場企業への投資で大きなリターンを狙いたい方や、エンジェル税制などの節税対策を行いたい方は、まずは無料口座開設されるのがおすすめです。
ファンディーノでは、毎月新しい案件が掲載されてメールで連絡をもらえます。ですので、未来のメルカリになるかもしれない未上場企業の案件を吟味して投資を行いたい方や、節税対策に利用したい方には、おすすめできるサービスです。
株価を気にしたくない方には年率6%の利回りを狙えるファンズがおすすめ
【公式サイト】https://funds.jp/
ちなみに、株式などのボラティリティが高い投資先は不安、かと言って債券だと利回りが低すぎると感じている方には、安定的な利回りが見込める「ファンズ(funds)」を利用されるのが最もおすすめです。
ファンズは、予め運用期間と利回りが決まっており、安定して年率1.5〜6%程度のリターンを狙うことができる金融商品です。株式や債券とも異なる性質の金融商品のため、資産ポートフォリオを分散させることができます。
但し、利益に対する課税は総合課税のため、申告分離課税が適応される株式や投資信託との損益通算は行うことができません。しかし、そうは言っても所得が1800万円以上の高額納税者でない限り、あまり気にする必要はないです。
ファンズは主にメルカリなど上場企業向けの貸付ファンド投資
ファンズ(funds)は、主に上場企業向けの貸付ファンドに投資を行う金融商品です。最近ではフリマアプリのメルカリと連携した投資商品を提供しており、案件募集開始と同時に即売り切れするほど大人気でした。
ファンズの仕組みで優れているのは、上場企業向けの貸付ファンドという点です。上場企業が借りたお金を返せないといった事態が発生することは、基本的にはありえません。
また、投資先が上場企業であればIRなどの財務情報もホームページ上に公開されています。ですので、投資の安全性を自ら確認することができ、その上で投資を行うことができます。
ファンズ(funds)はリスクが抑えられている割に利回りも一定程度あり、運用期間も1年未満の案件が多いのが特徴です。
日々の株価に一喜一憂することもなく、精神的な安定性を得て、投資元本の安全性を確保した上で安定的な利回りを得たい方は、ファンズを利用されてみるのがおすすめです。