2020年4月の米国株中心での1000万円の資産運用開始から約14ヶ月が経ち、今では約3500万円ほどの資産となりました。
5月はビットコインやイーサリアムなどの暗号資産の値上がりがピークと感じたため、それらを売却して現金化しました。また、これによって得られた利益で世界株、米国株、日本株などに追加投資を行いました。
筆者の具体的なポートフォリオは以下になりますが、筆者の資産ポートフォリオが貯金3500万円をどのように投資すべきか悩んでいる方にとって多少の参考になれば幸いです。
貯金3500万円の資産運用ポートフォリオ(時価評価)
- 世界株投資(ひふみワールド):約530万円
- 米国株投資(ETF・個別銘柄):約1,050万円
- 中国株投資(個別銘柄):約50万円
- 日本株投資(個別銘柄):約500万円
- 未上場株投資:約100万円
- 仮想通貨投資:約300万円
- 現預金:約1,000万円
上記で合計約3,500万円の資産となっています。
4月からのポートフォリオの大きな変化は、ビットコインをほとんど売却した点です。ビットコインやイーサリアムなどの主要な暗号資産の価格は将来的に上昇していくとは考えているものの、直近はチャート的に一旦の上昇相場が終わったと判断し、利益確定しました。
今回含み益がかなりあったものの、ビットコインの利益は雑所得に該当し、所得税の税率がかかってしまうため、来年度税金を払わないといけない点は留意しておく必要があります。
利益確定した現預金は、一部世界株、米国株、日本株に回しました。ですが、ここは焦って投資を行うことはせず、じっくりと良い投資先を探し、チャンスの時に大きく勝負できるようにしばらく現金比率を高めておこうと思います。
世界株投資(ひふみワールド)の実績と今後の投資戦略
まず、世界株投資については、引き続きひふみワールドに積立投資をしています。毎月コツコツと10万円ずつ積立投資をしていることで順調に増えています。
直近は、グロース株とバリュー株のどちらが伸びていくのか不透明なこともあり、それらの銘柄をバランスよく組み入れているひふみワールドに、追加でスポット投資を行いました。
恐らく今後はこれまで割安で放置されていたバリュー銘柄が上昇していくとは思うものの、コロナが終わる時期を明確に予測するのは難しいこともあり、筆者は個別銘柄に大きく投資をするのではなく、ひふみワールドに投資を行いました。
ひふみワールドに投資をしていれば、日々の株価変動なども気になりません。ひふみワールドはNISA口座を利用していることもあり、5〜10年ぐらいの長期間で利益確定するつもりがありませんので、このまま放置して積立しようと考えています。
ひふみワールドのような世界株への投資は、米国株個別銘柄への集中投資と比べて高いパフォーマンスは見込めません。しかし、いつの時代でも一定のパフォーマンスを出すことが期待できるため、10%程度は資産運用のポートフォリオに組み込むことにしています。
世界株への投資を検討している方には、ひふみワールドはお勧めできる投資信託です。
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なお、世界経済へ国際分散投資を行って、安定的に資産運用をしていきたい方には、全自動の資産運用が可能なロボアドバイザーのウェルスナビもおすすめできます。
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米国株ETFの運用実績と今後の投資戦略
- VTI(米国株式市場連動型)
- VOO(S&P連動型)
- VGT(テクノロジーセクター特化型)
- SPYD・HDV・VYM(高配当型)
続いて、筆者の米国株ETFの具体的なポートフォリオは上記の通りです。
4月からの変化としては、いくつか個別銘柄を売却して、ETFに「VTI」を加えたことです。その結果、米国個別銘柄の含み益は減りましたが、資産自体は4月の968万円から1,067万円にまで増えています。
当初、米国株ETFは、S&P連動型のVOOや米国テクノロジーセクター連動型のVGT、高配当ETFのSPYD・HDV・VYMに定期的に積立投資を行っていました。
但し、テクノロジーセクターのパフォーマンスが今年後半も良いか微妙なところでしたので、米国株にまるっと投資できるVTIにも投資を始めました。
なお、個人的にはS&P500連動型のVOOの方が、米国株市場にまるっと投資を行うVTIよりも、高いパフォーマンスを出す可能性があるとは考えています。ですので、引き続き市場の暴落時にはVOOに多めに投資をしようかとは考えています。
VTIとVOOのどちらが良いかというのは好みの問題かと思いますが、個人的にはどちらか一方のみを購入するともう一方が気になってしまうため、両方に投資をすることにしました。
このような米国株式市場に連動するETFへの投資については、米国株や日本株の個別銘柄などが大きく上昇した際に利益確定し、それらの資金を振り分けていく形で増やしていこうと考えています。
米国株式市場に連動するETFは短期で急激な上昇は見込めませんが、安定的に高い利回りで長期では資産形成に役立ちますので、引き続き一定の金額を積立投資していく予定です。
米国株の個別銘柄の運用実績と今後の投資戦略
- BRK
- JNJ
- PG
- AXP
- GOOGL
- FB
- TWTR
- ABNB
- UBER
- INTU 他
続いて、米国成長株については主に上記の個別銘柄などに分散投資を行っています。基本的には有名どころの米国優良株に積立投資を行い、リスクをとって投資をしているハイテク銘柄については、大きく値上がりしたら利益確定していく方針です。
2020年はSaaS銘柄に集中投資をしていましたが、2021年以降は徐々にアフターコロナ銘柄にシフトをした方が良いと考え、UBER・ABNBを組み入れるなど、含み益が出ている銘柄を利益確定してポートフォリオを再構成しました。
また、アフターコロナのフェーズでも、引き続きGOOGLやFBなどのGAFAM銘柄はハイパフォーマンスになるだろうと想定し、継続保有を予定しています。
米国個別株については、短期ではETFよりも高いパフォーマンスを上げることがあります。
そのため、一定のリスクをとって投資を行い、高くなりすぎた銘柄は売却して利益確定をし、別の銘柄やETFに再投資を行う戦略で継続していこうと考えています。
株価を気にしたくない方には年率6%の利回りを狙えるファンズがおすすめ
【公式サイト】https://funds.jp/
ちなみに、「株式などのボラティリティが高い投資先は不安、かと言って債券だと利回りが低すぎる…」と感じている方には、安定的な利回りが見込める「ファンズ(funds)」を利用されるのが最もおすすめです。
ファンズは、予め運用期間と利回りが決まっており、安定して年率1.5〜6%程度のリターンを狙うことができる金融商品です。株式や債券とも異なる性質の金融商品のため、資産ポートフォリオを分散させることができます。
リスクを抑えた投資が可能なファンズのファンド商品
ファンズ(funds)は、主に上場企業向けの貸付ファンドに投資を行う金融商品で、過去には餃子の王将ファンドなどの有名企業のファンドも取り扱っています。
ファンズ(funds)はリスクが抑えられている割に利回りも一定程度あり、運用期間も1年未満の案件が多いのが特徴です。但し、利益に対する課税は総合課税のため、申告分離課税が適応される株式や投資信託との損益通算は行うことができません。
しかし、そうは言っても所得が1800万円以上の高額納税者でない限り、あまりこの税率については気にする必要はないです。
メルカリなど上場企業向けの貸付ファンド投資の案件が多数
2020年には、フリマアプリのメルカリと連携した投資商品を提供しており、案件募集開始と同時に即売り切れするほど大人気でした。
ファンズの仕組みで優れているのは、上場企業向けの貸付ファンドという点です。上場企業が借りたお金を返せないといった事態が発生することは、基本的にはありえません。
また、投資先が上場企業であればIRなどの財務情報もホームページ上に公開されています。ですので、投資の安全性を自ら確認することができ、その上で投資を行うことができます。
日々の株価に一喜一憂することもなく、精神的な安定性を得て、投資元本の安全性を確保した上で安定的な利回りを得たい方は、ファンズを利用されてみるのがおすすめです。
中国株の運用実績と今後の投資戦略
続いて、中国株については、引き続きBABAにのみ投資をしています。
BABAは直近は中国政府への罰金で3000億円程度利益が減少しましたが、業績は好調で、中長期的には再び上昇するだろうと考えていますので心配はしていません。今は一時的な下落で逆に買いのチャンスなので、もう少し下落したら投資を増やすことを検討します。
中国株については米国株値下がり時のリスクヘッジとして投資をしていますが、引き続きポートフォリオに占める割合は低くし、気にならないぐらいの金額を長期投資する予定です。
もちろん、世界的に米国経済よりも中国経済が強くなったり、中国企業のパフォーマンスが米国企業よりも高くなりそうであれば、徐々に中国株のポートフォリオの割合を高めていくことはあるでしょう。
日本株の運用実績と今後の投資戦略
続いて、日本株については、割安と判断した「富士山マガジンサービス」に投資を行いました。ハイテクグロース株から資金が抜けているように思われるため、割安なバリュー株に投資をする方針だったからです。
直近はこのような割安だと思った中小小型株に集中投資をしたため、日本株の絶対額が増えていますが、こちらも大きく値上がりしたら利益を確定して、他の投資先に資産に分散しようと考えています。
筆者が日本株にそこまでの資金を入れないのは、これだけ日本株が上昇している直近5年間のパフォーマンスを比較しても、TOPIXは米国S&P500に負けており、今後ともこの形成が逆転することはなさそうだと考えているからです。
また、日本株は基本的にグローバル市場で戦って勝てる銘柄がほぼ存在しないため、あまり長期で保有するのも得策ではないように考えています。
そのため、基本的にはリスクの高い日本の中小小型株で短期で大きな利益を取りにいくのではなく、米国市場の優良株に長期で大きな投資を行い、高いリターンを数年かけてじっくり得るという戦略で今後も投資を行っていきます。
但し、一定の金額は次に挙げるような未上場株も含めて、リスク資産に振り分けるようにポートフォリオは構築しています。
未上場株の運用実績と今後の投資戦略
【公式サイト】https://fundinno.com/
筆者の場合は、100万円程度は未上場株に投資を行っています。未上場株の場合は、投資した金額が30倍、50倍、100倍以上に増えることを期待して投資を行っています。
未上場企業へ投資している理由は、投資先によってはエンジェル税制という節税対策が可能ですし、得られた利益は申告分離課税で一律20.315%しか税金がかかりませんので、当たれば大きく資産を増やすことができるからです。
未上場企業投資の場合、日々の株価に一喜一憂する必要がありませんし、その企業自体が成功するか?だけを気にしていれば良いので、投資タイミングも気にする必要がないです。
なお、筆者の場合は、TVCMも行っている株式投資型クラウドファンディングのファンディーノ(https://fundinno.com/)を利用して、株式会社ノモックに投資を行っています。
筆者の未上場株の投資先と運用実績
【公式サイト】https://fundinno.com/
投資先であった株式会社ノモックは、2020年には保有株式を売却する機会があったのですが、筆者はさらなる成長を信じて株式売却は選択せず、そのまま継続保有しています。
なお、これまで未上場企業への投資は一部のエンジェル投資家しか参戦できませんでしたが、株式投資型クラウドファンディングのファンディーノが誕生したことで、多くの個人投資家も簡単に参戦できる投資となりました。
ファンディーノは日本で一番エンジェル投資の案件を取り扱っており、2021年時点で累計約50億円以上の調達を成功させています。すでにM&Aされた案件の実績もありますので、ここの投資案件から未来のメルカリのようなユニコーンが出てくる可能性もあります。
ファンディーノは、金融資産300万円以上、投資経験1年以上の投資家であれば、無料口座開設が可能です。未上場企業への投資で大きなリターンを狙いたい方や、エンジェル税制などの節税対策を行いたい方は、まずは口座開設されるのがおすすめです。
ファンディーノでは、毎月新しい案件が掲載されてメールで連絡をもらえます。ですので、未来のメルカリになるかもしれない未上場企業の案件を吟味して投資を行いたい方や、節税対策に利用したい方は、口座開設されておくのがおすすめです。