【8000万円資産運用】ポートフォリオとおすすめ投資信託・ETF(4.5年実績)

2020年4月に貯金1,000万円から始めた資産運用ですが、4年以上経った現在では8,000万円〜9,000万円程度の資産で推移するようになりました。今回の記事では筆者の現在の約8000万円の資産ポートフォリオと今後の投資戦略をご紹介します。

8000万円の資産運用ポートフォリオとおすすめ米国ETF

8000万円の資産運用ポートフォリオ
  1. 現預金:約500万円
  2. 米国株ETF(VGT他):約3,000万円
  3. 投資信託(米国株、日本株、インド株等):約500万円
  4. REIT(ホテル等):約500万円
  5. 日本株投資:約1,500万円
  6. 暗号資産(BTC他):約2,000万円
  7. 未上場株投資:約100万円

まず資産の半分程度は米国株のETFや米国株の投資信託に投資をしています。大幅に株価が下落した後ですが時価で3,000万円〜3,500万円前後を推移しています。

米国株ETF

米国の株式に投資をする理由は、短期的には下落することはあっても、長期的に見て米国という国は今後も発展し、経済的にもまだまだ成長すると考えているからです。米国は先進国ですが人口も増え続けること、英語が公用語でもあることから世界中から優秀な人材が米国の大学に集まり、教育などの優位性があることから、今後も国家の安定的な発展が見込まれます。

また、FANGなどのテクノロジー企業の世界的な優位性も今後もなかなか崩れることがなく、新しいテクノロジー・AI企業は今後も米国から誕生しグローバルにビジネスを展開することが見込まれると思われるからです。それらの新しいテクノロジー企業がNASDAQに組み込まれるとも思われるため、筆者はQQQMやVGTなどのETFに超長期で投資をしています。

そのため、テクノロジー産業の発展を期待するのであればQQQやVGTなどがおすすめではあります。また、米国全体の発展を期待するのであればS&P500に連動するVOOやSPYなどでも十分リターンは得られると思われますのでおすすめです。

資産8000万円でのおすすめ投資信託(新NISA活用分)

筆者の場合は新NISAの成長投資枠でも少し米国株ETFを購入しつつも、残りは以下のような投資信託などを利用しています。

おすすめの投資信託
  1. eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
  2. 日経平均高配当利回り株ファンド
  3. iFreeNEXTインド株インデックス

基本的には、米国、日本、インドに分散投資をしています。ただし、それぞれS&P500連動型は楽天証券であれば、楽天・S&P500インデックス・ファンド(楽天・S&P500)、日経平均高配当利回り株ファンドはSBI証券であればSBI日本高配当株式(分配)ファンド(年4回決算型)などを利用した方が信託報酬が安くて手数料が節約できますのでおすすめです。

ちなみにインド株に強気な方は、インデックスファンドではなく、アクティブファンドのHSBCインド・インフラ株式オープンあたりを購入するのもありかと思います。この辺りは世界株投資が良いのか米国株投資が良いのかのような議論もあるかと思いますが、筆者の場合は米国が今後も成長すると考えていますので、基本的には米国株の投資信託に引き続き投資をしていこうと考えています。

資産を守るために日本株の高配当株投資へシフト

高配当企業

そして、最近は資産を守るために、日本の高配当株投資に関心が高まっています。特にインフラセクターや小売などのディフェンシブ銘柄への投資に関心が高まっています。資産が1億円近くになってくると、資産を増やすことにも引き続き関心は高いものの、資産を守ることにも関心が高まるからです。

日本の中小型の成長株や暗号資産などはハイリターンを得られる可能性がある一方で、ハイリスクであり大きく資産を減らす可能性もあります。また、信用取引などのレバレッジ取引も同様です。

資産が大きくなってくると複利効果も大きくなってきますので、金や債券ETF、REITなど、株式偏重からリスク分散思考になりつつあります。ちなみに米国株式が低調になる際は、「VCLT バンガード長期社債ETF」「BLV バンガード長期債券ETF」なども、今のタイミングではキャピタルゲインとインカムゲインを同時に狙えるので妙味があるかもしれません。

そんな中で、筆者が注目しているのが日本の高配当株です。短期間でハイリターンは得られにくいものの、長期的に大きな資産を築くためには日本の高配当株、かつ今後も成長が見込まれる若干割安の銘柄に投資をしておくのが良いのかなという判断です。なお、具体的には以下のようなセクターの銘柄を長期保有しようと考えています。

日本の高配当株銘柄(配当利回り3%以上がおすすめ)

おすすめの高配当銘柄の例
  1. 総合商社(三菱商事、三井物産等)
  2. 銀行(三菱UFJ、三井住友等)
  3. 信託銀行(三井住友トラスト等)
  4. 損害保険(東京海上、MS&AD等)
  5. 生命保険(第一生命等)
  6. 通信(KDDI、NTT等)
  7. 航空(JAL等)

総合商社や銀行などの金融業界の銘柄に関しては、一部すでに現時点ではかなり値上がりしてしまった銘柄もありますので、少し株価が下がって落ち着いたタイミングで焦らず購入していこうと思います。まだ地方銀行などでPBR1倍割れのままのものもありますので、その辺も検討していこうかと思っています。

ちなみに、安定的な配当を得るという観点では、ソーシャルレンディングもおすすめです。なぜなら、株式市場に関係なく安定的に利回り3〜6%程度の資産運用を行えるからです。ソーシャルレンディング今後どうなるか株式市場の先行きを読めない時には良い資産運用先だと思いますので、資産運用ポートフォリオの一部に組み込むことはおすすめです。

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株式市場の先行きが不透明な時の投資先としておすすめのソーシャルレンディング

ソーシャルレンディングの法人口座

ソーシャルレンディングは、お金を借りたい人と貸したい人のマッチングサービスです。個人投資家である私たちからお金を集めて、ソーシャルレンディング業者が貸出先を審査し、審査に通った企業のみに貸出を行います。このモデルの良いところは、究極的には貸出先が倒産しなければ利回りを得ることができる点です。

一般的には利回り数%〜10数%の案件が多く、特に最近は主に上場企業を中心に貸付を行うfundsなどが人気です。筆者もfundsについては以前から利用しており、今のところ貸倒れになったことは一度もありません。

ソーシャルレンディング(融資型クラウドファンディング)は、株式投資や投資信託など以外の分散投資先としてはおすすめできる投資先です。

ソーシャルレンディングの唯一のデメリット

資産運用

ただし、ソーシャルレンディングは株式投資や投資信託とは異なり、税制は申告分離課税ではなく総合課税になるため雑所得に該当します。

申告分離課税であれば、税率が20.315%のため、どんなに利益が出ても変わらないのですが、総合課税の場合は所得が大きくなればなるほど税金も高くなります。具体的には給与所得や雑所得などを合算した所得の合計金額が330万円以上の方は20%、695万円以上の方は23%、900万円以上の方は33%、1800万円以上の方は40%となります。

但し、控除金額がありますので、そのまま利益にこれらの税率がかかる訳ではありませんので、筆者の感覚としては給与所得が1800万円以上ある方以外については、ソーシャルレンディング時の税金についてそこまで気にする必要はないでしょう。ぜひ皆さんも自分に合った資産運用先を見つけてみてください。

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