貯金7000万円資産運用ポートフォリオ実績とおすすめ投資戦略

資産運用

2020年4月の米国株中心での1000万円の資産運用開始から約3年3ヶ月が経ち、2023年7月時点では1000万円が約7,000万円に増えて推移しています。

今回の記事では筆者の現在の7,000万円の資産運用ポートフォリオを紹介します。おすすめの5000万円の資産運用方法についてはこちら。まず、現時点での筆者の貯金7000万円の資産運用ポートフォリオは以下のようになっています。

貯金7000万円の資産運用ポートフォリオと1億円を目指す投資戦略

7000万円の資産運用ポートフォリオ
  1. 現預金:約500万円
  2. 米国株ETF(VGT他):約2,300万円
  3. 米国株投資:約300万円
  4. 米国S&P500連動投資信託:約300万円
  5. 日本株投資:約1,200万円
  6. 暗号資産(BTC他):約2,300万円
  7. 未上場株投資:約100万円

まず基本的に、米国株ETFを中心に資産運用ポートフォリオを組むという方針は、以前から変わっていません。特に米国のテクノロジーセクターは今後も成長すると考えていますので、米国株ETF(VGTなど)をメインに投資しています。

現在のSBI証券での米国株式の保有額は以下の通りです。

米国株ETF実績

基本的には個別の米国ハイテク株は急騰したら利益確定し、その利益分とともに米国株ETFに投資をしています。そのため米国個別株への投資の割合は少し下がりつつあります。

また、米国株ETFの配当分で受けとったドルについては、その都度追加でETF購入に当てています。米国株ETFについては当面利益確定するつもりはなく、10年以上は保有する予定で、着実に資産を増やしていこうと考えています。

楽天証券でeMAXIS Slim米国株式S&P500に積立投資中

楽天証券

また、現預金を手元に余らせておくよりは米国株式市場に積立投資をした方が良いと考えているため、楽天証券で毎月5万円ほど楽天カードで、毎月もう5万円ほどは楽天キャッシュで、eMAXIS Slim米国株式S&P500に積立投資を行っています。

現預金については、向こう半年程度の生活費を手元に置いておけば良いというのが一般的に言われていることもあり、筆者としては500万円〜1000万円程度を置いておけば良いかと思っているため、基本的にはその金額を手元に置いています。全体の資産からすると大体1割程度でしょうか。

ちなみに楽天証券での投資信託の積立については、元々は楽天キャッシュでの積立は行なっていなかったのですが、楽天ポイントが貯まることもあり、2023年から上限額の5万円で楽天キャッシュでの投資信託への積立投資を始めました。

楽天カードは投資信託の積立でポイントが貯まりますし、楽天証券も楽天カードと共に使うとお得ですのでおすすめです。運営会社の楽天はモバイル事業が中々厳しそうですが、楽天証券自体は好調ですので、筆者は引き続き楽天証券は利用していこうと考えています。

資産1億円を目指すための日本株の投資戦略

日本

続いて、日本株が円安でもあり割安になっていると判断したので、現在日本株は約1,200万円ほど購入しています。ウォーレンバフェットが商社株を購入したタイミングで筆者も購入しておけば良かったのですが、そこは残念ながら完全に逃してしまったので、商社株には現状手を出せていません。

現在筆者が投資している日本株についてはまだそこまで上昇していないものが多いのですが、今後も業績自体は伸びる可能性が高いIT企業を中心に投資していますので長い目線で長期保有しておき、引き続きテクノロジーセクターの中小小型株へ投資する方針は変えずにいきたいと思っています。

また、例えば、海外展開が恐らく成功するだろうというメルカリなどの企業に投資するのではなく、今後5〜10年で確実に伸びる業界にいる企業、確実に伸びる領域でビジネスを行っている企業への投資を行うようにしたいと思っています。将来的に確実に市場が広がる、顧客ニーズが増える、事業機会がある領域でビジネスを行っている企業です。

例えば具体的には、日本の今後の将来を鑑みれば、医療・介護・ヘルスケアセクターへの投資、インバウンドの観光関連への投資、日本の人口減少に伴う労働力不足解消に取り組む企業への投資など、いくつかの領域で伸びる市場が想定されます。

医療・介護・ヘルスケアセクターへの個別株投資を検討中

株価

医療・介護・ヘルスケアセクターにおいては、エムスリー、JMDC、メドピア、メドレー、ewell、ケアネットなど、いくつか注目してウォッチしている銘柄があります。

但し、すでに株価が大きく上昇してしまい割高な企業が多いので、PER20〜30倍以下など、割安な水準になり、その後反転して上がり始めた時などに購入を検討しようと思います。焦らずにチャンスを待ちたいと考えています。

また、日本株については、創業者やプロ経営者が経営しており、市場の成長性が見込まれ、毎年着実に業績が伸びているIT企業に狙いを絞り、3〜5銘柄程度に集中投資していくことで、大きなリターンを得ることを目指していきます。逆張りはうまくいかないこともあるので、中長期で株価が上がり始めそうな銘柄を購入し、評価益が出たら追加投資することを投資の原則としたいと考えています。

さらに、市場の状況で鑑みると、VIX25以上の市場暴落時、ボリジャーバンドで2σ、RSIで30以下になった際などにしたいと思っています。なお、日本株の個別投資に資金を振り分け始めたため、これまで運用を続けてきていたソーシャルレンディングロボアドバイザーなどは大部分を解約しました。

但し、ソーシャルレンディングやロボアドバイザーは今後どうなるか市場の先行きを読めない時には良い資産運用先だと思いますので、資産運用ポートフォリオの一部に組み込むことはおすすめです。

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暗号資産には引き続きビットコインを中心に中長期目線で投資中

ビットコイン

その他、暗号資産にも、現預金のリスクヘッジとして複数の暗号資産取引所に分散して、ビットコインを中心に合計2,000万円以上を運用しています。なお、暗号資産については価格変動が大きいので、短期の値動きにはとらわれない方針で資産運用をしています。

中長期で考えると暗号資産市場は伸びること、特にビットコインはETFが承認される可能性も高く、引き続き大きく上昇するだろうと考えて、当面保有をする予定です。

暗号資産の短期トレードは大きく資金を増やすことができる可能性もあるかもしれませんが、一方で大きく資産を失う可能性もあります。ですので、確実に資金の流入と中長期での上昇を見込めるビットコインに大きく投資を行い、気長に資産が増えるのを待ちたいと思います。

アルトコインについては、市場が大きく盛り上がり出したタイミングで、早めに利益確定を行い、欲を出しすぎないようにしたいと思います。

節税対策なら未上場株へのエンジェル投資がおすすめ

【公式サイト】https://fundinno.com/

続いて、未上場株投資については、投資した金額が30倍以上などに増えることや、投資先によってはエンジェル税制という節税対策が可能であり、得られた利益は申告分離課税で一律20.315%しか税金がかからないため、筆者は投資を行っています。

また、未上場企業への投資の場合は、その企業が成功するかどうかだけを気にすればよく、投資するタイミングを気にする必がなく、さらに日々の株価に一喜一憂する必要がないので、一度投資した後は精神衛生上も非常に良いのです。

筆者の場合は、TVCMも行っている日本No.1の株式投資型クラウドファンディング、ファンディーノを利用して、未上場企業の株式会社ノモックに投資を行っています。

株式会社ノモックは、移動を無料にすることをミッションとして掲げているスタートアップです。実はこの株式会社ノモックの株式については、2020年には保有株式を売却する機会があったのですが、筆者はさらなる成長を信じて売却を選択せず、そのまま保有しています。

おすすめの日本一の株式投資型クラウドファンディング

ファンディーノ

【公式サイト】https://fundinno.com/

筆者が利用しているファンディーノは、日本で一番エンジェル投資の案件を取り扱っており、国内シェアもNo.1です。これまで未上場企業への投資は一部のエンジェル投資家しか参戦できませんでしたが、こちらの株式投資型クラウドファンディングのファンディーノが誕生したことで、多くの個人投資家も簡単に参戦できるようになったのです。

すでにファンディーノの案件の中にはM&Aされた案件の実績もありますので、ファンディーノの投資案件から未来のメルカリのようなユニコーンが出る可能性もあります。ファンディーノは、金融資産300万円以上、投資経験1年以上の投資家であれば、無料口座開設が可能です。

未上場企業への投資で大きなリターンを狙いたい方や、エンジェル税制などの節税対策を行いたい方には、ファンディーノに限らず株式投資型クラウドファンディングはおすすめです。

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毎年安定的に高い利回りを得たいなら不動産投資クラウドファンディングがおすすめ

不動産投資クラウドファンディング

毎年安定的に数%の利回りを得たいのであれば、不動産クラウドファンディングがおすすめです。不動産投資クラウドファンディングとは、1万円からできる不動産投資です。

不動産業者が選定した物件に複数の個人投資家が投資をすることで、その利回りを我々個人投資家が得ることができるサービスです。複数の個人投資家で共同して投資を行いますので、不動産投資のように最初に大きな元手の金額が入らないことが特徴です。

また、不動産の物件についてはプロの不動産業者が選定してくれますので、目利きの面でも信頼性が高いです。利回りは3〜6%程度のものが多く、安定したインカムゲインを得たい方にはおすすめのサービスです。

現在の資産運用ポートフォリオにREITや不動産がない方はポートフォリオに加えてみるのも良いかと思いますし、実際に筆者も複数の不動産クラウドファンディングに口座開設をして利用しています。

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株式・不動産・暗号資産・投資信託と連動しない投資先としてはソーシャルレンディングがおすすめ

ソーシャルレンディングの法人口座

最後に、株式・不動産・暗号資産・投資信託と連動しない投資先としては、ソーシャルレンディングがおすすめです。ソーシャルレンディングは、お金を借りたい人と貸したい人のマッチングサービスです。

個人投資家である私たちからお金を集めて、ソーシャルレンディング業者が貸出先を審査し、審査に通った企業のみに貸出を行います。このモデルの良いところは、究極的には貸出先が倒産しなければ利回りを得ることができる点です。

一般的には利回り数%〜10数%の案件が多く、特に最近は主に上場企業を中心に貸付を行うfundsなどが人気です。筆者もfundsについては以前から利用しており、今のところ貸倒れになったことは一度もありません。

ソーシャルレンディング(融資型クラウドファンディング)は、株式投資や投資信託など以外の分散投資先としてはおすすめできる投資先です。なお、ソーシャルレンディングは株式投資や投資信託とは異なり、税制は申告分離課税ではなく総合課税になるため雑所得に該当します。

申告分離課税であれば、税率が20.315%のため、どんなに利益が出ても変わらないのですが、総合課税の場合は所得が大きくなればなるほど税金も高くなります。具体的には給与所得や雑所得などを合算した所得の合計金額が330万円以上の方は20%、695万円以上の方は23%、900万円以上の方は33%、1800万円以上の方は40%となります。

但し、控除金額がありますので、そのまま利益にこれらの税率がかかる訳ではありませんので、筆者の感覚としては給与所得が1800万円以上ある方以外については、ソーシャルレンディング時の税金についてそこまで気にする必要はないでしょう。ぜひ皆さんも自分に合った資産運用先を見つけてみてください。

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