貯金6000万円の資産運用実績とセミリタイアへの投資戦略

資産運用

2020年4月の米国株中心での1000万円の資産運用開始から約3年が経ち、2023年5月時点では引き続き約6,000万円前後で推移しています。

約3年で元手の貯金1,000万円を6,000万円と6倍程度には増やすことができましたので、今回の記事では筆者の現在の6,000万円の資産運用ポートフォリオを紹介します。まず、現時点での筆者の貯金6000万円の資産運用ポートフォリオは以下のようになっています。

貯金6000万円の資産運用ポートフォリオとセミリタイアに向けた投資戦略

6000万円の資産運用ポートフォリオ
  1. 現預金:約700万円
  2. 米国株(ETF・個別株投資):約2,300万円
  3. 日本株(個別株投資):約800万円
  4. 暗号資産(BTC他):約2,000万円
  5. 投資信託(米国S&P500):約270万円
  6. 未上場株投資:約100万円

基本的に、米国株を中心に資産運用ポートフォリオを組む点は以前から変わっていません。テクノロジーセクターは今後も成長すると考えていますので、米国株ETF(VGTなど)をメインに投資しながら、個別の米国ハイテク株(PLTR)などにも投資を行なっています。

現状は米国株関連で以下の評価額となっています。

米国株ETF・個別株投資の状況

SBI証券-外国株式・海外ETF-

なお、直近PLTRはARKのファンドも買い増しをしていましたので、ここから中長期で見れば上がるのではないかと考え、継続保有しようと考えています。

米国株はピーク時から下落しているテクノロジー株がほとんどですので、2023年初頭ぐらいからが投資タイミングだったと感じています。

すでに株価は上昇してしまいましたが、劇的な回復を見せたmetaや、バークシャーハサウェイも投資していたNUなどにも投資をしておけば良かったなとは思っていますので、チャンスがあれば引き続き米国株には積極投資をする予定です。

日本株投資の状況

また、日本株が円安でもあり割安になっていると判断したので、日本株を約1,000万円ほど購入しています。残念ながら筆者の日本株は現状ですと含み損になっていますが、引き続き主にIT企業を中心に、テクノロジーセクターの中小小型株に投資予定です。

業績好調な日本株の大企業株への投資戦略

リクルート株価

但し、日本株については、東証プライム市場の割安株が外国人投資家に購入されるトレンドが続いていますので、株価が一時的に下がっているリクルートHD、エムスリーなど、業績が好調な大型株についてもチャンスがあれば投資をしていこうと考えています。

なお、可能であれば業績が好調な大型株の購入タイミングとしては、VIX25以上の市場暴落時、ボリジャーバンドで2σ、RSIで30以下になった際などにしたいと思っています。

特にエムスリーは、競合の参入障壁が高い大きな堀(モート)をもった企業であり、業績好調、今後の海外事業の伸びも大きく期待できますので、余った現預金をどこかでエムスリーの株に変換することは検討したいと思います。

一方で、例えば楽天は現状割安という見方もありますが、大きくリスクもあるので、購入するとしてもモバイル事業の回復が見込まれてからだと考えています。現時点では楽天市場などのインターネットセグメント、楽天銀行や楽天証券、楽天カードなどのフィンテックセグメントでの業績の伸びは見込まれますが、楽天モバイルがうまくいくのか不透明のため、投資は控えたいと考えています。

今後も成長が見込まれる日本株の中小小型株への集中投資戦略

日経平均 - Google 検索

日本株については、創業者やプロ経営者が経営しており、市場の成長性が見込まれ、毎年着実に業績が伸びているIT企業に狙いを絞り、3〜5銘柄程度に集中投資していくことで、大きなリターンを得ることを目指していきます。

但し、逆張りはうまくいかないこともあるので、中長期で株価が上がり始めそうな銘柄を購入し、評価益が出たら追加投資することを投資の原則としたいと考えています。現時点で期待している銘柄は「ラクスル」です。

ラクスル 株価

投資理由は、経営陣が優秀なこと、印刷事業で大きなシェアを勝ち取り、その事業でのキャッシュにより他事業への投資ができ、他事業での伸びが期待できること(再現性高く他の事業を立ち上げることができていそうなこと)、ジョーシスや開発拠点など海外も視野に入れた事業経営が行われていることなどです。

また、多くのIT企業とは異なり黒字経営となっており、営業利益率やROEなども改善傾向にあり、Quality Growthと利益も重視した成長を目指していることから、今後時価総額が大きな会社になる可能性も感じています。

なお、日本株の個別投資に資金を振り分け始めたため、これまで運用を続けてきていたひふみワールドやウェルスナビについては、このタイミングで解約しました。但し、ロボアドバイザーは今後どうなるか市場を読めない時には非常に良い運用先だと思いますので、ロボアドバイザーを資産運用のポートフォリオの一部に組み込むことはおすすめです。

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まとめますと、今後の米国株と日本株への投資戦略としては、米国株については、個別株で利益が出たらVGTなどのETFに積立投資を続けて着実に資産を増やし、日本株については今後1〜3年間で5〜10倍以上になりそうな成長銘柄3〜5銘柄に集中投資をする予定です。

暗号資産にはBTCを中心に中長期目線で投資中

GMOコイン

その他、主にBTCを中心とした暗号資産にも、現預金のリスクヘッジとして1,000万円程度ずつ、暗号資産の取引所を2箇所に分散して、合計2000万円程度を運用しています。

暗号資産については価格変動が大きいので、短期の値動きにはとらわれない方針で投資しています。特に中長期で考えるとBTCは引き続き上昇するだろうと考えて、当面放置をする予定です。

暗号資産の短期トレードは大きく資金を増やすことができる可能性もあるかもしれませんが、一方で大きく資産を失う可能性もありますので、確実に資金の流入と中長期での上昇を見込めるBTCに大きく投資をしています。

eMAXIS Slim米国株式S&P500には楽天証券で積立投資中

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その他、現預金を余らせておくよりは積立投資をした方が良いかと思い、楽天証券で毎月5万円ほど楽天カードで、毎月もう5万円ほどは楽天キャッシュで、eMAXIS Slim米国株式S&P500に積立投資を行っています。

元々は楽天キャッシュでの積立は行なっていなかったのですが、楽天ポイントが貯まることもあり、2023年から上限額の5万円での積立投資を始めました。楽天カードはポイントが貯まりますし、楽天証券も楽天カードと共に使うとお得なサービスですの、SBI証券とともに利用されるのはおすすめです。

なお、投資信託はすぐに換金ができるため、一旦は積立投資を継続していますが、集中投資すべき日本の個別株などが見つかった場合は、こちらの資金を換金して投資することも検討しようと考えています。

節税対策をしたいなら未上場株への投資がおすすめ

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続いて、未上場株投資については、投資した金額が30倍以上などに増えることや、投資先によってはエンジェル税制という節税対策が可能であり、得られた利益は申告分離課税で一律20.315%しか税金がかからないため、筆者は投資を行っています。

また、未上場企業への投資の場合は、その企業が成功するかどうかだけを気にすればよく、投資するタイミングを気にする必がなく、さらに日々の株価に一喜一憂する必要がないので、一度投資した後は精神衛生上も非常に良いのです。

株式会社ノモックに投資中

筆者の場合は、TVCMも行っている日本No.1の株式投資型クラウドファンディング、ファンディーノを利用して、未上場企業の株式会社ノモックに投資を行っています。

株式会社ノモックは、移動を無料にすることをミッションとして掲げているスタートアップです。実はこの株式会社ノモックの株式については、2020年には保有株式を売却する機会があったのですが、筆者はさらなる成長を信じて売却を選択せず、そのまま保有しています。

ファンディーノは日本一の株式投資型クラウドファンディング

ファンディーノ

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ファンディーノは日本で一番エンジェル投資の案件を取り扱っており、国内シェアもNo.1です。これまで未上場企業への投資は一部のエンジェル投資家しか参戦できませんでしたが、こちらの株式投資型クラウドファンディングのファンディーノが誕生したことで、多くの個人投資家も簡単に参戦できるようになったのです。

すでにファンディーノの案件の中にはM&Aされた案件の実績もありますので、ファンディーノの投資案件から未来のメルカリのようなユニコーンが出る可能性もあります。ファンディーノは、金融資産300万円以上、投資経験1年以上の投資家であれば、無料口座開設が可能です。

未上場企業への投資で大きなリターンを狙いたい方や、エンジェル税制などの節税対策を行いたい方には、ファンディーノに限らず株式投資型クラウドファンディングはおすすめです。

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毎年安定的に高い利回りを得たいなら不動産投資クラウドファンディングがおすすめ

不動産投資クラウドファンディング

ちなみに、毎年安定的に数%の利回りを得たいのであれば、不動産クラウドファンディングがおすすめです。不動産投資クラウドファンディングとは、1万円からできる不動産投資で、不動産業者が選定した物件に複数人で投資をすることで、その利回りを我々個人投資家も得ることができるサービスです。

大体利回りは3〜6%程度のものが多く、安定したインカムゲインを得たい方にはおすすめです。特に、不動産投資クラウドファンディングは、不動産市況が好調な現代としては非常に理にかなった投資先です。ポートフォリオにREITや不動産がない方はポートフォリオに加えてみるのも良いかと思いますし、実際に筆者も複数の不動産クラウドファンディングに口座開設をして利用しています。

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株式・不動産・暗号資産・投資信託と連動しない投資先としてはソーシャルレンディングがおすすめ

ソーシャルレンディングの法人口座

最後に、株式・不動産・暗号資産・投資信託と連動しない投資先としては、ソーシャルレンディングがおすすめです。ソーシャルレンディングは、お金を借りたい人と貸したい人のマッチングサービスです。

個人投資家である私たちからお金を集めて、ソーシャルレンディング業者が貸出先を審査し、審査に通った企業のみに貸出を行います。このモデルの良いところは、究極貸出先が倒産しなければ利回りを得ることができる点です。

特に最近は主に上場企業を中心に貸付を行うfundsなどが人気で、株式投資など以外の分散投資先としてはおすすめです。ぜひ皆さんも自分に合った資産運用先を見つけてみてください。

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