資産1億円を目指して、貯金1000万円の「守りのポートフォリオ」を組んでみました。結論からお伝えすると、2020年4月の1000万円の資産運用開始から大きく投資方針を変更しました。
今のところの守りのポートフォリオの位置付けは、攻めのポートフォリオとして「日本の中小小型株」に同様の金額を投資予定ですので、そちらがパーになった場合でも、こちらの資産運用でカバーすることを主な主旨として作成しています。
基本的には守りのポートフォリオについては、毎月積立投資でコツコツと資産を増やしていく戦略ですので、定期的にこの記事は更新していこうと思います。詳細は以下になります。
資産1億円を目指す1000万円の資産運用ポートフォリオ(9月)
- 投資信託ひふみワールド:約200万円
- 投資信託emaxis Slim S&P500:約35万円
- 高配当ETF SPYD、HDV、VYM等:約80万円
- 米国優良高配当株 APX、PG等:約35万円
- 米国IT系グロース株 DOCU、OKTA等:約100万円
- ビットコイン:約250万円
今のところの投資金額は合計700万円程度です。今年は年末にかけて残り300万円を投資し、来年もできる限り毎月積立投資を行なっていく予定ですので、定期的にポートフォリオの状況をお伝えしていこうかと思います。
直近は米国IT株の急落に伴い、超割高だった米国IT株が、割高ぐらいの水準になった気がします。ただ割安のタイミングでの投資というのもなかなか難しいので、筆者の場合は単純に今年は毎月100万円程度を追加投資していくという戦略です。
基本的に日本株に投資を行うよりも、米国株に投資を行った方がリターンが高くなる可能性は高いかなと考えています。特に日本の大企業に投資を行ったとしても、長年でリターンが大きくなる気がしません。
それであれば米ドルの為替リスクは追うものの、基本的には米国株に投資を行った方が良いというのが今のところの筆者の結論です。(追記)9月の時点から約1ヶ月ほどで追加投資を行いましたので改めてポートフォリオを公開します。
資産1億円を目指す1000万円の資産運用ポートフォリオ(10月)
- 投資信託ひふみワールド:約250万円(+50万円)
- 投資信託ひふみ投信:約10万円(+10万円)
- 投資信託emaxis Slim S&P500:約5万円(▲35万円)
- 高配当ETF SPYD、HDV、VYM等:約90万円
- 米国優良高配当株 JNJ、PG、APX、COST等:約80万円
- 米国IT系グロース株 DOCU、OKTA等:約140万円
- 中国IT系グロース株 BABA:約25万円(+25万円)
- ビットコイン:約300万円
上記で今の所投資金額は合計900万円程度です。9月以降の主な動きとしては、一旦投資信託のS&P500連動型投信を一度35万円ほど売却し、ひふみ投信(日本の中小小型株メイン)や中国株に振り分けました(その後再び楽天証券でS&P連動型投信は積立投資を再開しています)。
今回このような動きをとったのは、あまりにもポートフォリオが米国株に寄りすぎで、米国株の下落と共に大打撃をうけそうということもあったからです。資産を一定程度、日本株や中国株にも投資をしておいた方が良いだろうということで、ひふみ投信やアリババに投資を行いました。
ひふみ投信は「上がりすぎ」「これ以上は上がらない」とみんなが考えていることもあってか、純資産が若干減少傾向にあったのですが、筆者はそれであれば逆張りの戦略ということで、ファンドマネージャーの藤野氏を信じて逆に積立投資を開始しました。
今の所上記の通りひふみブランドの投資信託は含み益はプラスで推移しています。
また、アリババはGAFAMと比べると割安感があり、今後の成長も固いので、長い目で見て中長期投資をしておこうと考えました。
それに加えて、株式市場が不安定の中注目されるであろう「ビットコイン」にも追加投資を行い、引き続き金利収入は享受していく予定です。ビットコインは2020年に入ってから米国上場企業も購入を開始していることから、ここから数年単位での高いリターンを期待しています。
投資信託・ETFに関する投資方針
投資信託については、まず、楽天証券でクレジットカードで毎月5万円の積立を放置して行なっています。こちらは完全に当面放置です。毎年60万円ずつしか投資額は増えませんが、10年程度行えば800万円ぐらいにはなるかなと思っています。
こちらに加えて、筆者の場合は投資信託は基本的にレオスキャピタルワークスの投資信託(ひふみワールド・ひふみ投信)にしか投資する気がありません。ひふみワールドに投資を行うのは、ひふみワールドが、日本で唯一信頼できるファンドマネージャーが運営する投資信託だからです。
信託報酬の手数料は高いのですが、それを差し引いても圧倒的なリターン(10年で5倍)をまた叩き出してくれると信じて、毎月10万円の積立投資を行います。そうすると大体資産4000万円ぐらいたまるかなという計算です。
ひふみワールドの場合は、申告分離課税ですみますので、税金は利益に対して20.315%ですみます。もし仮に余剰資金ができた場合はひふみ投信の方にも投資を行うかもしれませんが、よっぽどの暴落時以外は投資しない予定です。
ETFについては、今のところ高配当を行なっている実績のあるETFに分散投資を行なっています。こちらに関しては現預金にしておくよりは投資しておいた方が良いという考えで分散投資をしています。
ですので、市場で何かしらのチャンスがあれば他に資金を振り向けようと考えています。市場暴落時には、米国ハイテク株に集中投資できるQQQへの投資も検討しています。
米国個別株に関する投資方針
米国株についてはポートフォリオの組み替えは行なっていこうかと思っていますし、株価が下がったら投資を行いたい先は以下の銘柄などです。
- COST
- JNJ
言わずと知れた優良銘柄のジョンソンエンドジョンソンと、スーパーマーケットのコストコホールセールです。
実は筆者はコロナショック前までは保有していた銘柄だったのですが、一度現金化してしまいました。そのまま長期保有で問題なかったので、今となっては判断ミスだったなと反省しています。
(追記)JNJは若干下がったタイミングがありましたので、追加投資を行いました。COSTは下がらずでしたが、長い目で見ると上がっていく可能性が高かったので、こちらも追加投資を行いました。
他にも、米国株はIT領域でのグロース株には、チャンスがあれば積極的に投資を行っていきたいとは考えています。ただし、市場環境が不透明なので、一旦はコツコツと購入金額よりも下がったら買う方針で2020年は積立投資を行う予定です。
ビットコインをポートフォリオに含めた理由
ビットコインをポートフォリオに含めた理由は、インフレに備えてといった理由が大きいです。
仮にビットコインがここから金の時価総額を越えていった場合、40倍程度の上昇が見込まれますので、一定の金額は投資しておいても良いのかなという判断です。ただし、当然ながら不確実な投資先にはなりますので、基本的には他の投資を堅実に行う予定です。
投資元本の250万円が、10年を程度をかけて運よく40倍程度に上昇した場合、約8000万円の資産にもなります。(追記)追加投資を行ったため、投資元本の300万円が40倍程度の上昇と考えて、約1億2000万円になる可能性がある投資と考えます。
ただし、今の税制のままでは、ビットコインを日本円に換金した場合は、総合課税で最高税率45%+住民税10%がかかってきます。
そうすると手元に残る現預金は半分程度になってしまいます。それだけ今の日本の暗号資産の税金は不利な状況ですので、あまりここに大金を投入し過ぎてもよくないかなというのが筆者の考えです。
しかしながら、10年もたてばビットコインの税金が申告分離課税になる可能性もなくはありませんので、そうすれば6000万円弱のキャッシュが手に入る計算です。
保有しているビットコインについては今後当面売る予定がありませんので、国内の暗号資産取引所で貸し出しを行い、毎年の利回り3〜5%程度を享受する予定です。ただし、それはそれで総合課税で税金がかかりますので、その分ぐらいは換金してしまっても良いかなあとも考えています。
あまりここに大きく期待し過ぎずに、コツコツと米国グロース株に投資をして当てていくことを主な戦略として資産を増やしていきたいと思います。