2020年4月の1000万円の資産運用開始から10ヶ月ほど経ちましたので、現状の資産運用の結果を公開します。1000万円の投資元本については、以下のように振り分けて投資を行っています。
米国株1000万円の資産運用ポートフォリオ(投資元本の配分割合)
- 米国高配当株ETF:約100万円
- 米国ETF(VGT):約25万円
- 米国成長株:約327万円
- 中国成長株(BABA):約41万円
- ひふみブランド:約280万円
- BTC:約300万円
米国株合計で含み益が約50〜60万円程度、中国成長株のアリババはアントフィナンシャルのIPOが延期したことで直近若干のマイナス、ひふみブランドは約40〜50万円の含み益、BTCは約300万円程度の含み益で推移しています。
そのため、今年のリターンはBTCが貢献したこともあり今のところは30%以上にはなりそうだなというのが直近の見立てです。来年はBTCの大幅下落もあり得ますので、それも踏まえて引き続き米国株式市場を中心に投資をしていく予定です。
2021年の米国株式市場に関する見通し
- SPYD
- HDV
- VYM
米国高配当株ETFは、引き続きS&P連動型の上記のETFに積立投資を行っています。
中長期で見たらどれも上昇していくと思われますので、来年も引き続き継続投資を予定しています。特にSPYDとHDVはピーク時よりも大分まだ下がったままですので、今後じわじわと回復していくことを見越して、来年はより配当を得られるように投資していく予定です。
また、米国テクノロジーセクターへの投資を行うETFのVGTや、下記のような各種米国成長株への投資も継続的に行っていく予定です。
- VGT(米国ハイテクセクターへのETF)
- FB
- GOOGL
- ADBE
- INTU
- SQ
- TEAM
- DOCU
- OKTA
- HUBS
- ZEN ほか
但し、ハイテク株については来年はパフォーマンスが低くなるとのオピニオンがあります。2021年は「ワクチンの年」になると予想されており、バリュー株が成長株を、高利回り債が投資適格債を、新興国株がS&P500を、小型株が大型株を、それぞれアウトパフォームする(上回る)との見方もあります。
しかしながら、筆者の場合は引き続きハイテク株の成長は続くと考えています。米国ハイテク株や日本の中小小型のハイテク株セクターに投資をしていく予定です。理由は、コロナバブルが過ぎ去っても、引き続きテクノロジーセクターには成長が続く企業が多いと考えているからです。
例えば、日本株のBASEなどは明らかにコロナの恩恵を受けていましたので、成長鈍化はあり得ます。ですが、コロナ後も引き続き高成長が見込まれるテクノロジーセクターの企業は存在すると思いますので、PSRやPERベースでそこまで割高ではない企業に引き続き積立投資を行う予定です。
ひふみワールド・ひふみ投信の運用実績とパフォーマンスの状況
続いて、世界株に投資を行う「ひふみワールド」は引き続き好調で、今のところのパフォーマンスは年利+16.9%です。但し、信託報酬が1.48%と高いのは事実です。
こちらのコストを差し引いた後の利回りは、おおよそ年利15.2%程度です。しかしながら今後も世界への分散投資で高いリターンをあげうる投資信託だと筆者は考えていますので、ひふみワールドについては、来年度も引き続き毎月10万円の積立投資を継続して完全に放置する予定です。
また、NISA口座での運用を行っていますので、利益への課税がないのも大きなメリットと感じています。これから世界株に投資したいと考えている方は、NISA口座でのひふみ投信やひふみワールドへの投資を検討されてみるのはおすすめです。
ビットコインの運用実績とパフォーマンス状況は大幅プラスで推移中
ビットコインは元本250万円に対して、貸出中の暗号資産のみで+約223万円の含み益となっています。これ以外に別途70〜80万円程度は別の口座で保有しています。
但し、ビットコインは売却して利益確定したときに雑所得に分類され、所得税の税率がかかりますので、実際に手元に残る金額は少なくなります。また、ここからまた価格変動があるかと思いますので、あまり含み益を気にしすぎても良くないと考えています。
そのため、来年度もここからは追加投資は行わずに、引き続き貸し暗号資産を利用して年率3%程度の利回りでリターンを得ることだけを考えています。年率3%のリターンは米国優良配当株などよりも高くなるものの、上述した税金面がありますので、実際に手元に残る金額はそこまで多くなりません。
ビットコインは筆者の場合は超長期投資ですので、ここから10年ぐらいは完全放置を予定しています。但し、ビットコインの場合はボラティリティがどうしても高くなってしまいます。
そのため、すでにある程度の資産があり、安定して年率1.5〜6%程度のリターンを狙いたいという方には、投資型クラウドファンディングのファンズ(funds)が一番おすすめです。
安定して年率1.5%〜6%程度の運用利回りを狙うならファンズ
【公式サイト】https://funds.jp/
ファンズ(funds)は主に上場企業向けの貸付ファンドに投資を行う金融商品です。最近ではフリマアプリのメルカリと連携した投資商品を提供しており、案件募集開始と同時に即売り切れと大人気だったようです。
ファンズの仕組みで優れているのは、上場企業向けの貸付ファンドという点です。上場企業が借りたお金を返せないとなるとおおごとですし、投資先が上場企業であればIRも公開されていますので、投資の安全性を自ら確認することができます。
ファンズ(funds)はリスクが抑えられている割に利回りも一定程度あり、運用期間も1年未満の案件が多いのが特徴です。投資元本の安全性を確保した上で、安定的なリターンを得たい方にはおすすめの投資先です。
2021年の日本株の見通しと成長が期待されるSaaS銘柄一覧
最後に日本株市場については、筆者個人的にはSaaS銘柄に期待しています。具体的には以下のような投資先です。
- freee
- ラクス
- BASE
- 弁護士ドットコム
- マネーフォワード
- SANSAN
- サイボウズ
- HENGE
- ユーザーベース
- Chatwork
- ギフティ
- カオナビ
- プレイド
- ロコガイド
- スマレジ
- サイバーセキュリティクラウド
- チームスピリット
- フィードフォース
- トヨクモ
- アイキューブドシステムズ
- rakumo など
但し、日本のSaaS銘柄は日本市場を対象にしていますので、日本経済の影響を受けやすいとは考えられます。中長期的に考えると、市場の大きさや成長性を鑑みると、あまり日本株に投資をするのは賢明ではないようには思われます。
基本的に日本株銘柄はひふみ投信でカバーされるので、ひふみ投信に積立投資を行いつつ、日本株については確実に利益を得られる可能性が高いIPO投資に参加していこうと考えています。IPO投資はSBIネオモバイル証券であれば1株から購入ができますので、これからIPO投資を検討されている方は、まずはSBIネオモバイル証券を利用されるのも良いでしょう。