コロナショック後は業績不振株が狙い目?少額から投資した理由と戦略を紹介

業績不振株

コロナショック後に業績不振株を購入するの悪手なのでしょうか?

悪いニュースが流れて株価が急落した株は狙い目なのか?という観点から、いくつか少額から購入できるSBIネオモバイル証券で試し買いをしてみたので投資理由を記録しておきます。

業績不振株で株価が回復した事例はこれまでにも多数あり

エンジェル投資

まず、ZUU onlineの記事にも記載がありましたが、これまでにも東芝、シャープ、東京電力など、有名大企業で悪いニュースが流れた後に、過去にも株価が上がった例はあります。

ただし、最終的に経営が回復せずに、上場廃止となった事例もあるため、全ての企業が回復する訳ではないでしょう。上場廃止のリスクも踏まえて、期待できそうな銘柄であれば購入する方向が良さそうです。

そのような過去の経緯を踏まえて、筆者は以下の銘柄を試し買いしました。

筆者が購入した業績不振銘柄①:株式会社TATERU(1435)

tateru 株価 - Google 検索

まず筆者が注目したのは株式会社TATERUです。

株式会社TATERUは不動産テック銘柄で、不動産投資にまつわるサービスを提供しています。TATERUは西京銀行で顧客の預金改竄問題などがあり、時価総額1,000億円から株価が急落した銘柄でもあります。

筆者はここでチャンスかと思い、SBIネオモバイル証券のTポイント投資で試し買いしてみました。TATERUについては数年単位の長い目で見ようと考えています。

TATERUにはもともとひふみ投信のレオスキャピタルワークスなども投資をしていたようですが、不祥事があった瞬間に全て売却したようです。ただし、レオスが投資していたということは、経営陣はそれなりに信頼できるメンバーだったのではないかなと考えています。

経営陣の今後の動きに期待して投資

筆者は実際に経営陣と会話していた訳ではありませんが、事件発覚後の対応を鑑みると、株式会社TATERUは今後に期待もできるように感じています。

役員報酬を減額して業績回復に努めるようですし、顧客の預金改ざん問題が明らみになった時に、事実があったことを認め、再発防止策を発表しています。再発防止策が出た時に、株価は一度大きく上昇しました。

さらに、退職希望者も募り人員削減も実施してコスト削減に努めているようですので、また好材料ニュースが出たら大きく上昇する可能性はあるのでは?とも思った次第です。

テクノロジーに強い会社は生き残る

現在はTATERU事業が売上のほとんどをしめるものの、これまでの業績は好調に見えたのと、TATERUはITに強い印象があります。そのため、今後ともテクノロジーやデータを活用したビジネスを生み出せるのでは?という期待です。

直近ではブロックチェーン企業との提携もしており、以前から新しいテクノロジーへは敏感な印象があるので、今後にも期待ができるかなと思っています。

ベンチャー投資が花ひらく可能性

さらに、今後もベンチャー投資の結果には期待できるのではないかな?というのが結構大きいです。ユナイテッドがメルカリを当てたことで株価が大きく上昇したように、ベンチャー投資での成功も、株価が上がる要因にはなるのかなと思っています。

すでに、GLOBAL LINK MANAGEMENTとGA TECHNOLOGIESの2社のベンチャー企業に投資を行い、実際にそれらの企業が上場していますので、今後も期待ができるかなというところです。

ダウンサイドリスクが限定的と判断

最後に、株式会社TATERUへの投資リスクとしては、不動産業界全体が景気低迷すると、株価がなかなか上がらないこともあるかなというところです。

ただし直近のチャートを確認すると、時価総額1,000億円だった会社が100億円になっており、すでに割安なようには思いますので、ダウンサイドリスクはある程度限定的なようにも思いました。

ここから半分になることはあるかもしれませんが、1/10になることは可能性としては低いのではないかなという結論です。

数百円の少額から株式投資をするならSBIネオモバイル証券がおすすめ

SBIネオモバイル証券

【公式サイト】https://www.sbineomobile.co.jp/

筆者のように最初に大きな金額を投資したくない場合は、SBIネオモバイル証券でのTポイント投資がおすすめです。

1株から購入することができるため、TATERUであれば数百円あれば投資ができます。そうして実際に確信を持てたら大きく購入する方法もあります。SBIネオモバイル証券では、Tポイントを使って投資を始めることができるため、元手ゼロ円での投資が可能です。月額220円で約定代金合計金額50万円までは取引手数料もかかりません。

2019年には1株からIPO投資に参加できるサービスが始まったりと、サービス拡充もされていますので、これから株式投資を始めていきたい方にはおすすめです。

筆者が購入した業績不振銘柄②:スルガ銀行(8358)

スルガ銀行

そして筆者がもう一つ注目して購入したのが、スルガ銀行です。基本的に銀行が潰れる可能性は低いかと思うというのと、十分株価も下がったように思うので、こちらもSBIネオモバイル証券で試し買いをしてみました。

スルガ銀行はこれまでは経営がうまい銀行として褒められていましたが、不祥事のニュースでイメージはかなり悪くなってしまいました。ただし、ピーク時は株価が2,000円以上であったことと、過去にりそな銀行も復活したことを考えると、銀行というのは長い時間をかけて株価は戻るのでは?と考えています。

なお、リスクとしては結局このまま低迷して株価が上がらないと行ったところが挙げられます。また、株式会社TATERUと異なりスルガ銀行は創業者が経営している訳ではないので、その点は異なります。TATERUに関しては、やはり創業者が会社を経営していますし、このままでは終われない思いがあるんじゃないかという勝手な推測があります。

このような点を差し引いても、ウォーレンバフェットがリーマンショックの時に大手銀行に多額の投資を行いかなりの利益を上げたように、筆者もここはチャンスではないかと考えています。

筆者が購入した業績不振銘柄③:UUUM【3990】

uuum 株価 - Google 検索

最後に、これからYoutube市場がさらに伸びるのではと考え、Youtuberを多数抱えるUUUMには投資を行いました。

コロナショックでZoomの株価が伸びたように、UUUMにも期待をしてみました。直近は15億円の借り入れを行なったり、キャッシュを確保する動きに出ていたり、Adsense収入が減っていたりと辛い局面もあるかもしれませんが、ピーク時よりもはるかに割安になったので試し買いを行いました。

他の業績不振株としてはRizapグループなども考えられますが、コングロマリットすぎて筆者には良いのか悪いのかの判断がつかないこともあり、今回は見送っています。

Rizapグループは創業者の瀬戸さんが役員報酬なしで取り組むということで気合いを感じられますし、かつ株式も資産管理会社のCBM含めて相当数を保有しています。この点では良いようには思われるものの、カルビーの松本会長の経営はうまくいかなかったようですし、今後どうなるのか気になってはいます。筆者個人的にはオフラインビジネスすぎる部分があるので、投資は見送りたいと思っています。

投資前には十分に考えて確信を持ってから投資する

筆者個人的に2019年の投資活動の反省点としては、日本の小型中小株の利益確定が早すぎたという点です。もっと待っていれば株価が上昇したのにという悔しい思い出が多かったです。

2020年はコロナショック後ということもあり、なかなかすぐには株価は上昇しないことが考えられます。長期投資を念頭に、守りのインデックス資産運用と、攻めの長期投資を掛け合わせて資産を築いていこうと考えています。

また、様々な良さそうな株に目移りしてしまい、その結果一時的な含み損が気になり、せっかくの利益が出ていた株式を売却して利益確定し、その分で損失を補填するなどの意味のない売買も行ってしまいました。

このような反省を生かして、2020年からの10年間は、複利の力を使ってゆっくりと株式投資で資産を築いていこうと思います。売買の頻度は高くなくて良く、週末や平日夜に時間を使って投資について考えることが非常に重要だと考えています。

とにかく投資について調べて(有価証券報告書を読んだり、事業について調べたり、実際にサービスを使ってみたり)、考える時間を確保することが何よりも重要です。深く考えることで自分の投資に自信を持つことができ、ブレずにbuy & holdし続けることができ、無駄な損切りもなくなるからです。

日本株市場が儲からない場合は儲かる市場にシフトする姿勢を忘れない

株式投資

また、2019年のもう一つの反省点としては、仮想通貨の上昇を捉えきれなかったところです。

2019年前半は、明らかに株式市場よりも仮想通貨市場の方がパフォーマンスが高かったのです。2021年ぐらいに仮想通貨市場が再度盛り上がるのではないかと考えていることもあり、2020年については引き続きビットコインはホールドした方が良いと考えています。

もう一度盛り上がるまでは長期投資用はホールドし続けるつもりです。また、後半は日本株市場でもレアジョブがテンバガーとなりましたが、幅広い視野を持って投資を検討する重要性を痛感しています。

他の観点では、米国企業へは超長期投資を行うつもりでいましたが、コロナショックがあり一旦ほぼ利益確定をしてしまいました。こちらについては、米国の株式市場が回復し始めた時ぐらいからまたコツコツと積立投資を再開しようかなと考えています。現在はリーマンショック後の投資チャンスと言えますので、もう少し時間がたったタイミングで開始し、数年間はbuy & holdで行こうと考えています。

また、以前から手を出そうと思い、なかなか手を出せていないのが中国株です。今後、世界は米国と中国の二大巨頭の世の中になっていくことは確実ですので、中国株の成長についていきたいというのがあるのですが、なかなか詳しくなく情報もないことから手を出せずにいます。2020年は米国株のみならず、世界の優良株にも勉強もかねて投資をしていき、何かしらの不景気が起きても耐えられるようなポートフォリオを組んでいこうと思います。

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