GMOクリック証券の評判は?株取引のメリットとデメリットを他ネット証券と比較した口コミ

トレード

株式投資をする際に人気のネット証券の1社である、GMOクリック証券の口コミです。

GMOインターネットグループは、もともとはインターネット事業をメインとしていた会社です。ですが、近年では株式投資やFX、仮想通貨の取引所や銀行などにも参入し、様々な金融サービスを提供しています。

ネット上でのGMOクリック証券の口コミや評判は上々ですが、今回は筆者の利用経験を踏まえてGMOクリック証券のメリットとデメリットをお伝えします。ちなみに筆者はGMOクリック証券とGMOあおぞらネット銀行を連携(証券コネクト)することで、0.11%の普通預金金利を得ています。

GMOクリック証券のメリット5つ

GMOクリック証券を使う主なメリットは下記になります。

GMOクリック証券のメリット
  1. 株式取引ツールやスマホアプリが使いやすい
  2. 財務分析ツールの「Shares」がある
  3. 手数料が安い(NISA口座は売買手数料が無料)
  4. 株を貸して金利をもらえるサービスがある
  5. GMOあおぞらネット銀行と連携すると普通預金金利が高い

それではこちらについて、一つずつ詳細を確認していきます。

1. 株式取引ツールやスマホアプリが使いやすい

GMOクリック証券のアプリにはiPhone用には「iClick株」、アンドロイド用には「株roid」がありますが、どちらも高機能な株式投資アプリとなっています。

このように、アプリではチャートや企業情報、各種ニュースがチェックできることに加えて、自分のポートフォリオ管理もできるようになっています。なお、利用するには事前にGMOクリック証券に口座開設(無料)が必要です。

2. 財務分析ツールの「Shares」がある

また、GMOクリック証券が提供する財務分析ツールの「Shares」では、貸借対照表や損益計算書をグラフで表示してくれたりと、一目で企業の業績がわかるような情報を提供しくれています。

同業界での企業を比較したり、投資検討先の競合他社との売上や利益比較などもできます。ですので、例えばしっかりと企業の財務を見極めて、中長期投資をしたい株式投資家には、非常におすすめできる分析ツールです。

なお、GMOクリック証券ではFX口座などにも同一のID・パスワードでログインできますので、一つGMOに口座を開設しておくと、色々なサービスを横展開で支えて便利です。

3. 手数料が安い(NISA口座は売買手数料が無料)

GMOクリック証券の手数料

続いて、GMOクリック証券といえば、手数料が株業界内でも安いです。上記のように同業他社と比較しても安いですし、NISA口座の場合は売買手数料が永久無料というサービスも実施しています。

NISAの利用を検討されている方には、十分おすすめできるネット証券です。

4. 株を貸して金利をもらえるサービスがある

GMOクリック証券の貸株

最後に、GMOクリック証券には保有している株式を貸し出せるサービスがあります。

中長期での株式投資をするスタイルの方であれば、2~3年間何もしないで保有することも多いでしょう。そうであれば、保有期間の間にその株式を貸すことで、配当収入だけでなく金利収入も得られることができます。

なお、株を貸しているからと言ってすぐに売却できなくなる訳ではない(=流動性が損なわれない)ので、長期保有前提の投資家にとっては、便利なサービスと言えるでしょう。

(追記)5. GMOあおぞらネット銀行と連携している

また、2018年からはGMOあおぞらネット銀行がスタートしました。

GMOあおぞらネット銀行には筆者も早速口座開設をしましたが、証券コネクト口座を利用することで、銀行からスムーズに証券口座に資金を移動させることが可能です。さらに、連携することで普通預金金利が0.11%にまで上がりますので、お得です。

楽天銀行と楽天証券の連携では0.1%にまでしか上がりませんので、GMOあおぞらネット銀行はそれよりも普通預金金利が高くなるので、GMOクリック証券の利用を検討されている方は、合わせて口座開設されるのがおすすめです。

GMOクリック証券のデメリット

デメリット

GMOクリック証券は便利なサービスですが、デメリットもあります。

それは、取扱商品が比較的少ないことです。GMOクリック証券では、通常の株式投資に加えて下記の商品を取り扱っています。

GMOクリック証券の取扱い商品例

GMOクリック証券の取り扱い商品例
  • 株式取引(現物取引)
  • 株式取引(信用取引)
  • 投資信託(数本)
  • FX
  • CFD
  • 先物・オプション取引
  • 外為オプション取引
  • 債券

一方、GMOクリック証券は以下の商品を扱っていません。

GMOクリック証券の未取扱い商品例

GMOクリック証券の未取り扱い商品例
  • 国内債券
  • 海外株式
  • 海外先物
  • TOPIX先物

国内債券に関しては当然多くの証券会社が取り扱っていますが、例えば米国株式や中国株式などの海外株式などの購入を検討されている方には、サクソバンク証券がおすすめです。

米国株式だけでも6,000銘柄以上のサクソバンク証券が外国株購入にはおすすめ

サクソバンク証券は、大手オランダの投資銀行の日本支社のような位置付けのネット証券です。

サクソバンク証券は国内のネット証券の中でも圧倒的に外国株の取り扱い種類が豊富です。現物の米国株式だけでも6,000銘柄以上を取り扱っていることから、筆者もサクソバンク証券に口座を開設しています。なお、手数料もネット証券の中で最安値です。

サクソバンク証券のデメリットは、今の所画面が見辛い点ですが、今後サービス普及と同時に改善されていくことは見込まれます。そのため、日本株だけでなく外国株投資をメインとしたい方は、GMOクリック証券よりもサクソバンク証券で口座開設した方が良いでしょう。

GMOクリック証券に関するポジティブな口コミや評判

GMOクリック証券の口コミを確認してみると、手数料が安いことや、キャッシュバックが良いという声が多いようです。

また、GMOクリック証券は取引がしやすいという点も評価されています。

GMOクリック証券に関するネガティブな口コミや評判

一方で、GMOクリック証券は「スマホアプリが他の証券会社と比べて使い辛い」という声も見受けられました。この点はサービスの改善に期待ですが、基本的にデイトレードをするのでなければ、アプリの利用頻度がそんなに高くなることもないでしょう。

日経平均CFDは儲かる?初心者にはGMOクリック証券がおすすめ

資産運用

2020年3月のコロナショックにて、大きく日経平均株価は値下がりし、その後かなりの急回復を見せました。この急回復にて大きな利益を得た投資家も多かったことでしょう。

もちろんこのような相場の時に、現物で個別銘柄の株式取引をしていても良いのですが、レバレッジをかけて取引をした方が利益を大きくあげることができる場合もあります。

そんな中、最近注目されているのが日経平均のCFDです。要は日経平均が上がるか下がるかにかけて、レバレッジを効かせて取引をするということです。

そもそもCFDとは?

CFDとは、Contract For Differenceの略で、一般的には「差金決済取引」と言われています。まず、現物の株式を売買する場合、現金で株式を買い、保有し、売却して売却代金を受取るという流れになります。一方で、CFDは差金決済取引のため、現物の売買は発生しません。

CFDの取引を行う場合は、業者に証拠金と呼ばれる資金を預け、レバレッジを効かせて銘柄を売買し、その差金のみを決済するという流れになります。そのため、少ない資金で大きな金額の取引ができるという特徴があります。

ただし、このようなレバレッジ取引は現物取引と異なり、投資額以上の損失が起こり得る取引形態ではあるため、利用時には注意が必要です。最初から大きな金額を取引するのではなく、まずは少額から投資を始めることをお勧めします。

CFDとFXの違いとは?株式投資との違いとは?

比較

続いて、CFDとFX、CFDと株式取引との違いをご紹介します。

FXとCFDとの違い

CFDの場合は、FXとは異なり、ドル円などの為替だけでなく、株式や商品などのレバレッジ取引も可能です。GMOクリック証券では、商品や株価指数、外国株などの取引ができます。

株式取引とCFDとの違い

続いて、通常の株式取引との違いは、レバレッジを効かせられる点です。

通常の株式の現物取引では、投資金額以上の損失は被らない一方で、大きく稼げる訳ではありません。ですが、CFDを使えば、少ない証拠金で大きな金額のレバレッジを効かせることができるため、資金効率よく資産を増やせる可能性があるのです。

その分、投資が成功すれば得られる利益も大きくなります。また、通常の株式取引は、値上がりを期待して、株価が安い時に買って高い時に売ることで儲かります。

一方で、CFDは株価が高い時に売って、安い時に買い戻すことでも利益を得ることができます。このように「売りから入れる」「ショートポジションを持てる」ことも大きな特徴です。

日経225先物取引と日経225CFDとの違い

日本円

続いて、日経平均に関していうと、気になるのが日経225先物と、日経225CFDとの違いです。これらは大きく以下のような違いがあります。

限月の有無

まず、先物取引との一番の違いは、限月の有無です。

限月とは、強制的に決済される期日のことです。先物取引の場合は、ロングやショートのポジションを抱えていても、一定の期日がきたら強制的に決済されてしまいます。ですが、CFDはそのような期日を気にせずにポジションを保有し続けることができるのです。

最低必要原資

続いて、日経225先物と比べて、日経225CFDはより少ない証拠金で取引が可能です。

取引単位が、日経225先物は×1,000ですが、日経225CFDは×10となっています。簡単にお伝えすると、日経225先物は100円の値動きで10万円が動きますが、CFDでは100円の値動きで1,000円の値動きといったイメージです。

手数料とスプレッド

最後に、日経225先物にはスプレッドがありませんが、日経225CFDにはスプレッドが発生します。そのため、10万円〜100万円ぐらいの小額資金でトレードをする場合は、CFDがおすすめ、それ以上の大きな金額を取引するのであれば、日経225先物を利用された方が良いでしょう。

GMOクリック証券のCFDの特徴

GMOクリック証券 - インフォメーション CFD

上記は筆者のログイン後の画面になりますが、GMOクリック証券であれば、日経225などの株価指標に加えて、米国の個別株のCFDなども可能です。GMOクリック証券のCFDには、以下のような特徴があります。

GMOクリック証券のメリット
  • 売りから注文可能
  • レバレッジ最大20倍
  • ほぼ24時間取引可能
  • 取引手数料無料
  • オーバーナイト金利が無料

特筆すべきは、オーバーナイト金利が無料という特徴です。ポジションを当日中に決済するのであれば気にする必要はありませんが、数日や数週間単位でポジションを抱えた取引をすることを検討されている場合は、このコストは無視できません。

コロナショック後に日経CFDでロングポジションを持っていれば、それこそ大きな利益をあげられたとは言えるでしょう。次のコロナショックのようなイベントに向けて、今から事前の準備をしたいと考えている方は、まずはGMOクリック証券のCFD口座を保有しておかれるのがお勧めです。

GMOクリック証券のCFD口座の口座開設方法(無料)

GMOクリック証券のCFD口座の口座開設方法は簡単です。まずはGMOクリック証券CFDの公式サイトに移動します。その後、住所や氏名など各種必要事項を入力していきます。

その後、GMOあおぞらネット銀行の同時口座開設の確認がありますので、こちらは便利なので合わせて口座開設されておくことをお勧めします。GMOあおぞらネット銀行は、GMOクリック証券と口座連携をするだけで、普通預金金利が0.11%つきます。

楽天銀行でも同じようなプログラムがありますが、楽天証券と楽天銀行の場合は0.1%ですので、それよりも高い普通預金金利を享受できる点が特徴です。その後、マイナンバーなどの本人確認書類を提出すれば、口座開設申請は完了です。

GMOクリック証券の口座開設方法(無料)は簡単

以上になりますが、ネット上の口コミや評判、メリットやデメリットを総合的に鑑みても、GMOクリック証券は持っていて損はない証券口座です。

これから株式投資を始めようとする方だけでなく、すでに他に証券口座を持っている人であっても、一度GMOクリック証券に口座開設をして、実際にどんなものか操作してみても良いのではないでしょうか。

GMOクリック証券の口座開設方法は簡単です。まずはこちらから公式サイト移動します。そうすると、「口座開設(無料)はこちらから」というボタンがありますので、そちらをクリックします。

その後個人情報を入力します。GMOあおぞらネット銀行の同時口座開設も可能ですので、合わせて口座開設されるのがおすすめです。各種必要情報を入力した後は、運転免許証などの本人確認書類の画像を提出します。

諸々書類を提出すると、後日自宅にハガキが届きます。そちらのハガキを受け取ると口座開設が完了です。GMOあおぞらネット銀行に同時口座開設した場合は、キャッシュカードも届きますので、必ず受け取るようにしましょう。