初心者が株式投資を始めるのであれば、日本株で何に投資をすべきなのでしょうか。マザーズの株は本当に儲かるのでしょうか。
そこで今回は筆者が実際に投資を行っている東証マザーズ市場の株式を購入する日本人の優位性についてや、初心者向けの東証マザーズ市場の株式投資の始め方についてご紹介します。
東証一部上場企業よりも東証マザーズ上場企業の方が儲かる可能性が高い理由
上記はTOPIXの過去の推移ですが、TOPIXとは、東京証券取引所第一部上場全銘柄を対象として、算出・公表している株価指数のことです。
直近の推移を見ても、横ばいというかうだつの上がらない感じの推移になっています。ちなみにこのような日本企業の株価の動きに対して、米国のS&P500はうなぎ上りで上昇しています。
日本の大企業よりも米国の大企業に投資をした方が良い
これだけ見ても、日本の大企業に投資をするのであれば、米国の大企業に投資を行った方が、儲かる確率が高いことは見て取れます。
そのため、筆者もネット証券ではS&P500のインデックス型投資信託に積立投資を行っています。それでは日本株の個別銘柄に投資をするのは、全くもって優位性がないのかというと、そういう訳でもありません。
日本の市場であれば東証マザーズ市場にチャンスあり
日本には、東証マザーズ市場と呼ばれる、マザーズは東京証券取引所が運営する、成長企業を中心とした株式市場があります。
こちらには新規上場した会社などを含めて、300社を超える企業が上場しています。 2018年からは全体の指標は下降トレンドとなっていましたが、直近では再び回復しています。
去年ではオンライン英会話のレアジョブがテンバガーとなったり、株によっては大きな利益を得られる可能性がある市場です。
コロナショックでEC構築サービスのBASEが大幅上昇
直近ではECサイトの構築サービスを提供するBASEの株価がコロナショックにより爆上げし、短期間で6倍近くの上昇となりました。このように短期間で大きく株価が上昇する可能性があるのが、東証マザーズ市場です。
さらに、日本語での情報が多いため、外国人投資家が参入しにくく、プロの外国人投資家が少ないというメリットもあります。日本人であれば日本語のIRをまんべんなく読むこともできますので、日本人に優位性がある市場なのです。
加えて、東証マザーズ市場に上場する銘柄にIPO投資を行う方法もあります。筆者も直近ではIPO投資に参加したことで、1日で30万円以上の利益を得ることができました。ただし、IPO投資は抽選制になりますので、必ずしも確実に儲かるわけではありません。
IPO投資が当選したらその後は上昇する銘柄が多いものの、せっかく資金を準備しても抽選が外れてしまい、ずっと資産運用できない状態が続くこともあります。損失もないものの、ずっと現金に放置することになってしまいますので、資金効率は悪くなります。
そのため、ある程度はIPO投資のために資金を置いておいても良いのですが、一部は実際にすでに上場している銘柄に投資をされた方が資金効率の面では良いでしょう。
東証マザーズ市場の人気の銘柄とは?投資候補先一覧
それでは東証マザーズのどんな銘柄に投資をすべきなのでしょうか。
例えば、デイリーで時価総額TOPの銘柄ランキングを確認するのであれば、ヤフーファイナンスなどが便利です。そんな中で、東証マザーズ市場で人気の銘柄には、たとえば以下のような銘柄があります。
- メルカリ
- フリー
- 弁護士ドットコム
- Sansan
- マネーフォワード
それぞれ時価総額が数千億円と、東証マザーズ市場では大型の銘柄になっています。
これらは一定の安定感のある銘柄に投資すると言う観点では良いのかもしれませんが、すでに上記の銘柄は高すぎる懸念もあります。たとえば、マネーフォワードはまだ赤字のままですが、時価総額が1000億円を超えています。
ただし、マネーフォワードは米国のMINT.COMのタイムマシンモデル、弁護士ドットコムのクラウドサインは米国のDOCU SIGNのタイムマシンモデルであることを考えると、今後の成長余地はあると言えるでしょう。
業績が好調な銘柄に投資をしてそこそこのリターンを取りに行くのか、もっと時価総額が数十億円規模の小さな投資先に投資を行い、株価の上昇をじっと待つのか、これは一つの戦略と言えるでしょう。
初心者の方は最初は上記のような大型の銘柄が一時的に下がった時を狙って購入してみるのも一つの方法です。株は、「安い時に買って高い時に売る」のが原則ですので、コロナショックなどのチャンスで株式を購入しておき、当面放置して一定の株価まで上がったら利確することで利益を得ることができます。
筆者がマザーズ株でジモティーに投資した理由
出典:https://www.nikkei.com/nkd/disclosure/tdnr/20200203455851/
ちなみに、筆者はジモティに投資を行いました。ジモティに投資をした理由は、ジモティは「消費者が使い続けるインフラ」であり、もはや切っても切れないサービスになっているからです。
ちなみに筆者も不要な粗大ゴミを捨てる際には、ジモティで無料出品をしています。このような使い方をできるインフラになっているとも言えますので、ウォーレン・バフェットがいうところの消費者独占事業の一つと言えるでしょう。
収益モデル
収益モデルは企業向けのマーケティング支援売り上げ(投稿を目立たせる機能課金)と、広告(アドネットワークを利用した自動配信型広告、成果報酬型のアフィリエイト広告(送客))です。
マーケティング支援売り上げを伸ばす方向性のようですが、広告に関してもまだまで成長余地があるように書かれています。米国のクレイグリスト+メルカリのようなサービスへなる可能性があり、その点にも筆者は期待しています。
ネガティブ面はオーナー創業者が不在な点
ジモティは創業者が不在で、現在はプロ経営者として、リクルート出身の加藤氏が経営をしています。筆者は基本的にはオーナー企業の方が伸びる可能性が高いと考えているのですが、クックパッドの事例のように、プロ経営者が経営する場合も大きく時価総額が高まる可能性はあります。
SBIネオモバイル証券であれば100円から投資が可能
【公式サイト】https://www.sbineomobile.co.jp/
ちなみに、通常の株式投資ですと100株単位からしか購入ができませんが、SBIネオモバイル証券であれば、1株数百円から始めることができます。上記のジモティも通常は30万円程度のお金が必要ですが、その1/100の3000円程度のお金で投資をすることができます。
さらに、SBIネオモバイル証券では余ったTポイントを使って株式投資が可能です。筆者も実際に余ったTポイントを使って、いくつか東証マザーズ市場に上場している銘柄を購入しています。
最初から数十万円の資金を投資するのが嫌な方は、Tポイントからでも投資ができるSBIネオモバイル証券を利用されるのがオススメです。
通常のSBI証券などのネット証券の場合は、100株単位での購入になりますので、たとえばメルカリの株を購入しようとすると40万円や50万円といった金額が必要になります。ですが、SBIネオモバイル証券であれば、4000円や5000円といった金額から株式投資を始めることができます。
まずは株式投資がどんなものなのかを知りたいと言う方は、SBIネオモバイル証券を利用されてみるのも一つの方法でしょう。