ファンディーノ(FUNDINNO)にはいくらから投資できるのでしょうか?
結論からお伝えすると、最低投資額は12.5万円程度です。ただし、「株式投資型クラウドファンディング」であるファンディーノは、利用できない人がいるので注意が必要です(詳細は後述します)。
また、2019年には5万円から投資ができる株式投資型クラウドファンディングの「ユニコーン(Unicorn)」が、新しくサービスを始めました。より少額から株式投資クラウドファンディングを利用したい方は、ユニコーンを利用するのも良いでしょう。
ファンディーノ(FUNDINNO)は利用できない人がいるので注意
- 1年以上の、有価証券の売買等の投資経験がない方
- 金融資産を 300 万円以上保有されてない方
- 満 20 歳未満の方及び満 80 歳以上の方
- 投資資金の性格が生活費・借入金・使途確定金等の方
- ご本人様以外でお申込みをされる方
- 暴力団員、暴力団関係者あるいは総会屋等の反社会的勢力に該当される方
- 海外にお住まいの方、海外に居住地国を有する方等
- 米国市民(米国籍保有者)、グリーンカード保有者又は米国居住者の方
- 既に当サイトの投資家登録をされている方(重複登録は不可)
- 成年後見人制度に係る家庭裁判所の審判を受けた方等
- 外国政府等において重要な公的地位にある(あった)方及びその家族の方
- 法人の方
なお、ファンディーノに登録時は80歳未満であっても、満80歳になった時点で新規案件への申し込みはできなくなりますので、その点にも注意が必要です。
ユニコーン(Unicorn)も利用できない人がいるので注意
【公式サイト】https://unicorn-cf.com/
また、上述した5万円から投資ができる株式投資型クラウドファンディングのユニコーンについても、登録には以下のような条件があります。
- 反社会的勢力でないこと
- 取引時の年齢が20歳以上75歳未満であること
- 保有する金融資産が200万円以上であること
- リスク性の金融商品に対して1年以上の投資経験があること
- 日本国内に居住していること
ファンディーノと異なり、ユニコーンの場合は保有する金融資産の金額は200万円以上からとなっています。その他の項目が該当する方に関しては、貯金が200万円程度貯まったらユニコーンに登録し、貯金が300万円貯まった時点でファンディーノに登録されるのも良いでしょう。
ファンディーノ(FUNDINNO)を利用できない場合の対処法
株式投資型クラウドファンディングは、ハイリスクハイリターンの投資でもあることから、利用できる人が限られています。
今はまだ登録条件を満たしていない場合は、投資経験を蓄積したり、IPO投資に参加するのが良いでしょう。つまり、ネット証券に口座開設を行ってIPO投資に参加してみるのがおすすめです。
IPO投資は、上場が決まっている未上場企業への投資です。これまでの実績からも、成長が期待されるベンチャー企業の株価は、IPO直後に大きく上昇することが多くなっています。
筆者も抽選には外れているものの、SBI証券で何度かIPO投資にはチャレンジしています。IPO投資であれば、ネット証券に口座開設さえできれば、誰でも気軽に参加することができるのです。
IPO投資と株式投資型クラウドファンディングの比較
IPO投資と株式投資型クラウドファンディングには、それぞれメリットとデメリットがあります。IPO投資の良い点は、投資するベンチャー企業は、確実に上場することが決まっている点です。
株式投資型クラウドファンディングの場合は、投資先が上場できるかわかりませんし、M&Aされるかもわかりません。ただし、そのようにリスクが大きい分、投資に成功すると大きなリターンを得ることができます。
一方で、IPO投資は株式投資型クラウドファンディングほどのリターンは得られないかもしれません。ただし、IPO後に短期間で2〜3倍程度のリターンを得られることもありますし、IPO後は通常の株式市場で短期間で売買が可能ですので、資金効率もよくなります。
IPO投資に参加する前に初心者が知っておきたいポイント
IPO投資は、基本的には完全抽選制です。上述したように効率よく稼げる可能性が高いため、多くの人がIPO投資に申し込みをします。
ただし、ネット証券によっては条件が異なり、例えばIPOの取り扱い実績がネット証券でNo.1のSBI証券であれば、資金量が多いほど当選しやすくなっています。そのため、すでにそれなりの資産をお持ちの方には有利なネット証券となっています。
一方で、楽天証券やマネックス証券などは完全抽選制であったりします。このようにネット証券によって取り扱いIPO案件の数や、抽選の方法が異なりますので、基本的にはIPO投資に参加する場合は多くのネット証券に口座を開設しておいた方が良いでしょう。
IPO投資に参加する際におすすめのネット証券の取り扱い数を比較
証券会社(公式HPへ) | IPO取り扱い数(2018年) | 抽選スタイル |
SBI証券 | 86社 | 資金量が多いと有利(一部抽選) |
マネックス証券 | 50社 | 100%完全平等抽選 |
楽天証券 | 11社 | 100%完全平等抽選(申込数上限あり) |
ライブスター証券 | 3社 | 100%完全平等抽選 |
GMOクリック証券 | 1社 | 100%完全平等抽選 |
DMM株 | 2019年より開始 | 100%完全平等抽選 |
筆者の場合はSBI証券と楽天証券をメインで使っているため、基本的にSBI証券でIPO投資に申し込みを行なっています。
SBI証券の場合は、IPO投資の抽選に外れるとIPOチャレンジポイントをもらえます。IPOチャレンジポイントは、次回のIPO投資の申し込み時に利用することができ、このポイントを使うとIPOの抽選に当たりやすくなる仕組みです。
したがって、今後も継続的にIPO投資に参加しようと考えている方は、SBI証券に口座開設をしておくと色々と便利かとは思われます。ただし、上述した株式投資型クラウドファンディングとは異なり、確実に投資ができる訳ではありませんので、その点は注意が必要です。
筆者もなんどもIPOに申し込んではいるものの、なかなか当選できていない状態です。それと、IPO投資の場合も少なくとも10数万円程度の元手が必要になることも多いため、最初の投資額に関しては株式投資型クラウドファンディングのファンディーノとあまり変わらないとも言えるでしょう。
(2019年追記)SBIネオモバイル証券でひとかぶIPOが開始
ちなみに、2019年からは『SBIネオモバイル証券』でひとかぶIPOのサービスが始まりました。
通常は100株単位などで申し込む必要があるため、それなりの資金力が必要でしたが、ひとかぶIPOであれば、本当に数百円や数千円で申し込みが可能です。SBIネオモバイル証券は、月額220円で国内株式約定代金の月間合計額50万円まで取引し放題です。
さらに毎月200ptのTポイントをもらうことができ、そのTポイントを使って株式やロボアドバイザーに投資をすることができます。
筆者もSBIネオモバイル証券では、余ったTポイントを使って積極的に日本の個別株に投資を行なっています。今後はひとかぶIPOにも参加してみようかと考えていますので、まずは少額から投資を始めたいという方には、SBIネオモバイル証券がもっともおすすめです。