ユーザー数30万人以上のロボアドバイザーのウェルスナビ(WealthNavi)は、近年様々な金融機関と提携してサービスを提供しています。
もともとSBIグループがウェルスナビ株式会社に出資していたこともあり、以前よりウェルスナビはWealthNavi for SBI証券を提供していました。
ですが、近年はネット銀行のイオン銀行でも、同様にウェルスナビのサービスを利用できるようになりました。
筆者は長期割などの手数料割引があるため、公式サイトのウェルスナビで資産運用を行っていますが、今回はそんな「WealthNavi for イオン銀行」の口コミをご紹介します。
筆者はイオン銀行の口座を保有しているもののウェルスナビは公式サイトから利用
なお、筆者はイオン銀行の口座も保有していますが、ウェルスナビは公式サイトから直接口座開設をしています。
長期的な手数料割引があるのと、イオン銀行以外の口座も利用したいからです。上記は実際の筆者の運用レポートですが、筆者の場合は10万円の資産が開始2ヶ月で106,600円以上に成長しました。
国際分散投資をしてリスクを低減しつつ、高いパフォーマンスを出してくれるウェルスナビに驚きましたので、このまま積立投資で放置していこうと考えています。
WealthNavi(ウェルスナビ)とWeatlhNavi for イオン銀行の違い
まず通常のWealthNaviとの大きな違いですが、WealthNavi for イオン銀行の場合は、事前にイオン銀行の銀行口座を保有しておく必要があります。
イオン銀行の銀行口座が必要
イオン銀行の口座を保有している人であれば、スムーズにWealthNaviに口座開設できる点が特徴です。
逆に、イオン銀行の銀行口座を保有しておかないと、WealthNavi for イオン銀行を利用することができません。通常のWealthNaviであれば、イオン銀行以外の銀行口座にも当然対応していますが、WealthNavi for イオン銀行の場合は、まずはイオン銀行の口座開設が必要になります。
手数料の長期割引がない
また、公式サイトからの口座開設では得られるメリットである、手数料の長期割引がありません。
公式サイトから口座開設を行えば、長期の資産運用で50万円以上なら0.01%ずつ、200万円以上なら0.02%ずつ、最大0.90%まで手数料が割引になりますが、WealthNavi for イオン銀行にはこちらの優遇がありません。
そのため、手数料の優遇を受けたい方は、公式サイトから口座開設をした方がお得です。
イオン銀行のキャッシュカード一体型のイオンカードセレクトはめちゃくちゃ便利
ただし、イオン銀行自体は良いサービスで、メガバンクなどよりも普通預金金利が高かったり、ATMや振込手数料などがお得であったりと、大変使い勝手が良いネットバンクです。
筆者はイオン銀行を利用するために、イオン銀行のキャッシュカードが一体型になったクレジットカードのイオンカードセレクトを保有して利用しています。
イオンカードセレクトは、イオン銀行のキャッシュカードに加えて、電子マネーのWAONも利用できます。ですので、1枚のカードでクレジットカード・キャッシュカード・電子マネーの3つの役割を果たしてくれます(ただし、引き落とし口座はイオン銀行の口座に限られます)。
イオンカードセレクトは年会費・入会金も無料のクレジットカードです。そのため、よくイオン系列のお店を利用する人にとってはポイントが貯まりますし、1枚財布にあると便利なクレジットカードです。
WeatlhNavi for イオン銀行にメリットはあるの?
上述の通り、イオン銀行自体はメリットのある銀行口座です。ですが、WealthNaviと比べてWealthNavi for イオン銀行にメリットがあるかというと、そんなにないかなというのが感想です。
と言いますのも、通常のWealthNaviであればイオン銀行の口座を保有していなくても、下記のようなさまざまな銀行が利用できるからです。
もちろんすでにイオン銀行の口座を保有していて、そのまま連携してウェルスナビを使いたいという方には、WeatlhNavi for イオン銀行は適したサービスと言えるでしょう。
ただし、一生涯自分がイオン銀行をメインバンクとして利用し続けるかどうかはわかりませんし、今後イオン銀行以外を使ってウェルスナビで資産運用をしたくなる時が来るかもしれません。そう考えると、イオン銀行自体は口座開設をして保有しておくのは良いとしても、ウェルスナビはウェルスナビで別に口座開設をしておいた方が無難です。
最初からさまざまな銀行を使える状態にしておいた方が、長い目で見ると良いかなというのが筆者の所感です。また、何か新しい機能がウェルスナビに追加された際に、最初にアップデートされるのは本家のウェルスナビですので、その点でも本家に口座を保有しておくとメリットがあります。
WealthNavi for イオン銀行はサービス面で違いがある訳ではない
WealthNaviもWealthNavi for イオン銀行も、サービス面で特段の違いがある訳ではありません。両方とも、手数料は預かり資産残高に対して年間1%程度です(預かり資産3,000万円超で0.5%)。
WealthNaviのサービス自体は、6〜7つのETFを通じて、約50カ国11,000社以上に国際分散投資を行うサービスです。ほったかしの資産運用で、資産のリバランスや税金の最適化も自動で行ってくれます。
ユーザーとしては、最初にリスク許容度5段階のうちから自分にあったプランを選び、銀行口座から資金を入金すれば、あとはWealthNaviが完全にお任せで資産運用をしてくれます。
また、WealthNaviを実際に始める前には数年や数十年単位の資産運用のシュミレーション(無料診断)を行うこともできますので、長期的な資産形成のイメージを掴みやすいのが特徴です。
WeatlhNavi for イオン銀行のポジティブな口コミ
今月分のウェルスナビ(大学費用)の入金完了。
後4ヶ月(9月~12月)は毎月5万円の手動入金を続けます。来年1月以降は毎月2万円を積み立てます。ただ、毎月の収入からではなく、既にある200万円から移行させるだけなので完全放置です。200万円はイオン銀行(シルバー)の年率0.1%で微増させます。 pic.twitter.com/gQnKAhTQ58
— 守銭道@マネーブロガー (@shusendo_info) 2018年8月5日
イオン銀行でウェルスナビに10万入金すれば500電子WAONポイントがもらえるっぽいんだけどウェルスナビやりたいけどWAONポイント今ほぼ使わないしなぁ…そこらに嫌になるほどイオンあるっちゃあるけど┐(´д`)┌
— 尼@ポイ活の勉強用垢 (@ari0826xoxo) 2019年2月27日
SNS上の口コミも確認して見ると、実際にイオン銀行の口座を保有している方は、そのままウェルスナビを利用されているようです。
また、他のウェルスナビの良い点としては、定期的にキャンペーンなどが行われている点です。すでにイオン銀行に口座をお持ちの方は、WAONポイントを貯めるチャンスなどがあったりもします。
WeatlhNavi for イオン銀行のネガティブな口コミ
WealthNaviは本家サイト以外に、「for SBI証券」や「for イオン銀行」等、証券会社や銀行と連携したものがあります。
メリットは、開設の手間が少ない(身分証明書提出不要)
デメリットは、長期割りがない(現時点で予定もされてないとのことです)#WealthNavi#ウェルスナビ#ロボアドバイザー
— Ryoma@資産運用1年生、息子育児 (@yuki_com_com) 2019年1月15日
ウェルスナビ、イオン銀行とも提携しているのですね。サービスの裾野がどしどし広がっていきそうです。一方でウェルスナビの課題は、積立の日付を選べないこと。結果的に長期で見ると月初の高値づかみが多くなるという懸念も。何故金融商品の購入日を月初にしたのか、その理由を聞いてみたいです。 https://t.co/ccVt7t9arR
— さかえる🏝ど安定捨てて島移住 (@sakaeruman) 2018年3月8日
一方でデメリットとしては、通常のウェルスナビでは利用することができる手数料の長期割のサービスがない点です。ウェルスナビを使って長期的に資産形成をしていきたいと考えている方にとっては、手数料は非常に大切な項目です。
今後コツコツと資産を積み立てていく場合、0.1%の手数料の差は非常に大きくなっていきます。特に日々の仕事が忙しかったりして、資産運用にそこまで時間を割けない方などにとっては、自動積立で資産を増やしていけるのは便利です。
そのような方の場合は、ウェルスナビの公式サイトから無料の口座開設をして、そちらで資産運用を始めた方が手数料面でもお得になりますのでおすすめです。