ファイナンシャルアカデミーが主催する、投資信託スクールの口コミです。投資信託スクールは、東京の新宿で無料体験会を実施しています。
筆者もファイナンシャルアカデミーの定番講座である「お金の教養講座」の無料体験会に参加したことがありますが、特にしつこい勧誘などは一切なく、資産運用の初心者にとっても分かりやすいセミナーでした。
これから投資信託について学んでみたい初心者の方などは、まずは実際に投資信託スクールの無料体験会に足を運んでみるのも一手かと思います。
ファイナンシャルアカデミーとは?
まず、ファイナンシャルアカデミーは、東京・大阪・ニューヨーク・インターネットで、お金の教養が学べる総合マネースクールです。
ファイナンシャルアカデミーの創業は2002年で、アドバイザリーボードには著名人が名を連ねており、現在までに延べ47万人以上の方が受講しています。
提供しているコースには、投資信託スクール以外にも、お金の教養スクール、株式投資スクール、不動産投資スクール、外貨投資・FXスクール、定年後設計スクールなど、幅広い種類があります。
そのため、お金の貯め方や使い方といった身近な生活のお金から、会計、経済などの学問的視点、株式投資や不動産投資などの資産運用まで、独自のカリキュラムで体系的に学ぶことができます。
筆者も実際にファイナンシャルアカデミーの無料体験会に参加したり、有料のコースを受講したことがありますが、完全に中立的な立場から情報提供をしてくれる点が大きなメリットだと感じています。
特定の金融商品を押し売りすることもなく、しつこい勧誘もありませんでしたので、初心者にはおすすめです。
投資信託スクールのカリキュラムの詳細
ファイナンシャルアカデミーの投資信託スクールのカリキュラムは、かなり体系的に整備されています。
下記のカリキュラム内容を確認してみると、初心者が知識ゼロから投資信託について理解するためには十分な内容となっていると言えるでしょう。
投資信託の仕組み
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投資信託の基本
- 投資信託は資産形成への強力な武器
- 投資信託とは
- 投資信託の「価格」はこうして決まる
- 投資信託のリスク
- 投資信託会社の仕事
- 受託銀行の仕事
- 販売金融機関の仕事
- ファンドマネージャーの1日
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投資信託の分類
- 投資信託の分類の全体像
- 追加型と単位型
- 国内と海外
- 株式と債券
- アクティブ運用とパッシブ運用
- 上場投資信託と非上場投資信託
- 公募型と私募型
- 分配型と無分配型
投資対象別に見た投資信託の種類
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投資信託の種類(株式・公社債)
- 国内株式型投資信託
- 外国株式型投資信託
- 外国債券型投資信託
- 公社債型投資信託
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投資信託の種類(ハイブリッド型・特殊型)
- バランス型投資信託
- コモディティ型投資信託
- 選択型投資信託
- ブル・ベア型投資信託
- ターゲットイヤー型投資信託
投資信託の選び方
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投資信託の選び方
- 投資信託の本数は6,000本超
- 自分の保有資産を把握する
- 運用期間を調べる
- 純資産総額の水準、資金純増減で選ぶ
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さらに高度なスクリーニング法
- コストの内訳を理解する
- アクティブ型とパッシブ型の違いを理解する
- 自分が許容できるリスクを決める
実力を知るために欠かせない指標
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基本的な指標
- 騰落率
- 売買高比率
- ベンチマーク
- トラッキングエラー
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リスクを把握するための指標
- 標準偏差
- シャープレシオ
- インフォメーションレシオ
- デュレーション
ETFの仕組みと賢い活用方法
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ETFの仕組み
- ETFの仕組み
- ETFの種類と調べ方
- 知っておきたい主なインデックス指数
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ETFを賢く選ぶ
- 日々の取引高をチェックする
- 乖離率をチェックする
- 投資スタイルに合わせた活用法
REITの仕組みと賢い活用法
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REITの仕組み
- 不動産投資とREITの違い
- J-REITの種類と特性
- REITファンドとETF
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J-REIT投資のポイント
- 分配金利回りをチェックする
- 格付けの有無と水準をチェックする
- NAV倍率・FFO倍率で割高・割安を把握する
投資信託の購入方法と制度
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投資信託を買うまでの手続き
- 販売金融機関に口座を開設する
- 100円から買える投資信託もある
- 投資信託の購入単位
- 注文の締切時間について
- 約定日と受渡日
- 投資信託にかかる税金
- 非課税講座の有効活用
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投資信託の書類
- 目論見書の書き方
- 運用報告書
投資信託で大きな資産を形成する
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投資信託で資産を増やす
- 投資信託は長期保有が鉄則
- 積立投資の効果
- 資産クラス分散を上手に行うために必要なこと
- 定期的にリバランスする
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投資信託をさらに活用するコツ
- 信託期間の長いファンドを選ぶ
- 分配金を受け取るか再投資に回すか
- 為替ヘッジについて考える
- ゴールを設けて運用する
- 信じて託す
上記のカリキュラムを踏まえて、投資信託スクールを受講するメリット・デメリットを整理してみます。
投資信託スクールを受講するメリット
まず、投資信託スクールを受講するメリットには、下記が挙げられます。
- 知識ゼロから投資信託を理解できるようになる
- 自分で投資信託を選べるようになる
- 銀行員や証券マンに騙されなくなる
- 中立的な立場の企業から投資信託について学べる
最後の「中立的な立場の企業から学べる」というのは、実はとても重要です。
例えば、証券会社なども投資信託の無料セミナーを開催していますが、基本的にセミナーの目的は参加者に投資信託を購入してもらうことです。ですので、もちろん基礎的な投資信託の知識を得ることはできるのですが、完全に中立ではありません。
一方、ファイナンシャルアカデミーは総合マネースクールですので、受講生にきちんと投資信託の知識をつけてもらって、投資で成功してもらった方が、スクールにとっても良いのです。ですので、受講生とスクールとがWin-Winの関係になっている点が、この投資信託スクールの良い点と言えるでしょう。
投資信託スクールを受講するデメリット
一方で投資信託スクールを受講するデメリットは、お金がかかるという一点につきます。
- WEB受講コース:158,000円(税別)
- WEB+教室受講コース:188,000円(税別)
しかしながら、数百万円〜数千万円を投資信託で運用することを検討している場合、何も知識もないまま投資をしてしまっては、数百万円を損してしまう可能性もあります。
そのため、あらかじめ10数万円程度の勉強代を払って、そのような損失の可能性を低くすると考えれば、本コースは大きなリスクヘッジになります。また、無料体験会は文字通り無料です。
ですので、まずは内容を詳しく知りたいという方は、投資信託スクールの無料体験会のみ参加するのも一手です。
投資信託スクールの受講が向いている人と向いていない人
ファイナンシャルアカデミー公式サイトには、下記のような方がおすすめと記載されています。
- 投資信託で2,000万円以上貯めたい人
- NISAやiDeCoを活用して効率的に資産を作りたい人
- 数ある投資信託から優れた数本を選ぶコツを知りたい人
- 自分に合った最適なポートフォリオを作りたい人
- ETFやREITなどを上手く活用したい人
- 少額の積立で大きく資産を築きたい人
これをもう少し噛み砕いてお伝えすると、基本的には老後に向けて資産運用でお金をためておきたい方、元手数百万円〜数千万円程度を運用したい方に向いていると言えるでしょう。
投資信託について学ぶのが面倒な場合はロボアドバイザーの利用がおすすめ
一方で、「投資信託について学んで自分で選ぶのすらめんどくさい…」という方には、完全お任せの資産運用が可能な、ロボアドバイザーを利用する方が適しているでしょう。
例えば、今では簡単な6つの質問に答えるだけで、コンピューターが最適な資産運用のポートフォリを提案してくれる、ロボアドバイザーのウェルスナビ(WealthNavi)があります。
ウェルスナビであれば、口座開設(無料)をして、お金を入金すれば、自動的に国際分散投資をしてくれて、運用資産のリバランスや税金の計算まで、全て自動で行ってくれます。
また、運用の手数料は1%程度ですので、アクティブ型の投資信託を購入するよりも手数料は安くなる可能性が高いでしょう。ウェルスナビの運用実績は全て公式サイトに掲載されているため、会社としての信頼性は高いです。
自分で投資信託についてゼロから学ぶのが大変だと思った方は、資産運用実績のあるロボアドバイザーの利用も検討されてみてはいかがでしょうか。