JPモルガンと提携した仮想通貨ジーキャッシュ(Z-Cash)の将来性は?

ZCASH

仮想通貨Z-CASH(ジーキャッシュ)の高騰が話題になっています。

2016年公開当初は約53万円だった価格は一時期4,000円代で推移していたものの、2017年5月に世界的な銀行である「JPモルガン」との提携ニュースが発表されたことで、価格が暴騰し4万円代に突入しました。

こちらのニュースはZcashに使われている「ゼロ知識証明」という暗号化技術を、JPモルガンのエンタープライズ向けセキュリティの「Quorum(イーサリアムのスマートコントラクトを基にしたブロックチェーンプラットフォーム)」に取り入れるという内容でした。

その後Zcashの価格は落ち着いて再び2万円代を推移していましたが、2017年9月に韓国の大手仮想通貨の取引所「Bithumb」がZ-CASHの取り扱いを開始したことで、再び価格は4万円代まで急騰しました。

4,000円代で購入しておけば1年以内に10倍にもなっている「Z-CASH」ですが、日本の仮想通貨の取引所では「コインチェック」でのみ購入が可能です。

Z-CASHの特徴やポイント

まず、Z-CASH(ジーキャッシュ)は「プライバシー」に重きを置いている仮想通貨です。

ビットコイン以外の仮想通貨は「アルトコイン」と呼ばれていますが(一部では冗談交じりに「シットコイン」と呼ばれるものもありますが)、Z-CASHはアルトコインの一種です。

特徴としては、コインの送信者、コインの受信者、コインの送金量(価値)のどれもが秘匿される点です。そしてこの特徴の実現のために「ゼロ知識証明」という技術が使われています。

こちらに関しては、例えば「ビットコイン」の場合は、ビットコインの送信者のアドレス、ビットコインの受信者のアドレス、ビットコインの送金量、そのどれもがブロックチェーン上に記述されてしまいます。

誰でも下記の「Blockchain.info」などで、ビットコインのトランザクションは確認することができてしまうのです。

もちろんそのビットコインのアドレスの「保有者」が、現実世界で誰なのかはわかりません。ですが、言ってしまえば世界中の人々に自分のビットコイン残高を公開している状態になります。従って、このような状態を嫌がり、プライバシーを重視した暗号通貨を使いたい人も中にはいるというのは頷けます。

また、匿名系の仮想通貨として有名な「DASH」の場合でも、コインの受信者や送金量は分かってしまいますので、完全に匿名という訳ではありません。ですので、それらの仮想通貨と比べても、「Z-CASH」はより秘匿性が高い匿名系の仮想通貨と言えるでしょう。

Z-CASHの基本情報から考えられる将来性

ZCASH
出典:公式HP

  • 通貨単位:ZEC
  • 最大供給量:21,000,000 ZEC
  • システム:Proof of Work
  • アルゴリズム:Equihash
  • ブロックタイム:2.5分
  • 公開日:2016年10月28日

Z-CASHはビットコインと同じく「Proof of Work」を利用していますが、アルゴリズムは「Equihash」という独自のアルゴリズムを利用しています。

ブロックタイムもビットコインの約10分から2.5分に変更しており、ブロックサイズの上限もビットコインの1MBから2MBに引き上げるなど、異なるアプローチをとっている部分がいくつかあります。

Z-CASHの半減期について

また、Z-CASHにはビットコインと同じく「半減期」があります。こちらは4年(または840,000ブロック)ごとに、当初12.5ZECであるマイニング報酬が、4年ごとに「6.25→3.125→1.5625」のように半減していくというものです。

そして実は「半減期」を持つ仮想通貨(ビットコイン・ライトコインモナーコインなど)は、この「半減期」が到来する度にその価格は約2倍以上に上昇しています。

ビットコインの場合は2016年7月に半減期を迎えましたが、大体2016年5月ごろから上昇が始まっています。また、ライトコインは2015年8月に半減期を迎えましたが、こちらも大体2015年6月頃から上昇が始まっています。

つまりは半減期の2~3ヶ月前から仕込んでおくというのは、一つの仮想通貨の投資戦略として考えられるということです。

ファウンダー報酬について

また、仮想通貨「Zcash」を生み出したZcash Company(ZCC)には、ステークホルダーが存在します。ステークホルダー達は最終的なZcashマネタリーベースの10%の報酬を受け取る形となっています。

  • 投資家:1.65%
  • 創設者・従業員・アドバイザー:5.72%(内、Zcash Companyの「戦略的予備金」が1.19%、「Zcash財団」が1.44%)

Zcashの公式HPによると、こちらの「戦略的予備金」の資金は、Zcash Companyの価値を高めるための新しいプロジェクトに投入されます。

また、「Zcash財団」の資金は、ユーザーの利益のためにZcashプロトコルを維持管理し、変革するために使われるとのことですので、この報酬システムに対しては若干の留意が必要です。

なお、このZcashの「投資家」陣には、著名VCやビットコインエンジェル投資家のロジャーバー、コインベースの共同創業者などの著名人が多数参画していますので、期待値は高いプロジェクトであることは間違い無いでしょう。

また、アドバイザー陣には「イーサリアム」のファウンダーであるビタリク・ブリテンなどが付いています。「イーサリアム」も今後のアップデートのために、ジーキャッシュのチームと提携してプライバシーの技術を取り入れる予定とのことですので、この点も注目に値するでしょう。

Z-CASHの購入場所は?

コインチェック

以上となりますが、そんな「Z-CASH」を日本円で直接購入することができるのは、日本の仮想通貨の取引所では、大手仮想通貨の取引所である「コインチェック」のみです。

また、コインチェックでは、若干手数料は高くなりますが、クレジットカードでも「Z-CASH」の購入が可能ですので、Z-CASHに興味が湧いた方は一度購入してみても良いでしょう。

仮想通貨の取引所「コインチェック」の特徴や信頼性、メリットやデメリットはこちら

資産運用を学ぶ方法